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⑪もっと食べたい(改変)・Part5

Part5です。読み始めるときはPart1からどうぞ。






KP1「了解した。では、黒羽と津木は朝の1d10を頼む」
 
 黒羽 1d10 → 2
 津木 1d10 → 3
 
PL2「えーっと、2って初?」
 
KP1「初だな。3の方も、単体で出るのは初か。
  ……朝、目を覚ました黒羽は、無性に革製品をしゃぶりたくなるな。一方の津木は
  寝起きでぼんやりとした状態で舌をぴちゃぴちゃと鳴らし始める」
 
PL2「革……革……とりあえず革製品探して部屋をうろつく感じか」
 
PL4「津木はぼんやりと舌を鳴らし続けていると」
 
PL5「津木の肩を掴んで揺する」
 
PL1「黒羽の方はどうしようか。足を引っかけるか?」
 
PL2「ダメージ入りそうだから普通に止めろ」
 
PL1「それなら竜崎と同じようにしようか。黒羽の肩を揺するぞ」
 
KP1「黒羽も津木も我に返れただろうな。……この後、十時に井砂と火谷も黒羽の家
  に来るわけか」
 
PL5「そんな感じだね。……で、早速だけど、どうする? カウンセリングに行くのは
  天原、付き添いは竜崎、っていうのは決まったけれど。他四人はどうする?」
 
PL4「……韮崎の自宅兼相談所、だったか? その周辺の様子は調べられるか?」
 
KP1「普通に調べられるだろうな。どうやら彼女の自宅は15階建てのマンションの一室
  であるようだな。一階には大きなロビーもあるぞ。周辺には……歩いて五分以内の
  場所に喫茶店でもあることにしようか」
 
PL6『一階のロビーで待つ?』
 
PL5「けど、何かが起こるとしたら今回だと思うし、できるだけ近くで待機したいなぁ」
 
PL2「四人全員玄関前で待機、っていうのもちょっとなー、とは思うけど」
 
PL4「マンションの廊下にいる、ということになるだろうから……通行の邪魔にはなり
  そうだな。四人で壁際に横並びでもするのか?」
 
PL3「……不審者か?」
 
PL6『パッと見そんな感じっぽい』
 
PL5「でも一階のロビーだとなぁ……あ、自宅兼相談所は何階にあるのかな?」
 
KP1「三階だな」
 
PL2「それぐらいなら、階段駆け上がっていくのもアリか?」
 
PL5「いけそうだね。ロビーに居ようか。……カウンセリング中に何か起こったら、
  直ぐに誰かの携帯に連絡を入れてね?」
 
PL1「命は惜しいからな。そうするつもりだ」
 
PL6『この後はお昼を挟んで、韮崎の所に突撃?』
 
PL5「って感じかな。どうするかも決まったしね」
 
KP1「では、移動の前に、黒羽と津木の1d10を一回ずつやっておこうか」
 
PL2「……これが最後の1d10だと嬉しい」
 
PL4「まったくもって同感だ」
 
 黒羽 1d10 → 2
 津木 1d10 → 3
 
PL2「朝と一緒かよ!?」
 
PL4「ま、まぁ、最後の最後で10が出なくて良かった、とは思うが……」
 
PL1「妙な素振りを見せたところで、直ぐに肩を揺すりに行くぞ」
 
KP1「それなら特に問題は無いだろうな。二人は直ぐに我に返れるだろう。
  ……さて、この後は、韮崎の所に行くんだったな。三時からの予約が取れている
  わけだが、その五分前ぐらいにマンション一階に到着した、ということで良いか?」
 
