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⑬奇妙な共闘(改変)・part1

サプリメントより、奇妙な共闘、の改変です。
何時振りだろうか。 

今回のキャスト
KP1:トールギスⅢ PL1:ウイング PL2:デスサイズ PL3:ナタク PL4:エピオン
PL5:サンドロック PL6:ヘビーアームズ 





今回のキャラシート


PL2「そういやさ、前回のやつで黒羽の<クトゥルフ神話>って六人の中で一番高く
  なっちゃったんだよな……まだ<オカルト>の方が高いけど」
 
PL1「黒羽は<オカルト>に技能値を振っていたからな。……前回は随分と発狂があった
  だろう、<オカルト>初期値組はだいたい<クトゥルフ神話>の方が技能値は高く
  なっているんじゃないか?」
 
PL6『<オカルト>は初期値5%だから。一回神話的なもの見て発狂したら、それで並ぶし』
 
PL5「それを考えると、<オカルト>を<クトゥルフ神話>が超えることがあるのも、まぁ、
  さほど不思議でもない……のかなぁ……?」
 
PL3「……<クトゥルフ神話>に成功できれば、怪物のことも分かったりするんだったか?」
 
KP1「……? まぁ、そういうこともあるかもしれないな」
 
PL3「弱点も分かるのか?」
 
KP1「……そうだな……分かることもあるかもしれないが、<クトゥルフ神話>が高ければ
  発狂もしやすくなるわけだからな。行動ができなくなる可能性も高くなるぞ?」
 
PL3「そうか、分かった」
 
PL4「……本当に分かったんだな?」

PL2「あ、そうだ。今回の話が始まる前に、津木と火谷に粉を渡しとこうか。津木に一つ、
  火谷に二つ、だよな?」

PL6『前回消費した分はそれで合ってると思う。ありがとう、もらっとく』
 
 
 
---------------------------------
 
 
 
KP1「では始めようか。
  今回は、前回の事件があってからだいたい二週間経った頃から始めるぞ」
 
PL5「えーっと……だいたい二週間後?」
 
KP1「だいたい二週間後だ」
 
PL5「……不定いたよね?」
 
KP1「いたな。一応、前回の不定入りの状況を紙にまとめたぞ。これだ」
 
『黒羽:制御不能のチック、震え、あるいは交流不可 / 1ヶ月
 竜崎:健忘症あるいは昏迷/緊張症 / 2ヶ月
 津木:激しい恐怖症 / 5ヶ月
 火谷:早口でぶつぶつ言う意味不明の会話あるいは多弁症 / 1ヶ月』
 
PL2「えーっと、黒羽は震えてたよな」
 
PL3「竜崎は親しい相手を忘れていたぞ」
 
PL4「津木はフルートの音に恐怖を覚えていたんだったか」
 
PL6『火谷はぶつぶつ言ってた』
 
PL1「で……二週間後と言うことは、これらの症状は完治していないというわけか」
 
KP1「そうなるな。ただ、継続期間が1ヶ月の黒羽と火谷は、他二人よりは若干調子を
  取り戻しているだろうし、逆に継続期間5か月の津木はまだまだ本調子ではない
  だろう。……どちらにせよ、一度発狂でもすれば、ぶりかえすことは間違いない」
 
PL5「これは……井砂と天原で盾にならないとまずいのかな」
 
PL1「十分な盾になれそうなのは井砂ぐらいのものだと思うがな」
 
PL4「san値99は確かに頼りになりそうだ」
 
PL5「……そういう探索者でも、sanチェック失敗で1d100で100出して直葬とかありえるん
  だからね? あまり信用し過ぎたらダメだよ? あと、いつでも盾になれる気は
  しないし」
 
PL6『その辺りは心得てる』
 
KP1「……あぁ、そうだ。ついでにHP回復もしておこうか。前回の終わりで、天原はHP3、
  竜崎はHP4だったな。二人は重傷だったから、警察に保護された後は入院したとして
  ……2週間は病院で過ごしていただろうな。その間にHPがどれだけ回復したか4d3で
  振って出してくれ」
 
 天原 回復量 4d3 → 9
 HP 3 → 11(最大値)
 
 竜崎 回復量 4d3 → 9
 HP 4 → 13
 
PL1「2週間入院……ということは、今回の事件は退院して直ぐの話か」
 
KP1「直後、というわけではなく、数日は経っているだろうがな。
  ……導入に入るぞ。まず天原からだ」
 
PL1「導入は一人ずつか?」
 
KP1「今回はな。一人ずつ、同じ日に起きたことを描写していくぞ。
  ……天原が退院してから数日後のこと、天原の事務所に一人の女性がやってくる」
 
PL1「依頼人か?」
 
KP1「依頼人だな。
  その女性は、今までにも何度か天原に依頼をしに来たことがある人物で、天原の顔を
  見ても特に気にする風でもない。慣れているからな」
 
PL1「慣れるほど依頼に来ているのか。どんな依頼をしにきているんだ?」
 
KP1「だいたい、ペットの猫の行方調査だな。あと、たまにペットの犬の行方調査だ。
  ……さて。今回もその例に洩れなかったようで、やや申し訳なさそうな表情を浮かべ
  ながらも女性は依頼内容を口にする。
  「……ペットのみぃちゃんがまた行方知れずになってしまいまして。探していただけ
   ませんか? 依頼料はいつもの金額をお支払いしますから」」
 
