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⑭夢を現実にするために・三日目(合流)

三日目(チームA・チームB合流)です。
読み始めるときはチームAかチームBの一日目からどうぞ。




KP1「戻ったぞ」
 
PL2「んでもって、お邪魔しますっと」
 
PL1「……合流か?」
 
PL5「みたいでね。こっちで何かした?」
 
PL4「元凶らしきものを取り除いたところだな」
 
PL3「神話生物を二体倒したぞ」
 
PL6『あと、不定が二名出た』
 
PL2「……何があったかと凄く聞きたいんだけど、詳細は後だよな」
 
KP1「その通り。では、セッションを再開するぞ」
 
 
------------------
 
 
KP1「……とはいえ、まずはこちらの判定からなんだが」
 
 ?? ??/?? → ??
 ?? ??/?? → ??
 ?? ?? → ??
 ?? ?? → ??
 ?? ??/?? → ??
 ?? ??/?? → ??
 ?? ??/?? → ??
 
PL2「何かいきなりかなりダイズ振ってる……」
 
PL4「こちらでは、セッションが再会されるたびに、ほぼKPの謎判定から始まっていたが」
 
KP1「ふむ。よし、こちらの準備はできたな。では改めて、三日目の途中から開始しよう。
  そうだな、火谷が病院に着いたところから始めるとするか」
 
PL5「火谷が病院?」
 
PL6『黒羽と井砂がいるから』
 
PL2「……あ、そういや黒羽と井砂は病院にいるんだっけ。仁戸さんもいる?」
 
PL1「仁戸?」
 
PL2「そうそう。ドリームランドで合流してたんだけど、黒羽と井砂が病院にいるなら、
  同じようにドリームランドに飛ばされたって言ってた仁戸さんもいるかな、と」
 
PL4「……いたか?」
 
KP1「そうだな。津木は仁戸に会ったことがあるから、PL情報として伝えておこうか。
  どうせすぐにわかることだしな。
  津木は、仁戸の姿を、黒羽と井砂のいる病室で見たことは無い」
 
PL4「……病室にはいなかった?」
 
KP1「まぁ、この話は後にしておけ。セッションに戻るぞ。
  火谷が病院に到着した丁度その頃、井砂は病室で目を覚ます」
 
PL5「あ、良かった。起きれたんだね」
 
KP1「起き上がり、辺りを見渡せば、そこが病院の大部屋であることが分かるだろう。
  置かれているベッドの数は六個で、その一つに井砂が乗っている状態だな。
  さらに、隣のベッドに黒羽がいることも分かるが、彼はまだ目を開けない」
 
PL2「……まだ起きれないんだな?」
 
KP1「まだだな。合流前の100ファンの代償で、少し経たないと起きることができない」
 
PL1「100ファン」
 
PL2「そーだよ100ファン出したよ、仕方ないだろダイズのせいなんだから」
 
PL5「それで、その、夢子さんは?」
 
PL4「夢子、とは刻野の娘だったな。接触していたのか」
 
PL5「接触というか、何というか……」
 
KP1「夢子は、井砂とほぼ同じタイミングで目を覚ます。彼女は多量の冷や汗をかきながら
  飛び起き、額を抑えて何度も首を横に振る。その後、ゆっくりと辺りを見渡して、
  彼女と同じく体を起こしている井砂の方を見て、動きを止める。
  ……その眼は酷く、憎悪に塗れている」
 
