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⑪もっと食べたい(改変)・Part2

Part2です。読み始めるときはPart1からどうぞ。





KP1「了解した。それでは、天原・津木の方に移ろうか。
  黒羽との携帯でのやりとりを終えてから十数分後、二人は石沢の家に到着する。
  家、と言っても一軒家ではなく、安アパートの一階の一室だ。玄関扉には鍵が
  かかっているな」
 
PL1「石沢の鍵を使えば開くな?」
 
KP1「そうだな。鍵を差し込んで回せば、かちりという手ごたえが伝わってくるだろう」
 
PL1「扉を開けて中に入るぞ」
 
PL4「その後に続いて入ろうか」
 
KP1「では、二人は石沢の部屋の中に入ることができた。
  石沢の部屋には不審な物は何もないな。すっきりと片付けられ、荷物は多いが
  清潔感のある部屋だ。
  ぐるりと部屋を見渡して目に留まるのは、仕事で使っていたのであろう机、その傍
  のぐしゃぐしゃに丸められている紙であふれそうなゴミ箱、壁際に設置された
  大きな本棚の三つだ。……さて、どこから見る?」
 
PL1「一番重要なのは机だろうな」
 
PL4「本棚の方にも資料はありそうだぞ。ゴミ箱……は、どうしたものか。列挙された
  のだから、何かあるのは間違いないだろうが」
 
PL1「それは後で良いだろう。天原は机を見るぞ。津木は本棚を見るということで良いな?」
 
PL4「構わない」
 
KP1「では、天原の方からだな。まずは机の様子からだ。
  机の上には最新式のノートパソコンが置かれている。また、その傍には石沢が
  手がけていた仕事に関する書類や写真、新聞などの切り抜きが積まれているな。
  ちなみに厚さは15cmほどだ。
  パソコンにはパスワードの設定がされていないため、電源を入れれば中身を閲覧
  するのは簡単だな。……このノートパソコンのデータと横の資料の山から情報を
  得ようとする場合、二時間かけて調べた後に<図書館>で成功する必要があるぞ」
 
PL1「チェンジだ。変われ」
 
PL2「あぁ、<図書館>初期値だから……」
 
PL5「技能値高い方に頼みたくなるのも分かるよね」
 
PL4「分かるが、本棚の様子について聞くのが先だろう。こっちでまで<図書館>が必要
  になったらどうする」
 
PL1「その場合はごみ箱を見るから問題ないな」
 
KP1「そういうことなら、本棚の様子について話そうか。
  本棚の中には、書籍以外にも、スクラップブックやノートなどが数多く収められて
  いる。全てに目を通そうと思うと、大変な時間がかかることはなんとなく想像が
  つくだろうな。……まぁ、言ってしまうと、八時間なんだが」
 
PL4「調べるのに技能は要らないのか?」
 
KP1「要らないな。ただ……そうだな。<目星>に成功したら二時間になることにするか」
 
PL1「これは交代する、ということで決まりだな」
 
PL4「その様だな」
 
PL2「……あれ? というか、これって、黒羽達が石沢さんの家に着くころには天原と
  津木ってもう調査始めてるよな。……途中から出手伝えることある?」
 
PL6『どうだろう。あまり無いような気がする』
 
KP1「そうだな……手伝いに一人入るごとに30分ほど必要経過時間を減らすことにしよう。
  ただし、何人手伝いに入っても、<図書館>や<目星>といった技能を実際に振れるのは
  最初に調べると宣言した探索者のみとするからな。
  さて、まずは本棚を見ている天原に<目星>をしてもらおうか。必要時間を決めるぞ」
 
 天原 目星 84/53 → 成功
 
PL1「成功だな。必要な時間は二時間か」
 
KP1「そうなるな。津木の方は、二時間たってから判定してもらうとして……そうだな。
  二人が調査を始めてから30分後、黒羽・竜崎・井砂・火谷の四名は石沢の家の前に
  到着する」
 
PL2「じゃあまぁ、チャイム鳴らすか」
 
PL1「……一応確認するが、一旦調査を中断して、また最初から調べ直し、ということは?」
 
KP1「そんな意地悪をするつもりはないから、安心して本棚から離れてくれていいぞ」
 
PL1「分かった。音を聞いて、津木に「俺が出る」と言ってから玄関に向かい、扉を開く」
 
KP1「扉を開いた天原は、当然、黒羽たちの姿を認めることになる。
  これで探索者が全員合流したことになるな」
 
PL1「では、四人を招き入れつつ、「俺は本棚を、津木は机を調べている。あと気になる
  のは……ゴミ箱ぐらいか。そこを誰か見てくれないか?」と言おうか」
 
PL5「「あ、じゃあ、僕がそこ見ます」」
 
PL2「「俺たちはどうするか……そっちに手伝いは?」」
 
PL1「「本の出し入れがあるから、その手伝いに竜崎を借りる。良いか?」」
 
PL3「「構わないが」」
 
PL1「「残りは津木を手伝ってやれ」」
 
PL6『「分かりました」
  津木に二人手伝いをつけるんだ』
 
PL2「ってことは-1時間?」
 
PL4「そうしてくれるとありがたいな。机の方は、時間が経過した後に技能を成功させる
  必要があるから、そこで失敗した場合を考えると、少しでも必要時間は短い方が良い」
 