PL1「……まぁ、退院後のリハビリには丁度良い、と考えておくか。
  「構わないが、何か手掛かりはあるのか?」」
 
KP1「その言葉に、女性は犬の写真を1枚、天原に差し出すな。
  「いなくなる前のみぃちゃんです。それと、今回は散歩中にはぐれてしまったん
   ですけれど……その、はぐれた場所っていうのが、墓地の近くで」」
 
PL1「墓地?」
 
KP1「この街にはやや大き目の墓地があることになっていてな、そこだ」
 
PL1「ふむ。なら、その辺りを探しに行けばいいか。写真をもらうことは?」
 
KP1「可能だ。依頼は受けるんだな?」
 
PL1「受ける。この段階で断る理由もないだろうしな」
 
KP1「了解した。では、女性は礼を言って事務所を後にするだろうな。
  ……さて、次は黒羽の番だな」
 
PL2「あ、結構導入って短め?」
 
KP1「人数が多いからな。
  黒羽は1週間程度前から病院に顔を出していることにしようか。基本的に、簡単な
  仕事を任されている状態、だろうな」
 
PL2「まぁ、『震え』の不定発症中だし、繊細なことは無理そうだしなー」
 
KP1「そんな折のこと、終業後、病院の先輩医師が黒羽に声を掛けてくるぞ。この先輩医師
  は、何かと黒羽を気にかけてくれている、一言でいうと『良い先輩』というやつだ。
  「……黒羽、今日は平気か? 何か辛いとか思うことあったら言えよ?」」
 
PL2「「今日は大丈夫です」」
 
KP1「「本当だろうな? ……あ、そうだ」
  と言って、先輩医師は黒羽に『紹介状』と書かれた白い封筒を差し出してくるな」
 
PL2「受け取ってみるか。
  「……先輩、これは?」」
 
KP1「「実はさ、俺、『白蛇の家』っていう宗教団体に入ってるんだけど、その紹介状」」
 
PL2「「……え? 突然なんでそーいうの渡してきてるんですか?」」
 
KP1「「いやさー、結構前から、お前なら誘っても良いかなって思っててたんだよ」」
 
PL2「「宗教とか興味ないですよ?」」
 
KP1「「そんなこと言わずに、一回来てみてくれって。見学ってことで良いからさ。
   ……な? 先輩の顔立てると思ってさ。今度後輩連れてくって、信者仲間にも
   言っちゃっててさ……頼まれてくんないか?」」
 
PL2「……そう言われると断りづらいな。
  「……考えときます」って答えようか」
 
KP1「なら、先輩医師はぱぁと顔を輝かせて、「じゃあ、木曜日に封筒裏に書いてある住所
  まで来てくれよなー!」と言ってから、「よろしくなー!」手を振りながら離れて
  いく。黒羽が封筒の裏を見れば、そこには住所が記されているだろう」
 
PL2「……宗教ってなんか嫌な予感しかしないよなー」
 
KP1「続いて竜崎の番だな。
  竜崎は……というか、不定の狂気を発症している探索者たちは現在、通院して治療を
  受けている。その日時はまちまちで、診察の時間が近しいこともあれば、全く異なる
  日に診察を受けることもある。前者であれば、待合室で出くわすこともあるだろうし、
  会えば話すこともあるだろう。
  だが、この日の竜崎の診察日時は後者の方で、一人、待合室で予約の時間が来るのを
  待っているとしようか。待合室には数名の患者らしき人物がおり、雑誌が数冊と、
  ニュースの映っているテレビがあるな」
 
PL3「分かった。……特に何もせずに待っているか」
 
KP1「では、特に雑誌に目を通したりもせずに座っていると。
  ……そんな竜崎の耳に、待合室にいる他の患者の話し声が聞こえてくる。
  「……知ってる? 地下鉄の構内にね、化け物がいるんだって」
  「知ってる知ってる。結構昔から言われてるよね、それ」
  「けど、最近、急に目撃数が増えてるっていう話だよ。墓地で見た、って人もいるって」
  「え、嘘。こないだ墓地に行ったけど、影も形もなかったよ?」
  「行ったのって日が高いころじゃないの? 夕方とか夜じゃないと出てこないって」
  「へー」」
 
PL3「地下鉄と墓地に化け物がいるのか」
 
PL1「……みぃちゃんとやらがいなくなったのは墓地周辺だったな」
 
PL3「関係があるのか?」
 
PL1「それはこれから調べる。が……どうなることか」
 
KP1「……噂話に花を咲かせる患者二人の会話に耳を傾けている内に時間が経過する。
  予約の時間となり、竜崎は診察を受けるべく席を立つわけだが、待合室を出る直前
  に、テレビから『地下鉄の○○駅付近で行方不明者が多数……』との言葉が聞こえて
  くるだろう」
 
PL3「行方不明か」
 
KP1「行方不明だな。竜崎の知り合いはまだ行方不明になっていないから安心しろ」
 
PL3「……そのうちなるのか?」
 
KP1「さて、どうなるかな。
  続いて津木の番だな。津木は、出版社の方に顔を出している。二週間前の事件から
  現在までで、どのぐらい心身が回復したのか、今後のスケジュールはどうするのか
  ……まぁ、色々と詰めることもあるだろうしな。
  とはいえ、延々と話し合っているのも疲れるだろう。現在は、軽い休憩を挟んで
  いるところだ。話し合いの相手である担当者は席を立っており、席に残っているのは
  津木だけだな。
  ……そこに、出版社社長がやってくる。
  「やぁ、津木君。調子はどうかね」」
 
