後編です。読み始めるときは前編からどうぞ。
KP1「では、そこに別の部屋があることを天原は確認できるだろう。8畳ぐらいの広さで、
薄暗い部屋だ。そして、その奥には明かりで満たされた1.5畳ぐらいの小さな部屋
がある。明るい部屋が見えることからも察せられるかもしれないけれど、二つの
部屋の間には壁も扉もない状態だね。
そして、暗い部屋では、灰色がかった白色の2mぐらいの油っぽい塊が三つほど、
部屋の隅でもぞもぞと動いていた。よく目を凝らしてみれば、それは片手には鋭い
槍を持っていて、目のないヒキガエルに似たあいまいな形の鼻面の先にピンク色の
振るえる触手がかたまって生えていた。
……それらはこちらに気付いたのだろう。ゆっくりと、窓に近づいてきた」
KP2『神話生物・ムーン=ビーストの目撃によりsanチェック。0/1d8』
PL1「成功すれば0だが、失敗した時の値が危険だな……」
天原 sanチェック 51/37 → 成功
KP1「減少無しだね。それで、この後はどうする? ちなみに、ムーン=ビーストは窓を
割るそぶりは見せないよ」
PL1「隣の部屋に化け物がいると三人に伝えるとして……竜崎にこの部屋を見せても
良いか?」
PL3「構わんが」
PL2「とりあえず理由だけ聞かせてもらっても良い?」
PL1「<投擲>で粉を投げ続けることであの神話生物を倒したい。……効かない可能性も
あるが、一度は試しても良いだろう。効けば効果は絶大だからな。効かなければ
……竜崎を投入するしかないが」
PL4「それで<投擲>が高く、かつsanがまだ危険域ではなさそうな竜崎か」
PL1「そういうことだな。それで倒せれば後は探索し放題だ」
PL2「できるだけそういうのは避けたいんだけど、そういうのは今回は無理そう……か?」
PL1「少なくともこの部屋に、脱出に直接つながるような情報は全く無かったからな。
……そんなところに、あの明るい小部屋だ。調べに行けと言われているようなもの
だろう」
PL4「見逃している情報がある可能性もあるが……先に、赤ん坊のいた部屋全体に<目星>
でもしてみるか? それで何もなければ竜崎に覗いてもらう、という形にするのは」
PL1「分かった。情報がより入るというなら、それに越したことはないからな」
KP1「そういうことなら、全員で<目星>をしてもらって、成功の数で情報量決めようか」
天原 目星 84/41 → 成功
黒羽 目星 66/28 → 成功
竜崎 目星 46/65 → 失敗
津木 目星 31/54 → 失敗
KP1「二人成功なら……まず、天原は、蛍光灯から緑色の紐が垂れていることに気付く。
天原が赤ん坊の死体から回収した物に似ているように感じるだろう。あ、これの
正体について確認する? するとしたら、<博物学>か<電気修理>だよ」
PL1「蛍光灯から紐の回収はするとして……その後に<電気修理>だな」
天原 電気修理 10/100 → 失敗(ファンブル)
PL1「ここで100ファンだと……!?」
KP1「え、えっと……一応、以前回収したものと同じものは回収できてる、ということ
にするけど……ファンブル処理、どうしよう?」
KP2『……天原は、これを使えないってことにするとか?』
KP1「そう、だね、そうしようか。勿論、正体についても天原分からない」
PL1「それは仕方ないな」
KP2『黒羽の方に移るけど、黒羽は、この部屋に入るときに開けた扉が開けっ放し
になっていることに気が付いた』
PL2「開けっ放しってことは……近付いて閉めてみる」
KP2『閉めると、扉の部屋側の面に絵がかいてあることが分かる。四角いものに何かが
刺さっていて、その刺さっているものから紐が伸びている。さらに、その紐の
先に、マッチで火をつけようとしている。そんな絵。
<博物学>か<電気修理>に+30で振ってみて』