KP1「ふむ。では、机に津木・黒羽・火谷、本棚に天原・竜崎、ゴミ箱に井砂、と分かれ
  たことになるのか。なら……まず最初に一通り調べ終えたのは机組ということに
  しようか。津木は<図書館>を振ってくれ」
 
 津木 図書館 80/67 → 成功
 
PL4「……一度で成功か」
 
PL6『良かった』
 
KP1「では、机組は「石沢の取材対象」と「韮崎に関するブログ」について知ることが
  できる。
  まずは「石沢の取材対象」だが、彼は最近「韮崎」という女性カウンセラーを取材
  していたことがわかるだろう。その経歴については調査済みで、どうやら彼女は
  普通の高校・大学を卒業して、二年前までOLをしていたらしいことが分かるだろう。
  ごく平凡な生活を送ってきていた様子の彼女に対し、石沢は「何故カウンセラーに
  なったのだろうか?」という疑問を抱いていたようだな。そして、残念ながら、
  発見した資料には彼女の居場所やどんなカウンセラーであるかについては記されて
  いない。
  続いて「韮崎に関するブログ」だが、これはパソコンに残されているファイルで、
  韮崎のカウンセリングを受けた相談者のブログの内容をまとめたものだと分かる
  だろうな。全部読もうとなると三時間はかかる。が、<母国語>に成功したなら
  一時間で斜め読みができるぞ。これについては手伝いによる時間短縮は無しだ」
 
PL4「<母国語>か……一番高いのは誰だ?」
 
PL2「えーっと……あ、竜崎だ。90もある」
 
PL1「……何となく釈然としない値だな」
 
PL3「何だ、竜崎はそちらに行った方が良いのか?」
 
PL5「できればそうして欲しいけど、手伝いを途中で止めて行くのはアリなのかな……?」
 
KP1「交代、ということなら構わないが」
 
PL6『それなら火谷が交代する』
 
PL2「なら、黒羽が竜崎呼ぼうか。「竜崎ー、悪いけどこっち来てー」みたいな」
 
PL6『それで火谷が「竜崎さんの代わりに手伝います」って天原の所に行く』
 
PL1「手伝いが減らないなら問題はないからな。天原は特に何も言わない」
 
PL3「呼ばれたから竜崎は机の方に行くぞ。「何だ?」と尋ねる」
 
PL4「「済まないが、このファイルを見てくれないか? お前はこういう物に目を通す
   のは一番上手いだろう、私たちの中で」」
 
PL3「「そういうことか。分かった」
  <母国語>だな?」
 
KP1「あぁ。振ってくれ」
 
 竜崎 母国語 90/16 → 成功
 
PL3「成功だな。これで、一時間でファイルの内容が分かるのか」
 
KP1「そうなるな。では、机組はここでひとまず置いておいて……ゴミ箱の中を見ていた
  井砂の方に移ろうか。
  丸められた紙のごみを一枚一枚広げて確認していくうちに、井砂はあるスケッチを
  発見する。それは、ヒキガエルの顔にコウモリの耳、体は太ったクマのような、
  不思議な生き物のスケッチだ。一見すると、描かれた生き物の姿はユーモラスだが
  ……<アイディア>を振ってもらおうか」
 
 井砂 アイディア 70/10 → 成功
 
PL5「成功しちゃったんだけど……描写的に嫌な予感しかない……」
 
KP1「成功した井砂は、そのスケッチから得体のしれない恐怖を感じる。
  では、sanチェックだな。0/1d3だ」
 
PL5「あぁ、うん、だと思ったよ」
 
 井砂 sanチェック 89/34 → 成功
 
PL5「成功だから減少は無しだね」
 
PL1「そこまでsan値が高いと、中々削れないな」
 
PL5「あまり削れて欲しくないから、ありがたい話なんだけどね。……えっと、どう
  しようかな。とりあえず、スケッチの書かれた紙は折りたたんでズボンのポケット
  にしまうよ。他の人には見せない。みんな、色々仕事してるしね」
 
KP1「そうか。ところで、井砂の手はここで空くが、どうする? あと三十分弱の時間
  が経てば本棚の方も終わるが、それまで待機するか?」
 
PL5「それは少し勿体ないな。何か他に調べられる事があればいいんだけど……そうだ、
  仕事鞄とか無いかな。探せない?」
 
KP1「探すことは可能だな。<目星>で判定してくれ」
 
 井砂 目星 55/79 → 失敗
 
PL5「失敗か……残念」
 
KP1「では、井砂が鞄を探している間に本棚の方の作業が終了したこととしよう。
  天原と火谷は、本棚から、摂食障害に関する専門的な本を数冊と、摂食障害者が
  自身の日常をつづったブログをプリントアウトしたもの、摂食障害に関する新聞記事
  の切り抜きなどを発見する。これを30分かけて流し読みして<母国語>に成功すれば
  情報が入るんだが……その前に、全員、<医学>か<精神分析>で振ってみてくれ」
 
