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⑭夢を現実にするために・二日目(チームB)

チームBの二日目です。読み始めるときはチームBの一日目からどうぞ。





 
PL2「とりあえず起きないといけないよな」
 
PL5「そうだね。夢子さんの話が正しいのだとすると、覚醒の世界の方でやってる研究の
  せいで、井砂と黒羽はドリームランドに来てしまったみたいだし。
  けど……夢子さん、帰れなくなったって言ってるんだよね。KPも何か含ませるような
  こと言ってたし」
 
PL2「そうなんだよなー。<夢見>に成功しても起きれないっぽいんだよな」
 
PL5「けど、試してみても損は無いと思うよ。井砂と黒羽の方で試しても駄目だった、
  っていう情報が得られるわけだし」
 
PL2「だな。じゃあ、<夢見>を試しつつ、他に起きる方法を探していく感じか。
  あとは、仁戸さんから何か情報がゲットできたら良いんだけどな。色々と気になる
  ところはあるにしても、ドリームランドの先輩であることは間違いないわけだし」
 
PL5「探索者よりもたくさんの知識を持っていることは間違いないよね。どうにかして
  起きる方法とか分からないかな……でも、それを知っていたら、彼はすでに起きて
  いるような気もするよね」
 
PL2「そこらへんがちょっとなぁ」
 
KP1「戻ったぞ」
 
PL5「あ、おかえり」
 
PL2「どうだった?」
 
KP1「平穏だったな」
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
KP1「では再開しようか。二日目の朝だな。
  探索者たちは朝、昼、晩で一回ずつ、計三回行動ができることにしよう。また、
  何も宣言が無ければ、仁戸がついていくからそのつもりでな」
 
PL5「二手に別れたら?」
 
KP1「どっちかについていくだろうな」
 
PL2「別れるのは止めとくか?」
 
PL5「しばらくはね。それと、<夢見>の判定をし直したいんだけど」 
 
KP1「それなら、各行動時に一回ずつ試して良いぞ」
 
PL2「じゃあ、朝の行動からか。……仁戸さんに話を聞く、とかで良いか?」
 
PL5「まぁ、まずはそれだよね」
 
KP1「あぁ、それに関しては、朝の行動の前に話を聞けたという事にして良いぞ。朝食を
  取りながら会話をした、ということにするからな」
 
PL2「朝食の手伝いをするとかはあり? 流石に、泊めてもらった上に食事まで任せっきり
  は悪い気がするんだけど」
 
PL5「せめて食器の準備ぐらいはしたいよね」
 
KP1「それなら大丈夫だ。二人の提案を仁戸は喜んで受け入れるだろうな。
  技能は……特になくても良いんだが、一応DEX×5で振ってみてくれ。黒羽は<料理>
  があるから、その値を加算して良い」
 
 黒羽 料理判定 45/50 → 失敗
 井砂 料理判定 70/25 → 成功
 
PL2「失敗したんだけど、まさか、皿とか割ったり……」
 
KP1「ファンブルでもなければそうはしないから安心しろ。黒羽も井砂も手伝いはきちんと
  やり遂げることができるだろうが、井砂の手際は非常に良かった、という話だ。
  それを見て、仁戸は井砂に「手際が良いですね。よろしければ私の店でバイト
  しません? 給料は弾みますよ?」などと勧誘してくるが」
 
PL5「「受験生なので、そういう話は今はちょっと……」って躱しておくね。実際、
  受験勉強忙しいだろうし」
 
KP1「それなら仁戸はあっさりと引き下がるだろうな。
  ……さて、朝食に移るが、何を聞きたいんだ?」
 
PL2「ドリームランドから出る方法とかかな」
 
KP1「では、それを聞いて、仁戸は少し考え込むな。
  「そうですね……通常ですと、『これは夢だ』と己に強く言い聞かせるようなことを
   すれば、起きることができますよ。<夢見>を使う方法がこちらですね。
   あとは、覚醒の世界とドリームランドを直接繋いでいる裂け目を探して、そこから
   出て行くとかですかね」」
 