PL2「んー……ここは<博物学>でもやってみよっか。成功確率変わるもんじゃないけどさ」
黒羽 博物学 40/94 → 失敗
PL2「……2連ファンブルにならなくて本当に良かった」
PL1「まったくだな」
PL4「しかし……出てきた情報のどれも、出口については全く触れないものだな」
PL3「明るい部屋とやらに行く他無いんだろう。窓を覗くぞ」
KP1「どうぞ。ムーン=ビーストを見たことで、0/1d8のsanチェックだよ」
竜崎 sanチェック 49/31 → 成功
PL3「……窓は割ってもいいんだな?」
PL1「あぁ、割ってくれ。その前に、津木と黒羽は少し下がっておいた方が良いな」
PL4「……いや、やはり、津木も<投擲>を行うべきではないか? 神話生物は三体いるん
だろう。一人で全て処理するのは無理があるように思うんだが」
PL2「そのsan値で大丈夫か?」
PL4「失敗で1d8なら、最大値を出さなければ不定には入らない、はずだが……」
PL1「この後にsanチェックがある可能性もあるんだが」
PL4「……だが、保険は一つでも多い方が良いだろう?」
PL2「まぁ、見るんだとしたら、窓が割れてない今だろうけどさ」
PL1「……最大値は出すなよ?」
PL4「善処しよう」
KP1「あ、見る方向で決定? じゃあ、0/1d8のsanチェックどうぞ」
津木 sanチェック 36/77 → 失敗
1d8 → 1
san値 36 → 35
PL2「おぉ、最低値」
PL4「これで津木も<投擲>を行えるな」
PL1「そうだな。なら、距離を取るのは黒羽だけか」
PL2「そういや天原は傍にいるんだな」
PL1「流石に技能値が低いから<投擲>はやらないが、もしも二人が投げる粉が切れた時、
傍から今持っている分を差し出す程度はしようかと思ってな」
PL2「あ、じゃあ、黒羽が持ってるやつも渡しとこうか」
PL4「二つは持っておいた方が良いんじゃないか? 残り二つを津木と竜崎に渡して
くれれば良いだろう」
PL1「それなら天原の物からも、竜崎と津木に一つずつ渡しておくか」
PL3「となると、竜崎と津木は6回分粉を持っていることになるのか」
PL4「それだけ全て使うことはないと思いたいが……」
PL1「これで事前準備は終わりか。……本当は、『爆発する粘土』とやらを使えれば
良いんだろうが、ことごとく技能が失敗したからな。使うための情報がほぼない」
PL2「誰も<博物学>とか<電気修理>とか持ってなかったもんな」
PL4「今更嘆いても仕方のない話だ。そろそろ窓を割るか」
PL3「分かった。<キック>と<マーシャルアーツ>で窓ガラスを割る……で良いのか?」
KP1「うんうん、大丈夫だよ」
竜崎 キック 90/75 → 成功
マーシャルアーツ 85/46 → 成功
ダメージ 1d6×2+1d4 → 2×2+4 → 8
KP1「じゃあ、窓は粉々に砕け散ったよ。さて、戦闘に入ろう。
初手はムーン=ビースト側からの行動は無し。それでも、<回避>は1ラウンドに
一回だけ行なうよ」
KP2『行動順は一応、津木→黒羽→天原・竜崎、としてもらおうと思うけれど、天原と
黒羽は現状待機だから、基本は津木→竜崎の順で。待機中の二人は、やりたいこと
があったら宣言する形で』
PL1「分かった」
PL2「同じく」
KP1「それで、津木はどうする?」
PL4「ムーン=ビーストに粉を投げる、が……三体いるんだろう。識別はA、B、C、と
いう形にしておくか?」
KP1「そうだね、分かりやすいしそれが良いと思うな。それで、津木はどの
ムーン=ビーストを狙うのかな」
PL4「Aにしておくか」
津木 投擲 80/53 → 成功
2d6 → 6
KP1「じゃあ、回避振ろうかな」
A 回避 ??/?? → 失敗
KP1「……失敗だね。Aは6ダメージを食らうよ」
A HP ?? → ??
