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W組でCOC ①壁の中にいる

若村様から「壁の中にいる」をお借りしまして、W組がCOCをやっているという態で(一人で)遊んでみました。一回で良いからこういうのをやってみたかったんだ……。

サイコロは、サイコロの結果を出してくれるサイト様を使用させていただきました。「TRPG サイコロ」で検索したら出てきたはず。
なので、結果は全部ランダムです。いじったり振り直したりとかはしてないです。

当然ながらネタバレがあります。ご注意ください。

今回のキャスト
KP:サンドロック PL:デスサイズ





今回のキャラシート

KP「さて……君は今、夜の街を歩いている。職業が医者ということだし、仕事帰りかな?」

PL「多分そんな感じだろーな。疲れた―、とか言って家に直帰中だと思う」

KP「コンビニに寄って夕食の確保とかはしないの?」

PL「んー……帰って冷蔵庫見たら何かあるだろうし、いいや」

KP「なら、持ち物はどんな風?」

PL「財布と携帯は必需品として、あとはメモとか筆記用具とか。あ、天気は?」

KP「晴れてるよ。明るく輝く月がよく見えるね」

PL「じゃあ傘は無しだな。んじゃ、まぁ、一応そんな感じで」

KP「分かったよ。話を進めるね?」

PL「いいぜ」

KP「……君は、道をまっすぐ進んでいる。目の前にはT字路があって、そこを右に曲がれば、
 君が住んでいるアパートまではあと少し。帰ったら何を作ろうかと、冷蔵庫に何が残って
 いたかと考えながら、いつもどおりに右に曲がる。そこで……よし、サイコロ振ろうか。
 POW×5で」

PL「ほいほい」

 65/41 → 成功

KP「成功だね。じゃあ、角を曲がったところで、君の意識はプツリと途絶える」

PL「……成功したぜ?」

KP「成功したね。だから、君は意識が途絶える前に、見ることができた。
 ……黒いローブを纏った何者かの姿を」

PL「つまりそいつが犯人か?」

KP「さあね? 仮にそのローブの人物が君の意識を奪ったのだとしても、君は気を失って
 いるのだから、何もできないけれど。目覚めた後に探すのも難しいかなぁ……顔は見れて
 いないからね。
 ……もっとも、目覚めた君に、ローブの人物が何だったのかとか、そんなことを考えて
 いる余裕があるかは分からないかな。
 だって、目は開いているはずなのに……何も、見えないんだからね」

PL「え」

KP「あと、君は硬い床の上に倒れているみたいだね。さて、どうする?」

PL「……えっと、さっきまでは周りは見えてたよな?」

KP「そうだね。街灯とか月明かりとかで充分明るかったし、よく見えていたんじゃない
 かな」

PL「……とりあえず、携帯のライトを付ける」

KP「残念だけど、携帯の電源は付かないよ。ライトは使えない」

PL「つまり……今は視力に頼れないってことか?」

KP「そういうことだね。だから、探索は『聞き耳』が有用だし、ものに触ることで情報が
 得られることもあるよ」

PL「『聞き耳』初期値だけどな。一応振ってみるか」

KP「どうぞ」

 25/64 → 失敗

PL「失敗かー」

KP「失敗だね。じゃあ、君は何も聞こえなかった。聞こえたとしても、自分の息づかいや
 心音ぐらいかな」
PL「なら、次は起き上って両手を広げてみるな」

KP「殆ど広がらないね。……ここで君は気付くかな。ここは、左右の幅が非常に狭い場所だ。
 君は今、二つの硬い壁に挟まれている」

PL「てことは場所が変わってんのか。前と後ろは移動可能なのか?」

KP「そうだね、どっちにも移動は可能だよ」

PL「……多分、気絶した後、あの黒ローブに運ばれてきたんだよな。こう狭いと、運んで
 きた後の下ろし方は結構限定されそうな気はするんだけど、肝心の『どうやって運ばれた
 か』が分からないんだよなぁ……」