PL5「良いと思うよ。で、天原と竜崎だけ相談しに向かって、井砂たち残りの探索者は
  ロビーで待機しておく」
 
KP1「それなら、ロビー側は待機と言うことで良いか? イベントが発生するか、何か
  行動したいことが宣言されるまでは、ひとまず置いておくぞ」
 
PL2「まー、やることもなさげだしな」
 
KP1「では、天原と竜崎の方からだな。二人は今、韮崎の部屋の前にいる。玄関横には
  インターホンが付いているな」
 
PL1「とりあえずチャイムを鳴らそうか」
 
KP1「それなら、数秒後にインターホンから若い女性の声が聞こえてくるな。
  「……はい、どちら様でしょうか?」」
 
PL1「「韮崎先生のお宅でよろしいですか? 三時からカウンセリングの予約を取って
   いた天原ですが」」
 
KP1「「天原さんですか、少し待ってくださいね」
  という返事と共にインターホンが切れ、しばらくして玄関扉が開く。そこから顔を
  のぞかせたのは、知的な美人で非常に魅力的な女性だ。……ただし、よく見ると、
  肌がかなり荒れていることが分かるだろう。
  彼女は天原の顔を見て驚きの表情を浮かべるだろう。しかし、直ぐに気を取り直し
  たようで、「えぇと、どちらが天原さんかしら?」と落ち着いた表情で尋ねるぞ」
 
PL1「「俺が天原だ。隣のこいつは付き添いを頼んだ友人なんだが……」」
 
KP1「「あら、そうでしたか。大丈夫ですよ、付き添いの方もどうぞ中に入ってください」
  と、韮崎は二人を招き入れる」
 
PL1「入るぞ」
 
PL3「同じく」
 
KP1「二人は、玄関から入ってすぐの所にあるダイニングキッチンに通される。
  キッチンには女性らしいしゃれた調度品や食器が置いてあり、とても良い雰囲気だ。
  部屋の中央には、四人ほど座れる白いテーブルクロスがかけられたキッチンテーブル
  があり、その上には白磁のティーセットと、紫のビロードがかけられた何かが置い
  てあるな。
  ただ、キッチンにはひとつだけ違和感がある。台所の隅に置かれた段ボール箱の中
  で丸くなっている、二羽のウサギだ。新聞をちぎったものが寝床になっていて、
  しなびた野菜くずも入っている」
 
PL5「あまり大切にはしてないみたいだね」
 
PL6『そうみたい』
 
KP1「天原と竜崎は、キッチンテーブルの方に案内されるだろうな」
 
PL1「席に着くぞ」
 
PL3「その隣に座る」
 
KP1「韮崎は天原の正面に座り、こう尋ねてくるだろう。
  「では、早速ですけれど。天原さん、どんな症状に悩まされてるんですか?」
  ……さて、ここで、天原は実際は摂食障害に悩まされていると彼女に信じてもらう
  必要がある。<言いくるめ>、<医学>、<精神分析>のどれかで成功すれば、彼女は
  天原が患者であると信じるだろう。天原は摂食障害についての知識があるから、+20
  の補正付きだ」
 
PL1「<言いくるめ>だな。補正付きで85か。
  「実は、最近、ストレスが溜まっているのか知らないが、だんだん暴食を繰り返す
   ようになってきてな。腹の許容量を超えたと思っても、口に食べ物を運ぶ手が
   止められず、食後暫くして吐き出す日々だ。どうしたものか、と思っていたんだが」
  ……とでも言っておこうか」
 
 天原 言いくるめ 85/62 → 成功
 
KP1「成功か。それなら、韮崎は天原の言い分を聞き、天原が摂食障害に悩まされている
  と信じるだろう。
  「ウガァ・クトゥン・ユフ! それは大変でしたね……大丈夫です、ここで話して
   いかれたら、きっとその症状も改善されることでしょう」」
 
PL1「「よろしく頼む」」
 
KP1「「えぇ、任せてください。では早速カウンセリングを……と言いたいところですが、
   まずは紅茶を入れてきますね。ケーキもありますので、少し待っていてください」
  と言って、韮崎はキッチンの方に向かうだろうな」
 
