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⑭夢を現実にするために・三日目-2(チームA)

チームAの三日目-2です。読み始めるときはチームAの一日目からどうぞ。






KP1「それでは、大人組は刻野家に途中するという事で良いな?」
 
PL1「あぁ。これが昼の行動になるわけか?」
 
KP1「そうなるな。正確には、ピンポン後の会話のあたりから昼の行動に含まれているが、
  まぁ、細かいことだ。火谷は高校での行動は、ひとまず通常通りという事だな?」
 
PL6『連絡が来るかは常時気にしているけれど、そう。探索者的には待機状態』
 
KP1「了解した。では、大人組は刻野家に這入ったぞ。
  刻野家は二階建ての一軒家だ。一階と二階、地下があるが、どこから見る?」
 
PL1「地下一択だな」
 
PL6『怪しいからね』
 
PL4「異論はないが……」
 
PL3「では地下に行くか」
 
KP1「地下に直行か。他は見なくていいのか?」
 
PL1「逃げていったやつを捕まえるのが最優先だろう」
 
KP1「……では、探索者たちは地下へと向かった」
 
PL3「ところで、この後は戦闘になるのか? なるなら靴下を脱いでおきたい」
 
PL1「……? 脱ぐ必要があるか?」
 
PL3「靴下のまま激しく動いたら滑るからな」
 
PL1「いや、靴を履いているだろうが」
 
PL3「家の中だぞ? 普通靴は脱いで上がるだろう」
 
PL1「あぁ、そういうことか。オレは土足で上がりこむものだと思っていたんだが……
  不法侵入までして土足でいることを気にする必要もないだろう」
 
PL4「個人的には脱ぐ方が良いかと思うのだが……確かに、その辺りの気遣いはやや
  場違いかもしれないな。何かあった時の為に足を守るものも必要だろうし……」
 
PL6『靴はそのままで突入することをお勧めする』
 
PL3「そうか。ならば靴は履いたままにしておく」
 
KP1「話はまとまったか? では、探索者たちが地下に降りたところから描写するぞ。
  ……探索者たちが下りた先は、物置と称するには随分と広い空間があった。その
  床には円形の複雑な文様……俗に言われる『魔法陣』が描かれ、その中心に非常に
  大きな姿見が置かれている。その周辺には見慣れない怪しげな器具や、分厚い本が
  乱雑に散らばっており、刻野はそれらを焦った様子でかき集めているな」
 
