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W組でCOC ④刻限の種・前編

「クトゥルフ神話TRPGやろうず」より。
泥紳士様から「刻限の種」です。今回も四名。

今回から、キャラのセリフに「」をつけてみました。
あと、当然ながらネタバレがあるので注意。


今回のキャスト
KP1:サンドロック KP2:ヘビーアームズ
PL1:ウイング PL2:デスサイズ PL3:ナタク PL4:エピオン





今回のキャラシート


KP2『前回、キャラクターの体格についての話がちらりと出たから改めて見てみたけれど、
  竜崎>天原>津木>黒羽だった。ちなみに最大値と最小値はいない』
 
PL1「最大値一歩手前ならいるんだがな」
 
PL2「それ言ったらお前もじゃん。STRの方だけど」
 
KP1「振り直し話の一発勝負、なんてことにしちゃったからか、色々と偏った感じはあるよね」
 
PL3「振り直せたならSTRを振り直していた」
 
PL4「お前ならそうなるのだろうが……そちらよりも上げねばならない値があると思うぞ」
 
 
 
--------------------------
 
 
 
 
KP1「では、今回もセッション始めるよ。早速だけど1d4いくよ」
 
 1d4 → 1
 
KP2『割と無難』
 
KP1「そうだね。
  では……天原は、ある日、今田飛鳥という女性から頼みたいことがある、と話を持ち
  掛けられる。まぁ、つまりは依頼だね。天原は承諾し、彼女のところへ行こうとしている
  ……というところで、話を始めようか」
 
PL1「ほう、今回は天原からか」
 
KP2『1d4の結果。1:天原、2:黒羽、3:竜崎、4:津木』
 
PL2「今回も黒羽からじゃなくて本当に良かった……」
 
KP1「流石に三度目は無いよ。……無いよね?
  あ、ところで、勝手に依頼を受けることにしてしまったけど、支障はあった?」
 
PL1「いや、依頼など滅多にないだろうから、天原は積極的に受けているだろう。問題は
  無い。……強いて言うなら、この後の展開が問題なんだろうが」
 
PL4「クトゥルフだからな……普通の依頼で終わるわけがない」
 
PL2「だよなぁ……あ、で、天原はどこに行ってんの? 今田さんに会いに行くみたいだけど」
 
KP1「病院だよ。市内でも大きな総合病院で、そこに彼女は入院している」
 
PL1「入院……? 今田飛鳥について天原が知っていることはあるか?」
 
KP1「そうだね……まず、全員、今田飛鳥という名前は知っている。二年前から半年前にかけ、
  その名を轟かせていた天才彫刻家だ」
 
PL3「今はどうなんだ?」
 
KP1「そうだね……最近のこととなると、<知識>かな……?」
 
KP2『それでも一部のことしか分らないだろうけれど。全員振ってみて』
 
 天原 知識 70/66 → 成功
 黒羽 知識 80/35 → 成功
 竜崎 知識 90/95 → 失敗
 津木 知識 65/80 → 失敗
 
PL2「竜崎が失敗してることに凄く納得してるオレがいるんだけど」
 
PL1「奇遇だな。オレも同意見だ」
 
PL4「いっそファンブルを出しても不思議ではなかった気がするな」
 
PL3「……その場合は名前も知らないことになるのか?」
 
PL2「あー、なりそう。ていうか、竜崎的にはそっちの方が自然な気がする」
 
PL3「彫刻など興味もないからな」
 
PL1「ところで、津木が失敗していることについて何か釈明はあるか?」
 
PL4「……一番値は低いのだから、ないことはないだろう」
 
KP1「えっと、それで、成功した二人なんだけど……よし、なら、彼女が入院している理由
  を知っていることにしようか。
  実は彼女は、半年前、自分で自分の目を抉り取ってしまったんだ」
 
KP2『以来、今田飛鳥は衰弱状態。ずっと入院している』
 
PL1「……その、目を抉りだしたという暴挙以来、そういった妙な行動はとっていないのか」
 
KP1「そこまでは天原は知らないよ。でも、それはつまり、そういう話は聞いたことがない
  ということでもあるけれど」
 
PL1「……黒羽は今日は休みか? 念のために<精神分析>役が欲しい」
 
PL2「んー……仕事休みでもいいか?」
 
KP1「構わないよ。あ、休みだっていうなら粉チャレンジやる?」
 
PL2「やる!」
 
PL3「……粉チャレンジ? 何だそれは」
 
KP2『前回、黒羽が覚えた<ヘルメス・トリスメギストスの毒塵>に対する挑戦。黒羽の仕事が
  休みの日に作成挑戦してることになった。成功したら前回出てきた金色の粉ができる。
  コストはMP4』
 