PL4「出版社の社長か……」
 
KP1「ちなみに、津木が覚えている限りだと、出版社社長から声を掛けてきたことは無い。
  そもそも、作家の体調を気にして声を掛けてくるような相手ではないと知っている
  な。基本的にその辺りは担当者に任せている、という感じだ。
  とはいえ、二週間前の件が件だから、声を掛けてきても不思議ではないだろうがな。
  大事件だったから、無視するのも難しいだろう」
 
PL4「……まぁ、何にせよ、気遣われたわけだからな。返答はするべきだろう。
  「順調に回復しているようです。ご迷惑をおかけしますが……」」
 
KP1「「いやなに、こればかりは仕方がないさ。気にせずまずは調子を取り戻してくれ
   たまえ。……その助けになればいいと思ってね、これを君に渡しておきたいんだ」
  と、白い封筒を渡してくるぞ」
 
PL4「受け取って封筒を確認する」
 
KP1「『紹介状』と書かれているな。裏にはどこかの住所が記されている」
 
PL4「……こちらもか」
 
KP1「「『白蛇の家』という宗教団体の紹介状だ。無理強いはしないが、良ければ来てみて
   くれないか。いきがみさまなら、君を正しく導いてくれることだろう」」
 
PL4「「いきがみさま、ですか。その『白蛇の家』のトップのようなものですか?」」
 
KP1「「あぁ。あれほど素晴らしい方はいないよ。それに、『甘露』のこともある。あれを
   飲めば、きっと君も元気を取り戻せるだろう。
   ……木曜日、その封筒に記してある住所まで来てくれ。楽しみにしているよ」
  そう言い残し、彼は去って行く」
 
PL4「どうしたものか……」
 
KP1「続いて井砂の番だな。……高校の昼休み。火谷が少し席を外している時の事と
  しようか。井砂は坂原に声を掛けられるぞ
  「……なぁ、少し良いか?」」
 
PL5「「どうかした?」」
 
KP1「「お前さ、『白蛇の家』って知ってる?」」
 
PL5「わー、こっちもかー……。
  「いや、知らないけど、何? 家、ってことは建物?」」
 
KP1「「何かの宗教団体らしいんだけど、そこからの勧誘が最近凄くてさ、もう勘弁、って
   いうかなんていうか。そういう怪しい団体とは絶対関わりたくないからさ」」
 
PL5「「絶対にろくなことにならないもんね……」」
 
KP1「「お前もそう思うだろ? けどさ、両親はそうは思わないみたいでさ。……紹介状?
   ってやつ持ってきたのが、音楽界でも滅茶苦茶大御所だったせいもあるんだろう
   けど。その人が言うには、有名人が結構ハマってるらしいから、その人たちと
   繋がりができたらって、ちょっと乗り気っぽいんだよ」」
 
PL5「「それは……大変だね」」
 
KP1「「だろ? ……あー、穏便に断る方法は無いもんかなー」
  と言いつつ、坂原は自分の席に戻っていくな」
 
PL5「『白蛇の家』か……何かみんなすごく勧誘されてるなぁ」
 
KP1「続いて火谷の番だな。そうだな、席を外している間のことにしようか」
 
PL6『井砂と坂原が話している間?』
 
KP1「その通りだ。火谷は教室から出て、職員室に着ている。職員室に来た理由は……
  担任が今の様子を聞きたがった、ということで良いだろう。
  というわけで、今、火谷は担任の机の傍にいるとしようか。
  「最近の調子はどうだ?」と担任が問いかけてくるな」
 
PL6『「割と良いと思います」』
 
KP1「「そりゃ良かった。……あー、そういやお前、裏山の噂を知ってるか?」」
 
PL6『「噂? 多分知りませんが」』
 
KP1「「そうか。……この学校には裏山があるが、そこに、地下に通じる洞窟があるって
   な話が男子を中心に広まってるらしくてな。夜中、真偽を確かめに山に入る馬鹿
   が後を絶たないんだよ。止めろっつってんのに……化け物を見たとか騒ぐやつも
   いるし、困ったもんだ」」
 
PL6『「化け物ですか。どんな姿とか分かります?」』
 
KP1「「何だ火谷、そういうのに興味あんのか?」」
 
PL6『「多少ですけど」』
 
KP1「「物好きだな……詳しくは知らないが、何だったかな……牙があるとか、爪が長い
   とか、そんな感じだったか?
   ……あ、興味があるからって入ったりすんなよ。危ないからな!」」
 
PL6『「分かりました」』
 
KP1「「よろしく頼むぞ? ……時間取らせて悪かったな、戻って良いぞ」」
 
PL6『「はい、失礼します」
  ……で、終わり?』
 
KP1「火谷の番は終わりだな。
  さて、この後だが……黒羽、津木、火谷の三人は、この日、七時ごろに病院に行く
  ことになっている。三人の治療の時間が被っているわけだな。
  というわけで六時現在、三人は地下鉄に乗って、病院に向かっている。会社員の帰宅
  時刻に被るからな、すし詰め状態ではないものの、三人の乗っている車両には他の
  乗客が結構いる」
 
