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W組でCOC ②毒入りスープ

「クトゥルフ神話TRPGやろうず」より。
泥紳士様から「毒入りスープ」です。今回から三名。

サイコロについては前回と一緒。
当然ながらネタバレがありますのでご注意ください。
あと、今回からキャラに名前が付きました。

今回のキャスト
KP1:サンドロック KP2:ヘビーアームズ
PL1:ウイング PL2:デスサイズ PL3:ナタク





今回のキャラシート

 
KP1「さて、じゃあ始めようか……と、言う前に一つ。デスサイズ、」
 
PL2「ん?」
 
KP1「……あのさ、何で君があんなにHP減らしたがらなかったのか、今、ようやく分かったよ」
 
PL2「……だろ! 少なくとも二桁ないと不安だろこの結果!」
 
PL3「何が不安なんだ?」
 
PL1「お前はお前のキャラクターの能力値を見てから物を言え」
 
KP2『低sanに高アイディア……』
 
PL2「こいつの結果見て、やられにくい回復役は絶対に必須だと思った」
 
PL1「あと、神話生物との戦闘はできる限り避けないとロストするとも悟ったな」
 
PL3「戦闘を避ける? 何故だ?」
 
PL2「戦闘の前にsanチェックが絶対来るんだよ! 絶対にお前晒せるわけないじゃん!」
 
PL3「ロールに成功すれば良いだろう」
 
PL1「35が信用に値する技能値だと思っているのか……?」
 
KP2『……そういえば、誰も図書館技能に振ってない?』
 
PL2「三人いればどうにかなるかなって」
 
KP1「あ、はははは……色々不安だけど、今度こそ始めようか」
 
 
 
------
 
 
 
KP1「平和な日常を過ごしていた君たちは、ある夜、突然目を覚ます。
  辺りを見ればそこは自分が眠っていた部屋ではなく、壁も床もコンクリートでできた
  小部屋だ。部屋を囲う四つの壁には、それぞれ一つずつ扉が付いているよ。
  そして君たちは、何故か、白いローブの様なものを身に纏っていた。それ以外は財布も、
  いつも身に付けているアクセサリーも、何も無い。
  ……というわけで、行動どうぞ」
 
PL2「あ、じゃあ、オレから。
  ……黒羽は辺りを見渡した後、「またかよっ!」て叫んでから頭を抱える」
 
PL1「なら、天原は……呆然と部屋を見ていたが、黒羽の声にようやく他に人がいる事に
  気付く。声から、黒羽であることも直ぐ気付くだろうな」
 
KP2『三人は知り合い設定だっけ』
 
PL2「その方が色々やりやすいかなって思ってなー。三人とも幼馴染」
 
PL1「確認したところ、問題ないと言われたしな」
 
KP1「今のところ、やりやすいっていうなら、むしろ奨励しても良いかなって思ったしね。
  それで、竜崎はどうするの?」
 
PL3「天原と同じだろうな。驚いている所に黒羽の声を聞いて、ようやく他に気付く」
 
PL1「では、天原は自分と同じような状態の竜崎をちらりと見てから、まだ事情が呑み込めて
  いそうな黒羽に声をかける。
  ……また、とは何だ? この間から、妙に周囲を警戒している様に思っていたが、それ
  と何か関係があるのか」
 
PL2「あー……まぁ、そんな感じ。こないだは家に帰る最中だったけど」
 
PL3「ならば、現状について何か知っていることはないのか?」
 
PL2「あの時とは場所が違うし何とも……でも、あの時は返ってこれたし、今回も多分、
  出口がないって事はない、と思う……。
  とか言って、自信が無さげな表情を浮かべとく」
 
PL1「……とりあえず、この部屋に何があるか確認するか。KP、ざっと部屋をざっと見渡す」
 
KP1「なら、この部屋は天井の薄暗い豆電球で照らされてることと、古い木製の長机と椅子が
  一つあることが分かるよ。それと、机の上に木製の器に入った赤い液体がある」
 
PL2「赤い液体……なぁ。嫌な予感しかしないよなぁ」
 
KP1「あとね、椅子の上に、古い紙きれが二つ落ちてるよ」
 
PL1「見る」
 
KP1「では一枚目からだね」
 
KP2『はい、これ』
 
『~帰りたいなら 一時間以内に 毒入りスープを飲め。
 飲むまでは 君じゃあここから 出られない。
 一時間以内に 飲めなかったら お迎えが来るぞ~』
 
PL2「…………毒入りスープって」
 
PL1「どう考えてもそこの赤いやつだな」
 
PL3「ならばそれを飲む」
 
KP1「……君ならそう言う気はしていたけれど、少しは躊躇おう?」
 
PL3「躊躇う理由がどこにある? 飲めば帰れると言われている上に時間制限つきだぞ」
 
PL1「それはそうだが」
 
PL2「でもほら、罠の可能性とかさ……」
 
PL3「そんなものに臆する気はない」
 
KP2『決意は固そう』
 
KP1「…………えっと、じゃあ、どれぐらい飲む?」
 
PL3「一口で良いだろう。二人の分も残す必要があるからな」
 
KP1「じゃあ、君は赤い液体を飲んだ……<アイディア>でどうぞ」
 
PL3「何だ、判定があるのか」
 
PL2「……嫌な予感が」
 
PL1「奇遇だな、オレもだ」
 
 アイディア 80/1 → クリティカル
 
KP1「……あぁ、うん。そうなるかぁ……決定的成功かぁ……どうする?」
 
KP2『+1で出せば良いんじゃないかと。最大値は流石に難易度が高い』
 
KP1「そうだよね……いきなり不定はちょっとね……」
 
PL2「ふてっ……!?」
 
KP1「では……竜崎はそのスープを飲んだ。そのドロリとした感触、鉄の様な味……君は
  気付いてしまう。それが、血のスープであると。
  そして、どういうわけか君は確信してしまう。これは、人間の血である、と。
  というわけで、1d3/1d8どうぞ。それで、結果に1足して、合計値をsan値から減らすよ」
 