PL1「なら、今のうちに紫のビードロを取って中身を調べる」
 
PL3「速攻か」
 
PL1「もったいぶる必要もないだろう」
 
KP1「もう取るのか…………黒羽と津木は一階ロビーだったな」
 
PL2「え? あ、うん。そうだけど」
 
PL4「……待て、どうしてこちらの様子をここで聞く」
 
KP1「……天原がビロードを持ち上げたのと同時刻、黒羽と津木は突然ロビーから走り
  出ようとするな。向かうのは階段だ」
 
PL2「えっ」
 
PL5「これは……黒羽と津木をカウンセリングに向かわせなくて正解だったってことかな。
  とりあえず二人の動きを止めたいけれど」
 
PL6『同じく』
 
KP1「なら、まずはDEX対抗だな。井砂と火谷は、黒羽と津木のどちらとDEX対抗をするか
  宣言してもらおう。……それと、二人は急に走りだしたわけだからな。-20の補正だ」
 
PL5「-20は痛いなぁ。……井砂のDEXは14だね」
 
PL6『火谷は13』
 
PL2「黒羽は8だな」
 
PL4「津木は10だ。……高校生組のDEXが高くてよかったな」
 
PL5「本当にね……こんなことになるとは思ってなかったけど。
  二人を二人で止めると考えると、井砂が津木、火谷が黒羽とDEX対抗かな?」
 
PL6『それでいこうか』
 
KP1「なら、井砂の方は50以下、火谷の方は55以下で成功だな」
 
 井砂 DEX対抗 50/10 → 成功
 火谷 DEX対抗 55/6  → 成功
 
PL5「五分だったから心配だったけど、どうにか成功したね」
 
PL6『もうちょっとでクリティカルだった。残念』
 
KP1「二人とも成功か。では、井砂と火谷は上手く黒羽と津木の前に回りこめたんだろう。
  ……さて、ここから戦闘だな。行動順は井砂→火谷→津木→黒羽だ。
  黒羽と津木は意識はあるものの、体を自分の思うように動かせない状態だな。その
  ため、二人の操作は基本、こちらで行う。それと、二人はこの状態化では<回避>は
  できないものとするぞ」
 
PL5「……え? せ、戦闘になるの……?」
 
PL6『これは難しい』
 
PL5「と、とりあえず、動けなくすれば良いんだよね……? <剣道>でノックアウト
  攻撃、として……対象は……く、黒羽大丈夫?」
 
PL2「……HP9だから……ダメージ8以下なら、多分?」
 
PL4「そんなに不安ならまずは津木にしておけ。HPは12だから、最大値でもどうにかなる」
 
PL5「じゃあ……津木で」
 
 井砂 剣道 70/38 → 成功
 1d6 + 1d4 → 2 + 2 → 4
 
 ノックアウト攻撃 10/16 → 失敗
 
 津木 HP 12 → 8
 
PL5「ごめん、本当にごめんなさい!」
 
PL4「いや、10は流石に無理だろう。仕方ないから気にするな」
 
PL6『でも16って結構低いし惜しいと思うけど。火谷は黒羽に<組み付き>』
 
 火谷 組み付き 25/34 → 失敗
 
PL6『成功する気がしない』
 
KP1「ここから津木、黒羽の番だが……まず、POW対抗をしてもらう。黒羽が65以下、
  津木が35以下で成功だな。この対抗ロールはこちらでは行わないぞ」
 
PL2「ってことは、こっちでやるのか」
 
PL4「POW対抗ということだし、成功した方がよさそうだが……」
 
 黒羽 POW対抗 65/97 → 失敗(ファンブル)
 津木 POW対抗 35/91 → 失敗
 
PL2「失敗したとかそういうレベルじゃなかった」
 
PL5「ファンブルかー……」
 
PL6『というか二人とも失敗だし』
 
PL4「……35は難しいだろう?」
 
KP1「ここでファンブルか……次ラウンドのPOW対抗は黒羽は無しだな。
  ではまず津木の手番だが、<こぶし>だな。対象は火谷だ。攻撃判定はこちらで
  振るぞ」
 
PL6『弱い方から潰しに来た感じ?』
 
 津木(KP) こぶし 52/3 → 成功(クリティカル)
 