KP1「今回も<薬学>で良いね?」
 
PL2「<科学>は1だぜ?」
 
KP1「だよね。じゃあ振るよ」
 
 薬学 12/?? → ??
 黒羽 MP 13 → 9
 
KP1「……うん、ごめん。次のチャンレンジ無しだ」
 
PL2「お前またファンブルか!?」
 
PL1「……あぁ、ファンブルで次の粉チャレンジとやらがなくなるのか」
 
PL2「そ。ちなみに、できたものが失敗作じゃないかは、手足の黒い液体が染みた服がある
  から、それ使ってる。成功したやつかけたら焼け焦げるんだって」
 
PL4「……そんな危険なものだったのか、あの粉は」
 
PL3「成程、それを敵に投げればダメージを与えられるな」
 
PL2「らしい。けど、ダメージ食らうやつと食らわないやついるらしいから注意な」
 
KP1「……えっと、今回のファンブルで次のチャレンジはなくなったけど、セッション中の
  ファンブルだし、成長ロール対象にして良いよ。むしろ成長して……じゃないと、
  そろそろ申し訳ない……」
 
KP2『出目は操作できないんだから、失敗しても仕方がない。そんなに落ち込むことはないと
  思う』
 
PL2「そーそー。ま、気にするなって」
 
KP1「次こそはファンブルしないよ……えと、じゃあ、天原と黒羽が今田さんの病室に行く、
  ってことで良いの? 他二人は?」
 
PL1「あまり大人数で行くのも問題だろう」
 
KP1「分ったよ。
  では、天原と黒羽の二人は、今田さんの病室の前までやってきた。ちなみに個室で、アポ
  は既に取ってある状態だ」
 
PL1「では、ノックでもしようか」
 
KP1「中から「どうぞ」という返事が返ってくる」
 
PL1「入るぞ」
 
PL2「後ろから俺もついてく。で、黙っとくな。依頼受けるのは天原だし」
 
KP1「なら……病室に入れば、今田さんの顔が入口の方に向けられているのが見える。ただ、
  眼を覆うように包帯がぐるぐると巻かれていて、天原たちのことを視認できないこと  は容易に分るだろう。もっとも、今田さんが目を抉りだしたことを知っている二人として
  は、来訪する前から分り切っていることだったろうけれどね」
 
PL1「とりあえず名乗るか。
  「オレは天原。貴方の依頼を受けた探偵だ。もう一人連れがいるが、こいつは黒羽と
   いう。……早速だが、依頼内容を聞いても?」」
 
KP1「その言葉を受けて、今田さんはゆっくりと会釈をするよ。それから、口を開く。
  「初めまして、今田飛鳥と申します。……天原さん、随分とせっかちな方なんですね。
   少し、世間話をしてから……なんて考えていたのですけれど。いえ、早く依頼を達成
   してもらえるというのなら、私としてもありがたい話です」」
 
PL1「「ならば早速話してもらおうか」」
 
KP1「「実は、天原さんには、前まで住んでいた家に置いてある、大事な物を取ってきて
   いただきたいのです」」
 
PL1「「家の場所は? それと、大事な物とやらについて詳しく聞きたいんだが」」
 
KP1「「家は、××商店街の○○にあります。二階建てのコンクリートの建物で、見取り図は
   残念ながらありません。ですが、鍵は、こちらにあります」
  そう言って、今田さんは銀色の鍵を差し出す。特に変わった様子もない、普通の家の鍵
  だね」
 
PL1「それを受け取りながら、もう一度訪ねるぞ。
  「大事な物、については? どこにあるのか、形、材質……聞いておかなければ探し
   ようもない」」
 
KP1「「えぇ、分っています。それは、両手に持って抱えられるような大きさの金属製の箱で、
   ある場所は……申し訳ありません。私も知らないのです。友人が、私の家の中にそれを
   隠したのだ、というところまでしか……」」
 