PL2「やっぱこれ気付いちゃいけないやつじゃん! ごりっていってんじゃん!」
 
PL1「おい、san最低値、お前は何をやっているんだ」
 
PL3「飲めと書いてあったから飲んだだけだ。文句ならそのメモに言え」
 
PL2「メモは文句言っても反省しないから意味無いだろ!」
 
KP1「そういう問題じゃないと思うな……?」
 
KP2『まぁ、成功すれば一時的狂気も無いから。頑張れ』
 
 竜崎 sanチェック 35/16 → 成功
 1d3+1 → 3
 san値 35 → 32
 
PL1「何だと……!?」
 
PL3「どうだ。これで文句ないだろう」
 
PL2「文句あるけどよくやった! いきなり発狂とかマジで勘弁だったからなッ!」
 
KP2『まさか本当に成功するとは』
 
KP1「流石というかなんというか……それでね、スープを飲んだ竜崎だけど」
 
PL3「あぁ」
 
KP1「特に何も無い」
 
PL3「……? これは毒入りのスープ、だろう? 飲めば解決するんじゃないのか?」
 
PL1「これは毒入りスープではない、ということかもしれないな」
 
PL2「でも、スープっぽいのこれしかないぜ?」
 
PL1「扉があると言うことは、他に部屋があるんだろう。そこにあるのかもしれない」
 
PL3「ではこれは本当に罠だったのか?」
 
PL2「うーん……san値は減ったけど、それだけだったしなぁ。逆に分からなくなってきた」
 
KP1「……あのさ、竜崎は今気付いたことを二人に言う?」
 
PL3「言う」
 
PL1「即答か」
 
PL2「お前はもうちょっと躊躇いを知った方がいいと思う……」
 
PL3「オレだけ知っていても意味が無いだろう。後で知るよりはマシだと思うが?」
 
PL1「……まぁ、調べればその内気付きそうな内容ではあるしな。今の内にsan値を減らして
  おくのも手か。終盤にごっそり削られるよりは、な」
 
PL2「……そういうことなら」
 
KP1「なら、二人は竜崎から、このスープの正体が人間の血であると聞く。<アイディア>で
  判定して、成功ならその話を完全に信じて、失敗なら半信半疑ってところかな……?」
 
