忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


⑪もっと食べたい(改変)・Part3

Part3です。読み始めるときはPart1からどうぞ。






KP1「さて、二人の発症の処理が終わったところで次の日まで時間を進めようか。寝て、
  起きたところだ。黒羽と津木は1d10を振ってくれ」
 
PL2「あ、これ、もしかして朝昼夜で一回ずつやるやつ?」
 
PL4「いや待て、津木は初日の昼?で二回振らされたぞ」
 
PL1「何か増える条件でもあるんじゃないか? とりあえず振ってみろ」
 
 黒羽 1d10 → 5
 津木 1d10 → 6
 
PL2「幻覚見るやつか」
 
PL4「こちらはまた初なのか……」
 
KP1「では、黒羽は上半身を起こしたところで、足の上に目玉焼きの載った皿が置かれて
  いることに気付く。手を伸ばしてもそれには触れられないな。
  津木も目を覚まし、普通に起き上がり、普通に立ち上がって洗面所にでも向かおう
  とするだろうな。ただし、その口からはぼたぼたと涎が溢れてきている」
 
PL4「……想像してみると、あまり良い絵面とは言えないな」
 
PL1「とはいえ、分かりやすい異常はこちらとしては有り難いがな。対応がしやすい。
  とりあえず立ち上がった津木の後ろ頭でもはたく」
 
PL4「叩くな!」
 
PL1「目も覚めるし一石二鳥だろう?」
 
PL3「それを見て竜崎は黒羽の肩を揺するか」
 
PL2「んで、目玉焼きの皿が消えると。……うーん、何度もこのやりとりするっていうの
  は結構面倒だよな。やっぱ早めにどうにかしたいところだ」
 
PL5「カウンセリングの日に全部終わるのがベストなんだけどねー……」
 
PL6『長引けば長引くだけ不利だし』
 
KP1「ここで竜崎と津木は<幸運>を振ってもらおうか。この日が仕事で潰れるか判定だ」
 
 竜崎 幸運 35/52 → 失敗
 津木 幸運 35/85 → 失敗
 
PL3「失敗か」
 
PL4「……まぁ、だろうな」
 
KP1「では二人とも、携帯に仕事関係の連絡が入っており、そちらに行かなければなら
  なくなったな。というわけで、この日探索行動ができるのは天原、井砂、火谷の
  三名だ」
 
PL1「なら、天原は井砂と火谷に呼び出しを掛けるが……連絡先は交換していたか?」
 
PL5「……そういえばどうだったかな。交換した気になってたけど、やってたっけ」
 
PL1「……交換していなかったことにして、黒羽の携帯から勝手にアドレスを引っ張り
  出すか。ついでに津木の携帯にも二人の連絡先を送付して、二人に対して天原と
  津木の連絡先を追記して天原の携帯からメールを送る」
 
PL2「何で勝手に携帯操作しようとしてんの!?」
 
PL1「しようとしている、ではなく、している、だがな」
 
PL2「そーいう問題じゃないだろ! ……天原の行動を妨害する! 携帯勝手に操作され
  てたまるか!」
 
KP1「それならDEX対抗だな。天原が7で黒羽が8だから、55以下で成功だぞ」
 
 黒羽 DEX対抗 55/99 → 失敗(ファンブル)
 
PL2「……はいっ!?」
 
PL1「こけたか?」
 
KP1「そうだな。天原が操作している自分の携帯に手を伸ばしたところで、変な体勢に
  なったんだろうな。HPから-1してくれ」
 
PL2「うぅぅ……操作阻止できない上にダメージ入るとか……」
 
 黒羽 HP 10 → 9
 
PL1「こけて頭でもぶつけている黒羽を横目にしつつ、メール送信完了、と」
 
PL2「後で仕返しされても文句は言うなよ……」
 
PL1「楽しみにしてるぞ」
 
PL2「……」
 
PL5「え、えっと、天原は井砂と火谷にメール入れるんだよね。内容は?」
 
PL1「『今日、調査に同行できるなら返信しろ 天原』 だな。その文面の下に天原と
  津木のメールアドレスが記載されている。……まぁ、天原のメールアドレスに
  ついては、送信したメールを見れば分かると思うが」
 