PL1「「その友人に確認を取ることは?」」
 
KP1「「残念ながら、できません。ですので、友人に訊くという手段はとれません」」
 
PL1「「……成程。探すしかないと。それで、期限はいつだ」」
 
KP1「「今日中には。絶対に、今日中に持ってきてください」」
 
PL2「……なー、今、何時ぐらい?」
 
KP1「そうだね、11時ぐらいかな」
 
PL4「午前中か。時間が全く無い、ということはないが、余裕だと思っていると足元を掬われ
  そうだな。特に、探し物を見つけるのにかかる時間の見当もつかないのが痛い」
 
PL1「とっとと依頼に移るのが賢明か」
 
PL2「だろうなー」
 
PL1「では、今田飛鳥に早速依頼に移ることを告げる」
 
KP1「なら、彼女は「お願いします」と言って……少しの間の後「すみません」と呼び止め
  る。「肌の浅黒い男に気をつけてください。理由は分かりませんが、大事なものを狙って
  いるようなんです」
  天原に、そう告げるね」
 
PL1「分かった、と返して病室を出るぞ」
 
PL2「ついてく……けど、黒羽来なくても良かったな?」
 
PL1「保険だったからな。出番がないならそれに越したことはないだろう」
 
PL3「それで、竜崎はどこで合流すればいい」
 
PL1「それについては、病院を出た後に竜崎と津木にメールを送る。××商店街とやらは、
  全員知っているということで良いか?」
 
KP1「知ってなくても調べたらすぐに出てくる程度の情報だし、良いよ」
 
KP2『地元だろうし』
 
PL1「なら、竜崎と津木に『××商店街まで来い。人手が要る』とメールを送る」
 
PL4「そのメールを見ただけで来ると思われているのか……」
 
PL1「自称兄貴分だ、頼られれば来るだろう?」
 
PL4「……行かないことはないだろうな」
 
PL3「竜崎は特に何も考えずに行くな。呼ばれたというだけで理由は十分だ」
 
PL2「ちょろいっていうかなんていうか……」
 
PL1「頼りになる仲間だと言ってやれ。天原は黒羽を連れてこのまま直行する」
 
PL2「あー、はいはい。なんか黒羽も行くことになってるけど、まぁ、この流れなら行かざる
  を得ないよなぁ。しょうがないっていうか」
 
PL1「黒羽も大概ちょろいな」
 
PL2「そんなこと言ってたら手伝わないぞ」
 
KP1「話してるところ悪いけど、天原と黒羽は<目星>お願い」
 
PL1「……?」
 
 天原 目星 75/63 → 成功
 黒羽 目星 60/59 → 成功
 
KP1「二人とも成功か。なら、二人は、病院を離れて少しして、誰かに見られているような気配
  を感じる。その気配にふと辺りを見渡せば、路地裏から何かが二人の方を伺っていること
  が分かった。それは太った子供のような形をしていて、見ていたことを二人に気付かれた
  と勘付いたのか、よたよたと走り去っていく」
 
PL1「追うぞ」
 
PL2「あ、じゃあオレも」
 
KP1「なら、DEX対抗か<追跡>だね」
 
KP2『ただし、DEX対抗だと天原も黒羽も自動失敗』

PL2「速っ!?」
 
PL1「<追跡>しかないか……」
 
 天原 追跡 30/18 → 成功
 
KP1「成功だね。なら、天原は途中まで追いかけることに成功はした……んだけど、見失う。
  ここで天原だけ<聞き耳>どうぞ」
 
 天原 聞き耳 75/2 → 成功(クリティカル)
 
PL1「今回初クリティカルか」
 
KP1「でもここでクリティカルか……えっと、まず、天原は、ブンブンと虫の羽音のような
  ものが遠ざかって行く音を聞く。クリティカルだったから、その音が聞こえてきた方角
  もある程度正確に分かったってことで、<目星>に+20でどうぞ」
 
 天原 目星 95/94 → 成功
 
PL1「…………」
 
PL2「危ないな!?」
 
PL4「クリティカルに救われたか……」
 
KP1「補正が上手く働いたようでこちらとしても嬉しいね。
  では、天原は、空の彼方に飛び去っていく巨大な虫のような、羽の生えた蟹のような何者
  かの影を目撃することになる。0/1でsanチェックどうぞ」
 