KP2『けれど倒れる様子はない』
PL4「……やはり津木も粉を投げる側に入って正解か?」
KP1「次は竜崎だけど、やっぱり粉?」
PL3「そうなるな。隣の部屋に乗り込んで、<キック>と<マーシャルアーツ>で攻撃した
方が、ダメージが大きくなる可能性があるんだが……どうせ止めるんだろう」
PL2「そりゃ勿論」
PL1「相手の数を考えれば当然だな」
PL3「……<投擲>で粉を投げるぞ。対象はAだ」
KP1「Aは一度回避してるから、成功したら命中だね」
竜崎 投擲 90/32 → 成功
2d6 → 7
A HP ?? → ??
KP2『よろめいているけれど、倒れる気配はまだない』
PL1「この時点でHP14以上が確定か」
PL4「それがあと二体いるというのだから恐ろしいな」
KP1「さて、二人の行動が一階ずつ終わったから、これからはムーン=ビーストも動いて
くるよ」
KP2『行動順は、A・B・C、津木→黒羽→天原・竜崎』
PL3「敵のDEXは10か」
KP1「というわけで、最初に行動するのは誰か決めるよ。今回も1d100で、出目が高い方
から先でいいかな」
PL4「了承した。が、これで最後になったら危険な気しかしないな……」
津木 1d100 → 48
A 1d100 → 74
B 1d100 → 72
C 1d100 → 55
PL4「…………そうか最後か」
PL2「……頑張れ?」
KP1「行動順決まったからさくさく行くよ。まず、Aからだけれど……窓の近くには天原、
竜崎、津木がいる、ってことで良いんだよね?」
PL1「あぁ、そうだろうな。竜崎と津木は粉を投げるために近くにいざるを得ないし、
天原はその傍で待機している」
KP1「うん、分かったよ。なら……」
A 1d3 → 1(天原)
KP1「Aは天原の方に手を伸ばしてくるよ。<回避>する?」
PL1「当然だな……成功の見込みはほぼないが」
天原 回避 30/97 → 失敗(ファンブル)
PL1「……これは……終わったか?」
KP1「まだ終わらないよ。Aが伸ばしてきた腕に掴まれて、隣の部屋に引きずり込まれた
だけだから。まぁ、ファンブルだし、攻撃して来たらちょっとダメージ上乗せする
つもりだけど」
PL1「……終わったな?」
KP2『BとCの行動次第』
KP1「というわけで、Bの行動だよ」
B 1d2 → 1(窓際の相手を引きずり込む)
KP1「ふむふむ……じゃあ」
B 1d2 → 2(津木)
KP1「Bは津木の方に手を伸ばしてくるよ」
PL4「<回避>!」
津木 回避 65/58 → 成功
KP1「成功なら、津木はどうにかBの手から逃れることができたね。続いてCの行動だ」
C 1d2 → 2(部屋の中の探索者への攻撃)
KP1「あぁ、そっち行っちゃうか……」
C 槍 ??/?? → 失敗
KP1「うん、想定内。Cは天原に槍を向けたけれども、その攻撃は当たらなかった」
PL1「……当たった時が怖いな。どれほどダメージが来るか分からない」
PL2「その場合は黒羽が<応急手当>しに行けたらいいのかもしんないけど、行ったら発狂
する可能性あるんだよなぁ……やっぱ黒羽も先にsanチェックしとくべきだった?」
PL4「それはまだ何とも言えないな。……それで、津木の手番だな? <投擲>で粉を
投げるぞ。対象はAだ」
津木 投擲 80/53 → 成功
2d6 → 8
KP1「Aの<回避>」
A 回避 ??/?? → 失敗
KP1「失敗だね。ダメージを食らうよ」
A HP ?? → ??