PL6『姿見が怖い。こんなところに鏡って』
 
PL1「確かに見るからに怪しい代物だが、周りにちらばっている見慣れない怪しい器具も
  相当な厄ネタだろう。本なんかも無視できる代物かどうか」
 
KP1「あぁ、あと、もう一つ。
  地下室まで来た探索者たちの耳には、くすくす、という笑い声が聴こえてくるだろう」
 
PL3「辺りを見渡す」
 
KP1「先ほど述べた以上のものは見えないな」
 
PL4「……宙に浮く赤い塊も?」
 
KP1「ないな」
 
PL6『星の精って透明なんだよね。それが、吸い取った血の色で赤く染まって見えるだけ』
 
KP1「つまり、攻撃を受けて血を吸われれば、探索者からも見えるようになるわけだな。
  それまでは透明のままだから、攻撃されなければsanチェックも発生しない」
 
PL4「血を吸われる……吸血か。STRが削れるんだったな」
 
PL1「そういえば津木は経験済みか」
 
PL3「姿が見えない間は攻撃はできないのか?」
 
KP1「いや、笑い声を頼りに攻撃を行うことは可能だ。この場合、命中率が下がるが」
 
PL3「<回避>は?」
 
KP1「<回避>も半分になるだろうな」
 
PL4「……かなり厳しいな」
 
PL1「まったくだ。KP、戦闘が始まる前に竜崎の粉を津木に渡させておきたいんだが」
 
KP1「それぐらいは許可しよう。二つともか?」
 
PL3「二つとも渡す」
 
PL4「有り難く受け取ろう」
 
KP1「それでは戦闘を開始しよう。行動順は、津木→天原・竜崎→星の精だな。刻野は
  戦闘に見向きもせずに自分の作業を続けている」
 
PL6『相変わらずステ半減バージョンの星の精』
 
KP1「外の分と合わせて一人前、といったところだな。
  では、津木の手番からだ。どうする?」
 
PL4「声のする方へ粉を<投擲>する。命中率は半減するんだったな……40か。微妙な……」
 
 津木 投擲 40/45 → 失敗
 ダメージ 1
 
PL4「ぐ、失敗か」
 
KP1「だが、1ダメージはくらうな。<回避>は……良いか。今回はパスだ、そのままくらう」
 
 星の精 HP ?? → ??
 
KP1「続いて粉使用によるsanチェック0/1d3……と言いたいところだが。現在、星の精は
  透明だからな、視覚的には粉の効果は見えないだろう。0/1に抑えてやる」
 
PL1「抑えるだけか」
 
KP1「嫌なにおいの方は防ぎようがないだろうからな、それ分のsanチェックだ」
 
 sanチェック 天原 55/93 → 失敗
 san値 55 → 54
 
 sanチェック 竜崎 37/79 → 失敗
 san値 37 → 36
 
 sanチェック 津木 32/10 → 成功
 
PL1「じわじわと削れるな。一時的発狂の恐れが無いだけありがたいが」
 
PL4「……不定、はまだだな」
 
PL3「次は竜崎がいくぞ。<キック>と<マーシャルアーツ>で攻撃だ」
 
KP1「命中率半減を忘れるなよ」
 
 竜崎 キック 46/67 → 失敗
 
PL3「……駄目か」
 
PL6『命中率半減の余波をモロにくらってる感じ』
 
PL1「正直、あてられる気がしないんだが……やるだけやるか。天原は<こぶし>で攻撃する」
 
 天原 こぶし 25/2 → 成功(クリティカル)
 
PL1「おい、まさかのクリティカルが出たんだが」
 
KP1「これは……必中とダメージ二倍、どちらが良い?」
 
PL1「二倍の方だな。どうせそいつも装甲があるんだろう?」
 
KP1「了解した。では振ってくれ」
 
 天原 こぶしダメージ 1d3 × 2 → 4
 
KP1「星の精の<回避>だが……」
 
 星の精 回避 ??/?? → 失敗
 HP ?? → ??
 
KP1「やはり失敗だな。ダメージをくらう。
  と、ここで星の精の手番だな。さて、どうなるか……」
 
 星の精
 攻撃対象 1d3 → 2(竜崎)
 攻撃方法 1d2 → 1(かぎ爪)
 かぎ爪本数 1d4 → 1
 命中判定 ??/?? → 失敗
 
KP1「ふむ。竜崎の傍を何かが薙いだ気配がしたが、それだけだな。
  さて、2ラウンド目だ。津木の手番だな」
 
PL4「当然、粉を<投擲>しよう」
 
 津木 投擲 40/91 → 失敗
 ダメージ 1
 
PL4「また失敗か……今回は、元の命中率でもしっかり失敗していたな……」
 
KP1「星の精は<回避>しないぞ。そのまま受けよう」
 
 HP ?? → ??
 