PL6『KPの殺意が怖い』
 
KP1「別に殺す気はないんだが……クリティカルだから<回避>不可で良いか?」
 
PL6『OK』
 
 ダメージ 1d3 → 1
 
 火谷 HP 13 → 12
 
KP1「続いて黒羽だが、こちらも<こぶし>だな。対象は火谷だ」
 
 黒羽(KP) こぶし 50/85 → 失敗
 
PL2「よし失敗!」
 
PL5「……一巡したから井砂の番だね。<剣道>で最大値が出たら、黒羽も津木もまずいん
  だけど……………………どうしよう。ノックアウト攻撃して大丈夫? <組み付き>
  とかした方が良い?」
 
PL4「長引かせても良いことがあるとは思えないからな。ノックアウト攻撃で早めに
  片付けた方が良いとは思うが」
 
PL6『<こぶし>でクリティカル出してくるようなKP相手だし、へたすると高校生組も
  危ないわけだし』
 
PL2「高ダメージが出たら、火谷の<応急手当>でどうにかしてもらうってことで」
 
PL6『その時は、やるだけやるけど』
 
PL5「うん……うん。分かった。……HPが高い方の黒羽に<剣道>でノックアウト攻撃」
 
 井砂 剣道 70/65 → 成功
 1d6 + 1d4 → 3 + 4 → 7
 
 ノックアウト攻撃 40/77 → 失敗
 
 黒羽 HP 9 → 2
 
PL2「あ、自動気絶だなこれ」
 
PL5「ごめんね、本当にごめんね……!」
 
PL2「いやいや、むしろこれファインプレーだろ。黒羽はこれで行動不可だしさ」
 
KP1「ファインプレー……となるかはこれから次第だな」
 
PL4「……何?」
 
KP1「井砂の竹刀は黒羽の頭部を強く殴りつけでもしたんだろうな。結果、黒羽は一撃
  で昏倒することになった。井砂はどうにか、襲い掛かってきた仲間の一人を無力化
  することに成功したのだ。
  ふと息をつく間もなく、ふと、井砂と火谷は、そして体を思うように動かせない
  津木は、黒羽の口から奇妙な音が聞こえてくることに気付くだろう。それは、
  「ウガァ・クトゥン・ユフ!」という、黒羽の声とは全く違う、どんな生き物の
  声とも異なる不気味な物だ。そして……」
 
PL2「……あ、これやばいやつだ」
 
PL5「黒羽が気絶していてよかったのか悪かったのか……確かにこの後の状況でだいぶ
  変わってきそうだね」
 
PL6『<精神分析>が必要ないといいね』
 
KP1「……黒羽の口から、黒い液体が大量にあふれ出る。その腐った沼のような悪臭を
  放つどろりとした液体は、黒曜石の光沢を持っていた。
  床に流れ落ちた液体は、ひとつの塊となり、下腹部に何十本もの短い脚を生やして、
  へびのように鎌首を持ち上げた。
  立ち上がったその怪物は、黒羽の背卓よりもはるかに大きい。こんな巨大なものが、
  どのようにして黒羽の体内に潜んでいたのかを考えることは無益なことだ。
  怪物は自然の摂理を無視した形態であるにもかかわらず、その動きは予想以上に
  俊敏だった。そいつは体を丸めながら倒れ、同時に新しい脚と頭を作り出し、
  まるで転がるように移動するのだ。
  それは、ロビーから出て、階段の方へ向かっていく。その行く先に障害物は無く、
  怪物はあっと言う間に階段を昇って行った。それが向かった先から聞こえる悲鳴
  は、きっとそれを見た誰かが発したものだろう」
 
PL1「おい待て、こっちに来てないかこの化け物」
 
PL3「こちらでも戦闘があるのか?」
 
PL2「お前は楽しそうに目を輝かせんな!」
 
KP1「その辺りは後で描写だな。まずはロビー側だ。
  ……さて、黒羽の口から出てきた化け物「無形の落とし子」を目撃した津木、井砂、
  火谷の三人は1/1d10のsanチェックだな」
 
