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⑬奇妙な共闘(改変)・part4

part4です。読み始めるときはpart1からどうぞ。





KP1「では改めて、戦闘に入ろうか。
  落とし子→井砂・北里・いきがみさま→火谷→坂原→津木→黒羽→天原・竜崎、の順だ。
  1ラウンド目、落とし子の攻撃からだな」
 
 攻撃方法 1d2 → 1(鞭攻撃)
 攻撃対象 1d7 → 3(竜崎)
 
KP1「竜崎に対して鞭攻撃だな。さて、成功するか……」
 
 落とし子 鞭攻撃 ??/?? → 成功
 ダメージ ?? → 2
 
KP1「成功だな。ダメージは2だ」
 
PL3「<回避>」
 
 竜崎 回避 90/35 → 成功
 
KP1「攻撃は避けられたな。続いて、なんだが、いきがみさまは落とし子のコントロールに
  手一杯で満足に動けない。そのため、井砂と北里のどちらが先に動けるか、1d100で
  毎回決めることにしようか。出目が高い方が先だ」
 
 井砂 1d100 → 79
 北里 1d100 → 31
 
PL5「井砂からだね。拳銃持ちの北里さんを行動不能にするのが先か、落とし子を倒すのが
  先か、黒羽と津木を落ち着かせるのが先か、なんだけど……」
 
PL2「発狂組は、放っておいても大丈夫っぽい発狂だから、放置しても大丈夫そうだよな」
 
PL5「そう、だね……うん、やっぱり拳銃が怖い。あと、それ以外にも何してくるか分から
  ないし、北里さんに<剣道>でノックアウト攻撃するね」
 
 井砂 剣道 70/53 → 成功
 ダメージ 1d6 + 1d4 → 4 + 4 → 8
 
KP1「ダメージ8か……<回避>だな」
 
 北里 回避 ??/?? → 成功
 
KP1「……驚いた、成功したな。拙い動きながら、北里は井砂の竹刀から逃れた。
  続いて北里の番だが、攻撃対象は……ダイズを振るまでもないか。天原だな」
 
PL1「だろうな。正直今、あれだけ挑発したことを若干後悔している」
 
PL2「するの遅い!」
 
 北里 拳銃 ??/?? → 成功
 ダメージ ?? → 9
 
KP1「判定は成功、ダメージは9だな」
 
PL1「<回避>」
 
 天原 回避 33/22 → 成功
 
PL1「成功か。どや顔でもしておくか?」
 
KP1「銃弾は天原をかすめるだけで終わったようだな。火谷はどうする?」
 
PL6『<投擲>で携帯をいきがみさまに投げようかなと思う』
 
PL5「……それ以外に投げるものは?」
 
PL6『火谷の持ち物には無さそう。家の鍵と財布は流石にちょっと』
 
PL4「投げるなら津木の携帯を投げると良い。壊れているからな」
 
PL6『このターンの間に受け渡ししてもらって投げるのはあり?』
 
KP1「許可しよう」
 
PL6『分かった。それで、これsan値的に大丈夫? 衣とれたら、sanチェックだよね?』
 
PL2「ヘビ人間は初見だしな……けど、まぁ、確認しないわけにもいかないし」
 
PL6『じゃあ、投げる』
 
 火谷 投擲 25/17 → 成功
 
PL6『成功。ダメージは?』
 
KP1「1d3ぐらいにしておこうか」
 
 ダメージ 1d3 → 2
 いきがみさま HP ?? → ??
 
KP1「いきがみさまは現在、無形の落とし子のコントロールに集中しているため、<回避>
  はできない。そのままうけるとしよう。……しかし、この攻撃により「衣」が壊れ、
  いきがみさはは本性を、ヘビの頭部を持った人のような姿をさらすだろう。
  『ヘビ人間』を見たことによるsanチェックだが、0/1d6だ」
 
PL2「こっちも発狂ワンチャンかー……」
 
 天原 sanチェック 61/66 → 失敗
 1d6 → 1
 san値 61 → 60
 
 黒羽 sanチェック 50/84 → 失敗
 1d6 → 3
 san値 50 → 47
 
 竜崎 sanチェック 40/47 → 失敗
 1d6 → 4
 san値 40 → 36
 
 津木 sanチェック 25/ 7 → 成功
 
 井砂 sanチェック 98/42 → 成功
 
 火谷 sanチェック 49/13 → 成功
 
 坂原 sanチェック ??/?? → ??
 
PL4「耐え、た……!」
 
KP1「ふむ。しかし……黒羽が不定か」
 
PL2「あー、うん、だな。狂気の内容振るな」
 
 不定 1d10 → 3(幻覚)
 期間 1d10 → 2(ヶ月)
 