KP1「続いて……」
 
PL6『粉のsanチェック』
 
KP1「その通りだ。条件は先ほどと同じとするぞ」
 
 sanチェック 天原 54/73 → 失敗
 san値 54 → 53
 
 sanチェック 竜崎 36/68 → 失敗
 san値 36 → 35
 
 sanチェック 津木 32/93 → 失敗
 san値 32 → 31
 
PL4「……もう直ぐ20台か」
 
PL1「そうなったら不定も目の前だな」
 
PL6『竜崎も普通に30台だから気を付けないとね』
 
PL3「粉で削り切られる前に星の精を倒せばいいんだろう。
  <キック>と<マーシャルアーツ>で攻撃」
 
 竜崎 キック 46/90 → 失敗
 
PL3「……くっ」
 
PL4「全体的に出目が高くないか?」
 
PL1「というか、安定していないんだろうな。天原は<こぶし>で攻撃するぞ」
 
 天原 こぶし 25/67 → 失敗
 
PL1「流石に二連続成功は無理か」
 
KP1「探索者たちの行動が終わったか。では、星の精の手番だ」
 
 星の精
 攻撃対象 1d3 → 1(天原)
 攻撃方法 1d2 → 2(噛みつき)
 噛み付き 80/41 → 成功
 STR攻撃 1d3 → 2
 
KP1「天原へ噛みつき攻撃だな。<回避>するか?」
 
PL1「当然だろう」
 
 天原 18/62 → 失敗
 
PL1「まぁ、18ではな」
 
KP1「では、星の精による吸血が行なわれるな。天原はSTRに2のダメージ」
 
 天原 STR 17 → 15
 
KP1「……それと、星の精が血を取り込んだことにより、その姿が可視のものとなるな。
  さて、探索者たちには星の精を見たことにより、sanチェックを行ってもらおうか。
  1/1d5で判定してくれ」
 
 sanチェック 天原 53/4 → 成功
 san値 53 → 52
 
 sanチェック 竜崎 35/62 → 失敗
 san減少 1d5 → 4
 san値 35 → 31
 
 sanチェック 津木 31/24 → 成功
 san値 31 → 30
 
PL1「無駄クリだが、失敗するよりはマシか」
 
PL4「どうにか30台、だが……」
 
PL3「……少し確認したいんだが」
 
PL6『何?』
 
PL3「初期san値が39の場合、不定はどこからだ?」
 
PL6『31だと思う』
 
PL1「おい待て、お前、今の竜崎のsan値いくつだ」
 
PL3「……31」
 
KP1「竜崎は不定入りだな。……あぁ、あと、津木もあと2減ったら不定入りだからな」
 
PL4「ぐっ……あ、あぁ、分かっている。……あと一回粉を使ったら脱落だろうな」
 
KP1「では、まずは竜崎の不定処理からいこうか。1d10と1d6を振ってくれ」
 
PL3「分かった」
 
 竜崎
 不定の種類 1d10 → 9(一時的偏執症)
 不定の期間 1d6  → 1(ヶ月)
 
 クトゥルフ神話 13 → 14
 
PL1「偏執症か」
 
KP1「ではこうしようか。竜崎は、星の精……というか、人ならざるものが、全て、自分を
  排除しようとしているのだと強く思い込む。故に人ならざるものは全て排除しなくては
  ならず、そこに例外があってはならない、と強く感じるだろう。
  以降、竜崎は神話生物に対しては攻撃以外の行動をとれなくなる」
 
PL4「それなら……大丈夫、か?」
 
PL1「思いのほかマシ、といったところだろう。攻撃以外ができないのなら<回避>も無理
  なんだろう?」
 
KP1「その通りだ」
 
PL3「分かった、相手の手番になる前に蹴り倒せばいいんだな?」
 
KP1「……間違ってはいない、か?
  さて、3ラウンド目に入る前に、刻野の様子を少し描写しておこうか。
  彼は現在、かき集めたもののうち、いくつかを纏め始めているな。その作業は、
  そうだな、あと3戦闘ラウンドで終わりそうだ」
 
PL1「5ラウンドで星の精をどうにかしろということか」
 
KP1「どうだろうな?
  では、改めて3ラウンド目だ。津木はどうする」
 
PL4「天原から粉を受け取りたい。竜崎から受け取った分はもう使い切ってしまったからな」
 
PL1「ならば渡そうか。天原より津木の方が良く使えるだろう」
 
KP1「その行動で津木の手番は消費されるが、良いか?」
 
PL4「それで頼む」
 
KP1「了解した。続いて竜崎の手番だが」
 
PL3「決まっているだろう。<キック>と<マーシャルアーツ>で星の精を攻撃する」
 
 竜崎 キック 92/78 → 成功
 マーシャルアーツ 85/80 → 成功
 ダメージ 1d6 × 2  + 1d4 → 8 + 2 → 10
 
KP1「星の精の<回避>だが、さて」
 
 星の精 回避 ??/?? → 失敗
 HP ?? → ??
 