PL4「……勝手に津木のメールアドレスも伝えたことはひとまず置いておくが、津木の
  携帯にもメールを送ったのだろう? そちらの内容はどうなっているんだ?」
 
PL1「『登録しておけ』とあって、その後にメールアドレス記載だ」
 
PL4「もう少し愛想良い文面はなかったのか……登録はするが」
 
PL6『とりあえず火谷もメルアドは登録して、『行けますよ』って返信する』
 
PL5「井砂もかな。登録して、『大丈夫です』って返信だね」
 
PL1「それなら井砂と火谷に対して、岩崎の事務所があるビルの前で10時ごろに集合する
  とメールで送ろうか。ビルの名前は知っていていいな?」
 
KP1「知っているな。それを井砂と火谷に伝えることも当然できた。名前が分かれば場所
  も確認できるだろうから、そのビルの前での集合も問題なく行えるぞ。時間を集合
  時まで進めるか?」
 
PL5「それが良いかもね」
 
PL6『調べられるにせよ調べられないにせよ、確認はしたいし』
 
PL1「こちらとしては構わないが。良いか?」
 
PL3「構わんが」
 
PL4「済まないが頼むぞ」
 
PL2「まぁ、こっちはできることもないしな」
 
KP1「では、ビルの前で天原、井砂、火谷が合流したところから始めるぞ。ここから
  まっすぐ、岩崎の事務所に向かうのか?」
 
PL1「そうだな。それで、入口扉が開いていたらそのまま入る。開いていなければ管理人
  室に行って管理人を<言いくるめ>だな」
 
PL5「一応<説得>もあるけど、あまり成功する気はしないな。……どっちも失敗したら
  諦めて帰るか、黒羽か津木の様子を見に行くとかしよう」
 
PL6『あの二人は確かに心配だし』
 
PL1「その方針が無難か。……それで、事務所の入り口は?」
 
KP1「閉まっているな」
 
PL5「じゃあ、管理人室に行こうか。管理人はいる?」
 
KP1「いるぞ。50後半の、少しひょろっとした男性だな。現在は管理人室の中で、何か
  書類の様なものに目を通しているな。管理人室まで来た三人は、その様子を管理人
  室のドアについている小窓を通して見ることができている」
 
PL1「ドアをノックするか」
 
KP1「では、管理人は部屋から出てくるな。天原の顔を見てぎょっとした後、恐る恐る
  「……どうかしましたか?」と尋ねてくるぞ」
 
PL1「「すまない。岩崎さんの事務所が開いていないようなんだが、何か聞いている
   ことはないか?」
 
KP1「「いえ、そういったことはないですが……私はビルの管理人というだけで、ビル
   の使用者のかたとはあまりお話しする機会もないものですから」」
 
PL1「「そうか。彼とも連絡が取れないし…………実は、大切な書類を取りに来たんだが、
   それが直ぐにでも必要でな。それだけ取りに中に入らせてもらえたりはしないか?
   勿論、俺たちだけで中に入るとは言わない。手間を掛けさせるが、管理人である
   あなたにもついて来て欲しい。持ち出す書類も確認してもらえれば幸いだ」
  という感じで<言いくるめ>ようか」
 
KP1「突然訪ねてきたやつが「部屋の鍵を開けろ」と言ってくるわけだから、補正で-10
  だな。成功したら鵜呑みにして開けてくれるということにしようか」
 
 天原 言いくるめ 55/58 → 失敗
 
PL1「補正が無ければ成功か……」
 
PL5「井砂が<説得>しても良い?
  「無理を言っているのは分かっているんですが、どうしても確認しないといけない
   んです。内容については、仕事のことですから……管理人さんに喋って巻き込む
   わけにもいかないので詳しくは言えないんですけれど。……お願いします」」
 
KP1「同じく補正-10だな」
 
 井砂 説得 50/5 → 成功(クリティカル)
 
PL5「え、えぇぇ……?」
 
PL6『まさかの』
 
KP1「これは完全に井砂の言い分を信用したな……」
 
PL5「<説得>振った側の発言じゃないかもしれないけど、こんな説得文で説得されたら
  管理人の仕事って成り立たないんじゃないかな……?」
 
PL1「とはいえ天原の申し出は断っているわけだからな、まぁ、全く駄目、というわけ
  でもないんだろう。最終的にこれでは駄目と言われても仕方ないかもしれないが」
 
KP1「……とにかく、管理人は井砂の言い分を信じたからな。一度管理人室に戻って、
  マスターキーらしき鍵を持って出てくる。それから三人と共に岩崎の事務所に
  向かい、閉まっていたドアの鍵を開ける。これで中に入れるようになったな」
 