KP2『Aは倒れた』
PL4「まずは一体か」
KP1「黒羽はどうする? 色々あったけど、待機続行?」
PL2「……まぁ、今行ってもなー。怪我したって呼んでくれたら行く感じで」
KP2『それなら天原と竜崎の行動だけれど、まずは1d100をどうぞ。高い方が先だよ』
天原 1d100 → 48
竜崎 1d100 → 100
PL1「お前……ここで100を引くのか」
PL2「何が何でも先に動くって感じだな、これ」
PL3「竜崎は粉を投げるぞ。対象はBだ」
竜崎 投擲 90/1 → 成功(クリティカル)
PL2「お前何なの? 100の後に1って何なの?」
KP1「クリティカルで、しかも1か……最大値いく?」
KP2『それでいいんじゃないかな。Bの<回避>無しでもいいと思うけど』
KP1「両方は流石にやりすぎかな……ナタクはどっちが良い?」
PL3「最大値だな」
KP1「うん。じゃあ、Bの<回避>いこうか」
B 回避 ??/?? → 失敗
KP1「普通に失敗したね。Bは12ダメージくらうよ」
B HP ?? → ??
KP2『まだ倒れない』
PL1「HP14以上が確定しているからな。天原は元の部屋に戻るぞ」
KP1「DEX対抗かな。35以下で成功だよ」
天原 DEX対抗 35/28 → 成功
PL1「成功しただと……!?」
KP1「おめでとう。天原は赤ん坊がいた部屋に戻れたね」
KP2『3ラウンド目に入る。行動順は先ほどと同様。ただしAが戦闘不能になったから、
B・C・津木→黒羽→天原・竜崎。まずはB、C、竜崎で行動順決定をしてもらう』
KP1「1d100どうぞ。出目が高い順だよ」
津木 1d100 → 45
B 1d100 → 3
C 1d100 → 18
KP1「ここでそんな出目出してもなぁ……」
PL4「今回は津木からだな。Bに粉を<投擲>する」
津木 投擲 80/46 → 成功
2d6 → 9
KP1「Bは<回避>するよ」
B 回避 ??/?? → 成功
KP1「あ、成功したね。粉は避けられた。けど……そうだな、<投擲>が失敗したのと同じ
処理にしよう。粉から発せられている光によって、Bは1のダメージを受ける」
HP ?? → ??
PL4「ほう、<投擲>に失敗してもダメージはあるのか」
KP1「ファンブルでなければね。ファンブルの場合は0だよ」
PL1「だが……ここで倒しておきたかったな。これから奴らの行動だぞ」
KP1「そうだね。まずCからだけど、当然、窓の傍の誰かを引きずり込むよ」
1d3 → 3(津木)
KP1「津木だね」
PL4「<回避>する」
津木 回避 65/40 → 成功
KP1「なら、Cは引きずり込むのに失敗した。Bの行動に移るけれど、Bもやっぱり誰か
を引きずり込もうとするね。対象は……」
1d3 → 1(天原)
KP1「天原だね。<回避>?」
PL1「当然だな」
天原 回避 30/85 → 失敗
KP1「失敗、と。天原はまた引きずり込まれるね」
PL1「二度目か……」
KP2『黒羽は待機?』
PL2「だな」
KP2『なら、天原と竜崎の番。1d100で出目の高い方が先になる』
天原 1d100 → 23
竜崎 1d100 → 50
PL1「天原と竜崎の1d100は止めないか? 竜崎先行でいいだろう、もう」
KP1「そういうわけにはいかないんだよね。そうしたい気もするけどさ……」
PL3「竜崎はBに粉を<投擲>だな」
KP2『Bは<回避>してるから、成功したらダメージは自動で入る』
竜崎 90/33 → 成功
2d6 → 5
B HP ?? → ??
