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⑭夢を現実にするために・三日目-1(チームA)

チームAの三日目です。読み始めるときはチームAの一日目からどうぞ。







PL4「三日目だが、この日も最初にKPの謎判定があるのか……?」
 
PL6『ありそうだとは思う。あれ、何をしているんだろう』
 
PL1「二日目の朝は『セーフ』だったらしいが、三日目もそうなるとは限らないからな。
  気にはしておくべきだろう」
 
PL3「三日目は、病室を見て、刻野の家に行くんだったか?」
 
PL1「一応その予定だな。そろそろ何か進ませたいところだが」
 
KP1「戻ったぞ」
 
PL6『あっちはどんな感じ?』
 
KP1「良い感じだったな」
 
 
-----------------------------
 
 
KP1「さて、三日目を始めようか。まずは……」
 
 ??? ??/?? → ??
 ??? ??/?? → ??
 ??? ??/?? → ??
 ??? ??/?? → ??
 ??? ??/?? → ??
 ??? ??/?? → ??
 
KP1「となると……ふむ。よし、分かった。
  では、何をするか訊こうか。二日目同様、大人組は朝・昼・晩の三回行動が可能で、
  高校生である火谷は高校での行動と放課後の行動の計二階の行動が可能だ」
 
PL4「二日目同様、朝は病室の確認に行こう。天原も竜崎も来るか?」
 
PL1「行くだろうな。竜崎もか?」
 
PL3「行くぞ」
 
PL6『火谷はどうしようか。話は聞けてしまったし。宣言は後でも良い?』
 
KP1「そうだな、そういうことなら大人組の昼の行動時にでも一緒に宣言してくれ。
  それでは、天原、竜崎、津木は病院に来たぞ」
 
PL1「まずは<言いくるめ>だな」
 
KP1「三日目だからな……-40で振っても良いぞ」
 
 天原 言いくるめ 25/35 → 失敗
 
PL1「……思いのほか低い値が出たんだが。-30だったということにはならないか?」
 
KP1「ならない。却下だ」
 
PL4「では、この日も津木は一人で病室に行ったと」
 
KP1「そうなるな。この日の案内も、一日目や二日目に案内してくれた男性なんだが……
  非常に疲れているな」
 
PL4「また何かあったのか? ……尋ねてみるか」
 
KP1「何があったのかと訊いても、彼は「詳しくは病室で……」としか答えない」
 
PL4「……病室に行くか」
 
KP1「それでは、津木は男性の案内で病室へ訪れた。相変わらず六台あるベッドは満員
  だが、顔ぶれが変わっているのに気付けるだろう。二日目までと同じなのは、黒羽と
  井砂、それに女子高生の三名のみ。他の三名は昨日まではいなかった顔だ」
 
PL1「二日目で一人目覚めていたからな、そいつがどこかへ運ばれた結果、別の一人が運び
  込まれたというなら分かるんだが。新しい顔は三人分なのか?」
 
PL6『あと二人起きて、その二人も他に運ばれたとか?』
 
KP1「その通りだ。病室までやってきて、男性はため息交じりながらようやく話し出すぞ。
  「実は……昨日、津木様がお帰りになった後、立て続けにお二人ほど目覚められ
   まして。内一名の方がその……大変混乱されているようで、直ぐ傍にいた看護師に
   噛み付いてきたんです。暴れられたというわけですね。それで我々がそちらの方を
   抑えるのに手を取られている間に、もう一名の方が病室を抜け出してしまい……」」
 
PL4「「……抜け出された方は見つかったのですか?」」
 
KP1「「いえ。警察にも連絡を入れ、今も探しているのですが。そんな時に、さらに三人も
   運び込まれ……この状況です」」
 
PL4「「そうですか……」」
 
KP1「「……あぁ、そうだ。津木様、こちらを」
  そう言って、男性は津木に一枚のメモを渡すぞ」
 
PL4「受け取る。何だ?」
 
KP1「そのメモには『刻野の研究を止めろ』と書いてある」
 
PL1「……刻野といえば、二日目に病院で遭遇した男か。あと、娘が『眠り病』に陥って
  いるんだったな。なのに態度が普段と変わらないとかいう」
 
PL6『怪しい人。あと、クトゥルフで「研究」っていうのはあまり穏やかじゃないよね』
 
PL4「昼に突撃するかと言う話をしていたが、これはその重要性が高まったと考えるべきか」
 
KP1「メモを眺めている津木に、男性は言葉を続けるぞ。
  「これも、昨日の話なのですが……黒羽様が持っておられました」」
 
PL4「「黒羽が!?」」
 
PL1「……KP。筆跡は?」
 
KP1「筆跡か。判定は……まぁ、付き合いも長いだろうし、良いとするか。黒羽のものだ」
 
PL3「黒羽からのメッセージ、ということか?」
 
PL6『可能性は高い』
 
KP1「男性は、津木の様子を見ながら言うぞ。
  「津木様は黒羽様の関係者ですから、来られたらお見せしようかと思って
   おりました。これはどういうことなのか、津木様なら分かるだろうか、と」」
 