PL1「入るぞ」
 
KP1「全員入る、ということで良いな? あと、管理人も中に入るが」
 
PL6『それで良い』
 
PL5「管理人さんについてはそういう話だったしね」
 
KP1「では、全員入ったと。
  四人が足を踏み入れた岩崎の事務所は、そんなに広くはないが、狭くもない部屋
  だ。入口から見て真正面に横長のデスクがあり、右の壁際には棚が並び、左側には
  応接スペースもある。……そして、そんなフロアには今、あるもののスケッチが
  大量に散らばっていた。床の踏み場もないほどに敷き詰められたそのスケッチの
  全てに、ヒキガエルの顔にコウモリの耳を持ち、体は太ったクマのような不思議な
  生き物が描かれている」
 
PL5「……石沢さんのところのスケッチと同じ?」
 
KP1「同じだな。量は圧倒的にこちらの方が上だが」
 
PL6『上なんてものじゃない』
 
PL1「<アイディア>か?」
 
KP1「そうだな。一度<アイディア>に成功してしまっている井砂は免除で、他は振って
  もらおうか。<アイディア>失敗で0/1d3、成功で1/1d3+2のsanチェックとしよう」
 
 天原 アイディア 55/80 → 失敗
 火谷 アイディア 75/97 → 失敗(ファンブル)
 
PL6『ファンブルが出たんだけど』
 
KP1「ここでのファンブル、は……そうだな、本当に何も感じなかったんだろうな。
  sanチェックは無しで良い」
 
PL5「じゃあ、井砂と天原だけだね」
 
 天原 sanチェック 49/20 → 成功
 
 井砂 sanチェック 88/69 → 成功
 san値 88 → 87
 
PL1「減少無しか」
 
PL5「こっちは1だね。やっぱり、じわじわ削れるな、これ」
 
PL6『<アイディア>で成功しちゃったから』
 
PL5「そもそもそこが失敗だったんだよね。……あ、二人とも、スケッチに対して
  <クトゥルフ神話>振ってくれる?」
 
PL1「このスケッチを見た以上、それをしないわけにはいかないだろうな」
 
PL6『成功率は低いけど』
 
 天原 クトゥルフ神話 14/42 → 失敗
 火谷 クトゥルフ神話  5/55 → 失敗
 
KP1「失敗なら情報は無いな。さて、どうする? ちなみに管理人は部屋の中を見て顔を
  引き攣らせているな。「岩崎さんって……」とか呟いてるのも聞こえるか」
 
PL1「そこはスルーして、まずはスケッチを片付けるか。このままだと部屋を見て回る
  のにも支障をきたしそうだ」
 
PL5「そうだね。スケッチはまとめて揃えて、真正面の机の上にでも置いておけばいい
  んじゃないかな」
 
PL6『管理人的にこれはOK?』
 
KP1「片付けないことには何も始まりそうにないからな、大丈夫だ。手伝ってくれるぞ。
  ……さて、四人が片づけを終了させるまでに15分程度かかったとして、その結果
  分かったことを伝えようか。
  まず、スケッチだが、どうやら何らかの書類の裏面を使用して書かれているらしい
  ことが分かった。何となく見てみれば、「韮崎」「カウンセリング」という言葉が
  散らばっていることから、どうやらこれは韮崎についての調査書らしいことが
  分かる。それと、机の上にはデスクトップのパソコンがあるんだが、その電源は
  付きっぱなしだ。……最後に、部屋の左奥の方には給湯スペースがあったんだが、
  そこに置かれている小さな冷蔵庫は扉が開きっぱなしで、その周りには空の皿と器
  が散らばっている」
 