 クトゥルフ神話 21 → 22
 
PL2「幻覚かー……ヘビ人間が人間に見えてるとか?」
 
KP1「そんなところか。続いて、坂原だが。黒羽に<精神分析>だな。震えだしているのは
  流石に気付けるだろう」
 
PL5「あ、持ってるんだ」
 
KP1「持っているな。あと言うと、坂原は戦闘に技能値を一つも振っていない」
 
 坂原 精神分析 ??/?? → 失敗
 
KP1「……失敗か。すまないな」
 
PL2「こればっかりはなー……仕方ない仕方ない」
 
KP1「そう言ってもらえるとありがたい。続いて、津木の番だな」
 
PL4「<回避>ができないんだったな。いきがみさまに粉を<投擲>するぞ」
 
 津木 投擲 80/70 → 成功
 
KP1「成功か。しかし、残念だがヘビ人間にその粉は効かない」
 
PL4「そうか。……使うまで効果があるか分からない、というのは少々厄介だな」
 
KP1「それと」
 
 北里  クトゥルフ神話 ??/?? → 成功
 小早川 クトゥルフ神話 ??/?? → 失敗
 
KP1「津木が投げた粉を見て、北里が叫ぶな。
  「<ヘルメス・トリスメギストスの毒塵>!? 津木、君、そんなもの持ってたの!?」
  そして、それを聞いたいきがみさまが警戒を強める」
 
PL1「手の内がばれたということか。ばれたところで特に問題はなさそうだが」
 
PL2「次は黒羽の番だよな。火谷の動作真似、ってことで、いきがみさまに何か<投擲>でも
  するか。持ち物に何か適当な物あったかな……」
 
KP1「何か投げるというなら、坂原の携帯を譲渡しようか? あと、震えの狂気発症中
  だからな。-10の補正を付ける」
 
PL2「携帯は貰う。-10は……まー、仕方ないか。いきがみさまに<投擲>」
 
 黒羽 投擲 15/21 → 失敗
 
KP1「震えているせいで上手く狙いが定まらなかったようだな」
 
PL2「坂原君ごめん!」
 
PL1「補正が無ければ成功か。次は天原と竜崎か。1d100だな」
 
PL3「出目が高い方が先だったな」
 
 天原 1d100 → 98
 竜崎 1d100 → 54
 
PL1「天原が先か。……北里に<組み付き>でもしようか。いきがみさまの方はそんなことを
  しなくても<回避>もできない状態だしな。落とし子は<組み付き>できる相手とは
  思わない」
 
 天原 組み付き 50/48 → 成功
 
KP1「北里はすでに<回避>しているから、もう<回避>はできないな。組み付きは成功だ。
  天原は北里の動きを封じた」
 
PL3「次は竜崎の番か。動けない北里を攻撃した方が良いか?」
 
PL5「北里さんの方は井砂がやるから、竜崎はいきがみさまの方をお願いしたいな。
  落とし子もいるけど……」
 
PL1「<回避>できない相手から確実に潰していけ」
 
PL3「分かった。<キック>と<マーシャルアーツ>でいきがみさまに攻撃する」
 
 竜崎 キック 92/69 → 成功
 マーシャルアーツ 85/54 → 成功
 
 ダメージ 1d6×2 + 1d4 → 2×2 + 1 → 5
 
 いきがみさま HP ?? → ??
 
PL3「ダメージが低いな」
 
KP1「いきがみさまはまだ倒れないな。
  2ラウンド目だ。落とし子の攻撃からだな」
 
 攻撃方法 1d2 → 2(噛みつき攻撃)
 攻撃対象 1d7 → 2(黒羽)
 
KP1「黒羽に対して噛みつき攻撃だな」
 
PL2「……成功されても<回避>無理?」
 
KP1「狂気発症中、しかも不定二つに一時一つだからな。無理、ということにしておこう。
  さて、攻撃が成功するかどうかだが」
 
 落とし子 噛みつき攻撃 30/17 → 成功
 
KP1「成功だな。ところで、黒羽のSIZはどの程度だった?」
 
PL2「10だけど」
 
KP1「落とし子より小さいな。なら、黒羽は落とし子に飲み込まれた」
 
PL2「……飲み込まれた?」
 
KP1「丸のみだな。以後、黒羽は行動ができないし、体を尋常ではない力で締め上げられる
  ため、毎ターンダメージが入る。また、黒羽を飲み込んでいる間も、落とし子は普通に
  攻撃してくるからそのつもりでいろ。
  まずは1ターン目、黒羽に1のダメージだ」
 
 黒羽 HP 10 → 9
 
PL2「あ、この調子なら少しは放置されてももちそう」
 
PL6『いや、噛み付き攻撃はラウンドごとにダメージが大きくなる』
 
PL5「だから、次のラウンドだとダメージは2になるよ」
 
PL4「その次は3ダメージか……」
 
PL2「だとしても、そこまではもつか。飲み込まれてから4ラウンド目は……HPがぴったり
  0になるから、それまでに助け出されたらセーフだな」
 
PL3「助ける方法は?」
 
KP1「落とし子とのSTR対抗だな。何人かでまとめて挑戦してくれても構わない。勿論、
  落とし子をどうにかする、というのも手ではあるが」
 
PL1「STR対抗か」
 
PL5「……直ぐに助けなくて大丈夫?」
 
PL2「助けられたとしても狂気発症中でろくに働けないし、助けてくれるのは戦闘に余裕が
  出てきてからで大丈夫だとは思う。
  ……次の次のラウンドになってもぐだぐだしてたら、その時は頼む」
 
PL5「そっか、分かったよ。……それで、この後は井砂と北里の1d100だよね」
 
KP1「あぁ、いきがみさまは動けないままだからな」
 
 井砂 1d100 → 65
 北里 1d100 → 17
  
PL5「井砂が先だね。……さっきと一緒だよ、<剣道>で北里にノックアウト攻撃!」
 
 井砂 剣道 70/87 → 失敗
 
PL5「あ、あれ? 失敗?」
 
KP1「黒羽が落とし子に飲み込まれて動揺でもしたんだろう。北里の番だが、組み付いて
  いる天原を振りほどこうとする。STR対抗だな」
 
 北里 STR対抗 ??/?? → 失敗
 
KP1「失敗だ。振りほどけなかったな」
 
PL6『火谷の番。いきがみさまに自分の携帯を<投擲>』
 
PL5「……今度から、普通に投げるものを用意しようね」
 
 火谷 投擲 25/9 → 成功
 ダメージ 1d3 → 3
 
 いきがみさま HP ?? → ??
 