PL4「「……残念ながら、期待に沿う回答をさしあげられません。しかし、このメモを
   見せてくださったことには感謝します。ありがとうございました」
  そう言ってメモを返して……KP、退出して良いか?」
 
KP1「構わないぞ。津木は病室を退出し、病院のロビーで天原と竜崎と合流だな」
 
PL4「病室での出来事を全て伝える」
 
PL1「伝えられた。……さて、この日も病院で、刻野と遭遇するか? もしも遭遇できる
  なら、昼に家へ突撃するまでもないな。そこか、少し離れた場所で捕らえることも
  可能だろう」
 
PL4「……捕らえるのか?」
 
PL1「言葉の綾だ。二日目の様に話の途中で逃げられないように両脇からがっちりと
  固めて話を聞くというだけで、縄で縛って身動きを奪うわけじゃない」
 
PL4「いや、その状況は十分に『捕らえる』の範疇に入っていると思うのだが。大丈夫か?」
 
PL1「怪しげな研究をしている可能性が高い相手だろう。このぐらいなら許容範囲だ」
 
PL6『相手のしていること次第では大丈夫。そうじゃなくても多分ギリギリセーフ』
 
PL3「クトゥルフで怪しい研究をしていれば大体悪だという話だから問題ない」
 
PL4「そ、そうか……」
 
PL6『それでKP、刻野は病院に来る?』
 
KP1「刻野なら、そうだな、情報共有が終わったあたりで病院のロビーに入ってきたのを
  目撃できるだろう。彼は受付へとまっすぐ進んできているが」
 
PL1「ここで事を起こすのは問題か」
 
PL6『病院の中だしね』
 
PL1「病院の外で待ち伏せて、尾行して、人気のないところで捕まえ……話を聞くとするか。
  KP、可能か?」
 
KP1「それでは、人気のない場所まで見つからずに後をつけることができたかの判定を
  行うとしよう。<忍び歩き>……いや、<幸運>で判定してくれ。言っておくが、尾行を
  行う探索者全員が対象だからな。一人でも失敗すれば、人通りがそこそこある道で、
  刻野が探索者たちに気付くことになる」
 
PL1「補正は?」
 
KP1「無い」
 
PL4「だろうな。となると、35か……不安しかないのだが」
 
PL3「どんな値でも失敗するときはするだろう」
 
PL6『本当にそれだよね』
 
PL1「35が心もとないのは事実だがな。……さて、振るか」
 
 天原 幸運 55/56 → 失敗
 竜崎 幸運 35/55 → 失敗
 津木 幸運 35/10 → 成功
 
PL3「失敗だな」
 
PL1「失敗するときはするものだからな」
 
PL4「成功は津木だけか……」
 
KP1「妖怪も出たか。まぁ、どんな出目であろうと失敗は失敗だ。
  さて。病院から刻野を尾行していた探索者たちだが、尾行を始めてから十数分後……
  不意に刻野が足を止める。そして、彼は振り返り探索者たちに視線を向けて、こう
  言うだろう。
  「……何か御用で?」」
 
PL4「……どうする? 昨日の話の続きでも、とでも返してみるか?」
 
PL1「研究のことをほのめかすのも手なんだが……ここは、人通りがそこそこある道
  だったな?」
 
KP1「あぁ、その通りだ。ちらほらと通行人が見える。彼らは、立ち止まり互いを見ている
  探索者たちと刻野を訝しそうに眺めながら通り過ぎていくな」
 
PL1「……ひとまず、昨日の話の続きをしたいとでも伝えるしかないか?」
 
PL4「……津木が答えるぞ。
  「すみません。……少々、昨日の話の続きをしたいと思いまして」」
 
KP1「「昨日の話? ……あぁ、皆さん、昨日病院で会った方々ですか。どうりで、見覚え
   のある顔だと思うわけです」
  そう言って、刻野はどこか納得した様子で頷くな」
 
PL4「「覚えていただけていて幸いです。それで、刻野さん、話の続きの方は如何
   でしょう?」」
 
KP1「「そちらについては遠慮させてください。話せることは本当に無いんですよ。
   ……では、家に戻らないといけませんので」
  刻野はそれだけ返した後、歩みを再開するな。さて、どうする?」
 