KP1「失敗だな。では……。
  竜崎の妄執を込めた鋭い蹴りは星の精に突き刺さった。その勢いに抗うこともできず、
  星の精はボールの様に蹴り飛ばされ、壁にべちゃりと叩きつけられた。それから、
  ずるり、と床に落ち、ピクリとも動かなくなるだろう。
  戦闘終了だ。星の精はもう動かないぞ」
 
PL3「妄執」
 
PL6『不定中だから、まぁ』
 
PL1「よし。では、刻野の所へ行くぞ」
 
PL4「待て、竜崎の不定は放置か?」
 
PL1「あの不定内容なら一応放置で良いだろう。ここにはもう動く神話生物はいない……
  いないな? 流石に三体目まで出てきたらやってられないんだが」
 
KP1「戦闘は一段落付いた、とだけ言っておこうか」
 
PL1「ひとまず大丈夫そうだな」
 
PL4「の、ようだな。刻野の様子は?」
 
KP1「動きを止め、探索者たちの方を唖然と見ている。近寄るか?」
 
PL1「そうだな。こんな状況だ、何をするにもまずは拘束してからだろう。妙なことを
  された時の事を考えると……これ以上の対処は面倒だ」
 
PL4「何かを召喚されてまた戦闘、となったら、今度こそ危ういだろうからな」
 
KP1「近寄ると。では、寄ってくる探索者たちを認め、刻野は慌てた様子で腰を上げる。
  ……が、慌て過ぎたのだろうな。立ち上がる時に、直ぐ傍にあった巨大な姿見に肘を
  ぶつけてしまう。結果、姿見は大きく揺れ、倒れた。
  その衝撃で鏡面に大きな罅が入ったのを、探索者たちは目撃するだろう」
 
PL6『それって見るからに壊れちゃいけないやつじゃ』
 
PL1「間違いなく壊れたらまずいやつだろうな」
 
KP1「刻野が罅割れた鏡面を焦った様子で覗き込もうとするのと、その鏡面から黒く
  悍ましい触手が無数に伸び出てくるのは同時だった。
  鏡面から現れた黒い触手は、刻野の顔に、首に、腕に胴に足に強く巻き付き、
  己が生え出でている元へと引き寄せようと動く。刻野は抵抗するようにもがいて
  いるが、力が及ばないのだろう、じわり、じわりと鏡面の方へと引き寄せられていく」
 
PL3「KP」
 
KP1「ん、どうした? 描写の途中だが」
 
PL3「不定中だから、その触手に<キック>と<マーシャルアーツ>をくらわせたいんだが」
 
PL4「それは……大丈夫か?」
 
PL6『あんまり大丈夫じゃない気がする』
 
PL1「だが、不定の内容的には非常に適切な行動だな。触手なんて、どう見間違えても
  人間とは思えないだろう。確実に排除対象だ」
 
KP1「描写が終わったらsanチェックを入れようかと思っていたんだが……そういうこと
  なら、先に触手を見たことによる1/1d3のsanチェックを行おうか。その後に、
  刻野と触手に対して行動を取ってもよいことにしよう」
 
PL1「天原たちも動いて良いのか」
 
KP1「sanチェックをした後にな」
 
PL4「津木は……不定がまずい……」
 
PL6『ファイト』
 
 sanチェック 天原 52/75 → 失敗
 san減少 1d3 → 2
 san値 52 → 50
 
 sanチェック 竜崎 31/71 → 失敗
 san減少 1d3 → 2
 san値 31 → 29
 
 sanチェック 津木 30/74 → 失敗
 san減少 1d3 → 2
 san値 30 → 28
 
PL6『なかよし』
 
KP1「全員減少2か。……ところでなんだが」
 
PL4「分かっているとも。28で津木は不定だ。……種類と期間を決めるぞ」
 
 津木
 不定の種類 1d10 → 8(短時間の心因反応)
 不定の期間 1d6  → 3(ヶ月)
 