PL5「「裂け目、ですか」」
 
KP1「「はい。それを使えば、生身の肉体のまま、ドリームランドに来ることもできるん
   ですよ。弊害は色々ありますけど」」
 
PL2「「……その話、刻野さんには話したんですか?」」
 
KP1「「話すも何も、あの人は私と会う前から知っていたみたいでしたよ。結構長く
   夢見る人だったみたいですし、知っていても不思議じゃないと思いますけどね」」
 
PL5「「それなら、刻野さん、裂け目を通ってドリームランドに行こうとは思わなかった
   んですようか? ひどく苦悩していたんでしょう?」」
 
KP1「「考えはしたみたいですよ。ただ、それらの裂け目がドリームランドのどこに
   繋がっているかは、通ってみないと分からないことが多いんですよ。
   ……ドリームランドは決して楽しいだけの場所ではありません。足を踏み入れた
   だけで命の危険がある場所はあるし、出られなくなる場所もあるでしょう。
   そういったところへ行くのは、彼の本意ではなかったのです。それに何より、彼は、
   それら裂け目が覚醒の世界のどこにあるのか、一つも知らなかったわけでして」」
 
PL5「「……刻野さん、一体何の研究しているんでしょうね」」
 
KP1「「それに関しては私も興味を惹かれるのですが、残念ながら全く知らないんですよ」
  ……といったところで、朝食中の会話は終了としようか。朝の行動に移るとしよう」
 
PL2「まずは<夢見>だよな」
 
PL5「試してみないことにはね。……仁戸さんは試すのかな?」
 
KP1「仁戸は試さないな。探索者たちの様子をニコニコと見守っている」
 
PL5「……そうなんだ?」
 
 黒羽 夢見 13/75 → 失敗
 井砂 夢見 18/46 → 失敗
 
PL2「元が低いから、やっぱそう簡単には成功しないな……」
 
PL5「一日三回試せるっていうのは、こうなるとありがたいな。何度でも挑戦できる
  わけだからね」
 
KP1「それで、どうする? <夢見>の挑戦は終わったが」
 
PL2「朝の行動、なぁ……夢子ちゃん探す?」
 
PL5「彼女、色々と知っているみたいだからね。訊けることはたくさんあると思うし、
  それでいいと思うよ」
 
KP1「仁戸の別宅から街に出るという事だな?」
 
PL5「夢子さんを探すならそうなるだろうね」
 
KP1「では、まずは二人とも<幸運>を振ってもらおうか」
 
PL2「<幸運>?」
 
 黒羽 幸運 65/1  → 成功(クリティカル)
 井砂 幸運 75/73 → 成功
 
PL2「………………1クリ出た」
 
KP1「ここでか………………いや、分かった。ではこうしようか。
  黒羽、井砂、仁戸の三名はセレファイスの街に繰り出した。特に行く当ても決めずに、
  夢子がどこかにいないかと歩き回っている中、細い路地裏から夢子が出てくるのを
  目撃するだろう。だが、彼女は、探索者たちが気付いた様子もなく、そのまま走って
  去って行く。呼び止める間もなくな」
 
PL5「<追跡>したいんだけれど、可能かな? 追いかけたい」
 
KP1「可能だが、その前に<聞き耳>を振ってくれ」
 
 黒羽 聞き耳 31/92 → 失敗
 井砂 聞き耳 38/98 → 失敗(ファンブル)
 
PL2「あー……」
 
PL5「……ごめん、やらかした」
 
KP1「……井砂は、夢子を追いかけたいんだったな?」
 
PL5「うん、そうだね」
 
KP1「黒羽は?」
 
PL2「井砂が行くなら追いかけるだろうとは思うけど」
 
KP1「……では、こうしようか。
  井砂は、走り去っていく夢子を慌てて追いかけ始める。それを黒羽も追いかけようと
  するが、その腕を仁戸が掴んで止めるだろう。
  「……夢子さんが出てきた路地から鉄のにおいがします」と、彼は続けて伝えるぞ」
 