PL2「んじゃ、いざっ」
 
 天原 アイディア 55/69 → 失敗
 黒羽 アイディア 75/81 → 失敗
 
KP1「二人とも、完全には信じ切れなかったみたいだね。sanチェックは無しで良いよ。
  確信してるわけじゃないからね」
 
PL1「良かったのか悪かったのか……」
 
PL3「竜崎としては不服だろうがな」
 
PL2「でもまぁ、いきなり『これは人間の血だ!』って言われて信じるか、って話だよな」
 
PL3「実際に飲めば良いだろう。不味いぞ」
 
PL1「不味いと言われたものを好き好んで飲む趣味はない」
 
PL2「というかさ、メモってもう一枚あるよな? そっちはどうなってんだ?」
 
KP1「その前に、一枚目のメモに<目星>できるんだけど。どうする?」
 
PL1「やる」
 
PL2「オレも」
 
PL3「数は多い方が良いだろう」
 
 天原 目星 75/17 → 成功
 黒崎 目星 60/64 → 失敗
 竜崎 目星 46/92 → 失敗
 
KP2『まさかの成功一名』
 
KP1「もう一人ぐらい成功するかと思ったんだけどな」
 
KP2『じゃあ、結果はこれ。……一枚目の紙の裏にこんな文章があった』
 
『~暖かい 人間の 血の スープ 冷めない 内に 召し上がれ~』
 
PL1「……これは……」
 
KP1「じゃあ、<アイディア>お願い。あぁ、でも、さっき竜崎から話を聞いていたから……
  +20で振って良いよ?」
 
PL1「くっ……」
 
 天原 アイディア 75/82 → 失敗
 
PL2「……何でこれで失敗してんの? ウイング?」
 
PL1「オレが知るか」
 
KP1「なら……うん、天原は『ふーん』みたいな感じで流したのかな。それで、これ、
  二人には伝えるの?」
 
PL1「伝えておく」
 
KP1「なら、竜崎は『だろうな』って思うだけだけど、黒羽は<アイディア>どうぞ」
 
PL2「あー、まぁ、そうなるよなぁ」
 
 黒羽 アイディア 75/29 → 成功
 
KP1「なら、黒羽も、このスープが人間の血であると思ってしまうね。sanチェックどうぞ」
 
 黒羽 sanチェック 71/17 → 成功
 
KP1「成功か。それなら減少は無しだよ」
 
PL2「よっし!」
 
PL1「しかし、これでスープの正体を知らないのは天原だけか」
 
PL2「知らないっていうか信じて無いの方が正しいけどな。証言者も証拠もあるのに」
 
PL3「次に信じる機会があれば、+30で<アイディア>判定か」
 
KP1「それも良いかもね。えっと、それで、二枚目のメモの方なんだけど、簡単な部屋の間取り
  についてだね」
 
KP2『これがそう』
 
『中央の部屋:『スープの部屋』
 北の部屋 :『調理室』
 南の部屋 :『礼拝室』
 西の部屋 :『書物庫』
 東の部屋 :『下僕の部屋』』
 
PL2「……やっぱこの赤いのがスープなんじゃ?」
 
PL3「だが、調理室があるぞ。ここにもありそうな気がするが」
 
PL1「書物庫、というのも情報という点からは無視できないな。……問題は残り二つだろう」
 
PL2「礼拝室と下僕の部屋か……どっちもスープって単語とは合わないよなぁ」
 
PL3「PLが巻き込まれている現状からして妙だからな、それは今更だろう」
 
PL2「そりゃそうなんだけど。……んで、どうする? どこから行く? 時間制限もあるし、
  手際良く調べていきたいけど」
 
PL1「一時間以内だったか。どこかに残り時間を表すものがありそうな気がするが……」
 
PL3「探せばそれらしいものもあるだろう。まずは行動だ」
 
PL2「んじゃ、それっぽいところから行ってみるか? 調理室か書物庫」
 
PL1「それならまずは調理室だろう。スープと一番縁近い部屋はどう考えてもそこだ」
 
PL3「では、その次が書物庫……いや、手分けするという手もあるのか?」
 
PL2「書物庫は名前的に本がたくさんある場所だろうから、三人まとめてが良いと思うけど。
  礼拝室と下僕の部屋は怪しいから一人はちょっとなー」
 
PL1「調理室だって安全が保障されているわけではないぞ。三人を分けて二組を作れば、
  どうやっても一人が出る。それはあまり得策ではないと思うが」
 
PL2「となると、やっぱまとめて動くか?」
 
PL1「オレとしては、その方がいいと思うが」
 
PL3「そういうことなら異論はない」
 
KP1「なら、三人で移動するって事で良いんだね? 調理室で良い?」
 
PL1「構わない」
 
KP1「なら、北の部屋の前に君たちはいるよ。目の前には真っ白な、ドアノブの無い押し扉が
  ある。どうする?」
 
PL3「開けるぞ」
 
KP1「ドアの先には、とっても綺麗な調理室があった。食器棚とか、調理台とか、普通の
  調理室にありそうなものはある感じかな。豆電球もたくさんあって、かなり明るいよ。
  あと、ガスコンロがあるんだけど、その上には蓋のしてある大きな鍋がある」
 
PL2「鍋? スープ入ってんのかな。見てみるかな」
 
KP1「あ、見ちゃうの?」
 
PL2「……ちょっと待って。何その確認」
 
KP1「え、あ、いや……一応、確認しておこうかと」
 
PL1「……鍋は後だ、他を先に見る」
 
PL2「オレもその方が良い気がしてきた……えっと、調理台とか、食器棚とかがあるんだっけ」
 
KP1「食器棚の食器は、全て銀色だよ。こちらについては<歴史><オカルト><地理学><薬学>
  のロールをお願いするね。調理台は<目星>だよ」
 
PL2「じゃあ、俺は食器棚かな。<薬学>と<オカルト>があるけど……今回は<薬学>かな。
  低いけど」
 
PL1「だろうな。今回の話は『毒入り』スープだ」
 
PL3「オレとウイングは調理台に<目星>で良いのか」
 
PL2「おう。よろしくな」
 
 天原 目星 75/43 → 成功
 竜崎 目星 46/2  → クリティカル
 
 黒羽 薬学 12/59 → 失敗
 
PL2「さっきからナタクので目がおかしい……! つーかその出目こっちに渡せ……!」
 
PL3「無理を言うな」
 
PL1「それで、目星の結果は?」
 
KP2『まずは普通の成功について。このメモが見つかる』
 
『~大事な 調味料は 現在 在庫切れ~』
 
PL1「調味料……? 在庫切れ、ということは、無い、ということだな?」
 
PL2「竜崎がアレ飲んだ時、何も起きなかったけどさ、まさか毒が無いとかそういうオチ?」
 
PL1「可能性はあるな。あの紙きれにあったように毒入りスープを飲めば変えれるにしても、
  あの紙きれがまったくの虚偽を語っていたとしても、あれを飲んだ竜崎に何も起きない
  のは妙だ。毒入りならば、どちらにしろ、竜崎がどうにかなっている」
 
PL2「てことは、毒は自分で入れろって事か……?」
 
PL3「だが、無いんだろう?」
 
PL1「そうだな。ここで、書物庫の情報が必要になるのかもしれない」
 
PL2「……なぁ、あの鍋の中に調味料があるとか、そういう話はないよな?」
 
PL1「それなら『在庫切れ』とは書かないだろう。……まぁ、あのメモに信憑性があるかは
  良く分からないところだが。今のところ、指針となるのはあれだけだ」
 
PL2「少なくとも、地図は嘘じゃなかったし、ちょっとは信じてよさそうだけど」
 
PK1「えと、話の途中で悪いんだけど、忘れない内にナタクのクリティカルについて。
  次の技能使用時に+20でお願い」
 
PL3「分かった」
 
PL2「でさ、食器棚……は失敗したけど、とりあえず<目星>とかしただろ。鍋どうするよ」
 
PL1「見ておきたい、が……先のKPの反応がな」
 
PL3「お前らが躊躇しているならオレが」
 
PL2「お前だけは絶対駄目!」
 
PL1「となるとオレかお前だが」
 
PL2「……うーん、天原はスープ血液説をまだ信じ切ってないんだよなぁ。で、鍋の中身は
  十中八九スープ、だと思うんだよな。あんだけ存在感あって空ってのは流石に無いだろ」
 