KP1「随分とふらついているが、まだいきがみさまは倒れないな。
  坂原の手番だが……待機するか。津木の発狂には流石に気付いていないだろうしな」
 
PL4「フルートに対する恐怖症と、粉に対する依存だからな。パッと見は分からないだろう。
  では、津木の手番か。……粉は効かないからな。竜崎の携帯を投げたいんだが」
 
PL3「渡す」
 
PL4「すまないな。竜崎の携帯をいきがみさまに<投擲>するぞ」
 
 津木 投擲 80/95 → 失敗
 
PL4「ファンブル手前か……」
 
KP1「竜崎の携帯は明後日の方向に飛んで行ったと。続いて黒羽の手番だが、落とし子に
  飲まれているので何もできないな。天原と竜崎の手番に移るぞ。1d100を振ってくれ」
 
 天原 1d100 → 60
 竜崎 1d100 → 43
 
PL1「今回も天原が先か。……北里から拳銃を取り上げたいんだが」
 
KP1「<組み付き>で成功すれば取り上げられるな」
 
 天原 組み付き 50/82 → 失敗
 
PL1「失敗か。奪っておきたかったんだがな」
 
PL3「竜崎はいきがみさまに<キック>と<マーシャルアーツ>だ」
 
 竜崎 キック 92/41 → 成功
 マーシャルアーツ 85/80 → 成功
 
 ダメージ 1d6×2 + 1d4 → 4×2 + 1 → 9
 
 いきがみさま HP ?? → ??
 
KP1「竜崎の強力な蹴りは、いきがみさまの体躯を軽々と吹き飛ばした。いきがみさまは
  倒れ……起き上がる気配はないな。いきがみさま撃破だ。
  さて、3ラウンド目に入ろう。まずは落とし子の行動からだ。飲まれたままの黒羽は
  2ダメージを受けてもらう」
 
 黒羽 HP 9 → 7
 
KP1「そして、いきがみさまのコントロールが外れた落とし子は、滅茶苦茶に暴れまわる。
  その暴れようはすさまじく、このラウンド中は落とし子への攻撃等はできないことと
  しようか。近づけない状態だ。
  ……そして、そうだな、黒羽以外、全員<幸運>を振ってもらおう。失敗すれば、暴れ
  まわる落とし子に跳ね飛ばされるという事で1d3のダメージを受けてもらおうか。
  NPCはこちらで振る」
 
 天原 幸運 55/76 → 失敗
 竜崎 幸運 35/40 → 失敗
 津木 幸運 35/97 → 失敗(ファンブル)
 井砂 幸運 75/67 → 成功
 火谷 幸運 40/64 → 失敗
 
 坂原 幸運 ??/?? → 成功
 北里 幸運 ??/?? → 成功
 
PL4「……ファンブルなのだが?」
 
KP1「津木に関しては1d3+1のダメージとしようか。あぁ、それと、NPCは二人とも成功だぞ」
 
PL2「探索者は一人しか成功してないのにな」
 
 天原 ダメージ 1d3 → 3
 HP 11 → 8
 
 竜崎 ダメージ 1d3 → 2
 HP 13 → 11
 
 津木 ダメージ 1d3+1 → 3
 HP 12 → 9
 
 火谷 ダメージ 1d3 → 1
 HP 13 → 12
 
PL1「……天原は跳ね飛ばされたのに、その天原に組み付かれていた北里は無事なのが
  釈然としないんだが」
 
PL4「天原が落とし子の攻撃を受けて怯んだすきに組み付きから逃れ、上手く攻撃を回避
  できたということではないか?」
 
KP1「そんなところだろうな。というわけで、北里は自由に行動できるようになったな。
  そんな状態で井砂と北里の手番だ。1d100を振るとしようか」
 
 井砂 1d100 → 21
 北里 1d100 → 50
 
PL5「あ、出目が低い」
 
KP1「ここで先手を取るのは流石というべきか。……北里は逃げ出すぞ」
 
PL5「逃がさないよ! 井砂は逃げ出す北里の前に回り込む」
 
KP1「ではDEX対抗だな。50で振ってくれ」
 
 井砂 DEX対抗 50/57 → 失敗
 
PL5「……失敗」
 
PL6『火谷も北里を逃がさないようにしたい。DEX対抗?』
 
KP1「DEX対抗だな。ただし、火谷たちは落とし子に跳ね飛ばされているから、-10の補正
  を付けることにしようか。体勢が不安定、ということでな。35で振ってくれ」
 
 火谷 DEX対抗 35/24 → 成功
 
PL6『頑張った』
 
PL5「さっきから調子良いね。<投擲>も結構当ててるし」
 
PL6『携帯は何個駄目になったかな』
 
PL5「……その辺りはどうなんだろうね?」
 
KP1「火谷はどうにか北里を捕まえたようだな。逃亡は阻止されたぞ。
  続いて坂原だが、待機だな。津木はどうする?」
 
PL6「<こぶし>で北里に攻撃だな」
 
KP1「では、火谷と同様の理由で-10の補正を付けるぞ」
 
 津木 こぶし 48/37 → 成功
 ダメージ 1d3 → 1
 
 北里 HP ?? → ??
 