PL6『全員?』
 
PL2「どっちの技能を使うかで何か変わりがあるとかは?」
 
KP1「無いな。どちらで成功しても、得られる情報は同じだ」
 
PL4「ならば、素直に値の高い方で判定するべきか」
 
 天原 精神分析 42/24 → 成功
 黒羽 精神分析 90/32 → 成功
 井砂 精神分析 61/65 → 失敗
 火谷 精神分析 31/51 → 失敗
 
 竜崎 医学 5/48 → 失敗
 津木 医学 5/39 → 失敗
 
KP1「天原と黒羽が成功か。では、二人は摂食障害についてある程度の知識があらかじめ
  あることとするぞ。内容としては次の資料の通りだ」
 
『摂食障害とは、若い女性によくみられる病気である。症状は大きく分けて二つあり、
片方は食事を拒絶し極端にやせていく「拒食症」、片方は異常な量の食事を取っては
嘔吐を繰り返す「過食症」である。これらの症状に陥っている患者は、精神的に不安定
に陥り、さまざまな精神疾患を併発することがある。また、他人が症状に気付けない
場合が多く、潜在的な摂食障害者はかなり多いと考えられている』
 
PL2「ふむふむ。本棚から出てきたのもそんな感じの本とか資料だし、石沢さんと
  岩崎さんの様子見ても、何か関係はあるんだろうなって感じだな」
 
PL1「まぁ、知っておいて損はない情報だろうな」
 
KP1「さて、では、本棚から発見した資料の方の処理に移ろうか。どうする?」
 
PL1「机組はそのまま置いておくとして、井砂も呼んで天原と火谷と三人で回し読み
  でもするか。流し読みをすれば30分だったな?」
 
PL5「そういう話だったね。これで資料を読み終えたら、丁度机組と本棚組で時間が
  合う感じかな。えっと、<母国語>だね?」
 
PL6『だいぶ技能値が心もとないから不安』
 
 天原 母国語 70/22 → 成功
 井砂 母国語 40/100 → 失敗(ファンブル)
 火谷 母国語 25/8  → 成功
 
PL6『成功した。吃驚』
 
PL1「それは良かったが、待て、100ファンか?」
 
PL5「100ファンだよ……今回はsanチェックじゃないから適用されるよ……」
 
PL4「……まぁ、次は上手くいくだろう、多分」
 
PL3「ファンブルは今回、二回目か?」
 
PL2「そこ、傷口に塩塗り込むようなこと言わない」
 
KP1「成功した天原と火谷は、先ほどの摂食障害についての知識を得るんだが……天原は
  すでに知っている情報ということにないるな。ファンブルを出した井砂の方は……
  資料の中に一枚、スケッチが紛れて込んでいたことにしよう」
 
PL5「それってさっきゴミ箱から見つけたやつと同じものが描かれてたりする?」
 
KP1「そうだな。しかも先ほどのものより詳細に描かれている。
  <アイディア>……はいいか。絵を見た井砂は、1/1d3+1のsanチェックだ」
 
PL5「さっきより減少値が増えてる……」
 
 井砂 sanチェック 89/46 → 成功
 san値 89 → 88
 
PL5「少しずつ減っていくなぁ……」
 
KP1「さて、机組の方に移ろうか。竜崎がファイルに目を通し終えたところからだ。
  まず、韮崎は摂食障害専門のカウンセラーであることが分かるんだが……竜崎は
  摂食障害の知識はないんだったな」
 
PL3「先ほどのロールで失敗したからな」
 
PL2「……あ、じゃあ、読んでる最中に摂食障害について黒羽に訊いたってことにしたら
  どうだ? そうしたらすんなり読めるだろ」
 
PL4「そうすると、一緒に津木も聞いていることになるな。どうする?」
 
KP1「では、そうしようか。竜崎と津木も摂食障害について黒羽から聞いて知っていると。
  話を続けるぞ。韮崎のカウンセリングを受けた相談者のブログがまとめられている
  ファイルだからな、どのブログの内容も摂食障害に苦しんでいた人のものばかりと
  なっている。
  ブログの内容は、どれも韮崎のカウンセリングを絶賛するものばかりだ。特に、
  カウンセリングの即効性については誰もが驚いており、たった数時間で摂食障害
  から解放されたというものばかりだ。また、ブログの中には「ウガァ・クトゥン・ユフ」
  という言葉が多くみられる。どうやら、韮崎がカウンセリングをするときに口に
  するおまじないの言葉らしく、ブログの相談者同士のコメントで気軽に挨拶や
  合言葉のように使用されている」
 
PL3「同じ言葉を飲食店で聞いたな」
 
KP1「クリティカルだったからな。詳細にあの音を聞いていた竜崎は、それと、この
  おまじないの言葉とを繋ぎ合わせて考えることだろう。
  ……ここで、<医学>か<精神分析>、それと<心理学>と<オカルト>を振ってくれ」
 