PL6『三人一緒なんだ?』
 
KP1「そういうことにしているが。別が良いなら変えようか?」
 
PL6『いや、一緒が良い。化け物出るらしいし。火谷は知らないけど』
 
PL2「……これって強制巻き込まれルート?」
 
PL4「そんな気しかしないが、まだ決まったわけでもないからな」
 
PL5「うーん……けどやっぱり、みんな一緒に居たいよね。備えたい」
 
PL1「天原も同じ地下鉄に乗っているというのは?」
 
KP1「納得できる理由があれば許可する。付き添い、は無しにしておこうか」
 
PL3「……昼間病院に行った時に忘れ物をしたから取りに行く、というのはありか?」
 
KP1「ありだな。竜崎は乗っても良いぞ」
 
PL5「井砂は、そうだな……病院付近に剣道用品を売っている店があって、火谷が病院に
  行くっていうから、どうせだし一緒に行こうとついていくっていうのは? ちょっと
  付き添い感あるけれど」
 
KP1「いや、それなら大丈夫としようか」
 
PL1「……ペット探しの依頼が夕方にあったこととして、墓地へ向かうために地下鉄に
  乗ったということにしたい。病院と墓地の間に距離はあるが、天原の事務所から
  見るとある方向は同じ、ということでどうだ? 日が落ちて暗いのは承知しているが、
  軽く探るぐらいならどうにかなるだろうということで」
 
KP1「……まぁ、良いとしよう。
  ……では、六人全員同じ地下鉄に乗っているということになるか。
  電車を待つ間にホームで合流していそうだから、全員同じ車両に乗っている、という
  ことで合流していていいぞ。情報交換もしていて良いが、どうする?」
 
PL5「あ、じゃあ、坂原君の事話しておきたいな。
  「今日、坂原君から『白蛇の家』っていうところに勧誘されてて困ってる、って話を
   聞いたんですけど、誰か詳しく知りませんか?」」
 
PL2「「詳しくは知んないけど、俺も先輩に誘われたな。木曜日、是非ともおいでって」」
 
PL4「「……黒羽もか? こちらは出版社の社長からだったが、同じことがあったぞ」」
 
PL1「「おい、『白蛇の家』とは何だ?」」
 
PL2「「宗教だってさ。それ以上は悪いけど知らない」」
 
PL4「「こちらは、『いきがみさま』が上位の人物で、『甘露』という飲み物が出る
   らしい、ということぐらいしか聞いていないな」」
 
PL5「「そこに、有名人が結構参加しているらしい、という情報も追加しておいてください」」
 
PL1「「……帰ったら少し調べてみるか。竜崎、火谷、お前たちは何か知らないのか?」」
 
PL6『「すみませんけど、全然知りません」』
 
PL3「「同じく。ここで初めて知った」」
 
PL4「「何にせよ、あまり深く関わらないようにすべきだろうが……誘いはどうするべきか」」
 
PL2「「ちょっと考えないとなー……」」
 
PL6『「……そういえば、その宗教団体とは関係ないけど、学校の裏山に化け物の出る
   洞窟があるって聞きました。爪とか牙とか生えてるらしいです」』
 
PL2「「学校の裏山って……お前ら気をつけろよ?」」
 
PL3「「……あぁ、化け物と言えば、地下鉄と墓地でも出てくるらしいな。墓地については
   夕方や夜でないと出てこないらしいが」」
 
PL4「「……その話はもっと早くするべきだったんじゃないか?」」
 
PL3「「早く?」」
 
PL1「「例えば、地下鉄に乗り込む前だな」」
 
KP1「……さて、六人がある程度情報を交換したところで、不意に「車両点検のため緊急停車
  します」というアナウンスと共に、電車が停止する。全員<目星>を振ってくれ」
 
 天原 目星 84/49 → 成功
 黒羽 目星 72/84 → 失敗
 竜崎 目星 49/82 → 失敗
 津木 目星 31/27 → 成功
 井砂 目星 55/50 → 成功
 火谷 目星 37/93 → 失敗
 
PL6『ちょっと危なかった』
 
KP1「では、成功した天原、津木、井砂は、進行方向右側の窓の外に奇妙なものを見つける。
  もぞもぞと蠢く人影のような何かを、真っ暗な地下鉄構内に一瞬見たのだ。何かと
  思い目を凝らせば、それが人間の様で人間でない、猫背で手足の長い、赤く開く眼を
  持った土気色の獣じみた化け物であることが分かるだろう。
  ……さて、地下鉄の化け物を見た三人はsanチェックだ。0/1d3だな」
 
PL5「失敗した方が正解か……」
 
KP1「さて、それはどうだろうな」
 
PL4「……?」
 
 天原 sanチェック 68/88 → 失敗
 1d3 → 1
 san値 68 → 67
 
 津木 sanチェック 42/81 → 失敗
 1d3 → 1
 san値 42 → 41
 
 井砂 sanチェック 99/29 → 成功
 
KP1「ちなみに<目星>に成功した探索者は<クトゥルフ神話>を振れるが」
 
PL1「振る」
 
PL4「同じくだ」
 
 天原 クトゥルフ神話 14/ 1 → 成功(クリティカル)
 津木 クトゥルフ神話  7/60 → 失敗
 
PL1「……おい、1クリが出たんだが」
 
PL2「……幸先いい感じ?」
 
KP1「1か……なら、一目見ただけで何となく色々完璧に察せてしまったんだろうな。
  ……天原はふと、『化け物が墓地にも出る』という情報を思い出す。そして、その
  化け物は今見ている化け物と同様のものなのではないか、と思い至るだろう。
  そして、それは、屍肉を食らう者なのではないか、と直感するだろう」
 