 津木 sanチェック 45/72 → 失敗
 1d10 → 4
 san値 45 → 41
 
 井砂 sanチェック 87/41 → 成功
 san値 87 → 86
 
 火谷 sanチェック 46/49 → 失敗
 1d10 → 7
 san値 46 → 39
 
 火谷 アイディア 75/53 → 成功
 クトゥルフ神話 5 → 6
 
PL6『一時的狂気発症した』
 
PL2「あー……」
 
PL6『とりあえず1d10振る。継続時間も』
 
 1d10 → 1(気絶あるいは金切り声の発作)
 1d10+4 → 5 + 4 → 9
 
PL6『じゃあ気絶しておく』
 
PL5「うん、お願い……」
 
KP1「……さて、黒羽と火谷が行動不能になったから、津木の番か。井砂に対して
  <こぶし>だな。その前にPOW対抗をしてもらうが」
 
PL4「……あぁ」
 
 津木 POW対抗 35/58 → 失敗
 
KP1「失敗か」
 
 津木(KP) こぶし 52/67 → 失敗
 
KP1「む、失敗したな。津木の手番は終了だ」
 
PL5「井砂の番か……<剣道>でノックアウト攻撃、かな。黒羽の口から出てきたやつの
  ことを考えると、津木を行動不能にするのに少し躊躇いはあるけど……」
 
 井砂 剣道 70/36 → 成功
 1d6 + 1d4 → 3 + 1 → 4
 
 ノックアウト攻撃 30/32 → 失敗
 
 津木 HP 8 → 4
 
PL5「2たりない……っ」
 
KP1「半分削れたか。ショックロール発生だな。こちらで振るぞ」
 
 津木(KP) ショックロール 55/48 → 成功
 
PL5「何でここで成功するの!?」
 
KP1「ダイズの女神はまだ戦闘を続けろと言っているようだな。津木の番だ。まずは
  POW対抗を振ってくれ」
 
PL4「何の対抗なのかよくわからないが、いい加減成功してほしいところだな……」
 
 津木 POW対抗 35/38 → 失敗
 
PL4「あと3……」
 
KP1「失敗なら普通に<こぶし>だな。対象は井砂だ。振るぞ」
 
 津木(KP) こぶし 52/3 → 成功(クリティカル)
 
PL5「KPの殺意……」
 
KP1「だからそういうものはないんだが……<回避>不可でいくぞ」
 
 ダメージ 1d3 → 3
 
 井砂 HP 15 → 12
 
PL5「いやいや、これやっぱり殺意高いよね? ……で、井砂の番か。<剣道>……は
  流石にもう怖いから、<こぶし>で削るよ。ノックアウト攻撃だ」
 
 井砂 こぶし 50/65 → 失敗
 
PL5「失敗か……」
 
KP1「ではこちらの番だな」
 
PL4「まずはPOW対抗、だったな」
 
 津木 POW対抗 35/59 → 失敗
 
KP1「なかなか成功しないな。では、井砂に対して<こぶし>だな」
 
 津木(KP) こぶし 52/50 → 成功
 1d3 → 3
 
PL5「<回避>!」
 
 井砂 回避 58/4 → 成功(クリティカル)
 