PL5「井砂だけ止められないのがファンブル処理?」
 
KP1「そういうことだな。仁戸が止める前に、井砂は走って行った、ということだ。
  ……さて、黒羽はどうする?」
 
PL2「鉄、って……鉄かぁ。血のにおいだったりしそうな感じだな。放っておきたくない
  けど、井砂一人にするのはちょっと……仁戸さんに井砂を追ってもらうのはあり?」
 
KP1「可能だな。直ぐに追わせるなら技能判定も特に必要はない」
 
PL5「けど、そうすると黒羽が一人になるよ?」
 
PL2「それはそうだけど、ここで井砂を追わせない訳ないと思うんだよな。追わせるのが
  仁戸さんっていうのは少々気になるところだけど、まぁ、大丈夫だろ……多分。
  一人よりはマシだろうし。
  というわけで、仁戸さんには井砂を追ってもらって、黒羽は路地に入る」
 
KP1「了解した。ではまず、黒羽の方から処理しよう。
  仁戸曰く「鉄のにおいがする」路地に黒羽が入ると、そこには、血まみれで倒れて
  いる男性がいる。腹のあたりにナイフが一本突き立てられいるが、まだかろうじて
  息はあるようだな」
 
PL2「<応急手当>! ……いや、<医学>か? とにかくどっちか!」
 
KP1「その前に、突然このような光景を目撃したことによるsanチェックだな。1/1d3だ」
 
 黒羽 sanチェック 55/86 → 失敗
 san減少値 1d3 → 1
 san値 55 → 54
 
KP1「では……そうだな。<医学>で頼む」
 
PL2「じゃあ、<医学>振るぞ」
 
 黒羽 医学 72/62 → 成功
 
KP1「成功か。では、黒羽は、男性の負っている傷が致命傷であり、手を尽くしても
  助からないことを理解するだろうな。だが、黒羽の処置により、彼の意識は少し
  浮上してきたようだ。ぼんやりとした彼の目玉が黒羽をうつす」
 
PL2「……じゃあ、「誰にやられたんだ?」って訊こう」
 
KP1「では、こういう言葉が返ってくるだろうな。
  「……高校生の……女の子。ここで、死ねば、帰れる……って、だから」」
 
PL2「「帰るって、どこに?」」
 
KP1「「げんじつ」
  ……そう呟いて、彼は目を閉じる。もう、揺すろうが呼びかけようが反応は無いし、
  それどころか瞬きの後に彼の姿は消える」
 
PL2「消える」
 
KP1「ドリームランドだしな。そういうこともあるだろう。
  さて、目の前で人が死んだからな。sanチェックだ。先ほどの1/1d3もあるから、
  今回は1/1d3ぐらいで良いか」
 
 黒羽 sanチェック 54/16 → 成功
 san値 54 → 53
 
PL2「夢子ちゃんが犯人で、ドリームランドで死んだら現実……覚醒の世界に戻れる、
  って言われたのか」
 
PL5「……合意だったのかな? とりあえず、解説は受けたみたい、だけど……
  ちょっと待って。ドリームランドで死んだらペナルティあるよね? 悪夢が、ほら」
 
PL2「そういや前、そういう話したよな。……え、もしかして、その辺りの解説はしてない?」
 
PL5「今の話だけだと、判別は難しいかな……」
 
PL2「……とりあえず、今の話を井砂と仁戸さんに伝えないとな。黒羽は路地を出て、
  二人を探しに行く。もしかしたら、二人が危ないかもしれないし」
 
KP1「黒羽は路地を出ると。
  続いて、井砂の番だな。まずは<追跡>を振ってもらおうか」
 
PL5「成功率低いからな……ダメもとだよね」
 
 井砂 追跡 19/54 → 失敗
 
PL5「駄目か……夢子さんを見失う? <幸運>とかも駄目かな」
 
KP1「駄目だな。井砂は夢子を見つけられない。……そこに、仁戸が追いついてくるぞ」
 
PL5「えっと、じゃあ、「……仁戸さんだけですか? 黒羽さんは?」」
 
KP1「「彼は今、夢子さんが出てきた路地の確認に行ってます。私は、彼から井砂さんを
   追いかけるようにとお願いされまして、こうして追ってきたんですよ。
   ……夢子さんはどうしました? 見失ったんでしょうか」」
 