PL5「それは、そうなる、よね……HP1だもんね……」
 
PL3「HP1」
 
PL6『何したの』
 
PL5「夢子さんが襲って来たから応戦して、ノックアウト攻撃ファンブルしてHP1まで
  刈り取っちゃったんだよ」
 
PL2「夢子ちゃん側のファンブルもあったせいだったけどな、あれ」
 
PL1「それは恨まれるだろうな」
 
KP1「ベッドから飛び降りた夢子は、井砂を睨みながら叫ぶ。
  「……よくも殺してくれたわね!」とな」
 
PL4「殺……!?」
 
PL5「え、ちょっと待って? え? 井砂が殺したんじゃないよね?」
 
PL2「違う違う。井砂はHP1にしただけだから」
 
PL5「だ、だよね……うん。
  「落ち着いて、君を殺したのは衛兵の男性で僕じゃない!」って返そう。
  「君は気絶して知らないだろうけど、本当だ!」って」
 
KP1「「ふざけないで、信じるわけないでしょ! ……お前も死んじゃえ!」
  そう叫び、夢子は何事かを唱え始める」
 
PL5「呪文だよね、それ! 止めに走るよ!」
 
KP1「では、ここから戦闘に突入しようか。行動順は、現在、井砂→夢子の順だな」
 
PL4「急展開……などと言っている場合ではないか。大丈夫か?」
 
PL5「大丈夫、だといいんだけれど……。
  KP、夢子さんの口を塞ぎにかかりたいんだけれど、<組み付き>?」
 
KP1「それで構わない。振ってくれ」
 
 井砂 組み付き 25/71 → 失敗
 
PL5「うん、まぁ、そうなるか……」
 
KP1「続いて、夢子の手番だが、近付いてきた井砂から距離を取るように、部屋の奥に
  下がるぞ。そして、手を挙げて叫ぶ。
  「空鬼、全員殺せ!」
  ……その声に応じるように、夢子と井砂の間に、すぅ、と、滲み出るように人型の
  なにかが現れる。それは、だらしなく垂らした皮膚を持ち、両の手に着いたかぎ爪を
  大きく広げた、冒涜的な化け物だった」
 
PL6『空鬼』
 
PL5「神話生物を、こんなところで呼んじゃうのか……! 黒羽含め、他の寝てる人たち
  はどんな様子? 目を覚ましそう?」
 
KP1「黒羽は2ラウンド目で起きるが、他は……同じタイミングとしよう。
  さて、ここで、2ラウンド目だ。黒羽は目を覚まし、空鬼の姿を見ることになるだろう。
  ……sanチェックの時間だな。0/1d5だ」
 
PL6『今回も半分ステータス?』
 
KP1「そうなるな」
 
PL5「半分?」
 
PL1「天原たちは星の精というやつと戦ったんだが、そのステータスが全体的に半減して
  いた。減少san値も含めてな」
 
PL2「てことは、空鬼は普通だと0/1d10……わー、嫌だなー」
 
KP1「今回は失敗しても1d5だ。安心して振ってくれ」
 
PL5「それでも一応、一時的発狂圏内なんだよね……」
 
 黒羽 sanチェック 53/54 → 失敗
 井砂 sanチェック 98/6  → 成功
 
PL2「っ……あと1足りない! しかもこれ、夢で減ってなかったらセーフだった!」
 
PL4「それは……」
 
KP1「残念だったな。減少値を出してくれ」
 
 黒羽 san減少値 1d5 → 1
 san値 53 → 52
 
PL5「最小値だね……良かった」
 
PL2「なーなー、そっちと出目交換したい」
 
PL5「そうは言われても、ダイズの出目はねぇ」
 
KP1「黒羽と同じタイミングで目覚めた三名は……そうだな。判定は止めておこう。ただ、
  全員、呆然と病室を見渡した後に、空鬼の姿を見て恐怖で顔を染め、一斉に逃げ出す
  ことだろうな」
 
PL2「……病室の中で武器になりそうなものってある?」
 
KP1「では、<幸運>を振ってくれ。黒羽と井砂、二人分だ」
 
 黒羽 幸運 65/66 → 失敗
 井砂 幸運 75/22 → 成功
 
PL2「だからあと1……!」
 
PL1「呪われたか?」
 
PL2「縁起でもないこと言うな」
 
PL5「いや、でも、二連続は流石にちょっと御祓いしたくなるね……」
 
PL6『ファンブルじゃないだけまし』
 
KP1「井砂だけ成功か。では、井砂の寝ていたベッドの傍に……点滴を掛ける、キャスター
  がついていて動かせるあの棒があるだろう。あれが片付けられずに置かれている。
  井砂だったら、<剣道>-20で判定していいぞ。ダメージは1d6+DBとしようか」
 
PL5「良かった武器がある……! これでどうにか止められるかな?」
 
KP1「2ラウンド目の行動順だが、井砂→夢子→黒羽→空鬼の順だ。先ほど起きた三名の
  患者については、戦闘に参加するものではないから行動順から省いている。ただ、
  夢子の命令は「全員殺せ」なのでな、彼らも空鬼の攻撃対象にはなる、とは言って
  おこう」
 
PL5「と、りあえず、空鬼どうにかしないとね。点滴の……あの棒を掴んで、<剣道>で
  空鬼に攻撃はできる? このラウンドは、あの棒を掴むあたりで行動終了かな?」
 