KP1「クリティカルか。なら……津木からの攻撃を避けつつ、カウンターで攻撃できる
  機会を得たことにしようか」
 
PL5「それなら<こぶし>だね。ノックアウト攻撃だ」
 
 井砂 こぶし 50/61 → 失敗
 
PL5「……ここでさっきの出目が欲しいよね。
  津木の手番は終わったから、井砂の手番だね。<こぶし>だよ、対象は津木で
  ノックアウト攻撃」
 
 井砂 こぶし 50/66 → 失敗
 
PL6『連続失敗』
 
PL2「安定して60台出してんな」
 
PL5「どうせ出すなら40台がいいなぁ……」
 
PL4「津木の手番だな。POW対抗するぞ」
 
 津木 POW対抗 35/35 → 成功
 
KP1「成功したか。では、津木の攻撃成功率が半分の確立になるな。
  とりあえず<こぶし>で井砂を攻撃だな」
 
 津木(KP) こぶし 26/83 → 失敗
 
PL4「失敗したな」
 
PL5「よし、井砂の番だね」
 
KP1「いや、ここで一度、天原と竜崎の方に移る」
 
PL1「……化け物が来るのか?」
 
KP1「その少し前だな。天原が紫色のビードロをめくったところからだ。
  ……そのビードロの下には、ざらざらした黄土色の砂岩を粗く削って作られた、
  素朴な石像があった。高さは30センチぐらいの、ずんぐりとした形状のものだ。
  その姿はコウモリとヒキガエルを彷彿とさせるものだが、そのどちらとも異なる。
  いやらしく開かれた口や、でっぷりとした腹からは嫌悪感しか感じられない、
  不気味な像だ」
 
PL1「スケッチに描かれていたものと同じデザインか?」
 
KP1「同じだな。天原も竜崎も、あのスケッチがこの像を描いたものであると想像する
  ことができるだろうな。……そうだな、ここで<アイディア>でも振るか?」
 
 天原 アイディア 55/20 → 成功
 津木 アイディア 80/90 → 失敗
 
PL1「成功だな」
 
PL3「こちらは失敗だ」
 
KP1「天原が成功で竜崎が失敗か……では、天原は、この像が非常によろしくないもので
  あると感じ取っただろう。ついでだから<クトゥルフ神話>でも振ってくれ」
 
 天原 クトゥルフ神話 14/17 → 失敗
 
PL1「惜しかったな」
 
KP1「とはいっても失敗は失敗だからな。情報は無しだ」
 
PL1「……非常によろしくないものであると分かったんだな? なら、持ち上げて床に
  たたきつける」
 
KP1「テーブルに接着されているわけではないからな。できないことはない。だが……
  その前に、キッチンから顔をのぞかせた韮崎が、天原の行動に気付いて悲鳴を
  上げるぞ。「……あなた! 何をしているの!?」と。
  さらに、玄関から何かが吹き飛ぶ鈍い音が聞こえてきた」
 
PL3「戦闘か?」
 
PL1「まだ違う。……先ほど言ったとおりだ。持ち上げて、床にたたきつける」
 
KP1「では、像を持ち上げたところで、駆け寄ってきた韮崎ともみあいになるぞ。
  ……まぁ、そのはずみで像は床に落ちるんだが」
 
PL1「韮崎が来ても来なくても結果は同じだったようだな」
 
KP1「そして……像の近くにいた天原、津木、そして韮崎の三人は白昼夢を見る」
 
PL2「白昼夢……あー……」
 
KP1「そこは、あらゆる生物の白骨が敷き詰められた暗い洞窟。天原と竜崎は、どこから
  か聞こえる「ウガァ・クトゥン・ユフ!」という祈祷の声に包まれて、怠惰に惰眠
  と人肉を貪るヒキガエルに似た怪物の姿を見る。
  それは先ほど破壊された像に酷似しており、あの像がこの怪物を模したものだと
  察することは容易だっただろう。
  ただ、その怪物から感じられる邪悪さは、あの像とは比べるべくもなかった。その
  怪物は天原と竜崎への害意は無いように見えるのに、遠くから見ているだけで魂が
  打ち砕かれるような恐怖を感じさせる。
  怪物はいつまでも天原と竜崎の方を物憂げに眺めていたが、やがて飽きたといった
  感じで目をそらすと、どこからか裸体の女性をつまみあげ、ゆっくりとその口へ
  運んだ。
  今、あっけなく怪物に飲み込まれた女性……それは韮崎、その人だった」
 
PL2「え、あれ、韮崎さん死んだ?」
 
PL5「いや待って、まだ白昼夢の中だけの話だから……」
 
PL6『少なくとも廃人ルートには入ったと思う』
 
KP1「……天原と竜崎は、すさまじい悲鳴によって白昼夢から現実に引き戻される。
  我に返った探索者たちは、韮崎の身に変化が起きていることに気付くだろう。彼女
  はヒキガエルの鳴き声のような大きな腹の音を鳴らし、みるみるうちにやつれ、
  手足は枯れ枝のように細くなっていく。
  そして、玄関から、ずるり、ずるりという音と共に、黒曜色の化け物が玄関の方
  からダイニングキッチンへと入ってくる。……天原と竜崎は、無形の落とし子を
  見たことによるsanチェックをしてもらおうか。1/1d10だ」
 