PL5「「……残念ながら」
  あ、そうだ、仁戸さんに<追跡>頼めないかな」
 
KP1「それなら仁戸は快く了承するだろうな。……少し待て」
 
 仁戸 追跡 ??/?? → 成功
 
KP1「成功だ。「こっちですよ」と言い置いて、仁戸は歩き出すな」
 
PL5「ついていくよ」
 
PL2「……そういえば、黒羽は、井砂たちに合流するのに<追跡>に成功しないといけない、
  とかあるか? 合流しようと路地から出てはいったけど、その辺り確認してなかったろ」
 
KP1「あぁ、それに関してはそうなるな。<追跡>を振ってもらおう」
 
PL2「仁戸さんの家に戻るのに技能は?」
 
KP1「そちらは不要だ」
 
PL2「……よっぽどのことがない限り、<追跡>失敗したら、大人しく仁戸さんの別宅に
  戻って待機しとくな」
 
PL5「それが良いかもね」
 
KP1「さて、仁戸主導で夢子を追いかけていた井砂だが、仁戸と合流してからだいたい
  五分後には夢子を発見できるだろうな。そこはどうやら人通りの少ない道のようで、
  夢子以外の人間の姿は見えない」
 
PL5「じゃあ、「刻野さん!」って声を掛けるよ」
 
KP1「それなら、夢子の方も井砂と仁戸に気付くだろう。彼女は井砂を見て少し顔を
  明るくしたが、仁戸の方を見て顔をしかめるだろう。
  「……何か用?」」
 
PL5「「昨日の話を詳しく聞きたくて。ほら、お父さんが研究をしてて、そのせいで
   起きれないって言ってたから。僕らにも無関係とは思えなくて」」
 
KP1「「……あぁ、そうだったわね。アンタたちは巻き込まれたんだっけ」
  そう言って夢子は少し考え込み、ちらりと仁戸の方を見ながら言うぞ。
  「……この胡散臭い奴抜きで話がしたいわね。ちょっとその辺りの路地に入って、
   二人で話さない?」」
 
PL2「あ、これ、井砂が刺されるパターンじゃ」
 
PL5「でも、井砂はそれ知らないからね。ちょっと考えて、多分、OK出すだろうなぁ……」
 
KP1「それなら仁戸は離れることを快諾するが、その前に、夢子にこう尋ねるだろうな。
  「実はさっき、夢子さんが路地から出てくるところを見たんですけれどね、そこから
   鉄のにおいがしたんですよ。あれって何ですか?」」
 
PL5「あ、それを聞いたら井砂も警戒できるね。どういうこと? って」
 
KP1「夢子は仁戸を睨みながらこう答えるだろう。「夢見る人を殺しただけだけど?」と。
  「ドリームランドで死ねば、現実に帰れる。そして、夢見る人は夢を見れなくなる。
   ……これなら現実に帰った後、こっちに戻ってくるようなこともないでしょう。
   だって、夢が見れなくなるんだもの。あの人たち、もうドリームランドには
   来れないわ。永久追放ってやつよ」」
 
PL5「「そ、それで本当に覚醒の世界に戻れるの?」」
 
KP1「「さぁ? でも、私が起きようと頑張ってみた結果、一瞬、覚醒の世界には戻れは
   したのよ。その後すぐにドリームランドに戻るだけで。ってことは、戻ること自体
   は可能なんだけど、その後すぐにドリームランドに戻されるって事でしょ。
   なら、覚醒の世界に帰った後、ドリームランドに戻れなくすればいいって考えたの。
   ……文句ある? 私、殺す前にその辺りの話はちゃんとしてるわ。ただ、こっちに
   来たけど帰れなくて困っている人を助けてるだけよ?
   まぁ、ただってことは無いけれど。現実に帰った後、父さんの研究を止めるように
   お願いはしてるわ。あの研究が止まらないと、私が覚醒の世界に帰れないし」」
 