KP「運ばれ方と下ろされ方って、そんなに気になるところ?」

PL「それが分かったら、自分の倒れ方から黒ローブが出ていった方向が分かるかと思ってさ」

KP「相手の一挙一動全部分かってたらできるだろうけど、現状じゃ無理じゃないかな」

PL「だよなぁ。思いもよらない落とされ方してる可能性もあるし。……じゃあ、前に進む」

KP「分かったよ。じゃあ……君は、少し進んだところで小さな羽音と鳴き声を聞く。ピョイ
 ピョイと囀るその声を聞きながら、君はここに小鳥がいるのだと気付くよ。さて、知識の
 半分でよろしく」

PL「半分って結構減るな……」

 40/57 → 失敗

KP「残念ながら失敗だね。なら、君は今以上のことは分からなかったね。小鳥がいるなぁ、
 って感じかな。それで、その小鳥なんだけど、君の肩に乗ってくるよ。それで、身体を
 擦り寄せてきたり、甘えるように鳴いたりする」

PL「人懐っこい小鳥なんだな。誰かのペットとか?」

KP「その可能性はあるかもね。……というわけで、小鳥が付いてくることになったけど、
 どうする? このまま進む?」

PL「進む。行き止まりになるまではこのまま行くかな」

KP「うん。なら、君はそのまま進んでいって、段差に躓くよ」

PL「へぇ、ここって段差とかあるんだな」

KP「あるんだよね。それで、躓いた君だけど、顔面を打ちつけてダメージだよ」

PL「え、そんな思いっきりこけたのか!?」

KP「いやいや、床に倒れたってわけじゃないよ。目の前に壁みたいなものがあって、
 それに顔を思いっきりぶつけたんだ。1D2だよ」

 1D2/2
 HP 10 → 8

PL「『応急処置』! 『応急処置』やる!」

KP「いいよ。どうぞ」

 90/25 → 成功
 回復値 1D3/1
 HP 8 → 9

PL「…………1って」

KP「ま、まぁ、減少値も少なめだったし……ね? このくらいなら大丈夫だよ?」

PL「だと良いんだけどな。んで、壁みたいなものって言ってたけど、壁じゃないのか?」

KP「そうだよ。君の背丈ぐらいの台、みたいなものかな」

PL「てことは、手を上げれば台の上には手が届くんだな」

KP「届くよ。手を上げてみるの?」

PL「いや、まず台を力いっぱい押す」

KP「……びくともしないかな?」

PL「台の上の角を引っ張って、こっち側に倒すのは?」

KP「それも無理、かな……?」

PL「台なのに動かせるわけじゃないんだな」

KP「まぁ、台『みたいなもの』だしね。少なくとも力づくで動かせるものではないと
 思うよ?」

PL「だけどさ、これ動かさないと先には進めないよな」

KP「そうだね。台みたいなものの先に行きたいなら、台をどうにかするのが一番かも
 しれない」

PL「……よし、なら、台を調べてみるかな」

KP「『目星』は使えないよ?」

PL「だから、こう、ぺたぺた触ってさ。んで、これで何も無かったら『聞き耳』して、それ
 から引き返す」

KP「あぁ、なら、『聞き耳』までする必要はないね。
 台みたいなものの上に、立方体の形をした何かが乗ってるのに君は気付くよ。
 ……それは、手のひらに乗るぐらいの大きさで、ひんやりと冷たい。そして、触った瞬間に
 背筋にぞわりと悪寒が走る。嫌なものに触った、君はそう思うだろうね」

PL「嫌なもの、なぁ……けど、台をどうにかする手掛かりはこれしかないし、取り上げるかな」

KP「君がそれを取り上げようとすると、君の肩の小鳥が警告するように鳴くよ。それから、
 小鳥は君の肩から飛び立って、その後すぐに君が取ろうとしたものが重くなる。どうやら
 小鳥は、そこに乗ってしまったみたいだ。
 まるで、それを取るなと言っているようだけれど、君はどうする?」