KP2『Bは倒れた』
PL1「残りはCだけか……天原はまた戻るぞ」
KP1「それならまたDEX対抗だね。35以下で成功だよ」
天原 DEX対抗 35/43 → 失敗
PL1「さっきは成功したから、今回も行けるかと思ったんだが」
PL2「35は十分低いからなー」
KP1「さて、4ラウンド目に入るよ」
KP2『Bも戦闘不能になったから、行動順は、C・津木→黒羽→天原・竜崎』
KP1「津木とCで1d100だね」
津木 1d100 → 33
C 1d100 → 76
KP1「Cが先だね。Cの行動を決めるよ」
1d2 → 2(部屋の中の探索者への攻撃)
KP1「どうもCは殺意が高いっていうか……Cは天原に攻撃だね」
C 槍 ??/?? → 失敗(ファンブル)
KP1「……どうする?」
KP2『Cの<回避>不可にしよう』
PL2「あ、ファンブル?」
KP1「うん、まぁ、そうだね……Cはこのラウンド中<回避>しないよ」
PL4「HPを削る絶好の機会というわけか。津木はCに粉を<投擲>だ」
津木 投擲 80/30 → 成功
2d6 → 4
C HP ?? → ??
KP2『分かってると思うけど一応。まだ倒れない』
PL4「だろうな。黒羽はどうする?」
PL2「待機しとく」
KP1「じゃあ、天原と竜崎で1d100どうぞ」
天原 1d100 → 17
竜崎 1d100 → 71
PL1「予測通りの結果だな」
PL3「そうなのか? 竜崎はCに粉を<投擲>する」
竜崎 投擲 90/71 → 成功
2d6 → 2
C HP ?? → ??
PL3「最小値か」
PL1「天原は赤ん坊の板部屋に戻るぞ」
KP1「DEX対抗35だよ。どうぞ」
天原 DEX対抗 35/78 → 失敗
PL1「どうせなら、これも自動成功にしてくれればよかったんだが」
KP1「それも考えたんだけどね。今回は無しってことにしたよ」
KP2『5ラウンド目。行動順は、C・津木→黒羽→天原・竜崎』
KP1「津木は1d100どうぞ」
津木 1d100 → 55
C 1d100 → 94
KP1「Cからか。Cの行動は、っと……」
C 1d2 → 1(窓際の相手を引きずり込む)
1d2 → 2(津木)
KP1「ムーン=ビースト、竜崎が怖いのかな……さっき最大値引っ張り出してきたし」
PL1「つまり?」
KP1「Cは津木に手を伸ばしてきた」
PL4「<回避>だな」
津木 回避 65/27 → 成功
KP1「Cの手は空を切ったと。津木の番だよ」
PL4「粉の<投擲>だ。対象はC」
津木 投擲 80/11 → 成功
2d6 → 5
KP1「Cの<回避>だよ」
C 回避 ??/?? → 失敗
HP ?? → ??
KP1「失敗したから5のダメージ、と。黒羽は待機だね?」
PL2「だな」
KP2『順番決定。天原と竜崎で1d100どうぞ』
天原 1d100 → 68
竜崎 1d100 → 25
PL1「天原先行だと……!?」
KP1「5ラウンド目にしてようやくか……流石に竜崎も疲れたのかな。それとも、早く
神話生物の傍から離れたくて必死なのかな、天原」
PL1「後者な気がするな。DEX対抗いくぞ」
KP1「部屋からの脱出だね。35でどうぞ」
天原 DEX対抗 35/72 → 失敗
PL1「……今更だが、<こぶし>か何かでHPを削りに行った方が良かったか?」
PL4「それも一つの手だったかもしれないな」
PL3「それをするなら竜崎も乱入して<キック>と<マーシャルアーツ>をしてもいいか?」
PL1「……いや、竜崎はそのまま粉を投げていてくれ。天原も無理はしない」
PL3「分かった。Cに粉を<投擲>するぞ」
KP1「Cは<回避>を既にしているから、成功したらダメージは全部入るよ。どうぞ」
竜崎 投擲 90/83 → 成功
2d6 → 4
C HP ?? → ??