PL5「ちゃんと合意は取ってるんだ。でもこれ、悪夢について言及してないね?」
 
PL2「知ってるのか知らないのか……知ってて伏せてるなら、それは公平じゃないよな」
 
PL5「だよね。公平じゃない、というか、悪質だよ。下手すると死にかねないんだから。
  知ってなかった場合は、それでも人殺しっていう手段が取れている時点で不信感は
  あるかな。普通の女子高生が、理由があるにしろ、事情があるにしろ、その手段を
  取れるかっていう……夢子は見た感じ冷静?」
 
KP1「冷静だな。時折、仁戸に苛立ち交じりの視線をぶつけているが、その程度だ」
 
PL5「……なら、少し警戒しようか」
 
KP1「そうか。では、そんな井砂に、夢子は
  「よかったら、アンタも殺してあげようか? で、アンタは起きたら父さんの研究
   止めてきてよ。どう?」
  と提案してくるぞ。どうする?」
 
PL5「ドリームランド自体に未練はないから、帰ってこれなくなるのは別に良いんだけど、
  ……悪夢が問題なんだよね。でも、井砂はそれは知らないから……答えるより先に、
  ドリームランドで死んだらどうなるか、仁戸さんに確認しておこうか。
  「……仁戸さん、夢子さんの案ってどうなんです? 夢で死んだら……」」
 
KP1「それなら仁戸は「下手すると本当に死にますね。後遺症が残る可能性も高いですよ」
  と教えてくれるだろうな。それを見た夢子が、仁戸をまた睨みつける」
 
PL2「あ、これ悪夢知ってるやつだ」
 
PL5「だろうね。「……刻野さん、どういうこと? 後遺症なんて今、言ってなかったけど」」
 
KP1「「……帰れるんだから些細な事でしょ。死ぬ、とか言うけど、そんなのレアケースよ。
   無視して良いんだから。それでどうするの? 帰るにはこれぐらいしか方法は無い
   わよ?」」
 
PL5「「そうはいかないよ。死ぬか生きるかなんて、些細な事で済ませられる問題じゃない。
   刻野さん、君がやっていることは良くないことだ」」
 
KP1「「だったら何? 他にどうすればいいっていうの? ……あー、いえ、もういい、
   アンタと話しても時間の無駄ね。さっさと殺しましょ」
  そう言って、夢子はポケットから折り畳みのナイフを取り出すぞ」
 
PL5「……あれ、ここって街中だよね?」
 
KP1「そうだな。周りに通行人はいないが、今はいないというだけで誰か来る可能性はある」
 
PL5「こんなところで戦闘っていうのは遠慮したい……というか、竹刀も木刀も持ってない
  んだけれど……!」
 
KP1「欲しければ、戦闘中に<夢見>で作成を試みてみてくれ。では、戦闘開始だ。
  行動順は仁戸→井砂→夢子だな。各ラウンド終了時に<追跡>を振ってみて、成功すれば
  黒羽は次ターンから参加できるようにしようか」
 
PL2「何回も挑戦できるってことだよな? 
  それはありがたいけど……井砂って素手だとどんな感じだっけ?」
 
PL5「戦闘系は<回避>以外初期値だよ!」
 
PL2「……相手は女子高生だしどうにか……なるか?」
 
PL5「<目星>とかで何か見つからないかな……」
 
KP1「では1ラウンド目だが、仁戸の手番だな」
 
 仁戸 ?? ??/?? → 成功
 
KP1「<目星>には及ばなかったようだな。
  仁戸は日本刀を取り出し、井砂に渡すぞ。「よろしければ使ってください」とな」
 
PL5「……え? ……あ! 仁戸さんの<夢見>かな?
  武器は欲しいからありがたく貰うけど、日本刀のダメージ量ってどのぐらいだっけ
  ……気を付けないと、うっかり夢子さんのHP0にしそうな気が……」
 