KP1「そうなるな。攻撃は次ラウンドからにしてくれ。
  続いて夢子の手番だが、井砂に<組み付き>だな。首を絞めに来る」
 
PL3「殺しに来てるな」
 
PL1「死んじゃえ、だったか? 熱烈なことだな、良かったじゃないか」
 
PL5「全然良くないからね!」
 
 夢子 組み付き ??/?? → 成功
 
KP1「執念だな。成功したぞ」
 
PL5「<回避>させてもらうよ!」
 
 井砂 回避 64/16 → 成功
 
KP1「成功したな。伸ばされた夢子の手を危なげなく躱せたようだ。
  黒羽の手番だが、どうする?」
 
PL2「粉があったら投げたい気もするけど、無いよな?」
 
KP1「無いな。井砂も黒羽も、ついでに言うと夢子も全員、病院で患者が着せられる服に
  なっている。普段持っているものも周りにあるということはないだろうな」
 
PL2「んー……じゃあ、待機する。空鬼の行動次第で手当て必要になるかもだしな」
 
KP1「了解した。では最後に空鬼の手番だな」
 
 空鬼 攻撃対象 1d5 → 1(黒羽)
 
KP1「攻撃対象は黒羽、かぎ爪で攻撃だな」
 
 空鬼 かぎ爪 ??/?? → 成功(クリティカル)
 
KP1「これは……あー……………………すまない」
 
PL2「ごめん何で謝った?」
 
KP1「1クリだ」
 
PL2「…………あー」
 
PL5「それ、え、大丈夫!?」
 
KP1「ダメージ二倍と回避不可、どちらにするべきか……もうダイズで全部決めるか」
 
PL2「ちょっと待ってそれは嫌な予感しかしない」
 空鬼
 クリ効果 1d2 → 2(必中)
 ダメージ ?? → 4
 
 黒羽 HP 10 → 6
 
KP1「安心しろ、ダメージは4だ。そうだな、ざくりと肩のあたりを抉られでもしたかな」
 
PL2「それのどこをどう安心しろとおっしゃるか」
 
PL3「気絶判定が無かっただけ良かったんじゃないか?」
 
PL6『KP、火谷は応援に行けない?』
 
KP1「2ラウンド目終了時、三人の患者たちは病室から外に逃げ出す。それを見た病院
  関係者が病室の中を慌てて確認し、探索者たちの戦闘を目撃する。そこから火谷の
  いる病院ホールまで話が伝わるのが、少々速い気もするが戦闘4ラウンド目としよう。
  火谷がそこから何ラウンドで病室までたどり着けるかは、その後のロール次第とする」
 
PL5「じゃあ、しばらくは二人でどうにかしないといけないんだね」
 
PL2「残りの大人組はどうしてんだよ」
 
PL4「警察への事情説明で捕まっている。全く別の場所にいるからな、今から応援に
  行っても……間に合いはしないだろう」
 
PL1「距離が随分と離れているからな。呼ばれて到着したところで、もう事態は収束して
  いるんじゃないか? それか、阿鼻叫喚の真っ最中か」
 
PL5「後者は阻止したいところだね……」
 
KP1「ところで、黒羽は待機とのことだったが、何かするか? 何もなければ3ラウンド目
  に移行するんだが」
 
PL2「あ、自分に<応急手当>しとく」
 
 黒羽 応急手当 90/74 → 成功
 回復量 1d3 → 1
 HP 6 → 7
 
PL1「寂しい回復量だな」
 
PL2「し、失敗よりはマシだし」
 
KP1「それでは3ラウンド目。三名の患者が飛び出してきた病室を、数名の医療関係者が
  覗き込みに来る。彼らは一様に神話生物の姿に絶句し、例の棒を持ち空鬼に
  立ち向かおうとしている井砂や、肩から血を流す黒羽の姿を見て悲鳴を上げる。
  行動順は井砂→夢子→黒羽→空鬼だな。このラウンドでの空鬼の攻撃対象は
  探索者の二人のみとしようか。医療関係者たちは部屋に入ったわけではないしな」
 
PL5「最初は井砂の手番だね。空鬼に対して<剣道>で攻撃するよ」
 
KP1「-20を忘れるなよ」
 
 井砂 剣道 50/23 → 成功
 ダメージ 1d6 + 1d4 → 1 + 2 → 3
 
PL5「……低っ!?」
 
PL3「ほぼ最低値だな」
 
KP1「それぐらいなら避けなくても良いんだが、黒羽からこれ以上のダメージがくるとも
  思えないからな。一応<回避>をしておこうか」
 
 空鬼 回避 ??/?? → 失敗
 HP ?? → ??
 