KP2『凄くフラフラしているけど、まだ動ける』
KP1「というわけで6ラウンド目だね」
KP2『行動順は、C・津木→黒羽→天原・竜崎。津木は1d100をどうぞ』
PL4「これで6回目か……手持ちの粉はこのラウンドでもう尽きるな」
PL1「その時は黒羽から受け取れ。天原は行けそうにない」
PL2「だよなぁ……」
津木 1d100 → 85
C 1d100 → 49
PL4「津木が先行だな。当然だがCに<投擲>で粉を投げる」
津木 投擲 80/89 → 失敗
PL4「何!?」
KP1「あ、珍しいね。<回避>は……今回は良いか。1ダメージを食らう」
C HP ?? → ??
KP1「それで、Cの番だけど……ここまで来たらさ、もう、引きずり込む込まないの
話じゃないよね。近場の獲物狙いに行くよね、これ」
KP2『そんな気がする。頭が悪いわけでもないし、その判断はしそう』
KP1「というわけで、Cの番だけど、天原に攻撃するね」
PL1「全力で嫌だと言いたい決定だな」
KP1「まぁ、そう簡単に当たるような技能値じゃないし」
C 槍 ??/?? → 失敗
KP1「やっぱり失敗だね」
KP2『黒羽はどうする?』
PL2「窓の方を見ないように津木の所に行って、粉を一回分渡しときたいんだけど」
KP1「そうだな、窓の方を見ずに行けたかを<幸運>で、見てしまった場合はそこに
ムーン=ビーストが見えたかをもう一度<幸運>で振ろうか。しっかり見るわけじゃ
ないから、見えた場合でも0/1d4のsanチェックにしとくよ」
PL2「じゃあ、<幸運>いくな」
黒羽 幸運 65/73 → 失敗
幸運 65/34 → 成功
KP1「なら、黒羽はうっかりと窓の方を見てしまったけれど、幸いにもその瞬間には
ムーン=ビーストの姿はとらえられなかった。sanチェックは無しで、粉一回分は
無事に津木に届けられたよ」
KP2『続いて、天原と竜崎で1d100』
天原 1d100 → 62
竜崎 1d100 → 78
PL3「粉をCに<投擲>だ」
竜崎 投擲 90/11 → 成功
2d6 → 12
KP1「ここで最大値って、全力で息の根を止めに来てるね? ……一応、<回避>振るよ」
C 回避 ??/?? → 成功
KP1「成功……だけど、成功でも<投擲>失敗時分のダメージはいくことにしてるから、
1ダメージくらうね」
C HP ?? → ??
KP2『Cは倒れる』
PL3「……残りHP1か」
KP1「そういうことだね。これで、ムーン=ビーストは全滅したよ」
KP2『戦闘終了。結構長かった』
PL2「本当になー……あ、赤ん坊の首のタイマーは?」
KP1「15分くらいかな、残りは」
PL1「そんなものか」
PL4「しかし、今回の戦闘で粉を12回分使ってしまったな……ある程度安全に相手を
倒せたのだから良しとしようか」
PL2「相手が多くてHPがちょっと高めだと、やっぱ結構使うんだな。できるだけ量産
はしとくべきだな、うん」
PL1「それで、ムーン=ビーストがいた部屋はもう安全なんだな?」
KP1「少なくとも神話生物の影はもうないね」
PL1「なら、全員ムーン=ビーストの部屋に……そうだな、黒羽は目を閉じて手を引いて
もらう形にした方が良いか。死骸は残っているだろうからな」
PL2「あー、そっか。見たらsanチェック入るしな。なら、赤ん坊を竜崎か津木に預かって
もらって、赤ん坊を渡したのと違う方に手を引いてもらう感じ?」
PL4「なら、赤ん坊は津木が受け取ろう。竜崎が黒羽の手を引いてくれ」
PL3「分かった」
KP1「その状態で隣の部屋に移れたか<幸運>……とかはもういいかな。全員、部屋を