 天原 sanチェック 53/96 → 失敗
 san値 53 → 52
 
PL1「………………」
 
PL2「あー……ドンマイ」
 
KP1「あはは……えっと、そういえば天原は<クトゥルフ神話>持ってるよね。ちょっと振って
  みない?」
 
PL1「どうせ失敗だぞ」
 
KP1「あれはそう成功するものじゃないから、それで良いんだよ」
 
PL4「むしろ、安定して成功する値になったら問題だろう」
 
PL1「まったくもってその通りだな」
 
 天原 クトゥルフ神話 7/56 → 失敗
 
KP1「なら、天原は何も感じなかった。それで、これからどうする?」
 
PL2「……多分、さっきのって今田さんの警告に関係あるよな?」
 
PL1「だろうな。でなければ、ここで現れる理由もない」
 
PL3「敵か?」
 
PL4「その可能性は高いだろうな。しかし、<クトゥルフ神話>か……警戒はしておくべき
  だな」
 
PL1「……先ほど逃げ出した奴と、羽音、どちらも気になるが……調べるならどちらだ?」
 
PL2「今回も時間制限あるの忘れてないよな?」
 
PL1「だから、どちらかにしようと思ったんだが」
 
PL4「……調べるなら、探し物とやらを見つけてからの方が良いだろうな。気になるのは同意
  だが、そこで時間を消費して本来の目的を蔑ろにするべきではないだろう」
 
PL1「……仕方ないか」
 
KP1「決まったかな。では、天原と黒羽は今田さんの家に行く、と」
 
KP2『その途中で、竜崎と津木を回収する』
 
PL4「「今回は何だ」と聞いておこうか」
 
PL1「「家探しだ」とでも返して鍵を見せる。「家主から許可は下りている」」
 
PL3「「……何を探すんだ?」」
 
PL2「「金属の箱だってさ。両手で抱えれるぐらいのやつ」」
 
PL1「「家の中にあるのは間違いないそうだが、どこにあるのかは分からないそうだ。だから
   人手が欲しいと思ってお前たちを呼んだ」」
 
PL4「「……成程な」」
 
KP1「さて、そんな風に話しながら今田さんの家の前までやってきた。寂れて、人通りのない
  商店街の一角にぽつんと建っているその建物。鍵穴に鍵を差し込もうとしたところで、
  天原は気付くだろう。鍵が壊れていて、玄関扉は閉めることができなくなっている」
 
PL2「……つまり?」
 
PL1「侵入し放題だな」
 
PL2「だよなぁ……」
 
PL1「……まぁ、良い。鍵をしまって入る」
 
KP1「……あ、そうだ。持ち物チェックしとこうか」
 
PL1「ここでか。……携帯、財布、鍵、メモ、ボールペン、デジカメ、今田飛鳥の家の鍵」
 
PL2「携帯、財布、鍵、ぐらいか?」
 
PL3「携帯と財布と鍵……あと、前回の粉でも持っていればいいのか」
 
PL4「それは忘れない方が良いだろうな。いつ出番が来るかわからない。
  だから……携帯に財布、鍵、メモとボールペン、粉、だな」
 
KP2『粉、粉、とは呼んでたけど、すっかり定着してる』
 
PL2「フルネーム長いんだから仕方ないと思う。んで、中はどうなってんの?」
 
KP1「そうだね、人が長く住んでいないから埃が結構たまってる……んだけど、所々、不自然
  に埃がない場所があったりする。<アイディア>どうぞ」
 
 天原 アイディア 55/59 → 失敗
 黒羽 アイディア 75/46 → 成功
 竜崎 アイディア 80/76 → 成功
 津木 アイディア 70/84 → 失敗
 