KP1「<回避>は失敗だ。空鬼は井砂の攻撃をくらった、が、入りが浅かったな。
  さほど衝撃は受けていないようだ。
  続いて夢子の手番だが、1ラウンド目と同じだな。<組み付き>で井砂に攻撃だ」
 
 夢子 組み付き ??/?? → 失敗
 
KP1「失敗だな。勢いをつけすぎたかな、夢子の手は空振りで終わった。
  続いて黒羽の手番だが、どうする?」
 
PL2「さっきと同じだな。待機して、空鬼の行動によって何か色々」
 
KP1「了解した。では空鬼の手番といこうか」
 
 空鬼
 攻撃対象 1d2 → 1(黒羽)
 かぎ爪 ??/?? → 失敗
 
KP1「失敗したな。空鬼は再び黒羽にかぎ爪をくりだしたが、大雑把に振り回し過ぎたの
  だろうな、かすりもしなかったぞ」
 
PL2「どうして黒羽はこいつに狙われてんだろう……」
 
PL1「夢子が井砂を殺しにかかっているから、自分はもう片方を、といったところじゃ
  ないか? 主人を邪魔する気が無いんだろう」
 
KP1「さて、待機中の黒羽はどうする?」
 
PL2「んー……とりあえず、入口にいる人たちに「危ないから入ってこないでください!」
  って警告しとこう。あまり室内に人が増えたら井砂も武器を振り回しにくいだろうし、
  そもそも被害者が増えそうなことにはしたくないし」
 
KP1「では、黒羽の警告を受けて、医療関係者たちの表情が揺れる。行くのは恐ろしいが、
  患者を危険の中に放置しても良いのか、と、自分がすべき行動は何かと迷っている
  様子だな」
 
PL5「彼らが迷ってる間に全部片付いたらいいんだけれど……」
 
PL3「井砂次第だろう」
 
PL6『正確には井砂が出すダメージ量次第』
 
PL5「ぜ、善処する……」
 
KP1「さて、4ラウンド目だな。このあたりでホールまで騒ぎが広がり、火谷は「眠り病の
  患者が集められていた部屋で、誰かが暴れているらしくて……!」という発言を
  耳にすることができる」
 
PL6『病室に直行したいけれど、よく考えたら火谷は病室の場所を知らない気がする』
 
KP1「探索者たちの中だと、知っているのは津木ぐらいだろうな。
  行動順は井砂→夢子→黒羽→空鬼、火谷は戦闘処理終了後に行動を宣言してくれ」
 
PL6『分かった』
 
PL5「じゃあ、火谷が来るまでに片付けられるように頑張ろうか。
  井砂の手番だよね。<剣道>で空鬼に攻撃するよ」
 
 井砂 剣道 50/3 → 成功(クリティカル)
 
KP1「ダメージ二倍と必中、どっちにする?」
 
PL5「二倍だね」
 
 ダメージ 1d6×2 + 1d4 → 8 + 3 → 11
 
KP1「<回避>するぞ」
 
 空鬼 回避 ??/?? → 失敗
 HP ?? → 0
 
KP1「ふむ。ジャストキルだな。
  井砂が狙いを澄まし振り抜いた棒は、空鬼の頭部を直撃した。その衝撃でふらり、
  と揺れた化け物は、そのまま床に倒れ伏した」
 
PL5「よし、あとは夢子さんを取り押さえるだけだ」
 
KP1「その夢子の手番だな。彼女は、病室の入り口へ向かって駆け出すぞ」
 
PL2「止めれるか?」 
 
KP1「DEX対抗だな。井砂も黒羽も判定は可能だが、どうする?」
 
PL5「やるよ」
 
PL2「ここで逃がすのはちょっとなー」
 
KP1「では、黒羽は40で、井砂は70で判定してくれ」
 
 黒羽 DEX対抗 40/59 → 失敗
 井砂 DEX対抗 70/69 → 成功
 
PL5「わ、結構ギリギリだ」
 
PL2「んでもって、黒羽は普通に失敗と」
 
KP1「では、井砂は棒を持っていない方の手で、すれ違う夢子の腕を上手く掴むことが
  できたとしようか。まぁ、直ぐに振りほどかれるが。
  続いて黒羽の手番だな」
 