 クトゥルフ神話 13 → 14
 
PL4「……これは」
 
PL6『錯乱とか、脱力とか、昏迷とか』
 
KP1「短時間というのだから、発症しては治まり、治まっては発症し、ということだろうな」
 
PL4「……脱力にしよう。鏡面に刻野を引きずり込もうとする触手を見て、恐怖のあまり
  動けなくなるという感じで」
 
PL1「錯乱よりは対処がしやすいが、いざここから離れようという時に厄介だな。
  ……引き摺って行くか?」
 
PL4「できれば肩を貸してくれる流れがありがたいんだが」
 
PL1「分かった引き摺ろう」
 
PL3「それでKP、蹴って良いか?」
 
KP1「あぁ、許可する。竜崎は、刻野が触手によって鏡面まで引っ張り込まれる前に、
  触手に対して蹴りをくらわせることができるとしよう。まぁ、成功すれば、だが」
 
PL1「天原は竜崎の<キック>成功に合わせて刻野を鏡面から引きはがしたい。<キック>で
  ダメージが入れば触手がひるむだろうから、その隙を突きたい」
 
KP1「了解した。まずは竜崎の判定からやってくれ」
 
PL3「分かった」
 
 竜崎 キック 92/64 → 成功
 マーシャルアーツ 85/63 → 成功
 ダメージ 1d6 × 2  + 1d4 → 4 + 3 → 7
 
KP1「ふむ。それだけのダメージが出たなら、触手は完全に怯んだだろうな。天原は
  その隙を突き、無事に刻野を鏡と触手から引きはがすことに成功したとしよう」
 
PL1「よし、そのまま刻野ごと鏡から距離を取って、刻野の様子を見る」
 
KP1「刻野は目を閉じている。眠っているな」
 
PL4「……眠り病か?」
 
PL1「元凶らしいこいつが、今更か?」
 
PL6『鏡が割れたことが関係しているかもしれない』
 
PL3「鏡はどうなった?」
 
KP1「刻野を取り上げられた触手は、ゆっくりと鏡面に沈んでいく。触手が完全に鏡の中
  へと戻り切った後、鏡は大きな音を立てて完全に砕けるな」
 
PL4「これは……これで、刻野の研究を止めた、ということになるのか?」
 
PL1「とりあえず、本人が起きない内は、研究は進まないと考えて良いと思うが。
  ……一応、地下の探索でもしておくべきか」
 
KP1「それなら<目星>だな」
 
PL4「待て。津木も竜崎も不定中なんだが、その辺りどうするんだ」
 
KP1「竜崎は人ならざるものがいなければ幾分か冷静でいれるだろうし、津木も触手が
  消えたことにより恐怖をもたらす対象がいなくなったから一先ず落ち着くだろう。
  不定中だから技能値半減での判定にはしてもらうが、」
 