PL3「<医学>と<精神分析>だと<医学>だな」
 
 竜崎
 医学 5/59 → 失敗
 
 心理学 5/89 → 失敗
 
 オカルト 5/46 → 失敗
 
PL3「全部失敗だな」
 
PL2「そりゃまぁ、全部初期値だもんな」
 
PL4「成功するにはクリティカル、か……難しいだろうな」
 
KP1「失敗なら追加情報はないな。さて、以上の情報を竜崎はどうする?」
 
PL3「読み終えた頃には全員手が空くんだったな。だったら、全員に今の情報を話す」
 
KP1「では、全員「韮崎に関するブログ」の情報を得たと。それではここで、竜崎……と
  井砂以外の探索者は全員<医学>か<精神分析>、天原・津木・火谷は<アイディア>を
  振ってもらおう」
 
 天原 精神分析 42/4  → 成功(クリティカル)
 黒羽 精神分析 90/49 → 成功
 火谷 精神分析 31/59 → 失敗
 
 津木 医学 5/70 → 失敗
 
 天原 アイディア 55/49 → 成功
 津木 アイディア 70/33 → 成功
 火谷 アイディア 75/96 → 失敗(ファンブル)
 
KP1「……そうだな。まず、<精神分析>に成功した天原と黒羽は、ブログに書かれていた
  「カウンセリングの即効性」について疑問を抱いた。どんな名カウンセラーでも、
  たった数時間で摂食障害を治すことはできないはずだからだ。
  続いて<アイディア>に成功した天原と津木は、石沢の体の中から聞こえてきた音と
  ブログのおまじないの言葉を結び付けて考えることができた。あの音は、この言葉
  だったのだ、とな。その上で、天原と津木は<オカルト>で振ってくれ。その処理を
  終えた後にクリティカルとファンブルの処理を考える」
 
 天原 オカルト  5/66 → 失敗
 津木 オカルト 61/86 → 失敗
 
PL4「……出目が高い」
 
KP1「失敗ならこれ以上は何もわからない。続いて、クリティカルとファンブルの処理だ。
  天原は竜崎から聞いた情報を深く理解できたということで、ブログの内容について
  <心理学>を振ることができるとしよう。
  火谷の方は、話を聞いている最中にふと視線を巡らせた先にあった資料に、何かが
  挟まっているのを発見する。それを何気なく引っ張り出したところ、それが奇妙な
  スケッチであることに気付く」
 
PL5「……ヒキガエルの顔にコウモリの耳、体は太ったクマのよう?」
 
KP1「そういうことだな。火谷には<アイディア>ロールを振ってもらう。
  まずは天原の方から処理しようか。<心理学>を振ってくれ」
 
 天原 心理学 85/41 → 成功
 
PL1「成功だな」
 
KP1「では、天原は、ブログにある韮崎への絶賛が賛美に近く、崇拝に近いのではないか
  と感じただろうな」
 
PL1「教祖みたいなものか。何というか、もう……黒で良いな?」
 
PL4「カウンセリング中に口にする呪い言葉が、石沢たちの中から聞こえた音と同じ、
  という時点で怪しむべき対象でしかなかったのだがな。余計にそう思える要素が
  出てきたというか……」
 
PL6『それで、火谷は<アイディア>だっけ』
 
KP1「そうだな。頼む」
 
 火谷 アイディア 75/86 → 失敗
 
KP1「失敗なら特に何もないな。変な絵だな、と思って終わりだ」
 
PL6『sanチェック回避』
 
PL5「おぉ、おめでとう。そのスケッチはどうするの?」
 
PL6『特に何も感じなかったから、変なの、と思いながら元の場所に戻すかな』
 
KP1「…………さて、あらかた部屋の中を調べ終え、探索者たちは少し気を緩めること
  だと思う。ここで、黒羽は1d10を一回、津木は1d10を2回振ってくれ」
 
PL2「……1d10?」
 
PL4「……とりあえず振るか」
 
 黒羽 1d10 → 9
 津木 1d10 → 4、8
 
KP1「……ふむ。そうなったか。10が出なくて良かったな。
  まず、黒羽だが、急に猛烈な空腹を感じだす。食べ物が欲しくて欲しくてたまらなく
  なり、何かないかと探し始めることだろう。
  津木の方は、猛烈な腹痛に襲われ始める。机に手を付き、それに耐えるようにして
  いると、ふとノートパソコンの横の資料が目に入る。おもむろに津木はそれを手に
  取り、一枚だけ破り取って丸めて口の中に入れようと……食べようとする。
  なお、以上の行動は無意識に出るものであり、止めるのに特殊な技能は要らないぞ。
  誰かが注意することで行動を止めることは可能だ」
 
PL2「それつまり、止められなきゃずっとやってるってことか!?
  ……っていうか津木やばくない?」
 
PL4「紙を食べるというのはな……10が出なくて良かったらしいが、これでか?」
 
KP1「放っておくならともかく、誰かがいる状態ならそこまでの問題にはならないからな。
  さて、黒羽と津木以外の探索者はどうする? 黒羽はふらりとキッチンの方へ向かい、
  津木は額に脂汗を浮かべながら資料をちぎって口に入れようとしているぞ?」
 