PL3「追いかけるか?」
 
PL6『それもできるけど、下手すると警察呼ばれそうな気もする』
 
PL4「警察沙汰は遠慮したいところだな」
 
PL1「……刻野の家に先回りして待ち伏せるのはありか?」
 
KP1「ありだな。その場合は、探索者と刻野のどちらが先に刻野家に着くかの判定が必要
  かと思うが。判定は……<幸運>で比較しようか。使用している道の混み具合や信号に
  かかる回数等で、家に着くまでの時間は多少変動させられるからな。<幸運>対抗で、
  勝った方は然程信号にかからなかったが、負けた方は行く先々で信号が赤色だった
  ということにしよう。
  処理としてはPOW対抗、ということにしておくか」
 
PL1「それは良いが、探索者は三人いるぞ? POWはどの値を使うんだ」
 
KP1「当然だが一番低いPOWだな。それと、POW対抗のダイズはこちらで振るぞ。
  成否については教えないこととしようか。
  それで、本当に先回りして待ち伏せを行うか?」
 
PL4「それでも構わないとは思うが」
 
PL3「異論はないな」
 
PL1「では決まりだな。先回りするぞ」
 
KP1「了解した。それでは<幸運>対抗の判定を行うぞ」
 
 幸運対抗 ??/?? → ??
 
KP1「……ふむ。では、探索者たちは無事に刻野家の前に到着した。
  刻野家は二階建ての一軒家だ。家の周りに高い塀があるということは無いんだが、
  すべての窓に対してカーテンが引かれているため、外から中の様子を窺うことは
  難しいだろう」
 
PL4「中の様子が分からないということは、刻野が既に帰っているかも分からないという
  ことか。どうにかして先回りができたかの確認がしたいところだが」
 
PL1「ピンポンダッシュでもするか? 反応の有無である程度想像はできそうだが」
 
PL4「……それは確実にDEXで判定する奴だな?」
 
KP1「そうだな。やるというなら、DEX×5で判定させようかとは思っているが」
 
PL1「だろうな。……とすると適任者は津木か。この中だと一番DEXが高い」
 
PL4「10なんだがな……」
 
PL6『火谷がいたら火谷がするんだろうけれど』
 
PL3「するのか?」
 
PL4「気が乗らない……が、先回りができたかの確認はしておきたいからな。何らかの
  アクションは必要だろう」
 
PL1「そういうことだな。それとも、他に何か案はあるか?」
 
PL4「……<投擲>?」
 
PL3「投げるのか?」
 
PL6『何を投げるつもり?』
 
PL4「あぁ、いや、ふと思いついただけだから気にするな。流石に、石を投げて意図的に
  窓を割るのは問題過ぎる」
 
PL1「それよりはピンポンダッシュの方が罪は軽いだろうな。というわけでやってこい。
  天原と竜崎は、刻野家からやや離れたところでこっそり待機しておく」
 
PL3「待機か」
 
PL1「津木について行っては、津木だけにやらせる意味がないだろう。ついていって、天原と
  竜崎もDEX×5を振る羽目になるのはゴメンだぞ」
 
KP1「こっそりというなら<隠れる>でも振ってもらおうか。成功すれば、刻野家からは
  見えにくい場所に陣取ることができることとしよう」
 
 天原 隠れる 10/21 → 失敗
 竜崎 隠れる 10/ 4 → 成功(クリティカル)
 
PL1「初期値が10ならこんなものか」
 
PL3「おい、こっちは成功したぞ」
 
PL6『しかもクリティカルだ』
 
KP1「クリティカルか。それなら、竜崎は刻野家からは何となく見にくそうな箇所を
  見つけることができ、上手く隠れられなかった天原を引っ張ってそこへ誘導すること
  までできたことにしよう。天原と竜崎は、無事にこっそりとすることに成功した」
 
PL1「それは何よりだ。……あぁ、そうだ。一つ確認するが、通行人は周りには?」
 
KP1「いないな。目撃者になりそうな人物は今のところ見当たらない」
 
PL1「なら問題ないな。決行だ」
 
KP1「ピンポンダッシュをしにいくのは津木だったか。では、津木は<幸運>を振ってくれ」
 
PL4「<幸運>?」
 
 津木 幸運 35/37 → 失敗
 
PL4「……失敗なんだが?」
 
PL6『ちょっと惜しい』
 
KP1「そうか。
  津木は刻野家のインターホンを鳴らすべく、北野家の玄関前に立った。そこで、
  天原や竜崎がいる方とは異なる方向から、一人の男性が鬼気迫る表情で走ってくる
  ことに気付けるだろう。
  その男性はそのままの勢いで向かってくる。このままだと津木にぶつかりそうだが、
  そんなことは意に介していないようだな。さて、どうする?」
 