PL2「取り押さえるのに協力した方が良い? それとも入口塞いどいた方が良い?」
 
PL5「うーん、ここで逃げられると後が怖いから、入口塞ぐ方でお願い」
 
PL2「んじゃ、入口辺りに行ってそこで待機しとくな」
 
KP1「分かった。では最後に火谷の番だが」
 
PL6『病室に着いた頃には、もう本当に全部終わってそうな気がする』
 
PL1「同感だな。井砂一人で全部どうにかなるんじゃないか?」
 
PL6『でも病室に行かないというのもちょっと。
  何か騒ぎになってるな、って方に向かって走って行きたいんだけど』
 
KP1「それなら<聞き耳>で振ってくれ」
 
 火谷 聞き耳 55/36 → 成功
 
PL6『成功』
 
KP1「では、火谷は、病院の奥から病院ではそうありはしないだろう喧噪の気配を
  聞きつけた。何となく、だが、そちらへ向かうことは可能だな」
 
PL6『行く』
 
KP1「それでは続いて5ラウンド目だ。空鬼が落ちたからな、戦闘におけるの行動順は
  井砂→夢子→黒羽となる。まずは井砂の手番だな」
 
PL5「棒で攻撃、は……流石にまずいかな。女子高生を棒で殴るのは、何というかこう、
  絵面が非常に悪すぎる……」
 
PL1「今回は目撃者も多数いるわけだしな。しかも医療関係者」
 
PL5「でも、<組み付き>だと初期値だから成功確率が乏しいし、泥仕合になりそうな予感が
  するんだよね。多分、夢子さんも<組み付き>は苦手だろうし……いや、とりあえず、
  少なくとも一度は試してみよう。<組み付き>で夢子さんを取り押さえるよ」
 
 井砂 組み付き 25/82 → 失敗
 
PL5「普通に失敗だね。……予測はついてたけど」
 
KP1「夢子は再度、病室から逃げようと試みるだろうな。止めるか?」
 
PL2「それは勿論」
 
PL5「ここで押さえておきたいよね」
 
KP1「では、まずは井砂のDEX対抗からにしようか。黒羽は入口傍にいて、井砂は夢子の
  傍にいるだろうからな。止めに入るのは井砂の方が先だろう」
 
 井砂 DEX対抗 70/69 → 成功
 
PL5「成功だよ。夢子さんは止められたね」
 
PL2「んじゃ、黒羽は入口傍で待機続行だな。あ、入ってきそうな人がいたら止めるけど」
 
KP1「その辺りの心配は今のところは不要だな。
  火谷はどうしている?」
 
PL6『真っ直ぐ騒動の元に向かって行ってる』
 
KP1「寄り道は無しか。それなら7ラウンド目の最初に合流できることとしよう」
 
PL6『分かった』
 
KP1「それでは6ラウンド目だ。戦闘の行動順は井砂→夢子→黒羽だな」
 
PL5「火谷が到着したら一緒に<組み付き>とかありかな……ひとまず、もう一度試して
  おくね。井砂は夢子さんに<組み付き>だよ」
 
 井砂 組み付き 25/79 → 失敗
 
PL5「予想通りだなぁ。それでKP、二人がかりで<組み付き>はあり?」
 
KP1「DEXが低い方の行動順に合わせる形になるが、可能としよう。その場合、二人の
  どちらかがダイズを振り、二人の<組み付き>技能値の合計以下が出れば成功と
  しよう」
 
