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⑧物置整理・前編

オリジナル。試しに、骨組みだけ考えてやってみました、みたいな。
今回は、前回の後日談みたいな感じです。顔合わせも兼ねてる。

今回のキャスト
KP1:トールギスⅢ
PL1:ウイング PL2:デスサイズ PL3:ナタク PL4:エピオン
PL5:サンドロック PL6:ヘビーアームズ





今回のキャラシート 


PL5「今更だけど……みんな、結構STR低いよね」
 
PL2「なー。井砂はまだマシな方だし、天原は最高値一歩手前だけどさ」
 
PL4「他がな……」
 
PL1「確かにSTRも問題だろうが、DEXも気にすべきだと思うぞ」
 
PL6『大人組が総じて遅い』
 
PL2「こないだはそれが大惨事生んだって言っても、あまり間違ってない気がする」
 
PL5「竜崎のDEXがもっと高かったら、先制攻撃できただろうからね……」
 
PL6『それだけで「何とかなる度」は随分と変わっていた気はする』
 
PL3「あれでも何とかなっただろう」
 
PL5「最終的にはね、最終的にはどうにかなってるけどね!?」
 
PL2「大惨事だっただろあれはっ!」
 
PL6『何とかなったで済むものじゃない』
 
 
---------------------
 
 
KP1「さて、今回のセッションを行おうか。前回の話から二か月後……つまり、火谷が
  通院を終えた頃の話だな。この頃には、竜崎たちのHPも全快していることだろう。
  導入に入るぞ。まずは井砂と火谷で、場所は高校の教室だ。二人は、坂原に声を
  かけられるな」
 
PL1「坂原?」
 
PL2「井砂と火谷のクラスメイトで、前回の話で滅茶苦茶大変な目にあったやつ。
  黒羽と竜崎と顔を合わせたこともあるな」
 
PL4「その坂原が声をかけてきたということは、前回絡みで何かあるということか?」
 
PL6『その可能性は割とあると思う』
 
PL5「だよね。とりあえず、井砂は坂原君の方を見ようかな。パッと見、どんな感じ?」
 
KP1「気まずげだな。それ以上を知りたければ<心理学>となるが」
 
PL6『いや、それをする前に「どうかした?」と声をかける』
 
KP1「ならば、坂原は言いにくそうな様子ながらも、口を開くだろう。
  「いや、その、お前らに少し頼みたいことがあって……」」
 
PL5「言いにくい頼み事か……厄介事、かな?」
 
PL6『そんな気はする。聞かないことには始まらないけど』
 
PL5「確かにね。じゃあ、井砂は「何かあったの?」って、できるだけ穏やかに尋ねるよ」
 
KP1「では、坂原は首を横に振るな。
  「何かあったってわけじゃなくてだな。その、お前ら、来週の土曜空いてるか?」」
 
PL5「「土曜日に何かあるの?」」
 
KP1「「いや……その日は、家族が全員出かけるからさ……いい機会だし、物置をな、
   片付けようと思って。……できれば、手伝って欲しい」」
 
PL6『……あー』
 
PL5「それは……うん、言いにくいね。気まずげな顔になるわけだよ、本当」
 
PL4「待て、なんでそうなる?」
 
PL2「ヒント。前回の騒動の中心になったのは坂原君であり、坂原君が自分の家の物置から
  見つけて持ち歩いていた物騒なトランペットでもある」
 
PL3「騒動における重要度としては後者の方が上だったな」
 
PL5「それと、ヒントその二だけれど……彼の家には昔、謎の男性がよく、奇妙な物を
  持ち込んでいた。そして、件のトランペットは、その奇妙な物の一つである可能性
  が示唆されている」
 
PL1「そうか、分かった。物置にまだ物騒な何かが眠っている可能性があるんだな?」
 
PL6『ご名答』
 
PL5「まぁ、可能性だし、実際にあるとは限らないわけだけど……うん、一人で片付け
  ようと思えるほど低確率でもなさそうだしなぁ。誰かが一緒にいてくれないと、
  またあんな嫌な物が出てくるかもって恐怖で、やろうって気も失せそうだ」
 