PL4「それは避けるだろう。……その後、直ぐに刻野家から距離を取りたい。ここにいる
  ことを刻野に知られるのは遠慮したいからな」
 
KP1「離脱か。できないことは無いが、難しいかもしれないな。
  津木が玄関前から横に避けるやいなや、走ってきた男性は玄関ドアに張り付いて、
  ガンガンと殴り大声を上げる。
  「刻野、刻野だろう! 出てこい、よくもあんな目に! 仕返ししてやる! 早く
   出てこい! いるんだろう分かってるぞ! 早くしろ! 早く!」」
 
PL1「刻野は何をしたんだ? いや、何かをしているのは分かっているが」
 
PL4「……確かに、これは直ぐに離れるのは難しいな。これを放っていく気にはなれない。
  玄関から引きはがして……落ち着かせるために<精神分析>か?」
 
PL1「いや、男は放っておいて距離を取るべきじゃないか? これで刻野が帰宅済みだった
  場合、津木まで刻野に見つかることになるぞ」
 
PL4「だが、こんな男性の様子を見て放っておけるか? ……それに、この男性は何か
  知っている様子だろう。話を聞くためにも落ち着かせる方が良いのではないか?」
 
PL1「放っておけるかと訊かれれば放っておけると答えるが、情報があった方が良いのは
  確かか。だが、男を引きずって離れるのは難易度が高いと思うぞ?」
 
PL6『確かに難易度は高そうだけど、その場合、放っていって何か起こって、それを目撃
  してsanチェックって流れが一番有り得そうだと思う。嫌じゃない?』
 
PL4「san値は低いからな……」
 
PL3「男性を引き剥がすなら天原が適任だな」
 
PL1「……仕方ないか。KP、刻野家の玄関前で厄介ごとが起きていることは察知できるか?」
 
KP1「男性は大声で叫んでいるしな。技能判定なしで分かって良いだろう」
 
PL1「だろうな。天原だけで行ってくるから、竜崎は待機を続けておけ。二人一緒に行く
  こともないだろう」
 
PL3「分かった」
 
PL1「天原は津木に合流しに行くぞ」
 
PL4「KP、二人がかりで男性を引き剥がしたいんだが」
 
KP1「その前に少し判定をするから待て」
 
 ?? ?? ??/?? → ??
 
KP1「ふむ。では……津木の<幸運>判定をしてもらおうか」
 
PL1「<幸運>か。天原では駄目なのか」
 
KP1「今回に関しては津木としておく。振ってくれ」
 
PL4「成功するビジョンが見えないのだが……」
 
 津木 幸運 35/14 → 成功
 
PL3「成功したな」
 
PL4「自分でも驚きなんだが……」
 
KP1「成功か。では、次の判定だ。二人が引き剥がそうとしている男のSTRは……8だな。
  天原のSTRと津木のSTRはいくつだ?」
 
PL1「17だな」
 
PL4「津木は……8だな。天原の半分以下か……」
 
KP1「足せば25か。まぁ、自動成功だな。天原と津木は男性を玄関から引きはがすことに
  成功した。その後はどうするんだ? 竜崎のいるところにでも引き摺って行くのか?」
 
PL1「そんなところだな。男を引きずりつつ竜崎と合流し、そこで<精神分析>でもして
  落ち着かせる」
 
PL6『一番技能高いの誰だっけ』
 
PL1「この中だと天原だな。45だが」
 
PL4「津木と竜崎はそもそも振っていないからな……ちなみにだが火谷は?」
 
PL6『31。申し訳程度』
 
PL3「その辺りは黒羽や井砂の担当だろう」
 
PL1「その二人がいないから、天原がやる羽目になっているんだが。……振るぞ」
 
 天原 精神分析 45/92 → 失敗
 
PL1「失敗か」
 
PL6『しかも出目が高い』
 
PL4「90代か……」
 
KP1「失敗したのなら、男性はまだ喚き続けているな。「離せ離せ、邪魔をするなっ!」
  と叫び、もがく。……天原と津木の二人がかりで押さえられているままだから、
  抜け出しようがないんだが」
 
PL1「……落とすか? ノックアウト攻撃か何かで」
 
KP1「やるというなら許可するが、その前に……」
 
 ?? → ??
 
KP1「竜崎に<幸運>を振ってもらおうか」
 
PL3「竜崎か?」
 
 竜崎 幸運 35/49 → 失敗
 
PL3「失敗だな」
 
KP1「失敗か。そうか、では……」
 
PL6『嫌な予感がするのだけど』
 
PL4「奇遇だな。私もだ。これは刻野に見つかるかするのか……?」
 
KP1「と、その前に男性のSIZも決めておくか。……ふむ、11だな。CONは13、となると
  HPは12だな。POWは15か。……よし」
 
PL1「おい、何が「よし」だ」
 
KP1「……不意に、探索者たちの耳に、男性の喚き声以外の音が静かに入り込む。
  それは、くす、くす、という気味の悪い笑い声だ。その音を認識した瞬間、
  天原と津木が抑え込んでいる男性が大きく揺れる」
 
 ?? ?? ?? → ??
 ?? ??/??、??、?? →??、??、??
 