PL1「この場合だと、津木の方に目が行くだろうな……」
 
PL3「津木の腕をつかんで「何をしている?」とでも言うか」
 
PL4「……それだけで我に返れるんだな? 腹痛も治るのか?」
 
KP1「その通りだ。紙を口に運ぼうとする手は止まるし、先ほどまでの痛みが嘘のように
  引いていくな」
 
PL4「では、呆然と手の中にある紙と竜崎を見比べようか。
  「……何をしていた?」」
 
PL3「「紙を食べようとしているように見えたが。……自覚していなかったのか?」」
 
PL4「「……あぁ」」
 
PL1「「……例の口に飛び掛かられた影響か? とすると、黒羽は……」
  と言いつつ、黒羽の様子を伺うぞ」
 
PL2「一方そのころ、黒羽は、もうキッチンで冷蔵庫開けたりしてるわけだ」
 
KP1「冷蔵庫の中にはあまりものはないな。缶ビールが数本と、ドレッシング数本が
  入っているぐらいだな」
 
PL2「……食べ物じゃなくて飲み物だけど」
 
KP1「関係ないだろうな。腹に入れば。どっちが良い?」
 
PL2「……1d2で決めるかな。1なら缶ビール、2ならドレッシング」
 
KP1「そうか。ではこちらで振るか」
 
 KP 1d2 → 2
 
KP1「ドレッシングだな」
 
PL2「……ドレッシング一気飲みいきまーす」
 
PL6『アルコールよりマシ?』
 
PL5「どっちがマシなんだろうね……?
  「黒羽さんっ!?」って、慌てて駆け寄って肩を揺らすよ」
 
PL2「えっと、これで我に返って……「あれ? 井砂? どうかした?」」
 
PL5「「どうかしたじゃないですよ、ドレッシング飲もうとしてたのは黒羽さんですよ!」」
 
PL2「「え、いやいや、流石にドレッシング飲むとか……」」
 
PL1「「手にあるものを見てみろ」」
 
PL2「「……ドレッシング」」
 
PL4「「これは……天原の言う通り、口に飛び掛かられたことによる悪影響か?」」
 
PL1「「お前たち二人の共通点がそれで、お前たち以外に何も起こっていない以上、
   そう考えるのが妥当だろうな」」
 
PL5「「……一応、外から何らかの働きかけをしたら止まる、みたいですけど」」
 
PL3「「つまり、黒羽と津木を一人にしなければいいのか」」
 
PL1「「そういうことになるだろうな。あとは、この二人を二人きりにしないことか」」
 
PL4「「今のように、二人同時に異常事態に陥ったらまずいからな……」」
 
PL2「「だよな。誰かに何かされるまで自分の行動も分かってなかったし」」
 
PL6『「これって、今日中に何とかできる問題ですか?」』
 
PL1「「それは……どうだろうな。韮崎、というカウンセラーの存在は分かったし、そいつ
   が石沢たちの消失や黒羽と津木の異常事態に関わっているとは思うんだが、肝心の
   居場所が分からない。それが分からないと、こちらから行動もしにくいな」」
 
PL2「……そういえばさ、黒羽と井砂と火谷って、石沢さんとか岩崎さんから聞こえた音
  と、おまじないの言葉が同じって知らないんだよな。黒羽と井砂に至っては、
  そもそも音自体を聞いてないっていう。この場合って、「韮崎さんって何者だ?」
  ぐらいしか思えないような気がするんだけど。
  黒羽的には、カウンセリングの即効性がおかしいのは分かってるけど、飛び掛かって
  きた口との関連性が見えてないし」
 
PL5「井砂なんて、怪しむべき情報ほとんど取り逃がしてるからね。「凄い人?」ぐらい
  しか思えてないだろうな。
  津木は、韮崎さんは怪しくないかと思ってるよね?」
 
PL4「そうだな。音と呪い言葉が同じ文句というのは看過できないだろう」
 
PL6『竜崎は?』
 
PL3「関係が無い、とは言い切れないだろうといったところか」
 
PL2「……じゃあ、その辺りすり合わせるか。折角RPしてたしその続きってことで。
  「韮崎さんのことだいぶ警戒してるんだな、天原。そんなに怪しいか? いや、
   カウンセリングの効果が滅茶苦茶だってのは分かるんだけど」」
 