KP1「北里は避けず、津木の攻撃を受ける」
 
PL2「黒羽の番は飛んで、天原と竜崎の番か」
 
PL1「1d100だな」
 
 天原 1d100 → 18
 竜崎 1d100 → 79
 
PL3「竜崎が先か。北里をどうにかすればいいのか」
 
PL5「そうだね、お願い。人間相手だから殺さない程度でね?」
 
PL3「<キック>で北里にノックアウト攻撃」
 
 竜崎 キック 92/42 → 成功
 
 ダメージ 1d6 + 1d4 → 5 + 2 → 7
 
KP1「<回避>だな」
 
 北里 回避 ??/?? → 成功
 
KP1「……案外初期値でも避けられるものだな。北里は竜崎の蹴りを避けた」
 
PL1「天原の番だな。北里に<組み付き>だ」
 
 天原 組み付き 50/13 → 成功
 
KP1「天原は北里を抑え込むのに成功したな。
  さて、4ラウンド目だが、落とし子の姿が消えるな。それと同時に、黒羽も落とし子
  から解放される」
 
PL2「あ、助かった」
 
KP1「というわけで、井砂と北里の番となる。1d100を振ってもらおうか」
 
 井砂 1d100 → 21
 北里 1d100 → 49
 
PL5「また先手を取られたね……」
 
PL1「天原が組み付いている状態だから、直ぐに逃げ出すという事はできないはずだが……」
 
KP1「北里は天原の組み付きから逃れようとはしないな。自由に身動きが取れない状態で、
  天原にしか聞こえないほどの小さな声音でこうつぶやくだろう。
  「……こうなったら一か八か」」
 
 北原 ??????????????
 消費MP ?? → ??
 MP ?? → ??
 
KP1「……まぁ、そうもなるか」
 
PL5「何したの?」
 
KP1「呪文を発動しようとしたんだが、消費MPが大きすぎたな。MPは0となり、
  呪文は不発だ。
  北里はそのまま意識を失う」
 
PL6『戦闘終了?』
 
KP1「終了だな。黒羽の一時的発狂は落ち着いたことにして良いぞ」
 
PL2「反響動作あるいは反響言語、な。戦闘中だったし、ほとんど落とし子に呑まれてた
  からあまり関係なかったなー。まぁ、不定が二つ残ってるわけだけど」
 
PL4「津木も不定を二つ抱えている、という点は一緒なはずなのだが……この状態だと
  確実に判明しないな。フルートの音は無く、粉は手元に一つ残っている。おかしな
  行動を取る理由が無い」
 
PL5「戦闘やってたしそれで助かったところは割とあるけれど、いざ戦闘が終わって
  後片付け……となると対処できなくて困るね。気付けないからさ」
 
PL2「黒羽は、震えつつ、ヘビ人間が人間に見えてるわけだから……戦闘が終わったら、
  ふらふら立ち上がって、竜崎の所に寄ってくだろ。で、震えて力が入らない手で、
  竜崎の服の襟首あたりを掴む。
  「竜崎……お前、人間殺して……っ」」
 
PL3「なんだかどこかであったような光景だな」
 
PL1「以前、深きものを竜崎が倒した時、天原が似たようなことになっていたな、
  そういえば」
 
PL5「あの時は天原、一時的発狂の方だったからね。あの時は少し時間が経てば治る
  ような状態だったけど、今回は不定だからなぁ……」
 
PL3「以前に同じような経験をしているから、今回は直ぐ分かるか。
  「落ち着け、あれは人間じゃない」」
 
PL2「「……っでも、人間にしか見えない。あれは人間だろ? 人間じゃなかったら
   何だ!?」」
 
PL3「「俺にはあれは、ヘビの化け物のように見えている」」
 
PL2「「あれの、どこが、ヘビなんだ……っ!?」」
 
PL6『「黒羽さん、僕もあれは人間の形をした蛇に見えてます」』
 
PL2「「火谷まで何言ってんだよ!?」」
 
PL4「「落ち着け、黒羽」」
 
PL2「「落ち着けるか!」」
 
PL5「あぁ、これ、平行線になるやつだ」
 
PL2「そりゃまぁ、見えてるものが違うんだからこうなるよなぁ。けど、どうしたもんだろ」
 
PL6『<精神分析>はもうしてしまったし』
 
PL1「KP、例えば<言いくるめ>で『黒羽が幻覚を見ている』と言い聞かせるのは可能か?」
 
KP1「……そうだな。-20の補正付きで<説得>あるいは<信用>に成功すれば、黒羽は一応
  その言い分を信じてやや落ち着くという事にしようか。発狂はそのままだから、人間
  だと認識しているが、どうやらもしかしたらあれは本当にヘビ人間かもしれない、と」
 