KP1「なら、黒羽と竜崎は、何者かが頻繁にこの家に入り込んでいたのではないか、と思う」
 
PL2「さっき逃げたやつか?」
 
PL1「可能性は高いだろうな」
 
PL3「竜崎は周囲を警戒する」
 
PL2「えっとじゃあ、黒羽は天原と津木にも「誰か入ってきてるかもしれない」って言っとく」
 
PL1「ならば、天原も少し辺りを気にしだすな」
 
PL4「同じく、だ。玄関はどうする、バリケードでも作るか?」
 
PL1「それは中に既に侵入されている場合、悪手になるから止めておいた方が良いだろう」
 
PL4「それもそうか。……それで、ここからはどう調べていく。部屋を一つ一つか?」
 
PL1「それしかないだろうな」
 
KP1「じゃあ、部屋の内訳公開しとこうか」
 
KP2『一階:リビング・ダイニング・キッチン・トイレ・風呂場・部屋1~2
  二回:部屋3~5』
 
KP1「ざっと中を見て回って把握したってことでお願い。
  それで、どこから見る? 調べる時は<目星>か<アイディア>だよ」
 
PL1「天原は<目星>で、他は<アイディア>か?」
 
PL2「値的にそうなるよな。二手に分かれる?」
 
PL4「賛成だ。一人で動くのは危険が大きいし、四人で固まるのは非効率だ」
 
PL3「分け方はどうする。前回と一緒か」
 
PL1「……いや、変える。天原と津木、黒羽と竜崎だ。侵入者がいる可能性があるわけだから、
  戦闘を考えて分けるべきだろう。人間相手ならぼこっても問題ない」
 
PL4「死なない程度に、という注意書きはつくがな」
 
PL2「こっちがロストする可能性もあるから、そこだけは忘れるなよ?」
 
PL3「安心しろ。やられる前にやる」
 
PL2「全然安心できない……!」
 
PL4「目付け役は任せるとして、津木と天原はどうする? 今田飛鳥の部屋でも探すか?」
 
PL1「その情報もそういえば無いな……虱潰しで良いだろう。一階か二階かは……1d2でも
  するか。出た目の階に行く」
 
 1d2 → 1
 
PL1「ふむ。なら、天原と津木は一階から調べる。黒木と竜崎は二階から頼む」
 
PL2「了解。何かあったらすぐ連絡な」
 
PL4「分かっているとも」
 
KP1「じゃあ、探索一回目。天原・津木ペアはどこから調べる?」
 
PL1「どこか希望はあるか? 無ければ部屋1から調べようと思うが」
 
PL4「特にはないな。だが、部屋1から調べる理由ぐらいは聞いておこう」
 
PL1「何となくだな。強いて言うなら、リビングのような出入りが激しそうな場所よりは、
  部屋の方がまだものを隠すのに向いていそうだと思っただけだ」
 
PL4「ふむ。だが、それならキッチンの方が向いているのではないか? 色々と置いてある
  だろう、あの場所は」
 
PL1「だが、両手で持てる程度の大きさだぞ? そんなものをキッチンに隠せばバレないか?
  そもそも隠すスペースがあるか怪しい」
 
PL4「それはその家次第だろうがな。……まぁ、まずはその部屋1を調べるか」
 
PL1「初めからそう言っているだろうに」
 
KP1「なら、二人ともロールよろしく」
 
 天原 目星 75/72 → 成功
 
 津木 アイディア 70/8 → 成功
 
KP1「二人とも成功か。なら、天原と津木は、部屋の中に地下に続く入口を見つけた」
 
PL1「……いきなりビンゴか」
 
KP1「その入口は床下収納みたいに設置してあるんだけど、蓋を開けたらその先には梯子か
  ついている。それを使って下に降りていくみたいだね」
 
PL4「では、降りる前に黒羽と竜崎に連絡を入れるか」
 
PL3「ならば、直ぐに部屋1に行く」
 
PL2「怪しいところあるならまずそこからだよな」
 
PL1「この入口が開けられた痕跡は?」
 
KP1「無いね」
 
PL1「ならば、下で待ち伏せはないか……この入口のあたりで見張りが欲しいな」
 
PL2「なら、入口見つけた組で下降りて、黒羽と竜崎で見張りしとこうか。対人なら竜崎が
  最強だろうし。……まぁ、対人じゃない可能性も高いんだけどさぁ」
 
PL4「そこは言っても仕方がないな」
 
KP1「じゃあ、全員合流して、天原と津木が下に降りた、と」
 
KP2『降りた二人は、真っ暗な小部屋に降り立つ』
 
PL1「携帯のライトで照らすのは?」
 
KP2『可能』
 
PL1「では、携帯で回りを照らしながら部屋を調べるぞ。<目星>は要るか?」
 
KP2『いや、一定時間調べたら、目的のものを見つけて良い』
 
PL4「随分とあっさりだな……?」
 
KP2『ここまで来て見つけられない方が困る』
 