PL1「だから墓地に出るのか……?」
 
KP1「1クリだからな……もう少し情報を渡すか。
  何となく彼らには火器と飛び道具によるダメージは半分ぐらいしか通じないんじゃ
  ないかと天原は感じる。あと、粉も通じない気がした」
 
PL4「……戦闘が発生したら津木は戦力外だな」
 
PL3「粉以外にも投げるものはあるだろう」
 
KP1「さて……三人が化け物を目撃した直後、列車後方からタタタタッ、という音が聞こえ
  てくるぞ。……ただ、探索者たちには何の音だかわからない。が、<目星>を再度振って
  もらおうか」
 
 天原 目星 84/ 6 → 成功
 黒羽 目星 72/27 → 成功
 竜崎 目星 49/ 5 → 成功(クリティカル)
 津木 目星 31/ 9 → 成功
 井砂 目星 55/48 → 成功
 火谷 目星 37/28 → 成功
 
PL2「おぉ、全員成功じゃん」
 
PL5「今度は竜崎がクリティカルだね」
 
PL6『ファンブルはいつ来るかな』
 
PL4「縁起でもないことを言うな……」
 
KP1「では全員、暗闇の奥、音のした方に火花のようなものをいくつも見る。クリティカル
  だった竜崎は、その明かりによって、銃口を目撃できただろうな」
 
PL5「……ちょっと待って、銃口? 音は銃声で火花は射撃の時に出てくるやつ? え、
  また重火器出てくるの?」
 
PL2「ここどこだっけ……」
 
PL6『日本的なところだと思うけど』
 
PL1「銃刀法はひとまず置いておけ。その銃は何を狙っているんだ? 化け物か?」
 
KP1「それについては、天原、津木、井砂が再度<目星>に成功すればわかるかもしれないな」
 
PL4「……振るか」
 
 天原 目星 84/54 → 成功
 津木 目星 31/30 → 成功
 井砂 目星 55/34 → 成功
 
KP1「今回はなかなか出目が良いな。
  では、<目星>に成功した三人は、先ほど目撃した化け物が銃声……もう銃声と言うぞ。
  その音と共に倒れ伏したのを見ることになるだろうな」
 
PL4「化け物を撃った、というわけか」
 
PL5「……銃の持ち主は化け物の敵? じゃあ、敵じゃないのかな」
 
PL1「……火器のダメージは半分、だったな? 何人かで銃を撃ち、手数で押した、という
  ことか? あるいは既に弱っていたか、か」
 
KP1「しばらくして、倒れ伏している化け物の所に、銃器を持ち軍服を着こんだ四名の
  屈強な男性が駆け寄ってくる。その内二人は化け物の死体をどこかへと引き摺って
  行き、二人は電車の運転席の方へ向かっていく」
 
PL2「……どうする? 絶対一般人じゃないんだけど」
 
PL5「様子見かな……」
 
PL4「下手に動いて挑発するのも良くはないだろうからな」
 
PL6『そういえば、この車両の人たち大丈夫?』
 
KP1「そうだな、何人かは化け物を見ているし、男性の銃器も見えているから、軽いパニック
  に陥っている者もいるだろう。ただ、それはあくまで少数だ。殆どの乗客は外の様子
  を見ておらず、いつまで電車が止まっているのかとざわついている状態だ」
 
PL1「平和なことだな」
 
KP1「……それからしばらくして、「点検終了。発射します」というアナウンスと共に
  電車が動き出す。その後は特に何が起こるわけでもなく、無事に目的の駅まで到着
  することだろうな。この後は各々、自分の目的地に向かうだろう」
 
PL1「……KP、天原の目的地を変更する」
 
KP1「構わないが、どうした?」
 
PL1「夜に墓地に一人で突撃はまずい気がする。化け物が出るんだろう?」
 
PL2「一人だとピンチになったら成す術無さそうだよなぁ、天原」
 
PL1「探索メインで作ったしな。明るい頃に探索するとするか」
 
KP1「行先変更の理由は分かったが、どこに行くことにするんだ?」
 
PL1「……井砂と行くか。このままだと一人になるだろう」
 
PL5「竜崎はどうするの? 忘れ物取りに行くだけだよね」
 
PL3「病院で待機して三人と行動しようかと思うが」
 
PL6『それで良いんじゃないかな』
 
KP1「では、天原と井砂は剣道用品の店に向かったと。……常連か?」
 
PL5「んー、っと、いや、評判を聞いてちょっと行ってみたかった、って感じ。だから
  初見だね」
 
KP1「店の感じはこちらで決めても良いのか?」
 
PL5「あ、うん。お願い」
 
KP1「ふむ……では、そうだな。二人はやや古めの木造二階建ての建物の前に辿り着く。
  入口は開かれており、入口の傍には木製の『久仁剣道品店』と看板がかかっている。
  入るか?」
 
PL5「な、なんか凄く想像と違うお店だな……」
 
PL1「もっと近代的な雰囲気を考えていたんだが。……入るのか?」
 
PL5「まぁ、目的地だし……」
 
KP1「では二人は店内に入ったと。
  店内には、竹刀や木刀、防具、道着……剣道にかかわりのありそうな品がずらりと並べ
  られている。店内奥には気難しそうな老人がおり、その後ろの壁には日本刀が数本
  飾られている」
 