PL1「……とりあえず、スケッチ付きの書類には目を通した方が良いか。パソコンの方は
  どうなっているんだ?」
 
KP1「マウスを動かせばパスワード入力画面が出てくるな」
 
PL5「パスワードは分からないから、それは置いておいた方がよさそうだね。管理人さん
  の目の前でカチャカチャするのはちょっとマズいと思う」
 
PL6『冷蔵庫はどうしようか。周りの品は片付ける?』
 
PL5「扉ぐらいは閉めた方が良いだろうね……開きっぱなしって、電気代凄いことに
  なってそうだし」
 
PL1「その電気代を払う人間がもういないわけだがな」
 
PL5「それはひとまず置いておいて、ね……?」
 
PL6『じゃあ、目ぼしいのはこの書類だけ?』
 
KP1「だけだな。他に何か探したいなら、家探しをすることになるが」
 
PL5「それは……ちょっとなぁ」
 
PL1「他の目があるからな、止めておくか。ぱらぱらと書類を眺めて何が書いてあるか、
  ざっと確認したいんだが」
 
KP1「斜め読みか? なら、<母国語>で成功したら分かることにしようか。
  一時間ぐらいかかるが」
 
PL6『持って帰る? 一応、そういう言い分だったし』
 
PL5「大切な書類を取りに来たんだったよね」
 
PL1「一時間もここにいるというのもな。
  「どうやらこれが目的の書類らしいな。……読み切るには時間がかかりそうだから、
   この書類は持ち帰ろうと思うんだが。良いか?」
 
KP1「では、管理者はちらりと井砂の方を見るだろうな」
 
PL6『天原じゃなくて井砂に説得されたから、井砂の方を信用してるって事?』
 
PL1「なのだろうが、こうも分かりやすい態度を取られると逆に反応に困るな」
 
PL5「「……えぇ、僕も同じ意見です。大丈夫ですか?」」
 
KP1「「必要な書類なんでしょう? 大丈夫ですよ、持って行ってください」」
 
PL5「「あ、ありがとうございます」
  ……クリティカルは強いよね。なんかすごく複雑だけど」
 
PL1「無事に情報が入ったんだから良しとしておけ。それで、これで事務所から出る、
  ということで良いな?」
 
PL6『これ以上ココでできそうなこともないし』
 
KP1「では、全員事務所から出たと。管理人は事務所に鍵をかけ直して去って行ったな。
  これからどうする? 時刻は11時前、といったところだが」
 
PL1「天原の事務所まで行って書類に目を通すか。その道中でコンビニに寄って、昼食
  でも調達していく。井砂と火谷は付いてくるか?」
 
PL5「書類とか気になるしね。行くよ」
 
PL6『というか、ここでついていかないっていう選択肢は難しい』
 
PL1「それもそうだな。そんな感じで天原の事務所まで帰ったら、だいたい何時ぐらい
  になる?」
 
KP1「11時半ばを少し回った頃、といったところだろうな。到着後に昼食をとるとしたら、
  書類に取り掛かり始めるのは12時ぐらいか」
 
PL5「あ、そうなるなら、昼食が終わったら、黒羽と津木にメールとか入れた方が良い
  かな? 状況の確認とかはしておきたいしね」
 
PL6『それなら竜崎にも一緒にメール送って、現状報告もしておいたら?』
 
PL1「そうするか。昼食後に、三人に『岩崎の事務所から書類を確保してきた。今から
  読む。それと黒羽と津木は現状をメールで送れ』とメール送信だな」
 
KP1「了解した。では、件の黒羽と津木の方だが……そうだな、POW×5で成功したら
  ひとまず1d10判定はしなくていいことにしようか」
 
PL4「……POWは低めなんだが」
 
 黒羽 POW×5 65/9  → 成功
 津木 POW×5 35/88 → 失敗
 
PL4「……1d10か」
 
KP1「そうだな。1d10を二回だ」
  
PL4「…………一回になったり二回になったりするな」
 
KP1「そういうこともあったりなかったりするということだな。振ってくれ」
 
 津木 1d10 → 8、4
 
PL2「どっかで見た出目だな?」
 
PL4「最初に出た症状だな」
 
KP1「津木は仕事で出かけているんだったな。……担当との打ち合わせか何かだろうな。
  出版社にでも呼び出されているとして、今が昼だとしたら……普通に食事中か。
  となると、急な腹痛に襲われ顔を歪めつつも、目の前にある昼食を口に運び続けて
  いる、という状態だな。ここで、<幸運>に+10して振ってもらおうか。成功したら、
  出版社にいる誰かが気付いて止めてくれる」
 
PL4「……成功しなかったらどうなるんだ?」
 
KP1「昼食を食べ終えた後、箸でも食べようとするんじゃないか?」
 
PL1「腹を壊しそうだな」
 
PL5「それで済めばいいんだけどね……」
 
 津木 幸運 45/80 → 失敗
 
PL4「…………駄目だったな」
 
KP1「なら箸を食べ始めるな。噛み切れるものではないから、そのまま口に収めようと
  するだろうが、当然ながら口の中に入り切る長さであるわけでもない。喉の奥に
  箸の先がぶつかっても、構わず奥へ奥へと押し込もうとすることだろう」
 