 天原 sanチェック 49/45 → 成功
 san値 49 → 48
 
 竜崎 sanチェック 64/24 → 成功
 san値 64 → 63
 
PL1「ここで失敗は危ないからな……成功で何よりだ」
 
KP1「あぁ、それと、像が壊れたタイミングで、津木の口から無形の落とし子が出てくる。
  5ラウンドで戦闘を止めただろう、あの直後に像が壊れたことにするぞ」
 
PL4「……津木は意識を失っていないんだが、その状態で出て来たのか?」
 
KP1「そうだな。だから、急に津木が直立不動の姿勢になったかと思うと、その口から
  一気に黒い液体が溢れて出て来たんだろう。それは黒羽の口から出てきた液体と
  同様の形を取り、ずるずると這いずりながら階段の方……いや、韮崎の部屋へと
  向かっていく」
 
PL5「追いかけるよ!」
 
PL4「津木は……残るか。気絶二名を放っていくのもどうかと思うしな」
 
KP1「いや、その前に無形の落とし子を見たことによるsanチェックだ。1/1d10だが、
  最大減少値は先ほどのsanチェックで削れた値分減る」
 
PL5「つまり、井砂は1減ったから、仮に1d10で10を出しても、さっき減った1分ほど
  最大減少値が下がってるから……現象が9になるってことだよね」
 
KP1「そういうことだな。というわけで、津木の最大減少値も伝えておくが、6だ」
 
 津木 sanチェック 41/65 → 失敗
 1d10 → 3
 san値 41 → 38
 
 井砂 sanチェック 86/61 → 成功
 san値 86 → 85
 
PL4「一時も不定も回避できたか……」
 
PL5「結構ギリギリみたいだけどね」
 
KP1「さて、視点を天原と竜崎の方に戻そうか。
  室内に入ってきた一体目の……黒羽の口から出てきた方の無形の落とし子は、韮崎
  の方へとゆっくりと這いずり寄っていく。そんな怪物を見た韮崎は両手を広げ、
  「ウガァ・クトゥン・ユフ!」と天に向けて叫ぶと、その姿からは予想もできない
  ほどの素早さで怪物の方に駆け寄り、飢えた獣のようにそれを食らい始めた」
 
PL2「た、食べれるもんなのそれ……?」
 
KP1「さぁ、どうだろうな。しかし、怪物はみるみるうちに体積を減らしていくな。
  そして韮崎が十数秒でその怪物を食べきったところで……二体目の、こちらは津木
  の口から出てきた方の無形の落とし子だが、これがダイニングキッチンに入って
  来る。……井砂もついてきたんだったか?」
 
PL5「あ、うん。そうだよ」
 
KP1「まぁ、なにはともあれ、天原と竜崎の方の、無形の落とし子目撃による二度目の
  sanチェックだ。1/1d10で、最大減少値はどちらも9だな」
 
 天原 sanチェック 48/33 → 成功
 san値 48 → 47
 
 竜崎 sanチェック 63/24 → 成功
 san値 63 → 62
 
PL2「今回の天原は強いな」
 
PL1「そう何度も発狂するわけがない、ということだな」
 
KP1「韮崎は、二体目の無形の落とし子にも齧り付き、そちらも十数秒でぺろりと平らげ
  てしまうだろう。……その姿は、下腹だけが大きく膨らみ、顔や手は老婆のように
  やせ衰え、まるで餓鬼のようだ。
  彼女はさいごに、弱々しく探索者たちの方へ手を伸ばして「もっと食べたい……」
  と言い残して、息を引き取る。
  ……さて、先ほどの恐ろしい白昼夢と、韮崎のおぞましい死に様を目撃した探索者
  は1d3/1d10+1のsanチェックだ。井砂は韮崎の方だけ目撃したわけだから、少し
  減らして1/1d3ぐらいにしておこうか」
 