PL1「全員で振るか」
 
 天原 目星 84/82 → 成功
 竜崎 目星 25/2  → 成功(クリティカル)
 津木 目星 17/86 → 失敗
 
KP1「クリティカルが出たか。
  まずは普通の成功の方だが、天原は刻野の手記を発見する」
 
PL1「手記か。クトゥルフではおなじみだな」
 
KP1「クリティカルを出した竜崎は、タイトルのない黒い薄い本が目に留まる」
 
PL6『魔導書?』
 
PL1「言語は? 表紙を捲ってみろ」
 
PL3「捲って言語だけ確認する」
 
KP1「日本語だな」
 
PL6『誰が読む?』
 
PL1「……天原が読もう。この場で何かしないといけないことが残っていないか確認したい。
  ざっと、そういう視点で二冊とも流し読みする場合はどのぐらいかかる?」
 
KP1「どちらもそんなに長くないからな。二冊で一時間半としようか」
 
PL1「分かった。天原は本を読みにかかるぞ」
 
PL4「津木は待機だな。竜崎はどうする」
 
PL3「津木と同じにしておく」
 
KP1「では、天原が本をざっと眺め終えるまで時間を進めようか。
  まず、手記に関してだが……内容としては何事かへの恨み言が主だな。だが、その
  辺りは天原の気にするところではないようなので詳しいところは飛ばしたとしよう。
  天原が拾い上げた情報は以下三点だな。
  一つ、刻野は夢の世界……ドリームランドへ行くための道を開こうとしており、
  その出入り口となる媒体を地下に置いた大きな姿見とすることを決めたこと。
  一つ、鏡とドリームランドを繋げることには成功したが、その繋がりは意図的には
  閉じることができなくなってしまったこと。
  一つ、娘の夢子が眠ったまま目覚めなくなったこと。推定と前置かれているが、
  ドリームランドと繋がりっぱなしの鏡の影響で、ドリームランドとこの辺りの地域とが
  有り得ないほど近接し、ドリームランドと繋がりを既に持っている現役の夢見る人が
  ドリームランド側に引き寄せられた、と刻野は原因について記している」
 
PL1「鏡は割れて正解だったか。まぁ、そうだろうな」
 
PL4「その鏡から出てきた触手に捕まり、刻野は睡眠状態に陥ったと。……ドリームランドに
  行ってしまったのか? 様子からして、望んでいた結果とは少々違うのだろうが」
 
PL6『竜崎の見つけた薄い本に関しては?』
 
KP1「そちらは、ドリームランドと覚醒の世界の関わりについての研究書だな。手書きで、
  しかも走り書きで記されている上に、所々に小さな字で注釈が入っているために
  非常に読みにくい書物だ。どうやらそれは、夢からではなく、目覚めた状態で
  ドリームランドへ行くための道を作ろう、という研究について記されていることが、
  天原には分かっただろう。
  ……ところで聞くが、神話的事象に関する書物を読んで、sanチェックが無いとは
  思っていないな?」
 
PL1「あると思ったから引き受けた。不定連中に任せる気にはなれない」
 
PL4「san値の事もあるからな……」
 
PL6『減少値はどのぐらい?』
 
KP1「流し読みだからな。二冊合わせて1d2+1/1d6としようか。」
 
PL1「振ろう」
 
 sanチェック 天原 50/39 → 成功
 san減少 1d2+1 → 2
 san値 50 → 48
 
KP1「ところで、天原の不定はどこからか知っているか?」
 
PL1「……ちょっと待て、おいまさか」
 
PL6『47だよね』
 
PL4「ぎ、ぎりぎりだな……」
 
PL3「san減少で最大値を轢いていたら駄目だったのか」
 
PL1「…………正直、竜崎と津木が酷すぎて天原は大丈夫だと思い込んでいた」
 
KP1「30台と50台だからな、比較すればそうもなるだろう。
  さて、この後はどうする?」
 
PL1「病院に……いや、木澤に連絡を入れる」
 
PL3「病院で良いんじゃないのか?」
 
PL1「星の精の死体があるだろう。ある程度事情を知ってるやつの方が良い。
  ……そういえば、また見えなくなったりしているのか?」
 
KP1「いや、そんなことはないな。生きていれば、数ラウンドの経過で血液が新陳代謝に
  よって透明になるが、竜崎が蹴り倒したからな」
 
PL4「……待て、そうなると、外で倒したもう一体は」
 
PL1「そういえば普通に放置していたな。昼間の住宅街……住宅街か?」
 
KP1「住宅街だな」
 
PL1「そうか。住宅街に化け物の死骸が放置されているわけだな」
 
PL3「回収に行くか? 死骸なら一発蹴りを入れるぐらいで竜崎も落ち着くと思うが」
 
PL4「家の中まで持ってくる必要はないだろう。庭の、外から見えにくそうな所まで
  引き摺って行けば十分ではないか?」
 
PL1「なら、外の死骸に関しては竜崎に任せるか。天原は木澤に連絡を入れて、津木は
  眠っている刻野の監視と。……刻野は一階まで天原が背負って運んで、玄関口で
  天原と津木は待機するか?」
 