PL6『割とまずい状態なんじゃ』
 
PL4「……また<幸運>+10か?」
 
KP1「いや、+30で振って良いぞ」
 
 津木 幸運 65/22 → 成功
 
PL4「……っ!」
 
PL3「見事なガッツポーズだな」
 
PL1「ここで失敗したらとんでもないことになっていたことは間違いないからな、あれ
  だけ喜ぶのも不思議ではないだろう。……失敗していたらどうなっていた?」
 
KP1「ダメージは確実に入ったな。それ以上の事態になっていた可能性も、まぁ、無いと
  は言えないだろうな」
 
PL4「そうか……」
 
KP1「さて、<幸運>で成功したからな、津木の行動は担当に見咎められたことにしよう。
  「先生何してるんですか!?」と叫びながら、担当が慌てて津木の両腕を掴んで
  止めようとするぞ」
 
PL4「それで津木は我に返る、と。……喉に箸が刺さりかかっているのに気が付いて、
  担当以上に慌てながら引き抜くか。
  「……助かった、礼を言う」」
 
KP1「「どうしたんですか、先生。急にこんなことして……はっ、まさかストレス!?」」
 
PL4「「まぁ、色々あったんだ。しばらくすれば元通りになるとは思うんだが……
   しばらく、この調子かもしれない。迷惑をかけるが、仕事中は見張りを頼むことに
   なりそうだな」」
 
KP1「「いや、そんな状態で仕事とか無理に決まってるでしょう!? 今日……は、目を
   光らせておきますけど、明日からは仕事中止です! しっかり休んでストレス
   解消してから連絡入れてくださいね! 分かりましたか!?」」
 
PL4「「……いいのか?」」
 
KP1「「むしろ来られる方が困ります」
  ……というわけで、津木は症状が出なくなるまで仕事で呼び出されることは無く
  なるぞ。こんな状態を見せられて、それでなお出てこいと言われるほど窮屈な
  スケジュールは組んでいないだろうからな」
 
PL4「不幸中の幸い、といったところか」
 
KP1「この騒動を終えた後に、津木は携帯に天原からのメールが来ていることに気付く
  ことにしようか。黒羽と竜崎も同じぐらいの時刻にメールに気付いたとしてくれて
  良い」
 
PL2「んじゃ『こっちは問題なし』って返す」
 
PL4「『問題は発生したが、どうにかなったぞ。それと、明日は仕事が入らないことに
  なった』とでも返しておこうか」
 
PL3「竜崎は……返す必要はないか。メールを確認して、終わりだな」
 
KP1「では、天原、井砂、火谷の方に話を戻そうか。
  メール送信後、三人は書類の確認をするのか?」
 
PL1「その前に、電話で交流会の申し込みでもしておこうか」
 
KP1「電話をかけて交流会参加の旨を伝えたなら、参加人数と名前、連絡先を聞かれるぞ。
  名前の方は代表者一名のものだけで良い」
 
PL1「なら、参加人数は二人、代表者名は天原、連絡先は自分の携帯の番号としておくか」
 
KP1「それだけ伝えれば、明日の参加を待っていると言われ、通話が切れるな。申し込み
  は無事に終了だ」
 
PL5「じゃあ、改めて書類確認だね。斜め読みの場合、<母国語>成功で一時間だっけ?
  普通に読んだらどのぐらいかかるのかな」
 
KP1「三時間、としておこうか。とりあえず、昼の自由時間がほぼつぶれる程度だな」
 
PL6『特に何をするわけでもないし、普通に読んで良いと思う』
 
PL1「同感だな。普通に読むぞ」
 
PL5「全員で目を通そうか」
 
KP1「では、三時間かけて天原、井砂、火谷は岩崎の事務所から持ってきた書類を読み
  終えた。その内容はおおよそ、石沢の部屋で見つけた情報と同じようなものだった
  が、少しだけ違う個所もある。どうやら岩崎は、患者を装い韮崎のカウンセリング
  を受けに行ったことがあるようで、その時に気付いたことが纏められている紙が
  あった。その内容はこんな感じだ」
 