移ったことにしよう」
PL1「黒羽と竜崎はそのまま、明るい部屋の方に行ってもらおうか。天原は部屋を
調べようかと思うんだが」
KP2『それは不要。この部屋にはムーン=ビースト以外何もない』
PL4「それなら、全員で明るい部屋に移動か」
PL2「そうなるよな」
KP1「なら、全員明るい部屋に入ったってことで良い?」
PL1「あぁ。部屋はどんな様子だ?」
KP1「天井に照明があってとても明るいね。<目星>する?」
PL1「しよう」
PL2「黒羽は……後ろ向けないんだよな。元の部屋に死体あるし。その状態で<目星>?」
PL4「そうなるのか」
KP1「天原と竜崎と津木が部屋全体に<目星>で、黒羽は背後以外に<目星>って感じだね」
KP2『全員<目星>どうぞ』
天原 目星 84/70 → 成功
黒羽 目星 66/90 → 失敗
竜崎 目星 46/25 → 成功
津木 目星 31/50 → 失敗
KP1「それなら、天原と竜崎は部屋の入口の脇に、エレベーターのボタンを発見する。
そして、『閉』のボタンだけ光っていることに気付くだろうね。それで、この
部屋がエレベーターだと気付ける」
PL2「エレベーターかー。異形の者が乗れないエレベーターってこれのことだった
っぽいな」
PL4「先に倒してしまったから、その情報はあまり使えなかったがな」
PL3「『閉』ボタンは押して良いのか」
PL1「最初にエレベータから出た時も『開』を押して出たからな。それで良いと思うぞ」
KP1「『閉』ボタンを押したんだね? なら、エレベーターの扉は閉まり、上昇を始める
だろう。そして……今は津木が赤ん坊を抱きかかえているんだよね」
PL4「あぁ、そうだな」
KP1「その赤ん坊が急に重くなる。STR対抗だよ……と言いたいけれど、丁度自動失敗か」
PL4「……失敗したらどうなるんだ?」
KP1「赤ん坊を落とす」
PL2「えっ」
KP1「さらに<幸運>だよ。津木の幸運だから35か……頑張ってね」
津木 幸運 35/64 → 失敗
PL4「…………失敗したんだが」
KP1「なら普通に落ちたね」
PL2「えっ、ちょっ、赤ん坊無事!?」
KP2『無事、無事じゃない、という状態ではなくなってる。人形になってるから』
PL1「……何?」
KP1「あと、首についていた輪もなくなってるね」
PL3「どういうことだ……?」
KP1「そして、エレベーターが上昇を止め、扉が開き……探索者たちはホームセンターの
2Fに到着した」
PL2「……帰ってきた?」
KP1「扉の先には、1Fに降りようとエレベーターを待っている人たちの姿がある。探索者
たちが降りるのを待っている様子だね」
PL1「降りるしかないだろうな。ここで立ちっぱなしというのも迷惑だろう」
KP2『赤ん坊の人形はどうする?』
PL4「置いていくわけにもいかないだろうな……持ち上げることはできるのか?」
KP1「今回は判定なしで大丈夫だよ」
PL4「ならば津木が持って出よう」
KP1「では、エレベーターから降りた探索者たちと入れ替わるように、ぞろぞろと1Fに
降りる客がエレベーターに入っていく。そして、エレベーターの扉は普通に閉まる
ことだろうね。
ふと、探索者たちは時間を確認しようと、携帯を見るかもしれない。しかし、不思議
なことに、その時計はエレベーターに乗り込んだぐらいの時間を指している。
まるで……エレベーターから降り、あの不思議な場所で過ごしている間、『こちら側』
の時間は止まっていたかのように。
……というわけで、B&B終了だよ。お疲れさま」
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