水底の詩

　

　

KP1「さて、今回のクリア報酬だが、『坂原が生きている』『トランペットの破壊』

　　『敵のボスを警察に引き渡す』を達成したから、2d6+1+1d3のsan回復だ」

　

　黒羽　2d6+1+1d3　→　7+1+1　→　9

　san値　73　→　82

　

　竜崎　2d6+1+1d3　→　8+1+2　→　11

　san値　43　→　54

　

　井砂　2d6+1+1d3　→　4+1+2　→　7

　san値　74　→　81

　

　火谷　2d6+1+1d3　→　8+1+2　→　11

　san値　31　→　42

　

PL5「san値は全員黒字だね」

　

PL2「高校生組とか、sanチェック箇所少なかったしな」

　

PL6『その分ごっと削れたけど』

　

PL3「9は予想外だったな」

　

KP1「続いて技能値か。まずは黒羽からだが、クリティカルが<聞き耳><幸運>一回ずつ、

　　ファンブルが<目星>で二回、<幸運>で一回だな。<幸運>分の成長はどこにあてる？」

　

PL2「んー……両方<医学>かな。今回の件で、もうちょっと回復頑張ろうと思った。

　　いざというときに備えて70ぐらいには上げたい気分」

　

KP1「分かった。クリティカル分から振ってくれ」

　

　黒羽

　聞き耳　28/56　→　成長成功

　1d10　→　3

　28　→　31

　

　医学　63/98　→　成長成功

　1d10　→　9

　63　→　72

　

　目星　66/97　→　成長成功

　1d3　→　3

　66　→　69

　

　目星　66/54　→　成長失敗

　

　医学　63/3　→　成長失敗

　

PL2「成長ロール中にファンブル二回にクリティカル一回なんだけど」

　

PL5「荒ぶってるね……クリティカル分の<医学>で成長成功してるのは執念かな？」

　

KP1「続いて竜崎だな。<幸運>でファンブル一回だが」

　

PL3「……<聞き耳>にでもしておくか」

　

　竜崎

　聞き耳　25/77　→　成長成功

　1d3　→　1

　25　→　26

　

PL6『やっと上がったね』

　

PL3「以前にも、<図書館>が上がることはあったんだが」

　

PL6『でも、最近全然上がってなかったし』

　

KP1「次は井砂だ。<剣道>でファンブル一回だな」

　

　井砂

　剣道　70/19　→　成長失敗

　

PL5「うん、まぁ、予測済みだよ」

　

PL3「70はそう上がらないか」

　

KP1「最後に火谷だが、<こぶし>でクリティカル一回だな」

　

　火谷

　こぶし　50/41　→　成長失敗

　

PL6『残念』

　

KP1「成長も終了したな。さて……。

　　今回の話の背景だが、まず、あのトランペットが死んだものを復活させるアイテム

　　であるというのは、皆の予想通りだな。それを持ちこんだ謎の男だが……迷惑な

　　邪神だとだけ言っておこうか。単なる邪神の気まぐれだ」

　

PL2「あれ、そのフレーズこないだも聞いた気がする」

　

PL5「うーん……流石にはた迷惑だなぁ、あの外なる神様」

　

PL6『はた迷惑のレベルが異常だけど』

　

KP1「次に、相席の男……最初の被害者だが、彼はガレージに集まっていた男たちの

　　協力者だ。ガレージの男たちはいわゆる裏組織の住人なんだが、そこから得た情報

　　を、最初の被害者は別の組織に流していた。それを知ったガレージの男たちが

　　最初の被害者を呼び出し、殺害した……というような流れだな。ちなみに呼び出し

　　たのはジョーイの名前を使ってだ」

　

PL6『動く死体の行動の基準は？』

　

KP1「恨みを持った相手に復讐、だな」

　

PL2「だから事故現場は大惨事になったんだな……殺されたから殺して、殺されたから

　　殺し返す、みたいな……」

　

PL3「ガレージ内で襲撃しなければ、どうなっていた？」

　

KP1「まず、ジョーイが死ぬ。そこで坂原がトランペットを吹き、ジョーイが復活する。

　　死者の復活を目の当たりにした坂原は発狂して、もしも自由になっていたら、

　　ガレージから少し離れた場所にあるやや大きめの墓地で演奏を開始するぞ。

　　自由になっていなくても、どうにか拘束を抜け出して墓地に向かうな。そして、

　　そこで演奏を始める

　　ちなみに、復活したジョーイはボスの部下にもう一度殺されて終わりだな」

　

PL3「どっちにしろ墓地で演奏か」

　

PL2「……大惨事過ぎる」

　

KP1「そうなる前に坂原を抑えることができれば、その大惨事は防げるんだがな。

　　しかしその場合、坂原は狂気から戻ってこれない。一生そのままだ」

　

PL5「無事クラスメイトを助けるには、あの場面で殴り込むほかなかった、と……」

　

PL6『とはいえ無茶をし過ぎたから、今後は気を付けないと』

PL5「初PLだったとはいえ、ちょっとはしゃぎ過ぎたよね」

PL6『本当に』

　

PL5「あ、高校で失敗しまくってた探索だけど、あれはどういう結果が出るものだったの？」

　

KP1「坂原のトランペットの異様さに気付けるか。死体……この場合は動物の死骸だが、

　　それの復活を目の当たりにするか。その際にトランペットの音を聞くことがあるか。

　　……そんなところだな。ついでに補足しておくが、駅前広場での演奏中に坂原が

　　安心していたのは、学生証が返ってきたからだな。日中に家に警察から電話があって、

　　竜崎が届けた学生証を、親が交番から回収していたことを帰宅後に知ったわけだ」

　