PL2「家族に言って……ってもんでもないよな。前回の話、言って信じてもらえるとか
  全然思えないし。だから、家族がいない日に片付けようとしてんだろうし」
 
PL6『それで、事情を知っている火谷たちに頼みに来たんだろうね』
 
KP1「……で、返事はどうするんだ?」
 
PL5「当然、参加するよ。……と言いたいところだけど。部活は?」
 
KP1「あぁ、その辺りは休みということにしておこう。気にしなくて良い」
 
PL5「なら、普通に参加かな」
 
PL6『火谷も。通院が終わったなら大丈夫だろうし』
 
KP1「二人の返答を聞くと、坂原はほっとした表情を浮かべるだろうな。それから、二人に
  自分の家の住所を伝えるだろうな。当日は現地集合だ」
 
PL5「迷子とか大丈夫かな……?」
 
PL6『……井砂は、火谷が迎えに行こうか?』
 
PL5「でも、家は近くじゃないよね?」
 
PL6『迷子になられる方が困る』
 
KP1「坂原の家は高校からやや離れた場所だから、高校で一度集まると良いんじゃないか?」
 
PL6『じゃあ、そうしよう』
 
PL5「……よろしく頼むよ」
 
KP1「よし、高校生組はこんなところだろうな。
  次は大人組だが……こちらは、二週間前ぐらいに坂原からメールで連絡が入っている。
  要件は高校生組の方と同じだな。物置の片づけを手伝って欲しい、という内容だ。
  日時も場所も載っているな。
  ……ちなみに、そのメールを二人は、天原の事務所にいる時に受信する。津木も
  そこにいることにしてくれ」
 
PL1「成程な、メールの内容を問い詰めてついて行けというわけか」
 
PL4「いや、黒羽か竜崎が天原と津木を誘って行けということではないか?」
 
PL2「ていうか、全員集まってんだな」
 
PL3「前回の騒動の報告でもしてるんじゃないか?」
 
PL1「まぁ、そうだな。竜崎が死にかける目に遭っていたことだし、問い詰めるのは当然
  だろう。時間が少し経っているのは、仕事やらで全員揃うのが難しかったから、
  ということにでもしておこうか」
 
PL4「では、前回の内容はすべて津木たちも把握している、ということにするのか?」
 
PL2「んー、全部じゃないかもな。ちょっと端折ったりとかしてそう。流石に、竜崎の怪我に
  ついては色々話してると思うけどさ、高校生組のことまで詳しくは話してないんじゃ
  ないかと。いや、そういうやつらがいた、ってことは言ってると思うけど」

PL3「一から十まで説明してはいないだろうな、確かに」

PL1「となると……おおよそは理解しているが、細部は怪しいといったところか」

PL4「ならば『死者を復活させるトランペットを巡って、裏社会の人間と戦闘した』ぐらい、
  か? 津木たちがきちんと把握しているのは」

PL2「もうちょい知ってる気はするけど、まぁ、そんな感じ? ……で、返信どうする?」
 
PL3「竜崎は、行く、と返信する。というかした」
 
PL2「速いな!? ……えーっと、じゃあ、黒羽は、竜崎に「何て返す?」って訊くかな」
 
PL3「「行くと返した」と答えようか」
 
PL2「それ訊いたら驚くだろうなー……「え、もう返したんだ? 速すぎないか!?」」
 
PL3「「空いている日だったからな。行けるなら行った方が良いだろう。お前はどうする」」
 
PL2「「行こうとは思うけど」」
 
PL1「割り込むぞ。「どこかに行くのか?」」
 
PL3「「あぁ。知り合いの家に、物置の片づけを手伝いに行くことになった」」
 
PL2「「そ。このあいだ……まぁ、今話してた件で知り合いになった子の家なんだけど。
   ちょっと危ないアイテムがあるかもしれない物置だからさ、できれば行った方が
   良いだろう、て、な」」
 
PL4「「ふむ、危ないアイテムか。……興味深いな?」」
 
PL2「「あ、いや、顔合わせたことのない大人が来るのもちょっとどうかと思うんだ。
   相手は高校生だし」」
 
PL1「「ならば猶更、大人は多い方が良いんじゃないか? いざという時、動ける大人は
   多い方が良い……危険なんだろう?」」
 
PL2「「……かもしれない、って話だよ」」
 
PL3「「警戒して、し過ぎるということもないだろうがな」」
 
PL2「「そりゃそうだけど……」」
 
PL4「「まぁ、お前が渋ったとしても、竜崎に日時と場所を訊いていくだけだからな」」
 
PL2「「……仕方ないか」
  ……というわけで、その日は休日取って行くって本文に書いて、追伸とかに「手伝い
  二名連れてくから」て追記する」
 
PL1「これで、天原と津木も参加で良いな?」
 
KP1「あぁ、構わない。この後は片付けの日まで時間を進めるが……その前に、粉の作成
  の方を行なうか。片付けの日までだと、二ヶ月と一週間ほどあるが……どうする?」
 