『実際に受けてみたが、韮崎のカウンセリングにおかしなところはない。妙な薬物を
摂取させられるわけでもなく、ひたすら喋るだけだ。これだけで劇的な効果がある、
というのは確かにおかしいのだろうが。
ただ一つ奇妙に思ったのは、通されたダイニングキッチンの机の上にあったものだ。
紫色のビロードで何かを隠すように覆っているものだから、ついつい視線を向けていた
ところ、それに気付いた様子の韮崎が急にこちらの気を引こうとしだしたのだ。あまり
にも不審な様子であったので、彼女が席をはずしている隙に中身を覗き見てしまった。
そこにあったのは、女性の部屋にあるには妙だと思えるデザインの、謎の像だった。
その像の姿はコウモリとヒキガエルを彷彿とさせるものの、そのどちらでもないことが
はっきりと分かるような代物だった。見ていると非常に気分が悪くなったので、直ぐに
目を逸らしてしまったが、あれは何だったのだろう?
忘れないうちに、あの像のスケッチを描こうと思う。何かの参考になるだろうか』
 
PL5「あのスケッチ、実際にある像を描いた物だったんだね」
 
PL6『つまりこれが怪しいってこと?』
 
PL1「韮崎の所へ行った時に調べるべきだろうな。しかし、忘れないうちに描いておく、
  というのは分かるが……普通、事務所の床一面に散らばせる程の枚数は描かない
  だろう。描きすぎて狂気にでも陥ったか?」
 
PL5「そういうこともあるかもね……あまり良くない物だろうしね」
 
KP1「さて、この後はどうする? 黒羽の家にでも戻るか?」
 
PL1「これ以上やることもなさそうだしな。高校生は帰して、天原は黒羽の家に行く」
 
PL5「それで構わないけど、次の日はどうする? 黒羽の家に行けばいいのかな、井砂と
  火谷は。……場所知らないけど」
 
PL6『それでいいと思う。午前中にお邪魔して、打ち合わせて、午後の交流会にのぞむ』
 
PL1「場所については、待ち合わせ場所を決めて、そこに大人組から誰かを迎えにやれば
  いいだろう。メールでまた連絡でもする」
 
PL5「うん、ならそういう風にしようか。井砂は帰るよ」
 
PL6『火谷も』
 
KP1「では、天原が黒羽の家に戻ってしばらくして、仕事に行っていた面々も戻って
  来て、くつろいだ雰囲気になったところから始めようか。……それでだ、恒例の
  1d10の時間なんだが、黒羽は4回で、津木は3回だな。振ってくれ」
 
PL2「あれ、なんか凄く多い」
 
PL4「何もしてないはずなんだが……」
 
 黒羽 1d10 → 6,10,10,10
 津木 1d10 → 5,3,9
 
PL2「え、あの、なんかヤバいらしい10が三つも出てるんだけど」
 
KP1「三つも出たのか。
  まず黒羽だが、ふと、周りにいる仲間たちのことが気になり始める。あの肩肉は
  どんな味がするだろう、いや、それよりも内臓の方がおいしいだろうか。骨で出汁
  を取ったスープも良いかもしれない。……そんなことを考えている内に、涎が口の
  端からあふれていく。
  津木は、ふと、急激な空腹に見舞われる。何か食べ物が欲しいとキッチンに向か
  おうとした丁度その瞬間、目の前に美味しそうな料理が現れる。それを食べようと
  手を伸ばしてみるが、なぜか触れることはできない。それでも何度も手を伸ばし
  続けている彼は、舌をピチャピチャと鳴らし続けていた」
 
PL1「黒羽の肩を掴む」
 
PL3「津木の腕を下ろさせる」
 
KP1「では、二人とも外部からの働きかけによって我に返るな。
  ……あぁ、それとだな。黒羽はsan値を3減らしてくれ」
 
 黒羽 san値 82 → 79
 
PL2「……10が出たらsan減るってこと?」
 
KP1「そういうことだな」
 
PL4「それは……出さない方が良いものだな、確かに」
 
PL1「特にsanの低い津木はな。……二人の症状を止めた後に、今日調べたことについて
  共有しておこうか。岩崎の資料を読んでわかったことを伝えておくことにする。
  スケッチについは……見せるか。黒羽、竜崎、津木の三人にスケッチを一枚見せよう」
 