PL1「だが、それだけとは思えない」
 
PL2「だよなー」
 
KP1(……実際そうなんだよね。失言だったなぁ……)
 
PL2「もういっそ放っとく? 今のところ、見なくても進めそうだし」
 
PL1「だが、見ることで今後の過程を縮めることができるかもしれない。中身を見なければ、
  どういう対応を取るべきかも分からないしな」
 
PL2「ウイングは開けたいんだ?」
 
PL1「調べられる物は全部調べたい。できることなら食器棚の情報も欲しいな」
 
PL2「再挑戦しろってことか? アリかそれ?」
 
PK1「うーん……時間は相応に過ぎるけど、可能ではあるかな。二回目だし、成功値を二倍
  にしても良いよ?」
 
PL1「なら、お前がもう一度食器棚を調べる間に、オレが鍋を見る。それでどうだ?」
 
PL2「……本当に見て大丈夫かアレ?」
 
PL1「ダメだったら<精神分析>を頼む」
 
PL3「なら、オレは特にやることはないのか?」
 
PL2「あー、そうだな。竜崎は鍋には寄らない方が良いし、<薬学>1だし」
 
PL1「どうしても何かしたいと言うなら、黒羽と一緒に食器棚側だな。<歴史>ならまだチャンス
  はあるだろう」
 
PL3「ふむ、ならば<歴史>で振らせてもらおうか」
 
KP1「なら、鍋は後回しで食器棚組からどうぞ。ナタクは技能に+20ね」
 
 黒羽 薬学 24/13 → 成功
 
 竜崎 歴史 40/97 → ファンブル
 
PL1「クリティカルを出したりファンブルを出したり……忙しい奴だな」
 
KP2『これは、さっきのクリティカルの反動が出たんじゃ』
 
KP1「そんな気がするね……えっとじゃあ、竜崎は食器棚から皿を出して調べていたんだけど、
  うっかり手を滑らせて足の上に落としてしまう。HP-1で」
 
PL3「く……」
 
 竜崎 HP 14 → 13
 
KP1「それで、<薬学>の成功の方だけれど、銀は毒と反応して黒くなる事を思い出す」
 
PL1「あー、それで毒の有無を見んのか。結構大事な情報だな……あ、じゃあ、スプーンか
  何かを一つ持ちだすな」
 
KP1「うん、大丈夫だよ。君はスプーンを手に入れた。
  ……それで、鍋の方なんだけど……中身はバラバラ死体です」
 
PL1「……は?」
 
KP2『sanチェックどうぞ。1/1d6』
 
 天原 sanチェック 55/33  → 成功
 san値 55 → 54
 
PL1「罠の方だったか」
 
KP1「とも限らない。鍋の底には赤い液体が溜まっているからね」
 
PL1「……そろそろ、天原も赤い液体が血だと信じただろうな」
 
KP1「本当にね……それで、その天原はどうする? 鍋の中身、二人に伝える?」
 
PL1「…………いや、これは流石にまずいだろう。回復要員と紙メンタルだぞ?」
 
KP2『発狂の可能性があるから』
 
PL2「黒羽はまだ余裕あるからいけるけど、竜崎はなー」
 
PL1「……よし、二人にはスープの予備がある事だけを伝える」
 
KP1「分かったよ。なら、それを聞いて二人はどうする?」
 
PL2「真ん中の部屋のスープがまだあるから、ふーん、ってなって終わりかな」
 
PL3「竜崎も、中身が分かった物をわざわざ見に行くつもりはないだろうな」
 
PL1「では、この部屋の調査は終わりか」
 
PL2「鍋も食器棚も調理台も見たからな。見る場所って他には無いんだよな?」
 
KP1「そうだね、目ぼしい所は見尽したかな」
 
PL1「なら、次の部屋に移動するか」
 
PL3「残りは書物庫、下僕の部屋、礼拝堂、だったか」
 
PL2「最初の予定通り、書物庫で良いんじゃないか? 一番安全そうだしさ」
 
PL1「まぁ、予定を変える理由も特には無いな」
 
PK1「それなら、君たちはスープの部屋まで戻って、書物庫に続く扉の前に立つ。
  その扉は綺麗な木製だけれど、開ける?」
 
PL1「開ける」
 
PK1「では、どうやら鍵はかかっていなかったようで、あっさりと扉は開いた。
  部屋を覗きこめば、中央に小さな四本足の古い机があって、その上にキャンドル皿に
  乗せられたロウソクがあることが分かるよ。そして、書物庫、という名前が指し示す
  ように、四隅には本がいっぱいに詰められた本棚が置いてある」
 