PL5「KP、ヘビ人間に触らせながら話したら補正消えない? ヘビ人間って鱗でしょう、
  人の肌とは触り心地が違うと思うんだけど」
 
KP1「それならマイナス補正は無しで良い」
 
PL2「一番<説得>とか<信用>とか高いの誰?」
 
PL4「津木だな。<説得>が85ある」
 
KP1「津木が<説得>を振る場合は、-20の補正付きで振ってくれ。あまり支障のない発狂内容
  とはいえ、発狂中の探索者がうまく<説得>できるとも思えないしな」
 
PL5「あ、そうなったら井砂の<説得>の方が高くなるね。69あるから」
 
PL4「では井砂に頼もうか」
 
PL5「うん。じゃあ、黒羽の手を竜崎から剥がして、いきがみさまの傍まで引っ張って
  いくよ。で、二人でしゃがんで、黒羽にウロコを触らせながら言うよ。
  「黒羽さん、これが人間の皮膚だと思いますか? ……これは鱗ですよ。人間の
   ものじゃありません」」
 
 井砂 説得 69/39 → 成功
 
KP1「成功か。では、黒羽も少し「おや?」と思いはしたんだろうな。落ち着いてきた」
 
PL2「「……確かに、見た目と実際の肌の感じは違うな」」
 
PL5「「でしょう? ですから、」」
 
PL2「「……でも、人間に見える」」
 
PL5「「……そう、ですか」」
 
PL1「この後はどうする? 警察に通報か?」
 
PL4「北里に関しては銃刀法違反、ということで引き渡せるだろうな。ただ、いきがみさま
  ……いや、もう、ヘビ人間と呼ぶか。こちらが問題だな」
 
PL6『溶けて消えたりしない?』
 
KP1「しないな。ヘビ人間の死体は残っている」
 
PL1「地下に持って行って、食屍鬼と話を付ければ、後はどうとでも処理はされそうだが」
 
PL5「……そういえば今回、キミタケさんに何も言わずに突撃しちゃったんだよね。
  予め話は通しておいて、地下に食屍鬼を待機させてもらった方が良かったかな」
 
PL3「いっそ燃やすか?」
 
PL4「……………………いや、確かに火種はあるが」
 
PL5「部屋の、四隅に……うん、かがり火あるんだっけ?」
 
PL6『それすると、怪しい灰が残るから駄目だと思う』
 
PL1「それに、建物に燃え移る可能性があるからな。建物を全焼させる気は流石に無いぞ」
 
PL3「それもそうか」
 
PL2「呼んだ警察にヘビ人間の死体を見せる、っていうのはやっぱまずい?」
 
PL5「どうかなぁ……sanチェックはまず間違いなく発生するよね。で、警察側で
  『ヘビ人間』をどう処理するかが問題になるのかな。見るからに人間じゃないから、
  人間の死骸があるとは判断されないと思うけれど……」
 
PL1「山で熊に遭遇して熊を撃退した、というのと同じ扱いになるんじゃないか?
  相手が神話生物だから、もっと慎重な扱いになるとは思うが」
 
PL4「熊を撃退か……多分竜崎なら倒すのだろうな」
 
PL2「変なところでファンブルしなかったらな」
 
PL3「先手は取れるか?」
 
KP1「少し待て、確認する。……DEXは3d6で決定だな。平均は10~11だそうだ」
 
PL3「先手は取られるか」
 
PL6『<回避>があるから、一対一ならどうにかなりそうだけれど』
 
PL5「……話を戻そうか。ヘビ人間をこのままで警察を呼ぶか呼ばないかだよね」
 
PL1「ヘビ人間の現物があるしな、このまま呼んでも全く信じられないということは
  無いだろう。四階まで連れてこられて、北里と化け物に襲われたため応戦した……
  と言ったとして、頭から嘘だと決めつけられる可能性は多少低くなるだろう」
 
PL4「……いや、というか、警察はそもそも味方か?」
 
PL2「……っていうと?」
 
PL4「『白蛇の家』の信者には政治家もいるのだろう? 彼らが警察に圧力をかけている
  可能性は大いにあると思うのだが」
 
PL6『ここでのもめ事は揉み消される可能性があるって事?』
 
PL2「……んー、じゃあ、木澤さんに通報しよう。そうしたらその辺り配慮してくれそう」
 
PL5「あぁ、あの人個人なら大丈夫かもね」
 
PL1「連絡先は、黒羽と竜崎が持っていたんだったか」
 
PL3「なら、竜崎が連絡を入れるか?」
 
PL2「だな。黒羽は流石に駄目だろ、今回は」
 
PL3「KP、木澤に電話を掛ける」
 
KP1「その前に……投げられた携帯は津木、坂原、火谷、竜崎のものだったな。内、
  すでに壊れていたものが津木と坂原の携帯だったか。……火谷と竜崎の分に関しては
  <幸運>を振ってもらおう」
 