PL4「成功率50か……」
 
PL5「25よりは断然マシだよ」
 
KP1「夢子の手番だが、同様だな。この病室から離脱しようとするだろう」
 
PL5「阻止するよ」
 
 井砂 DEX対抗 70/46 → 成功
 
KP1「では、阻止された。夢子は非常にイライラしているだろうな」
 
PL2「だろーなぁ……黒羽は待機続行な」
 
KP1「それでは7ラウンド目だ。ここから火谷が合流してくるぞ。病室の入り口にある
  人だかりをすり抜け、病室内まで行けたことにする」
 
PL6『KP、一つ質問』
 
KP1「何だ?」
 
PL6『この病室の傍に消火器とか無い? あったら持ち込みたい』
 
KP1「<幸運>で振ってくれ」
 
 火谷 幸運 40/43 → 失敗
 
PL4「若干惜しいな」
 
PL6『残念』
 
KP1「行動順は井砂→火谷→夢子→黒羽だな。
  ……あぁ、だが、その前に。病室に入った火谷は空鬼を目撃するからな。sanチェック
  をしてもらおうか」
 
PL6『死んでるし、少し減らない?』
 
KP1「減らない。減少値は0/1d5のままだ」
 
 火谷 sanチェック 60/59 → 成功
 
PL6『ギリギリ成功』
 
PL5「よし、じゃあ、「火谷、あの人を取り押さえるの手伝って!」って、何で今ここに
  ナイスタイミングで火谷がいるんだろうって思いながら井砂は言うよ」
 
PL6『火谷としても、起きてるのはともかく何で戦闘してるんだって思いながら頷く』
 
PL2「お互い、なんでこうなってんだって言いたい状況ではあるだろうなー」
 
KP1「それでは<組み付き>判定をしてくれ」
 
PL5「それじゃあ振るね」
 
PL6『よろしく』
 
 井砂&火谷 組み付き 50/66 → 失敗
 
PL4「まだ失敗か……」
 
KP1「それでは夢子の手番だが、夢子は入口に向かうのを諦めたようだな。逆に病室の
  奥に向かって走り出す。そちらには、窓があるな」
 
PL3「外に出る気か?」
 
PL2「ここ何階!?」
 
KP1「1d3で決めよう」
 
 階数 1d3 → 1
 
KP1「1階だな。窓から外に出るのは非常に容易だろう」
 
PL5「阻止したいんだけれど、またDEX対抗かな」
 
KP1「そうしてもらおうか」
 
PL6『火谷もやる』
 
 井砂 DEX対抗 70/45 → 成功
 火谷 DEX対抗 65/50 → 成功
 
KP1「成功なら、夢子の行動は阻止されたな。彼女は、強く苛立っている様だ」
 
PL1「それはそうだろうな。これだけ邪魔されたらそうもなるだろう」
 
PL5「でもほら、ここで逃がすと何してくるかわからないから……」
 
PL2「あ、この後黒羽の手番だけど、待機しとくな」
 
KP1「了解した。
  8ラウンド目に入るぞ。行動順は井砂→火谷→夢子→黒羽だが、今回も井砂と火谷の
  二人で<組み付き>を行うか?」
 
PL5「そのつもりだよ」
 
PL6『それでよろしく』
 
KP1「では、早速だが<組み付き>の判定をしてもらおうか」
 
PL5「今回はダイズ判定は譲るね。交互にやろうか」
 
PL6『分かった』
 
 井砂&火谷 組み付き 50/52 → 失敗
 
KP1「続いて夢子の手番だな。再び窓から逃げようとするぞ」
 
PL5「阻止だね。DEX判定行くよ」
 
 井砂 DEX対抗 70/50 → 成功
 火谷 DEX対抗 65/52 → 成功
 
PL2「DEX対抗は成功してんだけどなぁ……あ、黒羽は待機な。
  ……そうだ、部屋外の医療関係者の様子に変化とかある? 今にも入ってきそうとか、
  人が増えたとか、そんなの」
 
KP1「人は増えただろうな。だが、後から来た集団に関しては、先にできていた人だかりの
  せいで部屋の中までは確認できていないだろう。入口傍にいる医療関係者たちは、
  そうだな、あと2ラウンドでも経てば無理矢理でも突入してきそうな感じはするな」
 
PL5「タイムリミットというわけではないけれど、そうなる前に場を治めるのが理想かな」
 
KP1「それでは9ラウンド目だ。行動順は井砂&火谷→夢子→黒羽だな。……このラウンド
  でも井砂と火谷は<組み付き>だろう?」
 
PL5「だね。早速振らせてもらうよ」
 
 井砂&火谷 組み付き 50/12 → 成功
 
PL6『やっと成功』
 
KP1「成功か。それなら<回避>だな」
 
PL5「……お願いだから失敗して」
 
 夢子 回避 ??/?? → 失敗
 
KP1「ふむ、失敗だ。夢子は、井砂と火谷の二人に取り押さえられたな。
  「離せ、離しなさいよ!」などと叫びながらもがいているが、二人がかりで押さえ
  られては彼女にはどうしようもないようだな。
  これで戦闘終了だ」
 
PL5「さて……この後どうしようか? 夢子さんを気絶とかさせておきたいんだけれど」
 
PL2「あ、そうだ。入口傍の人に、そういう薬持ってきてもらうか。
  それと、警察……木澤さんに連絡とか」
 
PL1「悪いが木澤はこちらで借りている」
 
PL4「星の精と戦ったと言っただろう。その死骸が残っていてな、事情をある程度知って
  いる相手でないとまずいということで呼ばせてもらった」
 
PL2「成程な……そりゃそうだ」
 
PL5「そうなると、こちらはどうしようか。倒した空鬼は消えずに残ってるし、どうにか
  しないといけないわけなんだけれど。そちらの話が終わったら、木澤さんには
  こっちにも来てもらおうか」
 