KP1「……ここでファンブルか」
 
PL4「すまない、突然ダイズを振られて非常に不安なんだが、何のダイズだ?」
 
KP1「じきにわかるから待て。……ダメージ半減で良いか」
 
PL1「ダメージって言ったな」
 
PL6『HPとか決めてたから、多分、狙われるのは男性だと思うけど。というかクスクス
  笑い声ってあの、あれだね?』
 
KP1「言っただろう、じき分かると。それ以上はノーコメントだ」
 
 ??
 ダメージ (1d3+2d3)/2 → 4
 STR減少 1d3 → 3
 
 男性 
 HP 12 → 8
 STR 8 → 5
 
KP1「……さて。大きく揺れた男性を、探索者たちは何事かと見やるだろう。そして、
  男性の背後に浮いているそれを……赤い、波打つ多量の触手が付いたぶよぶよとした
  塊を、目撃してしまうだろう。
  眼もなく、耳もなく、しかし口だけは無数の触手の先に存在していて、内いくらかは
  赤いしずくをぽたりぽたりと落としている。それが何なのか、男性の呻き声と、彼の
  背中にいくつもある噛みつき跡から探索者たちは容易に察せてしまうだろう。血だ、と。
  ……というわけでだな、『星の精』を目撃したことにより、探索者たちは1/1d5の
  sanチェックだ」
 
PL6『あれ、少なくない?』
 
KP1「今回の星の精は小型でな。大体のスペックを半分の値にしている」
 
PL6『装甲とかも?』
 
KP1「となるな」
 
PL1「……装甲付きなのか」
 
PL4「いや、それよりもまずはsanチェックだろう。ここで発狂でもしたら恐ろしいことに
  なるぞ。ヒーラーがいないからな……」
 
PL1「45がアテにならないのは先ほどの例でも分かるからな。振るか」
 
 sanチェック 天原 59/6 → 成功
 sanチェック 竜崎 39/28 → 成功
 sanチェック 津木 35/4 → 成功
 
PL6『おぉ、全員成功』
 
PL4「無駄クリティカルが……」
 
KP1「では、全員、san値を1減らしておいてくれ」
 
 san値 天原 59 → 58
 san値 竜崎 39 → 38
 san値 津木 35 → 34
 
KP1「ついでに男性もsanチェックしておくか」
 
 男性 sanチェック 68/74 → 失敗
 san減少 1d5 → 5
 san値 68 → 63
 アイディア 60/89 → 発狂無
 
KP1「ふむ。少し顔が青いがそれぐらいだな。発狂は無しだ。それでは戦闘開始しようか。
  行動順は、津木→天原・竜崎→星の精だな。男性は戦闘には参加せずへたりこむ」
 
PL3「……神話生物にしては遅いな」
 
PL6『色々ステが半減してるそうだから、その影響があるんじゃないかなと』
 
PL4「何はともあれ、津木からか。……粉の<投擲>だな」
 
 津木 投擲 80/55 → 成功
 ダメージ 2d6 → 7
 
KP1「<回避>だな。まぁ、まず成功しないだろうが」
 
 星の精 回避 ??/?? → 失敗
 HP ?? → ??
 
KP1「普通に失敗したのでダメージを受けるぞ。そして、粉の効果は覿面だったようだな、
  化け物は大きく体をよろめかせ、ふらりと探索者たちから距離を取ろうとする。
  粉の効果で、体にびっしりと生えている触手の殆どは焼けただれ、嫌なにおいを
  発しているな。さて、粉使用によるsanチェックだ。0/1d3だな」
 
 sanチェック 天原 58/81 → 失敗
 減少値 1d3 → 3
 san値 58 → 55
 
 sanチェック 竜崎 38/13 → 成功
 
 sanチェック 津木 34/36 → 失敗
 減少値 1d3 → 1
 san値 34 → 33
 
PL1「最大値か。……余裕はまだあるから良しとするか」
 
PL3「次は竜崎の手番で良いのか?」
 
PL1「あぁ、問題ない。というかこれで決めてくれて一向にかまわないな」
 
PL3「分かった。<キック>と<マーシャルアーツ>で攻撃する」
 
 竜崎 キック 92/49 → 成功
 マーシャルアーツ 85/88 → 失敗
 ダメージ 1d6 + 1d4 → 1 + 2 → 3
 
 星の精 HP ?? → ??
 