PL4「それで良いだろう。あとは病院に確認を入れられればいいんだが」
 
PL1「この後、少なくとも天原は警察の相手をする必要があるだろうし、不定二人だけを
  確認に送り込むのも怖いしな。大人組は、行くならせめて天原を付けていきたい所だ。
  火谷はどうだ?」
 
PL6『放課後、行けるなら行きたい』
 
KP1「……そうだな。今連絡を入れれば、火谷の行動には間に合うだろう」
 
PL1「なら、木澤に連絡を入れる前に、火谷にメールを送っておこう。
  『元凶は片付いた。放課後、二人が起きているか病院まで行って確認してくれ』と」
 
KP1「火谷は、六限目の直前ぐらいでメールを受信するだろうな」
 
PL6『確認してから授業に臨む』
 
PL1「続いて、木澤に電話を掛けようか」
 
PL3「その間に竜崎は外にある星の死骸を回収に向かう」
 
KP1「では、竜崎の方は無事に星の精を回収できたとしておこうか。何なら、玄関内に
  持ち込んでおいても構わないが」
 
PL4「それは……あまり嬉しくない提案だな」
 
PL1「わざわざ玄関の密度を上げる必要もないだろう。適当に庭に放っておけ」
 
KP1「外から隠しておきたいなら<隠す>の判定だな」
 
PL3「振るぞ」
 
 竜崎 隠す 15/75 → 失敗
 
PL3「失敗だな。外からは丸見えか?」
 
KP1「そこまではいかないが、割と分かりやすい所には置かれてしまっただろうな。
  続いて、天原の方だが。木澤に連絡を入れるんだったな」
 
PL1「あぁ。繋がるか?」
 
KP1「数コール後、繋がる。
  「はい、木澤です」」
 
PL1「「天原だ。化け物の死骸と、眠り病の患者らしき人物を確保しているんだが来て
   くれないか」」
 
KP1「「……非常に頭の痛い発言ですね。危ないことはしないで下さいと、言いましたね?」」
 
PL1「「言われた気もするな。それで、来てくれるのか?」」
 
KP1「「…………えぇ、えぇ。化け物の死骸などと言われては行かざるを得ないですから。
   それで、眠り病と言うのは何ですか?」」
 
PL1「「最近、この辺りで、眠ったまま目覚めなくなるやつがいるだろう。それのことだ。
   そう呼称している所があるというから、俺も使っている」」
 
KP1「「あぁ、成程。理解しました。それで、今回はどこへ行けばいいんですか?
   事の詳細を訊かせていただきたいので、貴方、と、他にもいるなら、その方々も
   その場所に待機していてください」」
 
PL1「「そのつもりでいる」
  と返し、刻野家の住所を伝える」
 
KP1「では、それを確認したのち、木澤は通話を切るな。少し待てば彼の乗ったパトカーが
  刻野家に到着するだろう」
 
PL4「それまで大人組は刻野家から離れられそうにないな」
 
KP1「そうだな。何か起こらない限り、木澤への詳細説明等によって大人組の昼行動時間は
  すべて削れると思ってくれ」
 
PL6『じゃあ、火谷の放課後活動のターン来る?』
 
KP1「来る、が、少し待ってくれ。あちらに行ってくる」
 
PL1「あちら、と言うと、黒羽と井砂の方か」
 
PL4「鏡を割ったことによって、あちらでも何か状況に変化が起きたか?」
 
KP1「さぁな。その辺りは後々だ」
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