PL2「えっと、今、持ち歩いてるのが二個として……家に77個あるわけだから……で、
  津木が一回分持ってるから一回分渡すとして……予備が76個……あ、いや、高校生組
  と坂原君に渡す分もあっていいから、残りは70個か」
 
PL1「…………随分と増えているな」
 
PL3「前回、KPが二回成功したからな。32個増えた」
 
PL5「その上、粉を使う場面もなかったから」
 
PL4「増えたものがそのまま溜まったということか」
 
PL6『そんな感じ』
 
PL2「……うん。まぁ、全部やっとくか。予備が100超えたら止めるかもぐらいの調子で
  いこう」
 
PL5「となると、二ヶ月と一週間だから……粉チャレンジは18回か。結構多いね」
 
PL6『<薬学>技能も結構上がったし、結果が楽しみ』
 
PL5「前回さらっとクリティカル出してたしね。期待が高まるよね」
 
PL4「その発言はフラグというものではないか?」
 
KP1「……あまりプレッシャーをかけないでもらいたいんだが。
  <薬学>で良いな?」
 
PL2「そーそー。よろしくな」
 
 薬学 26/?? → ??
 
KP1「17回の施行の結果、4回成功だな」
 
PL4「一回ファンブルか」
 
KP1「いや、二回ファンブルだった……」
 
PL1「ということは、一回クリティカルか」
 
PL2「で、4回成功ってことは……64回分増えたんだよな」
 
PL5「となると、予備は134回分、か……」
 
PL6『本当に、もう作らなくても良いんじゃないかな』
 
PL2「100回分、本当に超えたからなー……」
 
PL5「そういえば、物置片付け当日は休みだよね。その日の粉チャレンジはどうする?」
 
PL2「……まぁ、一応やっとくか」
 
KP1「では、あと一回追加か」
 
 薬学 26/?? → ??
 
KP1「……普通の失敗だったな」
 
PL2「まー、そんなもんだろ」
 
PL5「だね」
 
KP1「それなら良いんだが…………よし、では、話を進めようか。まずは持ち物だな」
 
PL1「携帯と家の鍵と財布、粉二回分だな」
 
PL2「携帯、家の鍵、財布、粉九回分、かな。あとは土産のお菓子。ロールケーキとか?」
 
PL3「天原の所持品と同じだな。携帯に鍵に財布に粉二回分だ」
 
PL4「携帯、鍵、財布、粉一回分、手帳、筆記用具、カメラ……は、今回は止めるか」
 
PL5「携帯と鍵、お財布、あとはお饅頭ぐらいかなぁ」
 
PL6『携帯と鍵と財布。饅頭の代金は半分持つから』
 
PL5「あ、うん。ありがとう」
 
KP1「所持品は分かった。さて……。
  探索者六名は全員、坂原の家に到着した。高校生組が先に、その少し後に大人組
  が来たことにしようか。まずは高校生組の方だが、クラスメイトというだけあって、
  顔を見せればあっさりと家に上げてもらえたな。
  次は大人組だが……新顔が二人いる、というだけなら良かったんだが」
 