PL4「見せてくるのか……」
 
KP1「……良いのか?」
 
PL1「どうにかなるだろう」
 
PL2「いや無理だろ」
 
 黒羽 アイディア 75/72 → 成功
 竜崎 アイディア 80/96 → 失敗(ファンブル)
 津木 アイディア 70/64 → 成功
 
PL3「失敗したぞ」
 
PL6『しかもファンブルとか』
 
PL2「何でここで失敗できるんだよお前!」
 
KP1「これは……スケッチから全く何も感じなかったんだろうな、竜崎は。成功してし
  まった黒羽と津木は、スケッチから不気味な気配を感じたことだろうな。0/1d3で
  sanチェックだ」
 
 黒羽 sanチェック 79/60 → 成功
 
 津木 sanチェック 48/66 → 失敗
 1d3 → 3
 san値 48 → 45
 
PL4「……最大値いったぞ」
 
PL6『どんまい』
 
PL1「そういうこともある。次は<クトゥルフ神話>で良かったな?」
 
KP1「そうだな。スケッチ対象について知りたいなら<クトゥルフ神話>だ」
 
 黒羽 クトゥルフ神話 12/9  → 成功
 竜崎 クトゥルフ神話  2/41 → 失敗
 津木 クトゥルフ神話  2/49 → 失敗
 
PL2「……はい?」
 
PL3「黒羽が成功したのか」
 
PL5「……どうするの?」
 
KP1「そうだな………………では、スケッチを目にした瞬間、黒羽は白昼夢に落とされる。
  ……そこは、ありとあらゆる生物の白骨が散らばっている、暗い洞窟だ。四方から
  「ウガァ・クトゥン・ユフ!」という声が響き渡るその場所に、スケッチに描かれ
  た通りの存在があるのを、探索者は見ることになるだろう。
  それは目を閉じて眠っているようで、何らかの害意を向けてくることはない。
  しかし、そうであっても、探索者がそれから感じることができるのは恐怖だけで
  ある。一目見ただけで君は理解したのだ、その邪悪さと強大さを。そして、ひとの
  手には到底負えるものでないことも。
  ふいに、それは体を震わせ、ゆっくりと瞼を開き始める。目覚めようとしている
  のか? ……しかし、君はそれをどうすることもできずに見ている他ない。そして、
  いよいよその眼が現れ、君の姿を映し出す。
  ……というところで意識は現実に引き戻されるぞ」
 
PL2「何かやばいもの見た感じがする……」
 
KP1「実際やばいものなわけだからな。sanチェックだ、0/1d10だぞ」
 
PL2「10!? 多っ!?」
 
PL1「これは……想定外だったな。てっきり何か情報が出てくるものかと思ったんだが」
 
PL5「情報は……出てきたよね。「これやばい」って情報がでてきたよね……」
 
PL3「それを倒せばいいのか?」
 
PL4「なんでそうなる!?」
 
PL6『とりあえず正気度チェックどうぞ』
 
PL2「あ、あぁ」
 
 黒羽 sanチェック 79/66 → 成功
 
PL2「っ…………はー。……良かった成功……」
 
PL5「おめでとう、大変だったね……」
 
KP1「成功なら減少は無しか。ただ、いきなり強大かつ邪悪なそれを見せられたわけ
  だからな、多少顔色は悪くなっているだろうな」
 
PL2「真っ青?」
 
KP1「そんな感じだ」
 
PL1「……なら、声をかけるか。自分が差し出したスケッチを見て、顔色が悪くなった
  わけだからな。
  「……どうかしたか? 何か気付いたことでもあるのか」」
 
PL2「「気付いたことっていうか……何か幻? 夢? みたいなの見て、このスケッチ
   に描かれてるやつ見た。……どう考えてもやばい感じのやつだったんだけど。
   あれと戦えって言われたら絶対逃げる。無理、絶対無理」」
 
PL3「「絶対に無理なのか」」
 
PL2「「絶っ対無理」」
 
PL4「「……夢、幻とはいえ、巻き込まれている現象が現象だからな。少し、気にかけ
   ておいた方が良いだろう。とりあえず、今日はもう休め。酷い顔色だぞ」」
 
PL2「「……おー」
  ……てなわけで就寝準備入ろうか」
 
PL1「いっそ朝まで時間を飛ばすか。これ以上はやることもないしな」
 
Part4へ
PR

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字(絵文字)