PL「小鳥ごと取るのは?」

KP「無理だね。小鳥がそこにいる限り、君はそれを取れないよ」

PL「じゃあ、ひとまず立方体のよく分かんないやつから手を離して、小鳥を捕まえる」

KP「君が立方体の何かから手を離したら、小鳥は肩に戻ってくるから……そこに手を伸ばした
 ってことで良いかな?」

PL「オッケー。片手で小鳥を覆うように捕まえて、もう片方の手で台の上のものを取る」

KP「そうすると、まずは『幸運』かな。成功したら、小鳥を捕まえたまま取れたって事で」

PL「えっと、『幸運』は65か」

 65/65 → 成功

PL「あっぶな!」

KP「本当にギリギリだね……でも、成功は成功だよ。君は小鳥を捕まえたまま、目的の物を
 取ることができた。
 ……すると、コトリ、という音が耳に届く」

PL「……何かまずったか?」

KP「どうだろうね? 
 ……そして君は気付くだろう。目の前にあったはずの台みたいなものが、消えていることに。
 あったはずのものが突然消える。この不可思議な現象に直面した君は、さぁ、sanチェック
 だ。0/1だよ」

PL「初sanチェックか……HP減らした上にsanまで減らすってのは遠慮したいよな」

 65/61 → 成功

PL「よっし!」

KP「減少なしだね。……それで、次はどうする? 進んでも戻っても良いし、今持っている
 ものを調べるのも勿論問題ないよ」

PL「あ、これ調べられるんだ」

KP「うん。調べる?」

PL「……けどこれ、嫌な感じしてたやつなんだよな? 調べて無事で済むか?」

KP「それについてボクからは何も言えないよ。どうする? 調べず持って行っても、そもそも
 置いて行っても良いんだけれど」

PL「……台は消えたしこのまま行けるけど、調べるだけ調べとくか。
 それだけでアウトってのは流石にないよな……?」

KP「なら、君はそれが非常に軽くて、中が空洞になっていることが分かる。軽く叩いてみる
 と、気を叩いたような音がするよ。……あと、指をひっかけられそうなくぼみがある」

PL「くぼみ?」

KP「そう。そこに指をかけて少し引くと、その方向に動くね」

PL「中が空洞で、指をひっかけ引くと動く……単なる置き物ではない、と」

KP「……それで、どうする? 引っ張り切るのかな?」

PL「……………………止めとく。あんだけ嫌な描写があった奴だし、嫌な予感しかしない。
 で、これはここに置いて行く」

KP「問題ないよ。置いて行くんだね」

PL「嫌な予感のするものをずっと持っとくのは遠慮したい」

KP「分かったよ。床に置いたってことで。
 じゃあ、続けるね。……台の先に歩を進めた君は、今までと違うぬるりとした感覚を
 足元に感じるね。『幸運』どうぞ」

PL「……失敗したら?」

KP「こけるよ。ダメージも入るね」

PL「そーいうのはもういい……!」

 65/3 → 成功(クリティカル) 

KP「ここでクリティカル出すの!?」

PL「心底こけたくなかったんだって!」

KP「だとしても吃驚だよ。えーっと……クリティカルってことで、床を調べて、かつ
 『アイディア』に成功した時の情報を開示するよ。
 ……今の床をもう一度調べると、不思議な事に今までと同じ硬い床だった。そこで君は、
 ふと思う……自分が歩いているこの床は、柔らかくも硬くもやれるのではないだろうかと」
PL「……つまり、またこける可能性があるってことか?」