PL6『過労』
 
PL4「精神的疲労の方が強そうな気がするのだが……」
 
PL2「……まぁ、けど、その辺りの都合はよく考えたら黒羽知らないしな。普通に
  木澤さんと連絡とろうと思うよな」
 
PL6『木澤に連絡を取るというなら、火谷の携帯を使うと良い』
 
PL5「あぁ、そうだね。黒羽と井砂の携帯はここにはないし、火谷の携帯から木澤さんに
  連絡するのが一番かな」
 
PL2「よし、じゃあ、火谷から携帯借りてから、病室入り口の人の誰かに「ちょっと警察に
  連絡入れてきます」って言って、それから夢子を指して「彼女、お願いしても良い
  ですか?」って続ける」
 
KP1「では、そうだな。<信用>でも振ってもらおうか。成功すれば黒羽の言ったとおりに
  してもらえるが、失敗すれば警察への連絡は病院側が行なうことになる。夢子の
  件については……失敗しようと対応はされるだろう」
 
PL5「それだけでも十分ありがたいけれどね」
 
PL2「<信用>なー。振ってみるか」
 
 黒羽 信用 70/59 → 成功
 
KP1「成功か。それなら、黒羽の傍に立っていた男性が戸惑い交じりに頷くだろう」
 
PL2「よし、一応許可貰ったから、入口から病院の外に……出れる?」
 
PL1「人だかりができてるんだったか」
 
PL6『火谷が入ってこれたんだから、出れるとは思うけど』
 
KP1「あぁ、人だかりを掻き分けて外に出ることは可能だ」
 
PL2「んじゃ、病院の入り口から外に出て、そこで木澤さんに電話かけようか」
 
KP1「その前に夢子戦の後処理をしておこうか。
  黒羽が部屋を出た後直ぐに、入ってきた数名の職員が、夢子を取り押さえる役目を
  変わることだろう。それから、彼女は別室に連れて行かれるだろうが、部屋を出る
  まで、井砂に対して隠そうともしない敵意を向け続けることだろうな」
 
PL5「完全に因縁ができてしまった……」
 
PL1「北里の様に片付けられる類の因縁だと良いがな」
 
PL5「不安になる様な事を言わないでほしいなぁ……」
 
KP1「その後、井砂と火谷は他の職員から何があったのかと訊かれるだろうな。
  その間に、部屋の奥の空鬼の死骸にシーツを掛け、むやみに人の目に映らないように
  処置をする人も出てくることだろう。……部屋に入りこれらの事を行うのは比較的
  早い段階で病室まで来ていた人々……井砂が化け物を殴り倒した光景を見た人々が
  主だな。それ以外の職員は、入口のあたりでこれ以上入ってくるなと通行止めされて
  いる」
 
PL2「うっかり空鬼見たらマズイから?」
 
KP1「そんなところだな」
 
PL5「戦闘の目撃者が質問者というのはありがたいな……。とりあえず、そうだな。
  起きた途端に夢子さんに難癖付けられと思ったら、化け物が現れて、夢子さんと
  一緒になって井砂と黒羽を攻撃してきたって言おうか。黒羽の怪我も目撃されてる
  だろうし、夢子さんが井砂に掴みかかってこようとしてきたのも同じだろうから、
  状況に齟齬は無いはず」
 
PL6『火谷は、騒ぎがしたから来てみたら友達の病室で、揉めてたから助力したと』
 
KP1「それらの答えに、質問者は一応納得するだろう。
  「災難だったね。別室を用意するから、そちらに移ってゆっくりしてくれ。警察が
   来たらもっと詳しく話してもらわないといけないと思うからね、体を休めておいて
   欲しい。……我々も、もっと詳しく話を聞きたいしね」」
 
PL5「詳しく話しても、多分、同じようなことしか言えないと思うんだけどな」
 
KP1「続いて黒羽だな。木澤に電話を掛けると」
 
PL2「うんうん」
 
KP1「では、数コール後に木澤が電話に出る……が、そうだな。黒羽からの電話を受けた
  木澤の状況は、刻野家まで来て星の精(死骸)と対面し、天原たちの話を聞こうと
  いうところとしようか。場所は刻野家玄関内。刻野家で木澤に応対しているのは?」
 