KP1「星の精には2の装甲があるからな。ダメージは1だ。そして、星の精はまだ倒れない」
 
PL3「……浅かったか。次は仕留める」
 
PL1「次がくるかは分からないがな。天原は<こぶし>で攻撃しよう」
 
 天原 こぶし 51/75 → 失敗
 
PL1「不発か。となると、次は星の精の手番だな?」
 
KP1「そういうことになるな。攻撃対象と攻撃方法を決めよう」
 
 星の精
 攻撃対象 1d4 → 3(津木)
 攻撃方法 1d2 → 2(噛みつき)
 
 噛み付き ??/?? → 成功
 
KP1「対象は津木、噛みつきで攻撃だな」
 
PL4「当然<回避>させてもらうぞ」
 
 津木 回避 65/92 → 失敗
 
PL4「……失敗した」
 
KP1「では、星の精による吸血が行なわれる。これで、STRに1d3のダメージだな」
 
PL4「STRにダメージ……!?」
 
PL1「STRが0になったらどうなるんだったか」
 
PL6『物理的に起きれなくなる。大丈夫、星の精相手なら永久的に減るわけじゃないし』
 
PL4「そ、そいういうものなのか……?」
 
 星の精 STR攻撃 1d3 → 3
 
KP1「STRに入るダメージは3だな。減らしておいてくれ」
 
PL4「津木のSTRは8だから……5か」
 
 津木 STR 8 → 5
 
KP1「では、2ラウンド目だな。津木の手番だ」
 
PL4「粉の<投擲>だな」
 
 津木 投擲 80/23 → 成功
 ダメージ 2d6 → 11
 
KP1「ダメージは11か……では、星の精の<回避>だが」
 
 星の精 回避 ??/?? → 失敗
 HP ?? → ??
 
KP1「……駄目だな。攻撃を食らい、星の精は地面に落下する。そして、動かなくなるな」
 
PL1「流石は粉といったところか」
 
KP1「まったくだな。では、再び粉の効果を見たことによるsanチェックだ」
 
PL6『0/1d3だね』
 
 sanチェック 天原 55/21 → 成功
 
 sanチェック 竜崎 38/58 → 失敗
 減少値 1d3 → 1
 san値 38 → 37
 
 sanチェック 津木 33/69 → 失敗
 減少値 1d3 → 1
 san値 33 → 32
 
PL1「成功と、失敗でも減少値が最小値か。まぁまぁだな」
 
KP1「さて、星の精を撃退したところで、へたりこんでいた男性が恐る恐る探索者たちに
  声を掛けてくる。その様子は、玄関から引きはがした時と比べて随分と大人しい。
  「あ、あんたたちは、一体……何なんだ?」」
 
PL1「目の前で化け物を倒されれば、こうもなるか。
  「多少、こういったことに慣れているだけの人間だ。……さて、お前がどうして
   ここに来たのか、その理由を聞かせてもらおうか」」
 
KP1「そう問われれば、男性は一瞬顔を憤怒に染めるが、直ぐに怯えた表情になるだろう。
  「あ、あの、刻野ってやつが、刻野ってやつがやっている研究が、俺を夢の世界に
   閉じ込めたんだ。そう聞いた。だから、あいつがやっている研究ってやつを止めろ
   って女の子に頼まれたんだ。その頼みを聞く代わりに、俺は夢から出してもらった」」
 
PL4「「閉じ込められていた、のだろう? それがどうやって出てこれたんだ? その
   少女が何かをしてくれたということなのだろうが……」」
 
KP1「「あ、あぁ。あの子は俺より夢の中に詳しいみたいで、永遠に閉じ込められなくなる
   方法も知ってたんだ。夢で死ねば、閉じ込められる夢には戻ってこないってさ」」
 
PL4「「……お前は死んだのか?」」
 
KP1「「夢の中での話さ。現実の俺は至って元気だろう。だから、それは良いんだ。
   ……問題は、刻野ってやつだ。あいつを止めないといけない。けれど……はは、
   さっきの化け物に襲われて、怖くなった。俺はもう行けない」
  震えながら男性はそう言った後、俯き黙るだろう」
 
PL1「そういうことなら、こちらから言うべき事はもうないな。連れて行くわけにも
  いかないし、ここに置いておくか」
 
PL4「しかし、怪我人を放っておくというのもな……」
 
PL3「救急車でも呼ぶか?」
 
KP1「あぁ、その提案をすると男性は首を横に振って、自力で歩いて病院まで向かう。
  彼の心情は、これ以上探索者たちに迷惑をかける気になれない、といったところか。
  さて、これからどうする?」
 