PL2「あそこで渡してたからそうなるわけか」

　

KP1「渡していなければ、不機嫌そうな顔で演奏していただろうな」

　

PL3「坂原がバーにいた理由は？」

　

KP1「演奏するためだな。路上でも家でもいいんだが、バーでやるときが一番楽しかった

　　らしい。客が大盛り上がりしてくれるからな。ちなみに、バーには高校生であると

　　黙っていたな。知られたら追い出されると思っていたようだ」

　

PL6『まぁ、そうなるとは思う』

　

PL2「しかし、本当に演奏好きなんだな、坂原君」

　

KP1「そうだな。幸い、才能にも恵まれているし、今後もどんどん演奏し続けるだろう」

　

PL1「……なんだ、全員で机に集まって」

　

PL4「トールギスⅢもいるな」

　

PL2「あ、二人とも。おかえり、と、いらっしゃい」

　

PL1「あぁ。それで、何をしていたんだ？」

　

PL5「セッションだよ。トールギスⅢにKPやってもらって、僕ら四人で探索者してたんだ」

　

PL4「……言ってくれれば来たぞ？」

　

KP1「そうなると、探索者六名にKP一人か……遠慮したいところだな」

　

PL6『でも、次はそうなるかもしれない』

　

KP1「……覚悟はしておこう」

　

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KP1「さて。後始末に入ろうか」

　　

PL2「後始末？」

　

KP1「入院した竜崎と井砂、不定入りした火谷の処理だ」

　

PL1「……入院に不定？　随分と散々な目にあったな」

　

PL4「というか、井砂と火谷というのは誰だ？」

　

PL5「井砂がボクの探索者だよ」

　

PL6『火谷はこっち。二人とも高校生ってことにした』

　

PL4「ほう。大人ではないのか」

　

PL5「そう。だから、EDUがちょっと低めだね」

　

PL3「……処理というのは何をするんだ？」

　

KP1「竜崎と井砂には、一週間ほど入院してもらうんだが、そこでの回復値をここで

　　決めておこうかと思ってな。

　　火谷の方は、ある程度安定しているとはいえ、やはり本調子ではないからな……通院

　　しつつ日々を過ごすことになると思うんだが、その通院の結果について決める」

　

PL5「入院、ってことは<医学>で治療を受けるってことだよね。そういえば、井砂も竜崎

　　も<医学>で回復してないけど……その分の回復もあるのかな？」

　

KP1「そのつもりだな。二人には、<医学>による1d3の回復に加え、<医学>を受けたことに

　　よる自然治癒の2d3……まぁつまり、合計3d3の回復をしてもらおう」

　

PL3「最大値を出せても完全回復は無しか」

　

PL5「井砂はぎりぎりいけるかも、ってところだね」

　

PL4「……どれだけHPが削れたんだ？」

　

PL3「最終的に竜崎はHPが2になった」

　

PL5「井砂は6だね」

　

PL1「6はまだいいとして、2だと？　……竜崎に何があった？」

　

PL3「銃で撃たれて死にかかったな」

　

PL2「それを、黒羽と火谷で、頑張って治したんだよ……トールギスⅢの慈悲が無かったら

　　死んでたけどさ」

　

PL4「……HPが0になったのか？」

　

PL6『いや、-6』
　
PL1「……マイナス？」

　

PL3「あの時は本当にロストしたなと思ったぞ。……それで、3d3だな？」

　

KP1「あぁ、頼む」

　

　竜崎　3d3　→　6

　

　HP　2　→　8

　

PL5「次は井砂だね」

　

　井砂　3d3　→　6

　

　HP　6　→　12

　

PL3「全快ではないが、動けないほどでもないな」

　

PL5「そのセリフは、せめてHPが10を超えてから言った方が良いと思うよ？　君の場合」

　

PL6『次は火谷？　継続は二ヶ月だけど、ずっと通院することになるのかな』

　

KP1「そうなるな。そこで、火谷は、きちんと治療を受けることができたかの判定を行う。

　　成功すれば正しく接せられ、失敗すれば相手が何かミスをしたということになるな。

　　仮に成功しても、火谷は初期san値以上の回復をしているから、これ以上の回復は

　　ないんだが……失敗した場合はsan値が減るな」

　

PL6『成功かどうかの判定はどうするの？』

　

KP1「1d100で95以下で成功だ。今回はこちらで振るぞ。一か月ごとだから、今回は二回だ」

　

　治療　1d100　→　73　成功

　

PL5「一回目は成功だね」

　

　治療　1d100　→　50　成功

　

PL2「二回目も成功、と。じゃあ、火谷は無事治療を受けれたってことだな」

　

KP1「そうなるな。とはいえ、二ヶ月経ったとしても病み上がりだからな。あまり無理は

　　させないように」

　

PL6『分かった』
　
　

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竜崎がロストしそうになったところでは、本当に焦りました。血の気が引くっていうか。
割と戦闘でもどうにかなってたし、<回避>に結構振ってるしで、今回も大丈夫だろうと思ったのに……まさか避けるの失敗するとは。考えてもいなかったので、余計に焦りましたね。あの場面で一足りないは本当に大惨事……。
結果、大分甘い判定してしまいましたけど、今回やっちゃったため今後は<応急手当>の重ね掛け慈悲は起こりません。クリティカル出た、とか、そういう理由になりそうなものがあったら話は別かもしれないけど……そう簡単に、そんなものが出るとも思えない。


おまけに、今回使用した（というか考えた）高校生探索者作成ルールを載せますね。
暫定だから、今後色々変わるかもしれないし、確定したら目次の所に追記するかもしれない。




～高校生探索者作成ルール（暫定）～