PL1「やけどで顔がごっそりやられているAPP3が一人、いるからな」
 
PL4「相手は高校生なのだろう? ならば、驚いて固まるぐらいはするだろうな」
 
KP1「そうなる。呼び鈴に応じて玄関の扉を開いて、天原の顔を見たところで固まって
  動かなくな」
 
PL2「あー……メールとかで『一人凄い顔がいるから注意』ぐらい伝えとくべきだった?」
 
PL5「いや、伝えられても駄目だと思うよ。実際に見ないとこれは……ねぇ」
 
PL6『黒羽と竜崎とその仲間を迎えに行った坂原が固まって動かず戻ってこないから、
  不思議に思って火谷と井砂が玄関に行くのはアリ?』
 
KP1「ありだな。……ふむ、ならば、高校生組が玄関に到着したあたりからのRPを頼む。
  探索者が全員揃ったことだしな、折角だ」
 
PL5「分かったよ。じゃあ、「坂原君、何かあった?」って言いながら玄関に顔を出して
  ……うん。天原の顔を見て井砂も固まるだろうなぁ」
 
PL6『無言でついてきた火谷も、ぴしっと硬直する』
 
PL2「それ見て、あー、って呻いて、「その、見た目ほど怖い奴じゃないから……」って
  言う」
 
KP1「声をかけられたことによって、坂原が我に返るな。
  「あ、あぁ、そっか。とりあえず上がってくれよ。……そ、その、そっちの人も」」
 
PL4「……これは、天原の顔のインパクトが大きすぎて、津木の存在が霞んでいないか?」
 
PL3「後で正式に自己紹介をした方が良いんじゃないか?」
 
PL4「そうだな……」
 
PL1「というか、今、自己紹介しても良いんじゃないか?」
 
PL5「全員そろっているから、できはするよね」
 
PL6『じゃあ、坂原が我に返ったあたりで火谷もはっとしたということにして、天原と
  津木の方を見て「……火谷です」と言って頭を下げる』
 
PL5「それ見て、井砂は勢いよく礼をするよ。「いっ、井砂です!」みたいな感じ」
 
KP1「では、坂原も慌てて「坂原っ、です!」と名乗るだろうな。やや声が裏返っている
  だろうが、まぁ……仕方ないだろうな」
 
PL2「本当になー」
 
PL1「では、そんな高校生を眺めて「……天原」と言っておこうか」
 
PL4「「津木だ」と、津木も名乗るが……聞けているか?」
 
KP1「大丈夫だ、坂原にはちゃんと聞こえているし、高校生組も聞いていることにする
 
PL5「流石に、ここで『緊張してて津木の名前聞いてませんでした』は可哀想だしね」
 
PL6『ありえそうだけれども』
 
KP1「……さて、互いに名乗りも終わったことだし、物置の方に移動しようか。
  まず、片付けの前に、坂原が全員に軍手を配るぞ。物置というだけあって、埃を
  被っているものも多いから……というわけだな。あとは手を滑らせて物を落とさない
  ように、といったところか。そういうわけだから、全員着用するように」
 
PL2「はーい。あ、その前に粉配ってOK?」
 
KP1「構わない。井砂、火谷、坂原は二つ、津木は一つ粉を手に入れたな」
 
PL2「で、使い方もレクチャーしとくか。化け物が出たら振りかけろよー、って」
 
KP1「では、高校生組も粉の使い方は分かったことにしようか」
 
PL6『了解』

PL5「あ、それと、お土産を渡しておかないと」

PL2「ロールケーキは冷蔵庫行きか?」
 
KP1「その辺りは、坂原が受け取って、キッチンへ持って行ったことにしておこう。
  で、だ。肝心の片付けだが……その途中に何かアイテムを見つけることができたか
  は<目星>の判定で決めるぞ。一人一回ずつ、最大三ラウンド行う。また、ラウンドの
  最後には坂原の行動が入り、その際には<目星>判定なしでアイテムを発見するぞ。
  そこまでやるか、ある条件を満たしたら午前の行動が終了だ。条件については黙秘
  するぞ。さて……<目星>の順番はDEX順にでもするか?」
 
PL6『じゃあ、井砂→火谷→津木→黒羽→天原・竜崎の順になる』
 
PL4「こう順に並べると、大人組の遅さが本当に良く分かるな……」
 
PL3「だいたい1桁だからな」
 
PL5「あはは……えっと、まず井砂からだよね。<目星>かー……」
 
 井砂 目星 55/77 → 失敗
 
PL5「……一応、五割成功できるはずなんだけどね」
 
PL6『次は火谷。初期値だけど』
 
 火谷 目星 25/23 → 成功
 
PL6『まさかの成功』
 
KP1「そうか。では、アイテム発見だが……さて、何が見つかるかな。1d3で振ってくれ」
 
PL6『分かった』
 
 火谷 1d3 → 3
 
KP1「ふむ、3か」
 
 ?? → ??
 