PL1「ピンポンダッシュ」
 
PL4「……と、なるのだろうな」
 
PL6『星の精と戦った後に男性の話まで聞いたけれど、時間はそんなに経ってない?』
 
KP1「戦闘は2ラウンド、男性の話も少し聞いただけだからな。そこまで長い時間は
  かかっていないはずだが。どうかしたか?」
 
PL6『朝の活動時間がもう終わるんじゃないかと』
 
PL1「病院に行き、刻野の家の前まで来て、戦闘と事情聴取……色々あったからな」
 
KP1「朝の活動時間についてはそうだな、この辺りで終了……いや、ピンポンダッシュ
  ぐらいは許可しようか。どうする?」
 
PL1「するぞ。その結果によって昼からの行動をどうするか決める」
 
PL4「やるのは津木だろうに、お前が宣言するのか。……一度はやると決めたことだ、
  今更やらないとは言わないが」
 
PL3「その場合、竜崎と天原はまた<隠れる>を行なう必要があるのか?」
 
KP1「先ほどの騒動で隠れ場所からは出ているだろうからな。やってもらおうか」
 
PL1「仕方ないな。振るか」
 
 天原 隠れる 10/17 → 失敗
 竜崎 隠れる 10/12 → 失敗
 
PL6『かなり良い出目ではあるんだけれど』
 
PL3「失敗だな」
 
PL4「……二人が隠れ切れていないこと、津木が指摘することはできないか? 
  ピンポンダッシュに行くのは、二人が隠れられたかを確認した後だろうからな」
 
KP1「では、そうだな……<隠す>の二倍の値で成功したら、指摘できることとしようか」
 
PL4「二倍……30か……」
 
 津木 隠す 30/1 → 成功(クリティカル)
 
PL4「……クリティカルが出たんだが」
 
KP1「それなら、隠れられていないと指摘した上に指導までできたんじゃないか?
  天原と竜崎は、津木の指導のもと無事に隠れ治すことができたとしよう」
 
PL1「儲けたな。あとはピンポンダッシュか。……こちらが本命だぞ、失敗するなよ?」
 
PL4「そういうセリフはフラグと言う奴だろう……KP、刻野家に対しピンポンダッシュだ」
 
KP1「DEX×5でやってもらおうか」
 
 津木 ピンポンダッシュ 50/52 → 失敗
 
PL4「……お前がフラグを立てるからだぞ」
 
PL1「知らないな。失敗するときはするというだけのことだろう」
 
PL3「失敗したという事は、刻野が既に家にいる場合は見つかってしまう、ということか」
 
PL6『ということだろうね』
 
KP1「ということだな。津木が刻野家のチャイムを鳴らし、その場を離れようとしたその
  瞬間に玄関ドアが内側から押し開けられる。細く開いたドアの隙間から見えるのは、
  津木も知っている、刻野の顔だな。彼はドアを開けた瞬間は訝しそうに眉を寄せて
  いたが、津木の姿を確認すると嫌そうな表情を浮かべる。
  「……またあなたですか」
  心底嫌そうに、刻野はそう言うだろうな」
 
PL1「関わるなと再三言っているのに、相手がそれを受け入れようとしていないんだからな、
  そういう顔をされても全く不思議じゃないな」
 
PL4「それはそうなんだがな……。
  KP、刻野に<説得>を振っても良いか?
  「何度も申し訳ありません。しかし、どうしても貴方と例の件について話したいの
   です。……相手をしていただければ、今後、このように自宅へと押しかけるような
   ことは絶対にしません。どうか、きいてくださいませんか?」……という感じで」
 
KP1「ふむ。構わないが、少し待ってくれ」
 
 ?? ?? ??/?? → ??
 
KP1「……よし、良いぞ。振ってくれ」
 
 津木 説得 85/18 → 成功
 
PL4「危なげなく成功、だな。直前にKPが振っていたサイコロが怖いんだが」
 
KP1「気にするな。
  では、津木の説得に刻野は諦めたように首を振るな。
  「……仕方のない。分かりました、応じます。……それで、おひとりですか?
   お連れがどこかにいるなら呼んでくださっても良いですよ、面倒ごとは一度に
   済ませたいので」」
 
PL4「探索者の行動的に仕方ない部分はあるんだろうが、尖った言い方だな。仕方ないが……
  天原と竜崎を手招く」
 
PL1「素直に呼ばれておこうか」
 
PL3「ついて行こう」
 
KP1「これで、探索者たちと刻野は玄関先で向かい合うことになるわけだな」
 
PL6『探索者たちとは言うけれど、火谷はいないんだよね』
 
PL1「いないな。このままだと、最終決戦に火谷が不参加になりそうな気もするんだが」
 
PL4「それは……そんな気は確かにするが。良いのか?」
 
PL6『流れによっては。火谷を待ったせいで最終決戦に敗北、っていうのは嫌。今の流れ
  だと火谷抜きでも仕方ないかなとは』
 
KP1「では、このまま続行するとしようか。
  探索者たちは刻野に何を聞く?」
 
PL1「「アンタの娘が倒れた件、原因は何か思い当たることは無いか?」」
 
PL6『直球』
 
PL1「ぼかしても意味ないだろう」
 
KP1「その問いに、刻野は眉を上げる。
  「娘が倒れた件については、予兆は無かったと話しましたが」」
 
PL1「「だから、原因だ。眠るやつが突然眠るのは俺たちも知っている。俺が聞きたい
   のは眠りにつく原因の方だ。心当たりはないか?」」
 
KP1「「……無いですよ」と刻野は答えるだろうな」
 
PL1「<心理学>」
 
KP1「了解した。シークレットで振ろう」
 
 天原 心理学 ??/?? → ??
 