PL6『「効果が滅茶苦茶、というのは?」』
 
PL2「「えっと、数時間で症状が治まるとかいう話が合ったけど、あれって普通は無理
   ってこと。どんなに凄いカウンセラーでもそんなのできない」」
 
PL3「「本来はできないことをしていた、ということか」」
 
PL1「「黒羽、お前は消えた岩崎の体の中から響いた音を聞いたか?」」
 
PL2「「え、そんなのあった?」」
 
PL3「「『ウガァ・クトゥン・ユフ』という音だった」」
 
PL4「「断言する、ということは完全に聞き取ったのか?」」
 
PL3「「あぁ。はっきり聞いた」」
 
PL5「「……それって、韮崎さんがよく言うおまじないの言葉と同じ?」」
  
PL1「「そういうことだ。これで関連性を疑うなというのは無理があるだろう」」
 
PL6『「だから話を聞きに行きたい。けれど、居場所が分からないからそれも無理……」』
 
PL1「「要件が『話を聞く』だけとは限らないが、まぁ、そういうことだな」」
 
PL4「「……折角パソコンがあるんだ、ここから調べてみるか?」」
 
KP1「やっても構わないが、<図書館>に-50の補正をつけて判定してもらうぞ」
 
PL6『低い』
 
KP1「韮崎の情報を調べていた石沢の部屋を調べて出てこない情報だからな、少し難しく
  させてもらうことにした。挑戦するか?」
 
PL4「やるだけやらしてもらうか。津木と井砂で調べるということで良いか?」
 
PL5「それでいいと思うよ」
 
PL2「他は自動失敗だしな」
 
KP1「では、二人とも<図書館>を振ってくれ。どちらか片方が成功すれば居場所は分かる」
 
 津木 図書館 30/2  → 成功(クリティカル)
 井砂 図書館 10/66 → 失敗
 
PL4「…………成功、というかクリティカルだと!?」
 
PL6『お見事』
 
KP1「これは予想外だったな……では、津木は、自分の手足のようにパソコンを駆使し、
  ネットの隅の隅に転がっていた韮崎の自宅兼相談所の住所や連絡先を発見する。
  どうやら、この連絡先に電話を掛ければ相談の予約等ができるようだ。
  それで、クリティカルだからな……先ほど失敗した<オカルト>の情報を渡そうか。
  韮崎の居場所の情報を探している間に、偶然発見した、ということで」
 
PL1「韮崎の居場所と連絡先が分かった、か」
 
PL4「……それで、<オカルト>の成功情報は?」
 
KP1「韮崎が口にするおまじないの言葉というのが、中世フランスの特殊なカルトが捧げ
  ていた祈祷文と同一であることが分かる。彼らは神の言葉を、代理の女預言者を
  通して聞いていた、ということだ」
 
PL4「共有だな。他の探索者にも伝えるぞ」
 
PL1「もう完全に黒で良いな?」
 
PL5「無関係ではないだろうね」
 
PL2「……とりあえず、見つけた番号に電話かけてみるか? 相談の予約を取る感じで」
 
PL6『それで良いと思うけど、一人で相談に行くのは止めた方が良いと思う。黒羽・津木
  の二人で行くのも一緒。六人いるし、三人で相談に行って、三人で待機とか』
 
PL5「誰が相談に行く? 黒幕と思われる人物の所に、変な症状が出てる二人を向かわせ
  るっていうのは少し怖いんだけど。他の人が困っている人を装って、付き添いで数人
  ……というのが良いんじゃないかな」
 
PL1「その場合だと、付き添いは一人でも良い気がするが。黒羽と津木に一人ずつ見張り
  をつけて、残り二人が韮崎の所に乗り込むのも手だろう」
 
PL5「あ、それ良いかも」
 
PL4「問題は、誰が相談者になるかだな。話している中で相手に『そうだ』と思わせる
  必要があるだろう? 何らかの技能が必要になるのではないか?」
 
PL1「あるとしたら交渉系の技能か。<言いくるめ>、<信用>、<説得>……は少し違うな。
  いや、<信用>も違うか?」
 
PL5「<言いくるめ>ぐらいはあった方が良いかもね。となると、必然的に天原が相談者役
  をすることになるのかな?」
 
PL1「しかし、天原が行くとすると、付き添いは竜崎でほぼ確定か」
 
PL3「そうなのか?」
 
PL2「あー、大人の付き添いに高校生っていうのもアリといえばアリかもしんないけど、
  どっちかって言ったら大人の方が相手も納得するからか」
 
PL1「そういうことだな」
 
PL6『天原が韮崎に電話を掛けるのかな』
 
PL5「このままだとそういうことになりそうかな」
 
PL1「相談者役が天原なのは構わないとして、この場合、日数がかかりそうなのが問題
  だな。予約を取って、即日対応……は流石に無いだろう。今夜にでも殴り込むか?」
 
PL2「いや、それはちょっと最終手段過ぎるだろ。変な症状も人に止められたら止まる
  っぽいし、今のところ大問題じゃないわけだしさ」
 
PL4「今後悪化する可能性があると言われれば、否定はできないがな。それを考えれば、
  今から殴り込むのも手ではあるのだろうが……女性の自宅に大勢で殴り込むのは
  普通に考えて不味いと思うぞ? 通報されたら完全に終わりだ」
 
PL3「……言い逃れはできんだろうな」
 
PL5「命かかってる可能性が高いから、それでも殴り込むっていうのもアリとは思うけど
  ね。でも、できれば警察沙汰は避けたいところだな……」
 
PL6『というか、今って何時ぐらい?』
 
KP1「そうだな……昼食食べていたりしたぐらいだから、最初のシーンの時刻は昼だな。
  それから移動して、調査をしたり騒いだりしていたから、午後の三時ぐらいか?」
 