KP1「では、火谷は、埃をかぶった五月人形を見つけたな。それを見て、坂原が懐かし
  そうな顔を見せる。そして、「子供のころは良く飾ってたんだぜ、それ」と言うな」
 
PL6『思い出の品?』
 
KP1「といったところだな」
 
PL5「じゃあ、壊れないように慎重に扱わないとね。そうっと元の場所に戻そうか」
 
PL6『そうする。そうっと、戻す』
 
KP1「ならば無事に戻せただろうな。さて、津木の手番か」
 
PL4「<目星>は31か……」
 
 津木 目星 31/2 → 成功(クリティカル)
 
PL4「何だと……!?」
 
PL2「良い方の驚きかー、良かったじゃん」
 
KP1「クリティカルが出たか……まずは通常の成功の処理を行うぞ。1d3で振ってくれ」
 
 津木 1d3 → 1
 
PL4「1だな」
 
KP1「そうか……」
 
 ?? → ??
 
KP1「津木は笛を見つけたな。それを探索者は全員目撃したとして、全員<オカルト>か
  <クトゥルフ神話>を振ってくれ」
 
PL2「何だその危ない選択」
 
PL1「これは……<クトゥルフ神話>が<オカルト>以上の値なら、そちらで振るか」
 
PL5「うん。それでいいんじゃないかな」
 
 天原 クトゥルフ神話 11/28 → 失敗
 火谷 クトゥルフ神話 5 /62 → 失敗
 
 黒羽 オカルト 31/27 → 成功
 竜崎 オカルト 5 /34 → 失敗
 津木 オカルト 60/ 2 → 成功(クリティカル)
 井砂 オカルト 5 /31 → 失敗
 
KP1「黒羽が成功、津木がクリティカルか……ならば、二人は「この笛は何かを召喚する
  ためのものなのではないか」と思うだろうな。クリティカルが出た津木は、それに
  加えて、出てくるものが安全とは限らないとも感じるだろうか」
 
PL4「……吹く気はそもそもなかったが、そのやる気がさらに失せる結果だな。
  これは元に戻さず、別の場所に置いておいた方が良いだろうが……とりあえず、物置
  のすぐ外に出しておこう」
 
KP1「了解した。それと……津木は笛と一緒に一つの封筒を発見する。宛名が書いてある
  ことから、中身は手紙なのではないかと思えるだろうが……読むか?」
 
PL4「いや、他所の家に上がってそれは、流石にマナー違反だろう。坂原に声をかけよう」
 
KP1「そうか。では、呼ばれて近付いてきた坂原は、その手紙の宛名を見て「じいちゃん
  宛てだ」と呟くだろうな。そして封筒を開いて、便箋に目を通し首をかしげる。
  「……読むか?」と便箋を差し出してくるが、どうする?」
 
PL4「読んで良いと言うなら読ませてもらおう。他の探索者も一緒に見るか?」
 
PL1「いや、全員で便箋を覗き込むのは無理があるだろう」
 
PL4「まぁ、そうか。では、津木が読んで、その内容を開示する」
 
KP1「了解した。そういうことなら、今、全員に内容を開示しよう。これがその内容だ」
 
『もしも僕に会いたくなったら、贈った箱を開けてみてくれたまえ! なに、君のことは
 気に入っているから、どうなったとしても良く計らうさ。安心してくれ!』
 
PL2「……その、箱、って、多分どっかにあるんだろうな。っていうか、『どうなっても』
  って何? 滅茶苦茶怖いんだけど」
 
PL5「ロクでもない箱なんだろうなぁ、っていうのは分かるよね……」
 
PL6『手紙の内容は以上? 差出人は?』
 
KP1「差出人は書いていないな。
  さて、黒羽の手番に移ろうか。<目星>を頼む」
 
 黒羽 目星 69/83 → 失敗
 
PL2「……あー、失敗かー」
 
PL1「今回は割と失敗するな……天原と竜崎の手番はどうする?」
 
KP1「行動の前後は今回はあまり関係ないからな、天原からやってくれ」
 
PL1「分かった」
 
 天原 目星 84/62 → 成功
 
PL1「成功したら1d3だったな?」
 
 天原 1d3 → 2
 
KP1「2か。では、何が出てきたかというと……」
 
 ?? → ??
 