PL5「わーい減ったー、っていうべきなのかどうなのか……」
 
PL1「……振るぞ」
 
 天原 sanチェック 47/17 → 成功
 1d3 → 1
 san値 47 → 46
 
 竜崎 sanチェック 62/73 → 失敗
 1d10+1 → 8+1 → 9
 san値 62 → 53
 
 井砂 sanチェック 85/60 → 成功
 san値 85 → 84
 
PL3「最後にごっそりいったな」
 
PL1「いったな、じゃない」
 
PL5「<アイディア>ロール……お願いだから失敗してね……?」
 
 竜崎 アイディア 80/84 → 失敗
 
PL3「失敗だな」
 
PL2「まじでか」
 
PL6『驚くしかない』
 
PL5「失敗してとは言ったけど……」
 
PL4「目を疑う、とはこのことを言うのか……」
 
PL1「本当に失敗できるものか? <アイディア>80だぞ?」
 
KP1「……とりあえず発狂は無しだな。さて、この後探索者たちはどうする?」
 
PL1「救急車とパトカーを呼ぶか。……ここは天原と竜崎が残って対応するから、井砂は
  津木と一緒に黒羽と火谷を回収して運んでくれ」
 
PL5「じゃあ、井砂はロビーに戻って、火谷を背負ってマンションを後にしようか。津木
  は黒羽の方をお願い」
 
PL4「そうだな、こちらも背負って運ぼうか。黒羽の家まで戻るとするか?」
 
PL6『良いと思う。しばらくしたら火谷は目を覚ますと思うから、そこからは自分で歩く』
 
KP1「天原と竜崎以外がマンションから立ち去ってしばらくして、警察と救急が到着
  するな。警察には何があったのかと聞かれると思うが、どう答えるんだ?」
 
PL1「カウンセリングを受けていたら、急に韮崎先生が倒れた、とでも言っておこうか」
 
KP1「そうか。では、それを聞いて、倒れる前後の様子を少し聞いたら、警察は二人を
  解放するだろうな。そのまま二人は帰っても良いぞ」
 
PL3「黒羽の家に行けばいいのか?」
 
PL1「そうなるんじゃないか? ……戻ったら、竜崎は黒羽に<応急手当>をしてやった
  方が良いんじゃないか」
 
PL5「HP2だからね……お願い」
 
PL3「分かった。黒羽の家に戻ったら、直ぐに黒羽の怪我を見るぞ」
 
KP1「では、もう二人は戻ったことにしようか。<応急手当>を振って良いぞ」
 
 竜崎 応急手当 79/75 → 成功
 1d3 → 2
 
 黒羽 HP 2 → 4
 
KP1「黒羽は目を覚ましたな」
 
PL5「あー、良かった……」
 
PL1「折角全員いることだし、一応、韮崎の部屋で何があったのかざっくりと伝えておく
  ことにする」
 
PL5「じゃあ、ロビーでの出来事も伝えたことにしようか」
 
PL6『それが終わったらひとまず解散?』
 
PL4「と、なるのだろうな。……とりあえずこの日の夜は、前日までと同じく、大人組は
  黒羽の家に泊まっていくということで良いか?」
 
PL1「念のため、そうしておいても良いだろう。それで、この夜何もなければ本当に解決
  した、ということで良いんじゃないか」
 
KP1「では、井砂と火谷は家に帰り、大人組は黒羽の家に残っていると。
  ……少し警戒気味の大人たちだが、幸いなことに、その夜は特に何事もなく更けて
  いくことだろうな。そして翌日、目が覚めた時にも何も起きることは無い」
 
PL2「じゃあ、本当に大丈夫そうだな」
 
PL4「あのような状態になるのはもう懲り懲りだな」
 
KP1「……そして、その日の朝刊、その三面記事に韮崎についての記事が載っている。
  それは、摂食障害専門のカウンセラーが無理なダイエットをして餓死した、という
  内容の記事だった。
  ……以上で、もっと食べたい(改変)終了だ。お疲れ様だな」
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