 竜崎 幸運 35/16 → 成功
 火谷 幸運 40/58 → 失敗
 
KP1「竜崎が成功、火谷が失敗と。では、投げられた携帯を全て回収した結果、
  火谷の携帯は投げた時の衝撃で壊れていた。竜崎の携帯の方は、どうにか動きそうだな」
 
PL3「使えるなら良い。電話を掛けるぞ」
 
KP1「では、数コール後、木澤が電話に出る。
  「はい、木澤ですが。どうかなさいましたか、竜崎さん? ……まさか、また無茶を
   していたりはしないでしょうね?」」
 
PL3「「していない。……以前、銃を持っていると伝えた男がいただろう。そいつが
   化け物と共に襲ってきたから撃退した。回収に来てくれ」」
 
KP1「「それが無茶というんです! ……いえ、というか、その、化け物、ですか?
   そんな馬鹿な」
 
PL3「「来れば分かる。実物があるからな」」
 
KP1「「…………分かりました。伺いましょう。どこにいるんですか?」」
 
PL3「「『白蛇の家』のビルの四階だ」」
 
KP1「「『白蛇の家』!? ……何故、そのような所に」」
 
PL3「「黒羽と津木が紹介状を受け取っていたから調べに来た。それと、坂原もだな」」
 
KP1「「…………ともかく、そちらに伺います。お連れの方がいらっしゃるなら、一緒に、
   動かず大人しく待っていてください。襲ってきた相手に関しては、きちんと拘束
   して危険が無いようにしておいてください。よろしくお願いします」」
 
PL3「「分かった」
  ……電話はこんなところか?」
 
PL1「まぁ、良いんじゃないか? ……北里を縛り上げるか。時期は冬だったな? 上着
  ぐらいは着ているということで良いのか」
 
KP1「許可しよう。まぁ、拘束する必要もなく、北里はあと数時間は目覚めないんだがな」
 
PL1「念のため、というやつだ。上着を使って縛り上げる」
 
KP1「では、しっかりと北里を縛ることができたとしておこうか。
  ……通話を終了して十数分経った頃、俄かに外が騒がしくなるな。いくつもの
  パトカーのサイレンの音を探索者たちは耳にするだろう」
 
PL1「なかなか早い到着だな」
 
PL5「化け物、はともかくとして、銃を持った男がいるっていう話はねぇ……やっぱり、
  急いで対応する案件だと思うよ」
 
KP1「さて、ここで全員<聞き耳>を振ってもらおうか」
 
 天原 聞き耳 75/60 → 成功
 黒羽 聞き耳 31/93 → 失敗
 竜崎 聞き耳 28/16 → 成功
 津木 聞き耳 65/18 → 成功
 井砂 聞き耳 38/80 → 失敗
 火谷 聞き耳 55/91 → 失敗
 
 坂原 聞き耳 ??/?? → 成功
 
PL2「出目が高い」
 
PL6『ファンブルじゃなかったから大丈夫』 
 
KP1「天原、竜崎、津木が成功か。では、三人は隣の部屋の扉が慌ただしく開けられた
  音を耳にした」
 
PL1「……誰かがこの階に来たか」
 
KP1「それと、坂原が不安げな顔でこう言うぞ。
  「……誰か隣の部屋に来たみたいだな。二人分の足音が聞こえる」」
 
PL5「警察が来たから、『白蛇の家』のトップである、いきがみさまに指示を仰ぎに来た、
  ってところかな。……どうする?」
 
PL1「敵か味方か、それ以外かもわからないからな。天原と竜崎で扉の傍に待機でも
  しておくか。
  襲い掛かってくるようなら、直ぐさま<組み付き>で抑え込めば良い。良いか?」
 
PL3「構わん」
 
KP1「では、天原と竜崎が部屋の扉の傍で待機をすると。他の探索者はどうする?」
 
PL5「そうだな……井砂は他のメンバーより少し前で、竹刀を持って待機しておくね。
  構えはしないけど、何かあれば直ぐに振るうつもりでいるよ」
 
PL2「黒羽は待機かな。前に居てもできること無さそうだし」
 
PL6『同じく』
 
PL4「津木は……回収した携帯と、粉を、いつでも投げられるようにしておくか」
 
KP1「坂原は火谷の傍にいるだろうな。
  ……さて、探索者たちがそれぞれ動いた後、部屋の扉が開かれるだろう。
  そこから現れたのは二人の男だ。彼らは部屋の中にいる探索者たちを見て驚いた表情
  を浮かべた後……倒れ伏しているヘビ人間の姿を見て叫び声をあげる。
  「……いきがみさま!?」」
 
PL5「……ヘビ人間の姿を見て、彼女がいきがみさまだって断言できるんだ」
 
PL1「これは取り押さえて良いな。怪しすぎる。KP、<組み付き>を」
 
PL3「竜崎もだな。天原が取り押さえない方を取り押さえる」
 
KP1「二人とも扉の傍であらかじめ待機しており、男たちは動揺しているからな、自動成功
  で良いぞ。天原と竜崎は、二人の男を拘束することに成功した……が」
 
PL5「……が?」
 
KP1「次の瞬間、男たちの姿が変貌するな。否、変貌、というよりは、切り替わった、と
  言う方が分かりやすいだろう。人の姿をしていたはずの男たちは、瞬きの間に、
  人間の形をした蛇の姿に変わっていた」
 