KP1「……本、が出てきたな。随分と古い。あと、英語で書かれている」
 
PL2「英語? <英語>って黒羽だけだよな、取ってるの」
 
PL5「タイトルだけでも確認してみる?」
 
KP1「<英語>に成功したら、読めたことにしよう」
 
PL2「んじゃ、黒羽が読むぞ」
 
 黒羽 英語 50/25 → 成功
 
KP1「では、黒羽は本のタイトルを読むことに成功したな。
  ……タイトルは『無名祭祀書』だ」
 
PL6『アウト』
 
PL5「絶対に読んだら駄目な奴だ……! <クトゥルフ神話>が増える……!」
 
PL6『san値もごりごり削れる』
 
PL1「超危険物なのはよくわかった」
 
PL2「え、え、これどうしたら良いんだ?」
 
PL5「この家に残すのは確実に駄目として……誰かが持って帰るか、いっそ焼くのも手
  だと思うけど。……とりあえず今は、ちょっと物騒な気がする、ってことで、物置
  の外に出しとこうか?」
 
PL3「笛の横にでも置いておくか?」
 
PL4「そんな扱いで良いのか……?」
 
PL1「読まなければ大丈夫だろう、恐らく」
 
PL6『そして、読んでしまう可能性が一番高いのが黒羽』
 
PL2「……気を付ける」
 
KP1「竜崎の手番に移るぞ」
 
PL3「<目星>だな」
 
 竜崎 目星 46/37 → 成功
 
PL3「成功だから、1d3か」
 
 1d3 → 2
 
KP1「ふむ、2か」
 
 ?? → ??
 
KP1「竜崎は一枚のメモを発見したな。日本語で書かれているが、読むか?」
 
PL3「手紙ではないんだな? ならば、ざっと目を通す」
 
KP1「では、竜崎はそれが何らかの呪文について書かれているメモだと分かるだろうな」
 
PL3「ほう。ならば、これも処分は後で決めるものだな。物置の外に出すぞ」
 
PL5「物置の外が大変なことになってるね……危険物が多いや」
 
PL2「不用心に触らなければ大丈夫だから……多分」
 
KP1「全員一ラウンド目は終わったか? 坂原の行動に移るぞ」
 
 1d3 → 2
 
 ?? → ??
 
KP1「ふむ……坂原がこれを引いたか。となると、まずは、坂原のステータスを決めるか」
 
 坂原ステータス
 STR:10 CON:7 POW:14 DEX:12
 APP:8 SIZ:13 INT:9 EDU:11
 san値:70/99 幸運:70 アイディア:45 知識:55
 HP:10 MP:14
 DB:+1d4
 
PL5「……高校二年生でEDU11って、暫定ルールだと最大値だよね?」
 
PL2「san値とか結構高めだしアイディア低めだし、発狂あまりなさそうだな」
 
PL6『そしてDB』
 
PL5「けどまぁ、坂原君だし、技能はトランペット関係ばっかりな気がするよね」
 
PL2「本当に好きらしいからなー」
 
PL1「いや、ステータス云々よりも、今なぜここで決めたのかを気にするべきだろう」
 
PL4「一体何が始まるのか……」
 
KP1「……さて、次は人形のSTRだが……3d6+6ぐらいでいいか」
 
 人形のSTR 13+6 → 19
 
KP1「よし、準備は整ったな。
  坂原は物置の片づけ中に人形を見つけた。西洋風の、やや大きい少女の人形だな。
  その人形は、坂原が触れたとたんに自らの瞼を上げ、坂原の喉を小さな両手で締め
  上げ始めるぞ。窒息ロールだな」
 
 坂原 窒息ロール CON×10/35 → 成功
 
KP1「ふむ、成功か。なら、坂原はどうにか抵抗できている状態だな。……まぁ、長くは
  続けられないだろうが」
 
PL1「……全員で人形を引っぺがすか」
 
PL4「全員のSTRを合算すれば……60を超えるか?」
 
KP1「何にせよ、全員なら自動成功圏内だろうな。人形を引き剥がすことに成功するぞ」
 
PL3「引き剥がした後の人形は?」
 
KP1「動かなくなるな」
 
PL5「うーん……これも物置の外に出しておいて良いと思うけど、そのままは怖いから、
  紐か何かでぐるぐる巻きにしてしまいたいね。坂原君に、紐がないか聞いてみるよ」
 