PK2『本棚、見る?』
 
PL2「そりゃまぁ、そのために来たんだしな」
 
KP1「なら、本棚にある本は、どれもジャンルがバラバラだって気付くだろうね」
 
PL1「そこから情報源になるような本を探すには……<図書館>か」
 
KP1「みんな初期値だけどね……まぁ、頑張って」
 
PL2「一人ぐらいは成功する……と思うんだけどなー」
 
 天原 図書館 25/31 → 失敗
 黒羽 図書館 25/68 → 失敗
 竜崎 図書館 25/48 → 失敗
 
KP2『そう甘い話はなかった』
 
KP1「……どうする? もう一回やる? 別の部屋に行く?」
 
PL1「もう一度だ」
 
KP1「……さっきもだったけど、今回も相応に時間かかるよ?」
 
PL1「ここで情報を取り逃がすよりはマシだ」
 
PL2「でも、時間経過は怖いよな。どれぐらい経ったとか、そういうのは分かんないんだろ?」
 
KP1「時計とかは持って来れてないから、今のところ時間経過を見る道具は所持して無いね。
  ……ただ、机の上のロウソクは、入って来た時よりも短くなってるね?」
 
PL2「あ、これが時計代わりか」
 
PL1「入って来た時と比べて、どの程度短くなっている?」
 
KP1「半分ぐらいかな。いや、それよりちょっと長いかも?」
 
PL2「……急がないとマズイんじゃないか、これ?」
 
PL3「これは……二手に分かれる必要が出てきたか?」
 
PL1「……いや。流石にこれだけ本がある場所で、情報ゼロは色々と不安だろうし、二手に
  分かれるのはそれ以上に不安だ」
 
PL2「どう分けても偏るからな……できれば纏まって動きたいけど」
 
PL1「だから、あと一回だけ見て、無理だったら別の部屋に行く、というのはどうだ」
 
PL3「だが、見ていない部屋はあと二つもあるぞ。そちらはどうする」
 
PL1「一回見て無理だったら諦めてそちらに行く。一部屋調べた後にこの部屋に来て、そこで
  調べている間にロウソクがほぼ半分になったんだ。少なくともあと一部屋見る余裕は
  あるだろう。だから、ここを見てから他を軽く覗いて、重要そうな方を先に潰す」
 
PL2「ならさ、別に順番逆でも良いんじゃないか? 他の二つ軽く見て、どっちか潰してから、  またこっちに戻ってくんの。他でヒントがあって、それで探す手間が少し省けるとか、
  何かあるかもしれないし。初期値に頼るよりそっちの方がまだ良いんじゃないか?」
 
PL3「しかし、ヒントがありそうな部屋が無い気がするんだが」
 
PL1「下僕の部屋に礼拝堂、だからな」
 
PL2「ちらっと見るだけで良いから。それで、あーもう本当に何も無いな、ってなったら
  戻ればいい。流石にそれでごそっと時間は削れない……と思うし?」
 
PL1「……そうだな。その方が情報も入るか」
 
PL2「ナタクはこれで良いか?」
 
PL3「あぁ」
 
KP1「じゃあ、書物庫から出たとして。下僕の部屋と礼拝堂、どっちから見る?」
 
PL2「……どっちのが手掛かりあるかな」
 
PL1「正直なところ、どっちもどっちだと思うがな」
 
PL3「なら、近い方に行けばいいだろう」
 
KP1「それなら礼拝堂だね。礼拝堂の扉は、小窓付きの一回り大きな鉄扉だよ」
 
PL2「小窓付き? じゃあ、そこから中が見れるんだ」
 
PL1「<目星>だろうからオレが行く」
 
KP1「覗くんだとしても<目星>は後だよ」
 
PL1「……嫌な予感がするんだが?」
 
KP1「気のせいじゃないだろうね。小窓を覗きこんだ天原は、そこに、おぞましい怪物の姿
  を見てしまうのだから。
  青白い部屋の中でうごめく、一枚だけの翼を持った巨大なクサリヘビのようなそれを
  見てしまった天原はsanチェックです」
 
PL1「……は?」
 
PL2「またこの流れか!」
 
PL3「敵か!?」
 
PL2「お前はワクワクすんな! 絶対に戦闘は阻止するからな!」
 
KP1「あははは……さて、0/1d10だよ。頑張ってね」
 
 天原 sanチェック 54/9 → 成功
 
KP2『思った以上に天原のsan値が減らない』
 
KP1「本当にね。じゃあ、天原は怪物の姿から与えられる恐怖に耐えきった。
  続いて目星だね。中はちょっと暗いから、-20くらいでいってみようか?」
 
 天原 目星 55/72 → 失敗
 
KP2『悉く探索で失敗しているような気がする』
 
PL2「それな……」
 
KP1「えっと、天原はどうする? 中の様子、言う?」
 
PL1「伝える。伝えて……どうする、入るか?」
 
PL3「入る」
 
PL2「いやいやいや、戦闘絶対回避って話したじゃん! なんでそんな提案出てくるんだよ!」
 
PL1「絶対ではなくできるだけ、だ。それに、これ見よがしに化け物を配置している部屋だぞ。
  重要な情報がある可能性が高い」
 
PL2「だとしても、多分その情報取る前にぷちんってされるぞ」
 
KP2『がぶっ、の方かも』
 
PL2「そっちの方が嫌かもな……てなわけだし、ここに突撃するのは、本当の本当に最終手段
  だって。だから、そこでそわそわしてるやつは落ち着け」
 
PL3「……どうしても駄目か?」
 
PL2「そういう言葉はsan値見てから言え?」
 
PL3「ダメージボーナスはあるし、<回避>もあるぞ?」
 
PL2「そーいう問題と違うから!」
 
PL1「……まぁ、確かに、戦闘前に発狂がオチか。分かった。一応今は諦める」
 
PL2「今は、って、なぁ……そんなに隅々まで情報欲しいか?」
 
PL1「有って困るものでもないだろう」
 
KP1(困ることもある気がするなぁ……)
 