PL4「……二人ともヘビ人間だったか」
 
KP1「さて、再びヘビ人間を目にしたことにより、全員sanチェックが発生する」
 
PL2「またかよ!? 頼むからこれ以上削んないでくれないか!?」
 
KP1「安心しろ、いきがみさまの時に既に一回見ているからな。慣れのルール発生だ。
  天原は0/1d5、黒羽は0/1d3、竜崎は0//1d2、津木、井砂、火谷は0/1d6だな」
 
 天原 sanチェック 60/85 → 失敗
 1d5 → 3
 san値 60 → 57
 
 黒羽 sanチェック 47/98 → 失敗
 1d3 → 3
 san値 47 → 44
 
 竜崎 sanチェック 36/69 → 失敗
 1d2 → 1
 san値 36 → 35
 
 津木 sanチェック 25/17 → 成功
 
 井砂 sanチェック 98/ 2 → 成功
 
 火谷 sanチェック 49/52 → 失敗
 1d6 → 2
 san値 49 → 47
 
 坂原 sanチェック ??/?? → ??
 
PL2「……あー、うん、あれだ。黒羽きっとヘビも苦手だ。不定形はトラウマっぽいけど」
 
PL5「逆に、津木は蛇に強いのかな。さっきも成功してたよね、sanチェック」
 
PL4「いや、この場合はどちらかというと、これ以上san値を削られてたまるか……という
  思いの方が強いと思うが」
 
PL6『下手すると10台入るからね』
 
PL1「必死にもなるか」
 
PL3「戦闘か?」
 
KP1「いや、戦闘は行わない。が、多少判定は行おうか。
  <組み付き>をしている天原と竜崎は、それぞれ、自身が組み付いているヘビ人間と
  STR対抗をしてもらおう。成功すればそのまま抑え込めておけるが、失敗すると
  ヘビ人間が一度攻撃を試みてから逃げ出すからそのつもりでな」
 
PL1「数値は?」
 
KP1「天原が85、竜崎が40だな」
 
 天原 STR対抗 85/ 8 → 成功
 竜崎 STR対抗 40/15 → 成功
 
KP1「二人とも成功か。では、ヘビ人間は抑え込まれたまま身動きが取れなかったな。
  ……ここで、バタバタと階段を駆け上がって、警官たちが四階に到着する」
 
PL6『ヘビ人間の死体と、生きたヘビ人間両方見せられるんだ』
 
KP1「そういうことだな。明らかに人ではないものの死体と、取り押さえられている
  二人の化け物と。人の常識の外にある生き物を目にした警官たちは大層衝撃を
  受けるだろうが……まぁ、発狂者は出なかったという事にしておこうか。ここで
  発狂されても流石に困るからな」
 
PL2「警官の中に木澤さんいる?」
 
KP1「いるな。竜崎から先に「化け物がいる」と告げられていた彼は、他の警官よりは
  衝撃を受けなかったようで、一番マシな顔をしているな。それでも、顔色が真っ青
  なのは仕方がないと思うが」
 
PL1「ヘビ人間を取り押さえたまま、北里の方を顎で指す。
  「銃刀法違反男はあそこだ。捕まえていってくれ。……それと、こいつらもどうにか
   してほしいものだな。いつまでも組み付いているのも疲れる」」
 
KP1「「え、えぇ、分かりました。彼らはこちらで押さえます」
  と、大分まいった様子ながらも頷き、木澤は他の警官に指示を出していくだろうな。
  押さえられていたヘビ人間たちは、数名の警官に拘束され部屋から連れ出される
  ことだろう」
 
PL5「いきがみさまの死体は?」
 
KP1「慎重に、警官によって運び出されていくだろう。北里も同様だ。
  ……部屋には最終的に、探索者たちと木澤が残るのみになるな。
  「……さて、説明していただきましょうか?」そう、木澤は切り出すだろう」
 
PL1「……食屍鬼の事は隠してざっと話すか?」
 
PL5「そうだね。『白蛇の家』に勧誘されたメンバーがいたこと、『白蛇の家』を調べて
  みたら随分と怪しかったこと、実際に来てみたら四階に呼び出されて襲われたこと。
  これだけ話せば十分だと思うよ」
 
PL2「地下遺跡の話は、まぁ、言ったところでなぁ……うっかり伝えて、調査が入ること
  になったら食屍鬼と人間が衝突しそうでやばいし。止めた方が良さそう」
 
PL3「武装集団はどうするんだ」
 
PL4「あれは……別件として伝えるか?」
 
PL6『そういえば地下鉄に乗った時に見たんですが、みたいな感じ?』
 
KP1「では、それらの話を聞いたのち、木澤は険しい顔で息を吐く。
  「……成程、分かりました。化け物の存在は、正直、竜崎さんからお聞きしては
   いましたが、あまり信じていませんでした。が、実物を見た以上はそうも言っては
   いられません。えぇ、貴方がたの話は本当なのでしょう。
   ……ですが、ですね。貴方がたは危険な事に首を突っ込み過ぎです。もう少し
   控えて、我々に任せていただきたいものですね」」
 
PL1「「化け物が出たから助けてくれ、と言ってまともに取り合うか?」」
 
KP1「「そういわれると少々厳しいですが……。
   ……黒羽さんと竜崎さん以外の方とも、連絡先を交換させていただいてもよろしい
   ですか? 何かあれば、直ぐに連絡していただきたい。直接私に連絡をくだされば、
   できる限りのことはすると約束しましょう」」
 