PL5「わ、本物があるんだ」
 
PL1「盗るか?」
 
PL5「それはちょっと……」
 
PL1「だろうな。言ってみただけだ」
 
KP1「ここで二人には<幸運>でも振ってもらおうか」
 
PL5「<幸運>?」
 
 天原 幸運 55/17 → 成功
 井砂 幸運 75/ 9 → 成功
 
KP1「成功か。なら、二人とも<剣道>で振ってくれ」
 
PL1「初期値なんだが……」
 
 天原 剣道 15/67 → 失敗
 井砂 剣道 70/95 → 失敗
 
PL5「わ、失敗した」
 
KP1「二人とも失敗か。なら、店主は二人をちらりと見た後、視線を逸らす」
 
PL1「成功していたら何かあったのか?」
 
PL5「そんな感じだね……とりあえず普通に店内見て回るよ」
 
PL1「ついていこうか」
 
KP1「何か買うのか?」
 
PL5「新しい予備の竹刀……と、木刀、を一本ずつかな? ある?」
 
PL1「……木刀で敵をしばき倒すつもりか?」
 
PL5「しばき倒すって……ケースバイケースで使い分けられたらなぁ、って思っただけだよ」
 
KP1「二つともあるとするが、他は無いか?」
 
PL5「今は無いかな」
 
KP1「では、井砂は何事もなく竹刀と木刀を購入したな。いつものケースに二本とも
  入れるのか?」
 
PL5「木刀はそうだけど、竹刀はまだ入れないかな。予備だし」
 
KP1「天原は買うものはないな?」
 
PL1「無いな」

KP1「では、こちらはこれで終わろうか。続いて、病院の方に移ろう。
  病院に到着し、待合室に入った黒羽、竜崎、津木、火谷は、待合室が大変混雑して
  いることに直ぐに気付けるだろう。席はすべて埋まっており、入口から室内を
  ぐるりと見渡せば、頭を抱えて震える少年や、急に奇声を発する少女など、尋常で
  ない空気を纏う子供たちの姿を目にすることになるだろうな」
 
PL4「……子供限定か?」
 
KP1「限定だな。数はざっと20人程度。そんな子供たちに付き添いどうにか落ち着かせ
  ようとしている大人も三名ほどいるが、あまり効果はなさそうで、誰もが疲れた顔を
  しているな。
  さて、この光景を見ていた火谷は気付く。疲れた様子の大人の一人が、見覚えのある
  人物であることに」
 
PL6『誰?』
 
KP1「担任だ。……続けて火谷のみ<アイディア>を振ってくれ」
 
 火谷 アイディア 75/56 → 成功
 
PL6『成功したけど』
 
KP1「なら、待合室にいる20人程度の少年少女が、井砂と火谷、坂原のクラスの隣の
  クラスの生徒であることに思い至るな。また、大人三人の内、担任以外の二人に
  ついてだが、隣のクラスの担任と、その隣のクラスの担任であることに気付く」
 
PL6『裏山探索隊?』
 
KP1「そうだな、火谷ならそこまで考え付くことは可能だろう。
  ……さて、待合室入口辺りにいる探索者たちに気付いたらしく、病院の看護師が
  四人の方に寄って行くな。ちなみに、この看護師は割と良く患者と話すタイプで、
  探索者たちとも何回も世間話をしている仲だ。顔見知り、と言ったところか」
 
PL4「何があったのか、一応訊くか
  「すみません、これはいったい……?」」
 
KP1「「それがね、まだ話を聞けてないんですよ。この子たちが来たのはついさっき
   でしてね……すみませんけど、津木さんたちの診察、少し待ってもらえますか?
   ここが落ち着くまで無理だと思いますし……」」
 
PL4「「いえ、この状態で無理にとは言いませんよ。また後日でも構いません」」
 
KP1「「それも悪いですね。……本当にちょっと待ってくださいね、先生に
   様子を聞いてきますから」」
 
PL2「「……お手伝いしましょうか? 少しなら落ち着かせられるかもしれませんけど」」
 
KP1「「あぁ、そういえば黒羽さんはお医者さまでしたっけ。えぇ、すみません、でしたら、
   あの子たちの話を聞いてやってください。……あれ、竜崎さん? お昼も来てません
   でしたっけ?」」
 
PL3「「忘れ物を取りに来た。……家の鍵が落ちてなかったか?」」
 
KP1「「鍵……あぁ、はいはい、ありましたね確か。じゃあ、先生の所に行って、戻って
   来るときに鍵も持ってきますよ」
  という感じで、看護師は奥に戻って行ったな」
 
PL2「じゃー、まぁ、お手伝いしようか。一番近くにいる子に<精神分析>する」
 
 黒羽 精神分析 90/11 → 成功
 
PL2「よっし成功」
 
KP1「では……少年にしようか。小柄な少年は落ち着きを取り戻したようだ。ずっと続いて
  いた体の震えが、少しずつ落ち着いていく」
 
PL2「「大丈夫?」」
 
KP1「「え、えぇ。えっと……あの、貴方は?」」
 
PL2「「偶然ここにいた医者だよ。落ち着いたか?」」
 
KP1「「え、えぇ。……あれ、お前、隣のクラスの火谷?」
  と、少年は火谷の姿に気付いたようだな。驚いたように何度か瞬きをする」
 
PL6『「確かに火谷だけど。何で名前知ってるの?」』
 
KP1「「お前、最近坂原とよく一緒にいるだろ。で、坂原は有名人だろ。
   だから、坂原の傍にいるあいつ誰? 火谷だよ。……みたいな流れができてんの。
   えっと、井砂ってやつもそんな感じ」」
 