PL1「電話をした天原だろうな。傍に竜崎と津木もいると思うが」
 
KP1「了解した。それでは、改めて。
  「…………はい、もしもし、木澤です」」
 
PL2「「あ、黒羽です、お久しぶりです」」
 
KP1「「黒羽さん? ……何かありましたか?」」
 
PL2「「実は今、病院にいるんですが、そこで化け物と遭遇してしまいまして……」」
 
KP1「「……そちらもですか」」
 
PL2「「そちらも?」」
 
KP1「「あぁいえ、独り言です。お気になさらず。それで、化け物ですか。今はどのような
   状況ですか? 直ぐに応援を手配するので危険なことはせず……」」
 
PL2「「いや、その、井砂がもう倒してしまっていて」」
 
KP1「「…………はぁ。貴方がたは揃いも揃ってどうしてそう…………いえ、よしましょう。
   説教の類は後に時間があるときにするべきですね。
   連絡をくださったということは、何でしょうか。化け物の死骸が残っている、と?」」
 
PL2「「そうなんです。申し訳ないんですけど、事情をある程度知っている木澤さんに
   連絡するのが一番かと思って。……それと、その化け物を使って俺たちを襲って
   きた子がいるんです。刻野夢子、という高校生なんですけど。
   こちらは井砂と火谷が取り押さえてくれたんですが」」
 
KP1「「……ふむ、分かりました。残念ながら私がそちらに行くことはできませんが、
   部下を送りましょう」」
 
PL2「「よろしくお願いします」」
 
KP1「「えぇ。それでは失礼いたします」
  そう言って電話を切った後、木澤は天原の方に向き直っていうだろうな。
  「……黒羽さんから連絡がありました。病院で化け物が現れたが井砂さんが撃退
   した、と」」
 
PL1「「……黒羽と井砂は数日前から目覚めなくなっていてな。その関係で病院にいた
   んだが、その話からすると今は起きていて……ということは、起きた傍から
   襲われたというわけか。寝ている状態で撃退はできないだろうからな」」
 
PL3「「化け物が出たのか」」
 
PL1「「撃退済みだそうだがな。井砂がやったというんだから、きっちり倒し切っている
   ことだろう。こちらから何かをすることもない」」
 
PL3「「……撃退されているのなら、良いが」」
 
PL4「「…………本当に大丈夫なのか? 無事なのか? ずっと眠っていたのに」」
 
PL1「「黒羽から連絡が来たという話だろう。井砂が撃退というし、二人は無事だ」」
 
PL4「「本当に?」」
 
PL1「「嘘だったら黒羽からは連絡は来ない」」
 
PL2「まぁ、無傷とはいかなかったけどな」
 
PL5「クリティカルが出たら、それはね」
 
PL6『しかも1クリ』
 
KP1「KPからの殺意はないはずなんだがな。
  さて。この後、病院側では、木澤が派遣してきた警官が化け物の死骸を処理したり、
  刻野夢子を取り調べのために連れて行ったりするだろう。黒羽、井砂、火谷の三名も
  警官および病院関係者から詳細な説明を求められることだろう」
 
PL2「とはいえ、話せることって本当に何もないよな?」
 
PL5「無いよねぇ。眠っている間の事を話したところで信じてはもらえないだろうし」
 
PL6『火谷だって同じ。話せること無いや』
 
KP1「一方、刻野家側では、木澤によって天原、竜崎、津木に対して事情聴取のような
  ことが行なわれるのだろうが、恐らくその途中で、竜崎と津木の様子が多少おかしい
  ということで病院送りにされるだろう。それからは木澤と天原による一対一の対話の
  時間になるな」
 
PL3「不定二人は病院か」
 
PL1「とっとと病院に送られて幸いなことだな」
 
PL4「まったくだな……」
 
KP1「そうやって今回の怪事件の後始末に追われ、三日目はあっという間に終わる。
  そして四日目が来るだろうが、黒羽や井砂、他にもいた目覚められない患者たちは、
  容易に目覚めることができることだろう。起きてすぐに眠ってしまうということも
  なく、彼らは再び、平穏な日々に戻ることができるはずだ。もっとも、まだしばらく
  退院は許されないだろうがな。
  以上でシナリオはクリアなんだが……」
 
PL2「だが?」
 
KP1「……エピローグだ。少し、四日目の描写をしようか」
 


四日目
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