PL3「……おい、そういえば黒羽は銀のスプーンを持っているんだろう。スープを調べなくて
  良いのか? 丁度、いるのがスープの部屋だろう」
 
PL2「……あ、そうだった。KP、ちょっと机に寄ってスープにスプーン入れるぜ」
 
KP1「特に反応はないね」
 
PL1「予測はしていたが、本当に毒が入っていなかったのか」
 
PL2「どこにあんだかな。……えっと、それで、次は下僕の部屋のチラ見か」
 
KP1「下僕の部屋の扉は、錆びた鉄でできているよ。そして鍵がかかってる。もっとも、力
  づくでも開けれそうなくらいボロボロなんだけれど」
 
KP2『<鍵開け>かSTR対抗』
 
PL1「<鍵開け>なら少し振ってある。一度やってみるか」
 
 天原 鍵開け 21/15 → 成功
 
KP1「お見事。なら、鍵は開いたよ。
  部屋の中には明かりは無くて、真っ暗だ。スープの部屋の明かりも届かない。
  一応、マイナス補正付けて目星もできるけど」
 
KP2『勿論<聞き耳>もできる。というか、他の所もだけれど、扉を開ける前に<聞き耳>すれば
  良かったのに』
 
PL1「…………今言われるまで<聞き耳>を忘れていた」
 
PL3「そのまま開けて何か問題があったのか?」
 
PL2「あったっていうか、なかったから良かったって感じ。部屋の向こうを扉越しに探るって
  いうか……あー、オレも忘れてた。前回のやつでも結局そんなに<聞き耳>とかやんなかった
  し、そのせいもありそうだけどさ……」
 
KP1「まぁ、あれは初期値だったしね……それで、どうする?」
 
PL1「天原は<聞き耳>だな」
 
PL2「じゃあ、黒羽は<目星>かー。竜崎も一緒だよな?」
 
PL3「だろうな。<聞き耳>には振っていない」
 
KP1「あ、<目星>は-20でよろしく」
 
 天原 聞き耳 75/38 → 成功
 
 黒羽 目星 40/19 → 成功
 竜崎 目星 26/26 → 成功
 
PL2「ナタクの出目が何か結構おかしい気がするのはオレだけだろうか」
 
KP2『劇的』
 
KP1「まさにそんな感じだよね」
 
PL3「狙ってしているわけではないぞ」
 
PL1「狙ってできるものでもないだろうがな。それで、結果は?」
 
KP1「あぁ、うん。まず<聞き耳>の結果だけど、ひたひた、と足音が聞こえる。どうやら部屋の
  中から近付いてきているみたいだね。
  <目星>に成功した二人は、痩せた少女が近づいてきているのが分かる。
  その少女が君たちと同じ白いローブを着ていることも、そのローブが真っ赤に染まっている
  ことも……片手に拳銃を握っていることも、気付いたんじゃないかな」
 
PL3「天原と黒羽の前に出る」
 
KP1「そのまま待ち受けるって事だね。うん、大丈夫だよ。
  少女は君たちの目の前まで来たところで立ち止まって、虚ろな目を君たちに向ける」
 
PL1「……? それだけか? 撃ってきたりは?」
 
KP1「しない。じっと君たちの方を見てる。何か言われるのを待っている様にも見えるね」
 
PL2「えっと、じゃあ、黒羽は竜崎の後ろから出て来て、少女に「君も気付いたらここにいた
  とか?」って聞く」
 
KP1「少女はこくりと頷く」
 
PL1「意思の疎通は可能か。では、天原は「その拳銃は何だ? 何故持っている」と言う」
 
KP1「なら、少女は困った表情で、喉のあたりをとんとんと指して首を振る」
 
PL2「……喋れないんだ?、って聞く」
 
KP1「なら、少女は頷くよ」
 
PL3「詳しい話を聞くことが無理ということか」
 
PL2「簡単にでもやりとりできるんなら良いじゃん。じゃあ、その拳銃は君の? って聞く」
 
KP1「首を振るよ」
 
PL2「違うのか……んー、じゃあ、預かってても良いかなって聞く。女の子に持たせとくもん
  でもないだろうしさ」
 
KP1「少女は大人しく拳銃を差し出すね」
 
PL2「あっさりだなー……これ、黒羽が持ってるので良いか?」
 
PL1「支障はないと思うが。どうせ全員初期値だろう」
 
PL3「拳銃など要らん」
 
PL2「あー、うん、じゃあもらっとくな」
 
PL1「他に何かそいつに訊く事はあるか?」
 
PL3「特に無いな」
 
PL2「オレも今のところ思いつかないかな。ていうかさ、あんま重大な秘密とかは知ってないん
  じゃないかとか思ってるんだけど。仮に知っててもジェスチャーだけじゃ拾いきれない
  と思うんだよな、情報」
 
PL1「とりあえず、連れていくだけ連れていくか? いきなり拳銃で撃ってこなかったことも
  ある、味方とは限らないが敵ではなさそうだ」
 
PL2「賛成だな。んじゃ、黒羽は少女の手を握って、一緒に行こうか、って言うな」
 
KP1「少女はこくりと頷くね」
 
PL3「先ほどから思っていたが、随分と簡単にこちらの意見を呑むな。警戒心は無いのか…?」
 
PL1「何とも言えないが、変に抵抗されるよりはましかもしれないな。……あぁ、もしかする
  と、<心理学>はこういう状況で使うものなのか?」
 
KP1「確かに使えるけれど。使うの?」
 
PL1「物は試しだ。やる」
 
KP2『<心理学>はKP側で振るよ。結果だけ伝える』
 
 天原 心理学 85/75 → 成功 (クローズ)
 