KP1「ふむ。天原は、刻野は何か心当たりがあるようだと思うだろう」
 
PL1「では、竜崎と津木にだけ聞こえるように「どうだかな」と呟いておこうか」
 
PL4「「……いつごろ、娘さんは起きなくなったのですか?」」
 
KP1「「さぁ……いつでしたかね。ただ、一番最初に目覚めなくなったと病院に運び込まれ
   たのはあの子だったということは覚えてますよ。病院側も初めて見る症状に
   てんやわんやの大騒ぎで、大変そうでした」」
 
PL3「「いつ倒れたか覚えていないのか?」」
 
KP1「「覚えてませんね。それで問題があるわけでもなし、あの子が起きてくるわけでも
   なし。ならばどうでもよいことでしょう。
   あの子に関して私が今、気にすべきことは、あの子が起きてくるかどうかだけです」」
 
PL1「「それは娘が心配だからか?」」
 
KP1「「それもありますね。これで、私たち親子はさほど仲は悪くないんですよ」」
 
PL3「「その割に、随分と落ち着いているように思えるが」」
 
KP1「「死にはしないだろうと思っていますからね。死ななければどうとでもなる」」
 
PL4「「……眠りから目覚めた者も何名かいるようですが、その殆どが何かしらの問題
   ……否、恐慌状態に陥っているようでした。一人はこの目で見ましたし、他の
   方の様子も伝聞で聞きました。それでも、同じことが言えますか?」」
 
KP1「「言えますよ。だってそれこそ夢子が無事な証拠ではないですか。無理矢理
   起きなければ、危ないことなんてないんです」」
 
PL4「「そう言い切ってしまうのも危険なのでは? 眠り続けることで支障が生じる可能性
   だって、無視できないほど高いでしょうに」」
 
KP1「「その支障と言うのは、現実での支障のことでしょう。なら、それこそ眠っている人
   にはどうだって良いじゃないですか。……あぁ、いや、あの子はそうは言わないか。
   夢子は現実が大好きですからね」」
 
PL1「「……話を変えても良いか?」」
 
PL4「「あ、あぁ、構わないが」」
 
PL1「「では、これ以上このことを話しても平行線だろうから訊くことを変えるぞ。
   アンタは何を研究している?」」
 
PL6『直球だなぁ』
 
PL1「このまま、ズルズルと話を続けてもあまり得る物は無さそうだからな」
 
PL4「だからといって切り込み過ぎだろう……」
 
PL3「これくらいハッキリしている方が分かりやすくて良いと思うが」
 
PL1「それでKP、反応は?」
 
KP1「刻野は驚いたような表情を浮かべ、慌てて玄関ドアを閉めようとするな。
  さて、どうする?」
 
PL1「玄関ドアの取っ手を外から全力で引く」
 
PL4「……それなら、津木は玄関ドアの開いた隙間に足を挟み込むか」
 
PL3「他に何かできることはあるか?」
 
PL6『ひとまず待機で良いんじゃない?』
 
KP1「では、まずは天原の方から処理しようか。天原と刻野によるSTR対抗だ。
  値は……90だな」
 
PL6『ということは、刻野のSTRは9か』
 
PL1「対抗相手のSTRは低いに越したことは無いからな。振るぞ」
 
 天原 STR 90/78 → 成功
 
PL1「成功だな。流石に9割は外さなかったか」
 
KP1「ならば、天原は玄関ドアが閉まるのを防ぐことに成功した。
  津木の方の処理は……天原が成功したから、閉まるドアに足を挟まれることはなく、
  何らかの判定も不要だな。天原が失敗していたらドアに足を挟まれたことによる
  ダメージロールをしてもらうつもりだったが」
 
PL4「……その場合はダメージはどのぐらいだ?」
 
KP1「1d3だな」
 
PL4「それは……天原が成功して本当に良かった」
 
PL1「刻野はどうしている?」
 
KP1「玄関が閉められないとみると、すぐに諦め、家の中に逃げ込んでいったな」
 
PL3「追うか?」
 
PL1「ここまで来て出直すわけにもいかないだろう。今を逃すと中に入るのも難しそう
  だぞ。……不法侵入になるのはこのさい目を潰れ」
 
PL6『何かあったら火谷に連絡して。外にいるからできることとかあるかもしれないし』
 
PL4「その時はよろしく頼む」
 
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