KP1「ダメージは1d10+dbだな。判定は<剣道>でしてくれ」
 
PL5「……大丈夫かなこれ……ねぇKP、こう、みねうちみたいな感じで攻撃できない?
  刃で切り付けるんじゃなくってさ。そうしたらダメージ減らない?」
 
KP1「それなら1d8+dbぐらいにしようか。井砂はどうする?」
 
PL5「……うん、わかった。怖いけれど<剣道>でノックアウト攻撃だよ……!」
 
 井砂 剣道 70/20 → 成功
 ダメージ 1d8 + 1d4 → 1 + 3 → 4
 
PL5「思ったより低いなぁ……!」
 
KP1「では、夢子の<回避>だな」
 
 夢子 回避 ??/?? → 成功
 
KP1「成功だな。夢子は、井砂の攻撃をひらりとかわした。
  その夢子の手番だが……夢子は何かを唱えているな」
 
PL2「呪文、だよな、これ」
 
PL5「多分ね」
 
KP1「続いて、黒羽の<追跡>だな。判定してくれ」
 
 黒羽 追跡 10/45 → 失敗
 
PL2「だめっぽい!」
 
PL5「一割だからね、仕方ないとは思うけれど……」
 
KP1「2ラウンド目だな。仁戸はいなくなる」
 
PL2「いなくなる?」
 
PL5「って……どこに行ったの!?」
 
KP1「さてな。井砂は行動してくれ」
 
PL5「……さっきと同じ。<剣道>でノックアウト攻撃」
 
 井砂 剣道 70/99 → 失敗(ファンブル)
 
PL5「……調子悪いなぁ」
 
PL2「あれだ、初めて日本刀振り回してるから、勝手が分かんないんだってきっと」
 
KP1「では、井砂はこけて1ダメージを受けるか。それと、このラウンドで<回避>は
  振れないからな」
 
PL5「うぅ……」
 
 井砂 HP 15 → 14
 
KP1「続いて夢子の手番だな。「これでもくらえ……!」と、呪文を発動させる」
 
 夢子 ?? → ??
 ?? → ??
 ?? → ??
 
KP1「井砂のMPはいくらだ?」
 
PL5「えっと、15だね」
 
 夢子 ?? ??/?? → 失敗
 
KP1「ふむ。失敗だな。夢子の呪文は不発に終わった。黒羽の<追跡>判定に移ろうか」
 
 黒羽 追跡 10/30 → 失敗
 
PL2「やっぱ無理そうな……」
 
KP1「続いて3ラウンド目だが、仁戸は姿を消したままだ」
 
PL5「井砂は同じだよ。<剣道>でノックアウト攻撃」
 
 井砂 剣道 70/31 → 成功
 ダメージ 1d8 + 1d4 → 7 + 4 → 11
 
KP1「<回避>だな」
 
 夢子 回避 ??/?? → 成功
 
KP1「成功だ。続いて夢子の手番だが……ナイフで井砂を攻撃しにかかるな」
 
 夢子 ナイフ ??/?? → 失敗
 
KP1「失敗だな。さて、三回目の黒羽の<追跡>判定だ」
 
PL2「多分失敗するよなぁ……」
 
 黒羽 追跡 10/39 → 失敗
 
PL2「この戦闘中に合流はまず無理だと思うんだよ」
 
PL5「それには同感するかな……4ラウンド目だけど、やっぱり仁戸さんはいない?」
 
KP1「いないな。井砂の手番だ」
 
PL5「同じだよ。<剣道>でノックアウト攻撃だ」
 
 井砂 剣道 70/49 → 成功
 ダメージ 1d8 + 1d4 → 2 + 3 → 5
 
KP1「夢子の<回避>だな」
 
 夢子 回避 ??/?? → 成功
 
KP1「成功だ。続いて夢子の攻撃だが」
 
 夢子 ナイフ ??/?? → 失敗
 
KP1「残念ながら失敗だ。黒羽の判定をしてくれ」
 
 黒羽 追跡 10/99 → 失敗(ファンブル)
 