PL6『「図らずも有名人になってた……?」』
 
PL4「「その様だな」」
 
PL2「「えっと……あのさ、お前らに何があったか、話してくれる?」」
 
KP1「「あ、あぁ。……そのな、俺たち、学校の裏山の洞窟を見に行ったんだよ。化け物
   が出るっていう噂がある洞窟でさ、真偽を確かめてみようぜ、って、クラスの
   やつら全員で。そしたらさ……いたんだよ、本当に。……ただ」」
 
PL6『「ただ?」』
 
KP1「「……三種類いて。二種類は人型なんだけど、片方は爪とか牙が凄い奴で、もう
   片方は……蛇? みたいな感じだった。もう一種類が、何かスライムみたいな
   やつでさ……あれが一番怖かった」」
 
PL4「……三種類の化け物か。san値が非常に心配になってくる展開だな」
 
PL6『狂気引いたら不定がぶり返すことになるし、本当に心配』
 
PL2「……いや、っていうかさ、蛇の化け物とかいんの? 黒羽と津木と坂原君が勧誘
  されてんの『白蛇の家』だよな?」
 
PL1「関係ない、とは……言えないだろうな」
 
KP1「さて、ここで、看護師が戻ってくるぞ。落ち着きを取り戻している少年を見て
  驚きつつもホッとした表情を浮かべた後、津木の方を見る。
  「……すみませんけど、今日は無理みたいですね。また後日、できるだけ早く再予約
   取らせてもらいますから。黒羽さんも、火谷君も、ごめんなさいね。
   あ、それから竜崎さん、鍵はこれで良いですか?」
  と、看護師は竜崎に鍵を渡してくる。……竜崎の家の鍵だな」
 
PL3「「これで合っている。すまんな」」
 
KP1「「いえいえ。じゃあ、私はこれで」とだけ言い残し、看護師は慌ただしく戻っていく」
 
PL2「忙しそうだもんなー。ま、仕方ないだろ」
 
PL4「担任に話を聞かなくていいのか?」
 
PL6『止めとこうかと。隣のクラスの男子から話聞けたし』
 
PL2「しっかし……何か色々ありすぎだよな。化け物ハンター(銃刀法違反)とか、
  洞窟の中の化け物(三種類)とか。宗教の勧誘まであるし」
 
PL4「平穏に暮らしたいものだがな……」
 
PL3「この後は天原と井砂と合流するのか?」
 
PL1「できれば合流して、今の話を流してほしいとは思うが」
 
PL5「同じく。神話生物が三種類いるのは流石に知っておきたい」
 
PL2「黒羽はもうちょっと手伝っていきたいんだけど。一人見て終わり、っていうのもな」
 
PL6『それなら、二手に分かれる? 病院に残る組と、合流しに行く組で』
 
PL4「一人になるのはまずいだろうから、それで良いだろう。津木が黒羽と残ろうか」
 
PL3「竜崎は火谷と共に、天原と井砂と合流すればいいのか」
 
PL6『そうそう。
  じゃあ、病院から出たところで、今から帰るけど一緒に帰る? って井砂にメールで
  連絡を入れる』
 
PL5「それに、一緒に帰るから病院前で待っててね、って返して……交通手段はどうする? 
  あんなことがあったから、また地下鉄を使うのは遠慮したいよね」
 
PL4「まだ時間帯的にバスとか電車とかありそうだから、そちらで良いと思うが」
 
PL3「いざとなれば徒歩でも帰れるだろう」
 
PL6『それは本当にいざって時の手段な気がする』
 
PL4「KP、バスと電車だとどちらが病院から近い?」
 
KP1「バスだろうな」
 
PL5「なら、病院前で待ち合わせて、バスで帰ろっか」
 
PL1「……それでいいか」
 
KP1「では、天原、竜崎、井砂、火谷の四名はバスで帰宅したと」
 
PL6『バスの中で、病院で少年から聞いた話を天原と井砂に伝えとく』
 
KP1「なら、その情報は二人に無事伝わったな。
  ……この後は、四人は特に何事もなく帰宅することができるだろうな」
 
PL6『流石にこれ以上の追い打ちは無いと』
 
PL5「そんな感じかな……?」
 
KP1「病院に残った黒羽と津木だが……そうだな。<幸運>を-30で振ってくれ」
 
PL4「……<幸運>は35だから、30引くと5になるんだが」
 
PL2「あー……うん、頑張れ」
 
 黒羽 幸運 35/85 → 失敗
 津木 幸運  5/31 → 失敗
 
PL2「普通に失敗かー」
 
PL4「補正が無ければ成功だったか……」
 
KP1「失敗なら特に何もないな。病院に残った二人は、その後しばらく手伝いをして、
  どうにか落ち着いたという頃に一緒に帰ったことだろう。
  ……では、翌日まで時間を進めるぞ。木曜日の集会の話もあることだし、この日の
  曜日も決めておくか……よし、火曜日としようか」
 
PL4「木曜日までに『白蛇の家』について調べておくか。KP。この日は津木は自由か?」
 
KP1「そうだな。特に社から呼び出されている、ということもないだろう。竜崎も同様で、
  天原も依頼の扱い次第によっては日中の時間は空くだろう。
  ただし、黒羽は仕事が、井砂と火谷は学校があるため、日中は自由には動けないな。
  朝、出かける前の情報収集は可能とするが。……さて、何か調べたいことはあるか?
  手段と調査内容を順に言ってくれ」
 