PL4「……津木と火谷と、坂原の携帯は壊れていなかったか?」
 
PL6『壊れてる』
 
KP1「携帯が壊れている三名に関しては、木澤は、手帳の切れ端に連絡先を書いて渡すな」
 
PL2「これで全員、木澤さんの連絡先をゲットしたと」
 
KP1「さて、探索者たちはこの後、木澤に自宅……いや、病院へと送り届けられること
  だろうな。襲われた、と伝えているから、見たところ外傷が無くても念の為、
  ということで一緒に連れて行かれることとしようか」
 
PL1「つまり、自由に行動できないと」
 
KP1「そういうことだな。病院で診察を受けた後は、真っ直ぐ家に帰されることだろう。
  恐らく、木澤がそれぞれの家に送り届けるんだろうな。
  ……となると、高校生組は家族に対して何らかの説明をする必要が出てくるか」
 
PL5「警察の人に送り届けられたら、それはね……」
 
PL6『この後は、もう行動とか無理そう』
 
KP1「そうだな。高校生組は家に帰った後は、家族から何があったか追及されることだろう。
  この日はもう自由には動けないな」
 
PL1「なら、自由に動ける天原は、家に帰された後に墓地へ行くか。キミタケに、事の顛末
  は伝えておく必要があるだろうからな」
 
PL5「一人はちょっと怖いから、何人かで行ったら?」
 
PL1「とすると……消去法で竜崎しか残らないな」
 
PL3「それは構わないが。津木ぐらいならまだどうにかなるんじゃないのか?」
 
PL2「いや、けど、不定中だしなー」
 
PL4「それに、これ以上san値が削れることは避けたい」
 
PL6『切実』
 
PL1「では、天原は竜崎に連絡を入れて、共に墓地へ向かったこととしようか」
 
KP1「家に戻されてから墓地へ向かうと、日が沈んだ後に墓地に到着することになるが?」
 
PL1「構わない。食屍鬼と会うのだから、むしろその方が良いくらいだな」
 
PL3「そういうことなら、こちらとしても支障はないな」
 
KP1「了解した。天原と竜崎が墓地へ到着したところから始めようか。
  ……二人が墓地に到着した時には、日は完全に沈んでしまっていた。辺りは暗闇に
  包まれており、二人のほかに人間の気配はないな」
 
PL1「「キミタケ、話があるが、いるか?」
  と、心持大き目の声で言おう。近所迷惑にならない程度の大声だな」
 
KP1「その声に応じるように、二人からやや離れた場所にある墓石の影が揺れるな。
  「……あぁ、ここにいるが。何かあったかな」
  そう言いながら、揺れた影が二人の眼前に現れるだろう。食屍鬼を見たことによる
  sanチェックは……今回くらいは免除しよう。キミタケに会うのは二回目だし、
  もうそろそろラストだしな」
 
PL1「「『白蛇の家』のいきがみさまを倒した。今回はその報告に来ただけだ」」
 
KP1「「何? もう倒したのか。……随分と速いな。何か無茶でもしたのか?」」
 
PL1「「本拠地に乗り込む手段を元々持っていただけだ」」
 
PL3「「『白蛇の家』の紹介状を持っているメンバーがいたからな」」
 
KP1「「そうか。……どうやら、君たちに頼んだのは正しかったようだな。ありがとう、
   礼を言わせてくれ。首魁が消えたのならば、地下も徐々に落ち着きを取り戻して
   いくことだろうし、地上の平穏も保たれることだろう。
   ……私たちは、今までいたよりも地下に潜ろうと考えている。おそらく、君たちと
   会うことはもう二度とないだろうな」」
 
PL1「「その方が互いの為だろう」」
 
KP1「「そうかもしれないな。……さらばだ」
  そう言って、キミタケは去って行くだろう」
 
PL1「それを見届けてから帰るか。……どうやら本当に悪い奴ではなかったようだな」
 
PL3「あぁ。……そういえば、ペット探しはどうなった?」
 
KP1「その辺りは、クリア報酬等の後に判定をしようか。……他にやりたいことが
  なければ、シナリオクリアという事で終了しようかと思うんだが、どうだ?」
 
PL1「特には無いな」
 
PL5「だね」
 
KP1「そうか……では。
  後日、探索者たちは『白蛇の家』が解散したことを木澤から聞くことになるだろうな。
  『白蛇の家』の地下にはどこからか誘拐されてきた人々がいたこと、何らかの
  実験の被検体にされていたことも、軽くではあるだろうが告げられるだろう。
  北里の件については、取り調べの最中であり、まだ詳しいことは分かっていない
  ようだ。ただ、北里が警察に拘束されているのは間違いなく、しばらくは彼の影を
  気にする必要はないはずだ。
  キミタケたち、食屍鬼は……事件の後、目撃されたとの話は聞かない。おそらく、
  キミタケが最後に告げた通り、食屍鬼たちが地下深くへと潜って行ったためだろう、
  とは探索者たちだけが思いつくことができるだろうな。
  ……以上で、『奇妙な共闘(改変)』終了だ。お疲れ様だったな」


報酬/ネタバレへ

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