PL1「……仕方がない。普通に電話で予約を取るか。韮崎の連絡先を使って、携帯で
  電話を掛ける」
 
KP1「数コール後、呼び出し音が止まるな。それから、携帯から女性の声が聞こえてくる。
  「はい、韮崎です」」
 
PL1「「カウンセラーの韮崎先生、か?」」
 
KP1「「えぇ、そうですが。相談希望者の方ですか?」」
 
PL1「「あぁ、天原という者だ。カウンセリングの予約を取りたい」」
 
KP1「「一応確認しておきます。こちらのカウンセリングは摂食障害専門なのですが、
   そのことはご存じですか?」」
 
PL1「「知っている。その件で相談したいと思っているんだが」」
 
KP1「「そうですか、失礼しました。それなら大丈夫です。ご都合のよい日はいつですか?」」
 
PL1「「できるだけ早い方が良い。できれば今日にでも、と思っている」」
 
KP1「「今日……ですか? 申し訳ありませんが、本日時間を作るというのは無理です。
   できて三日後でしょうか」」
 
PL1「「そうか、分かった。では、三日後で。時間は?」」
 
KP1「「午後二時から、一時間です。よろしいですか?」」
 
PL1「「あぁ。では、三日後に。……失礼する」
  と言って、通話を切る。予約は取れたな?」
 
KP1「あぁ。予約は取れた」
 
PL2「三日後か。その日まで休みを取り続けるのは……無理だよな?」
 
KP1「無理だな。三日後の休みについてはどうしてもと頼み込めば許可は出ることに
  するが、そこまでの二日間はそうもいかない。両方とも仕事があることとするぞ」
 
PL2「……それでも変な症状が出る1d10はあるんだよな?」
 
KP1「あるかもしれないし、ないかもしれないな。
  あとは……高校生組はまだ夏休みの最中で、天原と竜崎、津木は時間を自由に使える
  方か」
 
PL5「じゃあ、三日後は全員集合できるけど、間の二日間は黒羽だけ不参加?」
 
KP1「……それも少し甘いな。竜崎と津木については、一日ごとに<幸運>で判定、成功
  すれば自由ということにしようか。失敗すれば仕事関係の連絡が入り、そちらに
  行かなければならない、ということにする」
 
PL1「自由行動が保証されているのは天原、井砂、火谷の三名か」
 
KP1「そういうことになるな。
  それで、これからどうする? 石沢の部屋で調べられる情報はもうないが」
 
PL4「ならば、この部屋に長居する必要もないだろう。出るか?」
 
PL1「そうだな。この後は、大人組は全員で黒羽の家に行くか」
 
PL2「で、流れるように全員泊まっていくと。……まぁ、今回はその方がありがたいか」
 
PL4「しばらくはできるだけ一緒にいた方が良いだろうからな。この日だけと言わず、
  解決まで黒羽の家に厄介になっても構わないか?」
 
PL2「んー、まぁ、良いか」
 
PL3「高校生組はこの後は帰宅か?」
 
PL5「ここではもう、やることもなさそうだし、そうなるかな」
 
PL6『同じく』
 
KP1「ふむ。大人組は黒羽の家に行き、高校生組は帰宅すると。では、その日の夜まで
  時間を進めようか。やりたいことはあるか?」
 
PL5「韮崎さんのことをネットで調べたいな」
 
KP1「それなら<図書館>で判定だな。他のメンバーはどうする?」
 
PL6『やるだけやる』
 
PL1「やらなければ何も出てこないからな。とりあえず津木には絶対にやってもらう」
 
PL2「<図書館>高いもんな。……でもさ、大人組って全員黒羽の家にいるんだろ?
  パソコンとかあっても一台だけだと思うけど。残りは全員携帯とかスマフォとか
  でちまちま調べる?」
 
PL3「それでいいんじゃないのか」
 
PL4「補正……はかかるのか?」
 
KP1「それはしないつもりだが。では、全員調べるんだな? <図書館>で振ってくれ」
 
 天原 図書館 25/76 → 失敗
 黒羽 図書館 26/71 → 失敗
 竜崎 図書館 28/93 → 失敗
 津木 図書館 80/56 → 成功
 井砂 図書館 60/2  → 成功(クリティカル)
 火谷 図書館 25/48 → 失敗
 
PL5「これは……後が怖いなぁ」
 
KP1「津木と井砂が成功で、井砂の方はクリティカルか。では、津木と井砂は、『交流会
  のお知らせ』というページを発見する。内容を確認してみれば、それはどうやら韮崎
  のカウンセリングを受けた相談者たちの交流会についての案内サイトのようだな。
  さらに読み進めれば、カウンセリングは受けていないが韮崎に興味がある者であって
  も参加できることも書かれている。ただし飛び入り参加は不可で、前日までに電話に
  よる申し込みが必要だ。
  会場は、駅から少し外れた場所にある小さめの喫茶店で、一日貸し切りで使用する
  様子だな。地図も載っているから確認できるぞ」
 
PL4「天原、黒羽、竜崎にもサイトを見せるぞ。……それで、交流会の日時は?」
 
KP1「二日後の二時から五時までだな。つまり、明日中に申し込めば参加できるぞ。
  さて、井砂のクリティカルについてだが……そうだな。偶然見つけたブログの記事
  に、こんな内容が描かれているのを発見する」
 