PL2「……迷子になったなー、これ」
 
KP1「だろうな。もう、何が何でも、二人に自力で合流はできないと思ってくれ」
 
PL5「合流が難しくなったね……」
 
PL2「黒羽からだけでなくて、井砂たちからも見つけられそうにないもんな……」
 
KP1「さて、5ラウンド目だな」
 
PL5「<剣道>でノックアウト攻撃、なんだけど……これで避けられたら何か対策考えた
  方が良いかな。街中でこれ以上日本刀振り回すのもちょっと問題だろうし」
 
 井砂 剣道 70/18 → 成功
 ダメージ 1d8 + 1d4 → 6 + 1 → 7
 
KP1「夢子は<回避>するぞ」
 
 夢子 回避 ??/?? → 失敗
 
KP1「……これは、そうだな。<回避>は失敗だな。かつ、日本刀をかわそうとした際に
  変に体をひねってしまったんだろうな。夢子は転倒し、1d3ダメージを負うことに
  しよう。1d3の結果を井砂の<剣道>の7ダメージに加算して、ノックアウト判定を
  行ってよいこととしようか。1d3はこちらで振るぞ」
 
 夢子のダメージ 1d3 → 2
 
PL2「ってことは、総ダメージは9か」
 
KP1「ノックアウトの判定は……35で振ってくれ」
 
PL5「うーん……その値はちょっと厳しいかなぁ」
 
 井砂 ノックアウト 35/96 → 失敗(ファンブル)
 
PL5「……え、っと?」
 
PL2「……ノックアウト判定のファンブルって何?」
 
KP1「さて……よし、こうするか。まず、判定に失敗したことにより、夢子は9ダメージを
  負うことになる。かつ、ノックアウト攻撃の判定でのファンブルだからな、
  上手く手加減ができなかったのだということとして、1d3のダメージを追加で
  負わせようか。ダメージ量は……」
 
 夢子のダメージ 1d3 → 2
 
KP1「9と2で……11か。辛うじて生きながらえたな。夢子は気絶するぞ」
 
PL5「の……残りHPはいくつ……?」
 
KP1「……まぁ、教えても良いか。1だ」
 
PL2「マジでギリギリじゃん!?」
 
KP1「さて、井砂と夢子の戦闘はこれで終了だな。
  ……ここで、セレファイスの衛兵を連れて仁戸が戻ってくるぞ」
 
PL5「衛兵? 警察?」
 
KP1「そんなところだな。その衛兵なんだが、倒れている夢子を抱き上げて、どこかへ
  運んで行こうとするぞ。何かするか?」
 
PL5「え? えっと……仁戸さんに、どういうことか訊こうか。連れてきたのは仁戸さん
  だろうから、彼に確認しても問題ないはずだし」
 
KP1「では仁戸は、「彼女がナイフを出してきたでしょう? ですから、その辺りの話を
  衛兵にチクったんです。そうすればほら、逮捕してもらえますからね」」
 
PL5「「な、なるほど……? ここの治安は、割と日本に近いんですか?」」
 
KP1「「日本に近いというか、覚醒の世界にやや近いというか。悪いことをすれば捕まる
   程度には治安は良いと思いますよ。あ、そうそう、その日本刀については先に
   説明していますから安心してくださいね。井砂さんは捕まりませんよ」
  と会話している間に、衛兵はこの場を離れていくな」
 
PL5「それは、まぁ……見送ろうか」
 
KP1「ところで黒羽の迷子判定なんだが」
 
PL2「……あー、どうなる?」
 
KP1「黒羽か井砂が<幸運>に成功した場合、街の人への聞き込み等が実を結び、住人の
  誰かが合流させてくれるという事にしよう。
  それとだな、この合流に昼の行動時間を使用したという事で良いか?」
 