KP1「それなら、坂原は物置の一角から、ビニール紐を取り出すだろうな」
 
PL5「受け取って、人形をくるくる巻きにするよ。で、物置の外に放り出す」
 
KP1「了解した。……さて、2ラウンド目に入るか」
 
PL5「また<目星>だよね。井砂から行くよ」
 
 井砂 目星 55/58 → 失敗
 
PL5「うん……調子悪いね」
 
PL6『そういうこともある。次は火谷かな』
 
 火谷 目星 25/83 → 失敗
 
PL6『駄目だった』
 
PL4「津木の手番だな。振るぞ」
 
 津木 目星 31/37 → 失敗
 
PL4「む、津木も失敗か」
 
PL2「……これ、黒羽も失敗しないだろーな」
 
 黒羽 目星 69/4 → 成功(クリティカル)
 
PL2「……? ……!?」
 
KP1「クリティカル二回目か……準備していた特典は一回分なんだがな……よし、なら、
  アイテムを二つ発見できたことにしようか。1d3を二回振ってもらおう」
 
 1d3 → 1
 1d3 → 1
 
PL2「1が二回だな」
 
KP1「ふむ」
 
 ?? → ??
 ?? → ??
 
KP1「では、黒羽はダガーと金貨を発見したな。まずはダガーに対して、全員で<オカルト>
  か<クトゥルフ神話>技能を振ってくれ」
 
 天原 クトゥルフ神話 11/83 → 失敗
 火谷 クトゥルフ神話 5 /13 → 失敗
 
 黒羽 オカルト 31/42 → 失敗
 竜崎 オカルト 5 /62 → 失敗
 津木 オカルト 60/99 → 失敗(ファンブル)
 井砂 オカルト 5 /89 → 失敗
 
PL4「……どうしろと?」
 
KP1「そうだな……全員何も分からなかったのと、分からないのに手に取ってダガーを
  弄っていた津木はうっかり手を滑らせて指を切る。HPから-1だ。ファンブルの結果
  だからな、今回は<応急手当>の対象外としておこうか」
 
 津木 HP 12 → 11
 
PL4「……HPが削れただけか? 他に何かあるか?」
 
KP1「いや、それ以外何かを感じることはないな」
 
PL2「……これはどうする? 見るからに怪しい気がするけど」
 
PL5「でも、ロールに失敗したから、普通のダガーに見えてるよね。元の場所に戻すん
  じゃないのかな?」
 
PL1「うっかり指を切っても特に問題なさそうだしな、置いておいても良いんじゃないか?」

PL4「その前に、鞘になりそうなものを探したいものだがな……」

KP1「ダガーのすぐ傍に、それらしいものが落ちていていいぞ」
 
PL2「じゃあ、それ付けて戻すとして……もう片方の方、えっと、金貨だっけ?」
 
KP1「あぁ。そちらについても<オカルト>と<クトゥルフ神話>のどちらかを頼もう」
 
 天原 クトゥルフ神話 11/16 → 失敗
 火谷 クトゥルフ神話 5 /15 → 失敗
 
 黒羽 オカルト 31/16 → 成功
 竜崎 オカルト 5 /70 → 失敗
 津木 オカルト 60/72 → 失敗
 井砂 オカルト 5 /80 → 失敗
 
KP1「黒羽だけ成功だな。では、黒羽は、最近見た映画に呪われた金貨が出てきたことを
  思い出す。そしてふと、「この金貨も呪われていたりしないだろうか」と思うな」
 
PL2「……映画の見過ぎ、と言い切れないのが辛い」
 
PL5「とりあえず、物置の外に出しておく?」
 
PL2「だな……」
 
PL1「次は天原の手番か?」
 
 天原 目星 84/75 → 成功
 
PL1「成功、となると、1d3だな」
 
 天原 1d3 → 1

KP1「ふむ」

 ?? → ??
 