KP「ゼロじゃない、ってところかな」

PL「じゃあ、その先は慎重に進む。またこけかけないようにな」

KP「……そんなにこけるの嫌?」

PL「というよりHPが減るのが嫌だな。応急処置でも、また1とか出しそうだしさぁ」

KP(……こけた時のダメージは固定で1だから、それでも大丈夫なんだけどなぁ)
 「……慎重だね。
 ……さて。君が先に進むと、硬い壁に突き当たる」

PL「ここまで来て行き止まりかよ!? ……台っていう前例もあったし、とりあえず調べる
 けどさ」

KP「すると、君はその壁に出っ張りが付いていることに気付くよ」

PL「出っ張り? 手触りは?」

KP「金属みたいに冷たいし、少しざらついているよ。握ってみる?」

PL「握る。……小鳥の反応は?」

KP「君の肩に乗って、すりすりしてる」

PL「もふもふして気持ちよさそうだな……んで、握ったことに対する特に反応無いってのは
 つまり、小鳥的には小箱よりは警戒しなくていいってこと、か?」

KP「ちなみにその出っ張り、右や左に少し回せたりするよ」

PL「壁についてて、右や左に回せる出っ張り……って、ドアノブか?」

KP「それについてはノーコメントで。それで、どうする?」

PL「右に回して押す」

KP「びくともしないよ」

PL「じゃあ引く」

KP「なら壁は内側に動くね。そして、その壁と、左右の壁の隙間から、青い光が入ってくる。
 音もたくさん聞こえてくるかな」

PL「……外?」

KP「それは行ってみないと分からない」

PL「それなら、壁……っていうか、もうドアかこれ。ドアを開け切って外に出る」

KP「まず、ドアを開けたところからだね。君は、外の光に思わず目を閉じる。そして、
 激しい雨音を耳にする」

PL「……傘持っとけばよかった」

KP「あったら外でも濡れなかった、かもね?
 ……それから、ゆっくりと目を開いた君は、鬱蒼と茂る草木を見る。どうやらここは森の中
 らしい。
 空にはオーロラの様な青白い光に照らされて、青い霧が濃く広がっている」

PL「……えっと、本当にどこだここ。帰れるのか不安になってきたんだけど……?」

KP「まぁまぁ。
 ここで、小鳥は君の肩から飛び立っていくね」

PL「あいつは帰り道知ってんのかな? とりあえず追いかける」

KP「ドアの所から離れるんだね。それなら、手元は暗くなる」

PL「え」

KP「あと、ドアから手を話した時点で、それは自然に閉まってしまったようだよ。ぱたん、
 という音がする」

PL「そっちも気になるけど、今は小鳥だな。あいつの行った方に行く!」

KP「なら……君はざぁざぁと降りしきる雨の中、小鳥の後を追いかける。そうしているうち
 に空の色は一層明るくなり、オーロラのような波形がゆらゆらと不思議に揺らめく……
 まるで、海の揺らめきを見ているかのようだ。
 そのうち、君は、明るさに目を開けていられなくなる。
 そこで、君の意識は暗転する」

PL「……この流れは」

KP「ちょっと予測つくかもね。
 再び目を開けた時には、君は自室のベッドの上にいる。あの壁の中で持っていた荷物は、
 床にでも適当に置いてあったりするんじゃないかな。
 ……そして不思議な事に、君の服はぐっしょりと濡れていた」

PL「……濡れたままベッドの上なんだよな……布団干さないとマズイな」

KP「気にするところはそこじゃないんじゃないかな?
 ……なにはともあれ、これでクリアだよ。お疲れ様」

PL「……結局あの場所は何だったんだ?」

KP「祭壇」

PL「……はい?」

KP「君は最初に出てきた黒ローブの人に"栄えある生贄"に選ばれて、祭壇に運ばれたんだよ。
 もっとも、生贄が運ばれ過ぎてて『まーたなんか来た』ぐらいの反応だったみたいで、
 おかげで君は普通に出て来れたみたいなんだけども」

PL「うーわ……えっと、でもそのあたりはPC的には分からないから、PCは夢か何かかと
 思って真相は全スルーってところか」

KP「それが無難だろうね。
 さて、クリアできたし、報酬コーナーに行こうか。『最後までプレイ』して『小鳥が
 生還したまま脱出』したから、1d6と1d4のsan回復だね」

PL「減ってないんだけどなー、san値は」

KP「あ、HPの方は、病院に行ったとかで全回復してて良いよ。結局減ったのは1だし」

PL「え、ホントに!?」

KP「本当本当。だから安心してsan回復どうぞ」

 1d6/2
 1d4/4
 san値 65 → 71

PL「……てかさ、小鳥生存って、何? あいつが生存しないコースがあるってことだよな?」

KP「あぁ、それか。
 ……実は小鳥を連れたまま後ろの方に行くと、小鳥が食べられちゃうイベントがあってね」

PL「行かなくて良かった……!
 ……あ、それで、あいつどこ行ったんだよ」

KP「小鳥の行き先か……多分、君と同じように『こっち』に戻ってきたんじゃないかな。
 運が良ければ再会するかもしれないね」






幸運クリティカルは非常にツボでした。

①ということですけれど、とりあえず②まではやりたい。ウイングとナタクのキャラシートも作ってたりするので、三人で探索してみて欲しいというのがその理由。この場合、ヘビーアームズはサンドロックと一緒にGM側で色々やるのかなー。
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