PL1「墓地に化け物が出る、という噂についてパソコンで調べる」
 
PL2「『白蛇の家』について調べたい。こっちもパソコンかな」
 
PL3「地下鉄に乗っていた時に遭遇した武装集団についてだ。同じくパソコンで調べる」
 
PL4「津木は黒羽と同じだろうな。『白蛇の家』についてパソコンで調べる」
 
PL5「うーん……裏山の洞窟についてかな。使用するのはパソコンだね」
 
PL6『井砂と同じ』
 
KP1「……ふむ。では、全員<図書館>で振ってもらおうか」
 
 天原 図書館 25/70 → 失敗
 黒羽 図書館 28/ 5 → 成功(クリティカル)
 竜崎 図書館 28/75 → 失敗
 津木 図書館 80/25 → 成功
 井砂 図書館 60/84 → 失敗
 火谷 図書館 29/86 → 失敗
 
PL2「うわっ、何か本当クリティカル多いな……後が怖いなこれ」
 
PL4「成功は黒羽と津木、だが……二人とも『白蛇の家』について調べているから、
  それ以外の情報が出てこないな」
 
PL1「そこは出目のせいだ、諦めるしかないだろう」
 
PL5「それで、情報は?」
 
KP1「成功情報から開示するぞ。
  まず、『白蛇の家』というのは、探索者たちの住む地域にある神道系の新興宗教団体
  だ。信者の大半が財政界・一部の大物芸能人であるようだな。あまり熱心に勧誘活動
  は行われていないようだ。
  教祖は『いきがみさま』という女性で、見た目は30歳ほどの美しい女性だが、実際は
  随分と高齢であると言われている。そして、大変な知識と経験、類稀なる奇跡の力
  を振るうことができるとされている。
  教祖は若い頃に『白蛇さま』という神性が憑依するという神秘体験をしたことにより、
  その後全国の山で修業を積み、五年ほど前にこの宗教団体を立ち上げたという触れ込みだ。
  入信者は週に一度、木曜日の夜に開かれる定例会に必ず集合する義務がある。この
  時に、教祖による講和があり、その後になんらかの宗教儀式があるらしい」
 
PL4「……『いきがみさま』の情報は一応出たか。『甘露』は出ないのか?」
 
KP1「出てこないな。……引き続いてクリティカル情報か。
  黒羽はさらに調べていくうちに、「『白蛇の家』に入信した人物が、突然、それ以前
  ではとてもするとは考えられない行動を取りだすことがある」という情報を入手する。
  それはどうやら、宗教にはまって思考が変わった、という説明ではとても納得できない
  ほどの変貌ぶりであるようだな。実際、「まるで別の誰かの意思によって動かされて
  いるかのようだ」とまで言われている」
 
PL2「……んー、これは、『白蛇の家』に行くことになったらまずアウト、って感じ?」
 
PL4「ロクでもない結果になりそうだとは思うがな……適当に理由をでっちあげて、
  参加しないようにするしかないか?」
 
KP1「さて……日中の行動に移ろうか。自由に動けるのは天原、竜崎、津木の三名だが、
  何かしたいことはあるか?」
 
PL1「ペット探しだな。一人で墓地まで行くぞ。明るいうちは大丈夫らしいからな」
 
PL4「津木は……そうだな、井砂と火谷の学校裏の山についてパソコンで調べてみようか。
  前日の夜の事もあるからな、気にはしているはずだ」
 
PL3「なら、竜崎は地下鉄に乗っていた時に遭遇した武装集団について引き続きパソコンで
  調べることにする」
 
KP1「なら、天原を一番後回しにするとして……竜崎から、いや、竜崎と津木を同時に
  処理するか」
 
PL3「また<図書館>か?」
 
KP1「また<図書館>だな」
 
 竜崎 図書館 28/36 → 失敗
 津木 図書館 80/ 6 → 成功
 
PL4「……今回は出目が随分と低いな?」
 
KP1「津木だけ成功か。学校の裏山についてだったな。なら……。
  ……井砂と火谷の通う高校の裏山には、いくつかの洞窟がある、という情報を津木は
  得る。今回問題となっているのは、中腹にある出入り口の小さな洞窟で、ここは
  地下にある秘密の通路に通じている、と随分と昔から噂されているようだ。
  最近ではここに牙と爪を持った化け物が出てくる、という噂が付随したようだな。
  それを確かめに行った高校生たちがどうなったかは……津木たちは見たから分かる
  だろう」
 
PL4「……だいたい知っている情報だな。他は?」
 
KP1「地下通路だが、墓地に繋がっているんではないか、という噂もあるようだな」
 
PL1「墓地と裏山を行き来できる可能性がある、というわけか。
  KP、ペット捜索はまだ駄目か?」
 
KP1「<目星>に-30の補正付きで判定してくれ」
 
 天原 目星 54/23 → 成功
 
KP1「成功か。なら、墓地の内部、墓と墓の間に、見覚えのある首輪の残骸がひっそりと
  置かれているのを発見するだろう。
  ……依頼主からもらった写真に写る犬の、首元についていたの物と同じものだな」
 
PL1「手がかりだからな、一応拾うか。しかし……置かれていたのか? 落ちていた、
  ではなく?」
 
KP1「天原はそう感じただろうな」
 
PL1「ふむ……もう少し何か探してみるか」
 

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