KP1「なら、天原は首飾りを見つけるな。例のごとく、<オカルト>か<クトゥルフ神話>
  のどちらかを頼む」
 
 天原 クトゥルフ神話 11/54 → 失敗
 火谷 クトゥルフ神話 5 /94 → 失敗
 
 黒羽 オカルト 31/48 → 失敗
 竜崎 オカルト 5 /32 → 失敗
 津木 オカルト 60/24 → 成功
 井砂 オカルト 5 /45 → 失敗
 
KP1「津木が成功か。では、「この首飾りは呪われているのではないか」と思うな。
  津木の場合は、映画ではなく書籍で似たようなアイテムの出てくる話に触れたん
  だろうな」
 
PL4「またか……」
 
PL1「これも物置の外に出しておくか」
 
KP1「……さて、ここでイベントだな。坂原が探索者たちに声をかける。
  「……なぁ、ちょっといいか?」」
 
PL5「まぁ、呼ばれたら寄っていくよね。「どうかした?」って言いながら、坂原君の
  所に行くよ」
 
PL6『火谷も手を止めて、軽く走って寄る』
 
PL2「黒羽も寄るかな」
 
PL3「竜崎はその場から動かず、坂原の方を向くだけで止める」
 
PL1「天原も竜崎と同じだろうな」
 
PL4「津木はそうだな……寄りはするが、少し距離を取ることにしよう」
 
KP1「了解した。では、直ぐ傍まで来た黒羽、井砂、火谷に、坂原はひどく困った顔を
  見せるな。彼は一冊のやや古いノートを開いた状態で持っているんだが、それを
  そのまま、三人に差し出してくるだろう」
 
PL5「井砂が受け取るよ?」
 
PL6『よろしく』
 
PL2「だな」
 
PL5「うん。じゃあ、受け取った」
 
PL2「で、それを黒羽と火谷の二人が覗き込む」
 
PL6『そうそう』
 
KP1「では、三人はノートに書かれている内容を読むことができるな。
  それはどうやら坂原の祖父の日記であるようだ、というのは、紙面に視線を落とせば
  直ぐに分かるだろう。いくつかの日付が並んでいるんだが、その内の一つを坂原が
  指さすな。
  その日の日記なんだが、次の内容が記されているな。これがその資料だ。三人に
  開示しよう」
 
『▽月▼日
 
 あいつが、また家に来た。しかも、いつもの通りに変な土産付きだ。要らんと言って
 いるのに……あいつは人の話を聞く気はないのか?
 今回あいつが持ってきたのは、小さな箱だ。開けばカミサマが出てくるという話だ
 が、ふん。あいつの言葉なぞ信じてやるものか。毎回毎回、あいつは思わせぶりな言葉
 を吐いて、そのたびにこちらの反応を見て楽しんでいる。
 満月の夜にはカミサマの意向次第で勝手に開く、だと? そう言って、儂が慌て
 ふためく様が見たいだけだろう、あいつは。まったく、趣味の悪いことこの上ないな。
 そう考えると、悪趣味の塊であるこの箱を手元に置いておくのは鬱陶しいが、物置に
 また放り込むと、変な物ばかり入れるなとばあさんに叱られるからな……仕方がない、
 机の引き出しにでも放り入れるか。
 できれば二度と関わりたくもない相手だが、何故かあいつは儂につきまとってくる。
 迷惑この上ないぞ。一度面と向かってそう言ってやろうか……』
 
KP1「……この後にも日記は続くんだが、それは「あいつ」に対する愚痴ばかりだな」
 
PL5「これは……さっきの手紙の「箱」かなぁ。開いたらカミサマが出てくる箱か……」
 
PL2「で、それが、坂原のじーさんの部屋にあると」
 
PL6『しかも満月の夜には自動で開くかもしれない、と』
 
PL1「……つまり、どんな内容が書かれている?」
 
PL2「満月の夜に自動で開きかねない、カミサマ呼ぶ箱が坂原祖父の部屋にあるって話」
 
PL4「ほう。……ちなみに、この日の月は?」
 
KP1「<知識>だな。知りたければ振ってくれ」
 
 津木 知識 65/22 → 成功
 
KP1「成功か。ならば教えるが、満月だな」
 
PL4「……今まで大丈夫だったからと放っていたら惨事になりそうなパターンだな」
 
PL5「箱を見つけて、ある程度『安全かな?』と思えるぐらいの処置はしたいね」
 
KP1「その辺りは、坂原も同じ気持ちだったようだな。申し訳なさげな顔で、「悪いん
  だけど、この後……じいさんの部屋で、一緒に箱探してくれないか?」と言うだろう」
 
PL5「当然探しに行くよね。ていうか、むしろ探させてください、って感じだよね」
 
PL2「だよな」


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