『この間、韮崎先生のカウンセリングを受けに行ったら、変な男の人につかまった。
フリーのジャーナリストだとか言ってたけど、なんか、先生のことを調べ回っている
らしい。嫌な感じだと思ったから、話には応じずに先生のところに逃げ込んじゃった。
それで、先生にこんな男がいましたよ、って伝えたら、凄く困った表情を浮かべてた。
最近、取材とか何とかで周りをうろうろされてるんだって。
先生、だいぶ迷惑してるみたいだし、何でやめてくれないのかなぁ、って怒ったら、
「神様におねがいしたから、もう大丈夫よ」って。
みんなも気を付けてね。ウガァ・クトゥン・ユフ!』
 
PL1「ジャーナリストというのは石沢のことだろうな。韮崎のことを調べていたが、その
  行動が目につきすぎて消されたというところか」
 
PL4「岩崎、という探偵も似たような経緯なのかもしれないな。石沢とは親しいという話
  だったから、二人で調査をしていたのかもしれない」
 
PL5「そういえば、岩崎さんの家……事務所? そっちはどうする? 調べに行く?」
 
PL1「そうだな、行けるものなら行っておきたい。二日後に交流会に参加するとしたら、
  明日にでも尋ねたいところだが」
 
KP1「岩崎の事務所に行くというなら、天原は場所を知っているということでいいぞ。
  名刺もあるから、そちらを見ても事務所にはたどり着けるだろうな」
 
PL4「天原抜きでも行けないことはないということか。だが、そうだとしても、やはり
  天原は必須だろう。この中で唯一岩崎と知人関係にあったわけだからな」
 
PL2「外す理由は特にないよなぁ」
 
PL6『けど、行ったとして、どうやって事務所を調べるのかが問題。鍵はかかってると
  思うけど、今回は鍵とか無いし』
 
PL5「……<鍵開け>? いやでも、これはなぁ……」
 
PL1「岩崎の事務所はどういうところにあるんだ? 助手や事務員は?」
 
KP1「とあるビルの二階にある一部屋を借りて事務所としているな。助手や事務員は
  おらず、業務のすべては全て岩崎一人でこなしていたことを天原は知っている」
 
PL5「ビルの中か……監視カメラとか普通にありそうだね。やっぱり<鍵開け>は止めて
  おいた方が良い気がするな」
 
PL1「<言いくるめ>で管理人に頼み込むか」
 
PL5「行くならそれが一番無難かなぁ。……行くメンバーはどうする?」
 
PL3「行ける探索者全員で行けばいいだろう」
 
PL4「まぁ、他にやることもないだろうしな。交流会についてもそうするか?」
 
PL1「いや、それについては事前申し込みもあるからな。大人数で行くものでもない
  だろうから、参加は二人ぐらいで良いと思うんだが」
 
PL5「そうすると、参加しない探索者は会場近くで待機しておくと良いかも。いざという
  時のためにさ。……喫茶店が貸し切りだから、一般客として入ることはできなさそ
  うだけど、店の近くで待機ぐらいはありだと思うし」
 
PL6『誰が行く?』
 
PL1「カウンセリングの予約をしたこともあるし、天原は参加した方が良いだろう。
  交流会参加の理由も、翌日のカウンセリングの前に少しでも情報を集めておきた
  かった、ということで良いだろうしな。
  交流会の申し込みも天原がするとして、「あと一人連れがいる」ということに
  できれば誰と行くかは当日に決めても良いと思うが。名前を聞かれても、偽名で
  答えておけばどうとでもなるしな」
 
PL5「うーん……とりあえずそれでいいんじゃないかな」
 
KP1「二日間の行動方針が決まったようだな。……他にやることはあるか?」
 
PL5「あ、井砂がズボンのポケットに入れてたスケッチについて、何か調べることは
  できるかな?」
 
KP1「<クトゥルフ神話>でなら許可するが」
 
PL5「……あー、うん、無理だね。分かった。それじゃあもうないかな」
 
KP1「では、黒羽と津木は1d10を振ってくれ」
 
PL2「……わー、来た」
 
PL4「10が出なければいい、んだったな……」
 
 黒羽 1d10 → 9
 津木 1d10 → 5
 
PL2「またかよっ!?」
 
PL4「こちらは初だな……」
 
KP1「……大人組が黒羽の家で調べものを終え、一段落したところで異変は再び起こる。
  黒羽は急激な空腹に襲われる。その結果、ふらりとキッチンの方へ向かうだろう。
  当然、目的は冷蔵庫の中身を胃の中に詰め込むことだ。
  一方、津木は、ふと見やった部屋の天井に、いくつもの料理が並べられていること
  に気付く。そこに見えるのはパーティで出てきそうな御馳走ばかりだ」
 
PL2「黒羽は、無言でそっち行こうとするんだろうなぁ」
 
PL4「津木の方は天井を見ているわけだが……手でも伸ばすか?」
 
PL1「なら、キッチンに向かいそうになっている黒羽を認めたところで腕をつかむぞ。
  二度目だからな、流石に気付くだろう。
  「おい」」
 
PL2「んで、はたと我に返ると。
  「……あれ、またやってた?」」
 
PL1「「やってたな。……竜崎、津木のことを揺すってやれ。昼のことを考えると、
   津木の方でも何かしらの症状が出ている可能性がある」」
 
PL3「「分かった」
  軽く津木を揺するぞ」
 
PL4「これで天井の御馳走は消えるわけか」
 
KP1「幻覚だからな。消えるぞ」

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