KP1「ということなんだよね。一方上は……どうしようかな。<聞き耳>でもやってみる?」
 
PL2「えー……なんかいる?」
 
PL3「いるなら倒しておけばいい。やるぞ」
 
PL2「……じゃあ、まぁ、黒羽も」
 
 黒羽 聞き耳 28/80 → 失敗
 竜崎 聞き耳 25/55 → 失敗
 
PL1「まぁ、そうなるだろうな」
 
KP1「えっと、じゃあ、何も気づかなかったね。遅いなって言いながら、下の二人を待ってる」
 
PL2「これってやばいパターンじゃないよな?」
 
PL3「後で襲撃があるぐらいだろう。問題ないな」
 
PL2「問題だらけじゃん!?」
 
KP2『一定時間たったということで、下から二人が戻ってくる』
 
PL1「……待て。箱は大きいんだろう、確か。それを持ってどうやって梯子を上る」
 
KP2『…………根性?』
 
KP1「上手くバランスを取って持って上がれたってことにしようか。ていうかしよう?」
 
PL1「KPがそれで良いなら、構わないが」
 
PL2「んじゃ、依頼品もゲットしたし、戻るか」
 
PL1「……あっという間に地下を見つけたからか、随分と時間が余ったな?」
 
PL4「事前調査ができなかったからと言って、そんな恨めしそうな顔をするな。結果論だろう」
 
KP1「では、君たちは普通に病院に戻ると」
 
PL3「そうだな」
 
KP2『なら、人があまり通らない道で……<聞き耳>』
 
PL2「……あー、さっきのロール思い出す」
 
 天原 聞き耳 75/14 → 成功
 黒羽 聞き耳 28/82 → 失敗
 竜崎 聞き耳 25/16 → 成功
 津木 聞き耳 65/65 → 成功
 
PL2「……黒羽だけ失敗か!」
 
PL1「その値ならそんなものだろう。初期値でしょっちゅう成功している竜崎が妙なだけだ」
 
KP1「えっと……天原と竜崎、津木は、背後から足音が聞こえてくるのに気付いたよ。その足音
  は、どうやら君たちの後をつけているようだ。どうする、振り向く?」
 
PL3「当然だな」
 
PL4「病院まで連れていくわけにもいかないだろうからな」
 
PL1「まったくだ」
 
PL2「じゃあ……黒羽は、三人が立ち止まって振り向いたから、何だ?って感じで後ろ見る」
 
KP1「では、全員、後をつけていたものの姿を見る。
  それは、浅黒い肌のやや小太りの男だった。一見すると普通の人間なんだけれど、よく
  見れば肌の皺は歪だし、瞳はあまりにも無機質で無感情だ。
  その男から感じる不気味さに、はい、0/1のsanチェックです」
 
 天原 sanチェック 52/18 → 成功
 黒羽 sanチェック 81/61 → 成功
 竜崎 sanチェック 45/5  → 成功
 津木 sanチェック 38/35 → 成功
 
KP1「全員成功だね。しかも一人なんか出目が凄く良いし……。とにかく、全員減少無しだ」
 
KP2『男は、片言の羽音が混じっているような、無機質な声で「それをよこせ」と箱を示す。
  「それを置いていくなら命だけは助けてやってもいいぞ」、と』
 
PL1「……箱は誰が持っている? 天原か?」
 
PL2「そりゃ、依頼受けたのは天原だしな。持ってるんじゃないか?」
 
PL1「なら、黒羽に押し付ける」
 
PL2「え」
 
PL4「それを見ながら、男に言おう。
  「生憎だが、その言葉には従えないな。お引き取り願おう」」
 
PL3「横で戦闘に入れるよう構える」
 
KP1「なら……言うことを聞こうとしない君たちに対し、男は怒りの表情を浮かべる。
  「たかだが人間の分際で、この俺に逆らう気か!? 自分の立場を分かっているのか!?
   ……もう一度だけ言う。箱を渡せ。そうすれば半殺しで済ませてやろう」」
 
PL2「……あー、こいつ、人間じゃないのかー」
 
PL4「敵に回すのは少々問題か……? いや、だが、一度断るだけでこれでは、何をやっても
  あまり変わらない気もするな。言葉は通じるようだが、交渉ができるかどうかだ」
 
PL1「ここで箱を渡して土下座でもして靴を舐めれば多少態度は緩和されそうだが、やりたい
  やつはいるか?」
 
PL3「断る」
 
PL4「当然だな」
 
PL2「……できればやりたくない」
 
PL1「なら、そうだな……天原は男を睨む。
  「……人にものを頼む態度がそれか?」」
 
KP1「挑発してきたねー……なら、男は何事か喚き散らしながら、黒いドアノブのような金属
  の塊を取り出してきた。「死んで後悔しろ!」」
 
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