KP1「なら、少女に裏が無いと思う。騙そうとしているとか、そういうことはまったく無いと
  感じる」
 
PL1「あの数値で失敗はそうない……と思うが、確証はないな。参考程度にとどめるか」
 
PL2「感じ的に成功だと思うけどな。えっと、で、次はどうする? 書物庫にまた行くか?」
 
PL3「礼拝堂」
 
PL2「却下!」
 
PL3「……どうしても駄目か」
 
PL2「どうあがいても無理だな」
 
PL1「……そうだな、書物庫に行くので賛成だ。人手も増えたことだし、何とかなる……と、
  思いたいところだが」
 
KP1「なら、みんな書物庫に行ったってことで良い?」
 
PL1「そうしてくれ」
 
KP1「それなら……うん。書物庫に入った君たちは、ロウソクがまだ明かりを残しているのに
  気付く」
 
PL2「タイムリミットはまだって事か。んじゃ、ぱぱっと<図書館>やるか。……少女にも
  手伝いをお願いする感じで良いんだよな?」
 
PL1「あぁ。むしろそうしない理由が無いな」
 
 天原 25/86 → 失敗
 黒羽 25/36 → 失敗
 竜崎 25/23 → 成功
 少女 25/79 → 失敗
 
PL2「さっきから本当にお前何なの?」
 
PL3「成功したのが不服か」
 
KP2『そういうわけじゃないんだけど、何でこう成功するのかと』
 
PL2「さっきはピッタリだったしさー。その運分けろよ」
 
PL3「無茶を言うな」
 
KP1「それじゃあ、結果言うね。
  本棚の本を眺めていた竜崎h、一冊の黒い本を見付ける。『スープの夢について』という
  本だね」
 
PL3「開くぞ」
 
KP2『本にはこの内容が書いてあった』
 
『真ん中の部屋・・・ちゃんとしたスープを飲まないと出られない。メモの裏にはスープの
          正体が記されている。
 上の部屋・・・調味料や食器が沢山置いてある。ちょっとだけ予備のスープが鍋にある。
 右の部屋・・・とっても良い子が待っている。いいものを持ってるよ。
 左の部屋・・・本はとっても大事だから持ち出したら駄目。ろうそくはもってける。
 下の部屋・・・神様が眠っている。毒の資料がある。番人は活きのいいものを食べなきゃ
        いなくならない。
 大事な事・・・死ぬ覚悟をして飲むように。』
 
PL1「スープの正体……は、既に知っているな。調味料は切れていたが、予備のスープは確かに
  あった。良い子、というのはそいつのことか?」
 
PL2「良いものって少女が持ってた拳銃のことか? それ以外に持ってたもの無いよなぁ」
 
PL3「礼拝堂に毒の資料があるそうだが」
 
PL2「……いや、でも、行ったら絶対全滅だろ?」
 
PL1「だが、それ以外に道がなさそうだな」
 
PL2「いや……いやほら、でもさ、資料だろ? 資料だけだろ? 毒があるって書いて無いじゃん」
 
PL1「毒が何なのかすら分かっていない現状だぞ、それだけでも充分だろう」
 
KP1「相談中悪いんだけれど、ナタク……というか竜崎にお知らせです」
 
PL3「何だ?」
 
KP1「どうやら本は湿っていたようで、本を持っていた竜崎の手には、僅かに甘い香りのする黒い
  液体が付いている」
 
PL1「何の意味も無い演出……ではないだろうな、流石に」
 
PL2「……スプーンくっつけてみるか?」
 
PL1「あぁ、やってみろ」
 
KP1「なら、スプーンは黒くなった」
 
PL2「これマジで毒か! てことは礼拝堂行かなくていいな!?」
 
PL1「一応、<薬学>で確認しておいた方が良いと思うが」
 
KP2『<医学>の半分でもいけるけど』
 
PL2「そっちのがまだマシかなー」
 
 黒羽 医学 30/62 → 失敗
 
PL2「……あぁ、うん。だよな」
 
PL1「多少予測はしていたが……まぁ、銀が黒くなった時点でほぼ確定だがな」
 
PL2「ほぼってーか完全にだろ、この状況下だと」
 
PL1「なら、この本はどうする? 持って出てはいけないと書いてあるが」
 
PL3「持って出てはいけないのなら、置いて行くしかないだろう」
 
PL2「液体については、このスプーンに垂らして持って出れば良いんじゃないか? 足り
  なかったら、調理室から皿でも持ってくればいいし」
 
PL1「なら、本は机の上に置いて出るか」
 
PL2「その前に液体収集してからな」
 
KP1「それなら、スプーン一杯の液体を収集出来たよ」
 
PL1「部屋を出て、スープの部屋のスープに液体を垂らす」
 
PL2「んでもって、ちゃんとかき混ぜる」
 
PL3「それで、これを飲めばいいのか?」
 
PL2「毒入りのスープにはなったし、紙きれが正しいならいける……と思う」
 
PL3「飲む前に礼拝堂は」
 
PL1「正直なところ、毒の資料というのが非常に気になるが……毒が手に入った後で見に行く
  には、あの化け物と戦うリスクが高い」
 
PL2「というわけで礼拝堂突撃は無し」
 
PL3「……不服だ」
 
PL2「また別の機会に期待しとけって。ここでロストするよりマシだろ」
 
PL1「しかし、下僕の部屋はどうする? 礼拝堂よりは安全だろうし、一部屋調べる程度の
  余裕ならまだあると思っているんだが」
PL2「余裕がありそうだからって、見に行かなきゃいけないってわけでもないだろ。毒入りの
  スープはもうできてるんだから、あとは飲むだけで多分終わるし。
  あと、余裕を潰す必要も無いと思う。制限に確実に引っかからない状態で終わるのが
  一番だって、こういうのは」
 