PL5「そのぐらいはかかりそうな気がするし、良いよ」
 
PL2「てかそうか、井砂と夢子ちゃんの戦闘って朝の行動時間で起こってんのか……
  もう一日終わった気分だったな。
  あ、昼の<夢見>は?」
 
KP1「無し、ということにしよう。互いを探してそれどころではないだろうからな」
 
PL5「分かったよ。じゃあ、<幸運>振るね」
 
 黒羽 幸運 65/80 → 失敗
 井砂 幸運 75/58 → 成功
 
PL2「……よかった! 合流できた」
 
PL5「合流した黒羽に、夢子さんから聞いた話と仁戸さんから聞いた話を全部伝えるよ」
 
PL2「黒羽も、路地での話を全部伝えるかな」
 
KP1「では、互いに情報を共有できたと。続いて夜の行動……の前に、夜の<夢見>の判定だ」
 
 黒羽 夢見 13/4  → 成功(クリティカル)
 井砂 夢見 18/26 → 失敗
 
PL2「んー………………っと?」
 
KP1「クリティカルか……そうか。ならば、黒羽は<夢見>を試み、己がいる場所が夢の世界
  『ドリームランド』であることを強く意識することができただろう。その結果、黒羽
  の意識は覚醒の世界に戻る。つまり、目覚めることができたわけだ。しかし」
 
PL5「しかし?」
 
KP1「その意識は、直ぐに眠りに沈んでいきそうになる。起き続けられそうにない、と
  いうわけだな。ただ、今回はクリティカルだから、一つ行動を起こせる程度には
  起き続けられるということにしよう」
 
PL2「一つ行動を……周りの様子をまず見たいんだけど、それも行動に入るか?」
 
KP1「<目星>を使うならともかく、ざっと見るだけなら含めないことにしよう。
  現在、黒羽はベッドに寝かされているようだ。隣にはまた別のベッドがあり、そこで
  井砂が目を閉じているのを確認できる。その枕元にはネームプレートと何かのスイッチ
  ……言ってしまうが、ナースコールがある。どうやら病院の一室で一緒に寝かされて
  いる様だ」
 
PL2「病院か……とりあえず、覚醒の世界のやつらに伝言とかメモとか残せたら良いか。
  それ以上は流石に無理だな。ベッドの傍らに何か書くものないか?」
 
KP1「……<幸運>は、良いか。クリティカルのおまけだ。
  ベッドの傍らに丸いパイプ椅子が置いてあるんだが、その上に誰かが置き忘れて
  いったと思われるメモとボールペンが置いてある」
 
PL2「じゃあそこに『刻野の研究を止めろ』って書く。これで良いよな?」
 
PL5「そうだね。起きてる探索者に一番伝えないといけないのは、多分その内容だし。
  できるものなら詳細な情報も渡したいけど、多分時間切れになるし」
 
KP1「では、それだけ書いたところで、黒羽は睡魔に抗えなくなるな。眠り、ドリームランド
  に戻ってくることになる」
 
PL5「井砂からするとこれ、一瞬黒羽が消えて、また現れる……みたいなことになってる?」
 
KP1「いや、そういうことではないな。多少薄くなったかもしれないが、それぐらいだ」
 
PL2「それはそれで何だか。
  とりあえず、井砂と仁戸さんに、一瞬起きて伝言残してきたって伝えるか」
 
PL5「伝えられたよ。それで、この後の行動だけれど、どうしようか。捕まった夢子さん
  に面会に行く? 結局、刻野さんの研究についてちゃんと聞けてないよね」
 
PL2「聞く前に襲われてたもんな。じゃあ、そうするか。どこに行ったら面会できるかは
  ……仁戸さんに訊く?」
 
PL5「仁戸さんに訊いてばかりだけれど、まぁ、そうなるよね」
 
KP1「では、仁戸は二人を衛兵の詰め所に案内してくれるだろうな」
 
PL2「そこにいる人に、夢子ちゃんに会いたいんだけれど、って頼んでみる」
 
KP1「今日はもう面会等の時間は過ぎていると返されるぞ。会いたいのなら、また明日
  来ると良いとも伝えられるな」
 
PL5「明日出直しか……朝一で行こうか」
 
PL2「だなー。これで夜の行動終わり?」
 
KP1「終わりだな。この辺りで二日目は区切るか」
 
PL5「それでいいかな。この後は仁戸さんの別宅に戻って終わり、ってことで」
 
KP1「では、あちらの方に行ってくる」
 
PL2「いってらっしゃーい」


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