PL1「確かに、調べている間に制限時間が過ぎるのも考えものか」
 
PL2「本末転倒、って言葉もあるからなー」
 
PL3「では、スープを飲むのか?」
 
PL2「そうだな……折角だし、一斉に飲む? 調理室から器持ってこようか」   
 
KP1「それなら、黒羽は三つ器を持って来た」
 
PL2「んじゃ、スープを取り分けて全員に渡す」
 
KP1「全員に行きわたったね」
 
PL2「あ、飲む前に、少女に「これを飲んだら戻れるらしいから、一緒に飲もう」って言う」
 
KP1「なら、少女は素直にこくりと頷く」
 
PL3「では飲むか」
 
PL2「ここで躊躇っても仕方ないしな」
 
PL1「KP、飲むぞ」
 
KP1「では全員飲む、と。
  ……そういえば、皆、そのスープが何でできてるか知ってるよね?」
 
PL2「……あー、これはまさかと思うけど」
 
KP2『多分その通り。これが血だと知っているメンバーはsanチェック。1/1d6』
 
 天原 54/6  → 成功
 黒羽 71/47 → 成功
 竜崎 32/56 → 失敗
 
 天原 san値 54 → 53
 黒羽 san値 71 → 70
 
 竜崎 1d6 → 1
    san値 32 → 31
 
PL2「そろそろツッコミ疲れた」
 
KP2『成功も失敗も全員減少1か……』
 
KP1「凄いね本当……あ、皆、毒を飲んだからPOT25と対抗ね。もっとも、全員自動失敗だけど」
 
PL1「となると、どうなる?」
 
KP1「幻覚を見て、呼吸と心拍が激しくなっていくよ。そして、一分以内に、鼓動は止まる」
 
PL3「つまり?」
 
PL2「死ぬって事だろ」
 
PL1「毒を飲んだのだから当然だな」
 
KP1「……そして、君たちが意識を手放した時、視界は真っ白に染まり……声を聞く。
  『勇敢なる者よ!現へと還るがいい!』、吠える様な声はそう告げて……君たちは、
  目を覚ます」
 
PL2「あ、またこのパターンか」
 
KP1「そうだね。前回と似てると言えば似てるかな?
  ……目を開いた君たちが見たのは、昨夜眠っていた部屋の天井。身体の様子を見ても妙な
  ところはなくて、心臓も動いてる。竜崎は食器棚から物を落としたりしたけど、その痕も
  ない。あと、黒羽が少女からもらった拳銃も無いよ」
 
PL1「クリア、か?」
 
PK2『そうだね。おめでとう、全員生還だよ』
 
PL2「……あの少女は?」
 
KP2『それは、目覚めたばかりの黒羽には分からない』
 
PL2「んー……気になるけど、どうしようもないか」
 
KP1「……さて、では、クリア報酬にうつろうか。
  部屋からの脱出、少女も一緒に脱出、自分からスープを飲む……を達成しているね。
  死を経験した……は、良いか。減らすのも忍びないしね。
  じゃあ、1d10、1d6、固定値5だよ」
 
  天原
  1d10 → 2
  1d6  → 4
  +5
  san値 53 → 64 
 
  黒羽
  1d10 → 7
  1d6  → 4
  +5
  san値 70 → 86
 
  竜崎
  1d10 → 4
  1d6  → 3
  +5
  san値 31 → 43
  
PL1「減りが少なかったからか、全員初期越えだな。良いのか」
 
KP1「前回からだけど、最大正気値より下なら良い事にしてるよ。こっちの方が嬉しいだろうし」
 
KP2『次は技能成長。これは今回から。クリティカルを出した技能の成長ロールをどうぞ』
 
PL2「ナタクしかクリティカル出してないけどな」
 
PL1「しかし、<アイディア>の成長はどうするんだ。あれは成長するものなのか?」
 
KP1「微妙なところだよね……じゃあ、今回は使った技能の内、好きな技能の成長ロールが
  できるってことで。1クリティカルだったから自動成功で成長して良いよ。1d10でよろしく」
 
KP2『<アイディア>とか<幸運>のクリティカルについては、また考えるから』
 
PL3「分かった。では、そうだな……<図書館>で頼もうか。今回は苦労したからな」
 
 竜崎 
 目星 46/20 → 成長失敗
 
 図書館 1d10 → 2
 25 → 27
 
PL2「ちょっとしょっぱいなー」
 
PL3「無いよりはマシだろう。多くは望まん」
 
PL1「……それで、今回の話は何だったんだ」
 
KP1「簡単に言うと、神様の気まぐれな遊びに付きあわされた、って感じ」
 
PL2「えぇぇぇー……」
 
PL3「つまり、竜崎たちは運が悪かった、と」
 
KP2『そういうこと』
 
PL1「結果的に被害はなかったからまだ良かった、のか……?」
 
PL2「……まー、被害があったら洒落になんないよな」
  
KP1「洒落にならないのがCOCなんじゃないかな?」
 
KP2『そんな気はする』
 
PL3「探索者側からすると厄介極まりない話だな」
 
KP1「だからこその邪神だよ」





ナタクの出目が素晴らし過ぎた。

しかし、こうやってやってみると、本当に時間かかるものなんだなぁとしみじみと思います。今は一人でお試し感覚で色々やってるから良いけれど、誰かとやる時は本当に空いてる時間とか予定のすり合わせが大変そうだし実際大変だろうな……。
その労力に見合うだけの楽しさはあるんだろうけれども。
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